きょう に育 いく つ,合言葉は「今日 、(南小に)行く

府中南小コミュニティ・スクール便り NO2
きょう
キーワードは
いく
文責
竹下比登美
きょう
い
く
共 に育つ,合言葉は「今日、(南小に)行く」
前号でお知らせしたように,今年度は「子育て」について話せる場をつくりたいと考えて
います。なぜなら,
「子育ては自分育て」だからです。そこで,このコミュニティ・スクール
便りでも,子育てに関する話題を掲載していきます。
今回は「ロボットの解体」というお話を紹介します。(月刊プリンシパルから)
これは,ある未来の国の物語です。この国では,子供が生まれると親から離されて,子供
の国で育てられます。子供の国には,親のかわりをする“子育てロボット”がいるのです。
ロボットに子供を預けた親たちは,子育ての心配をすることなく,仕事に精を出して働くこ
とができるのです。もし,子供に会いたくなったら,子供の国に電話をかけると,テレビ電
話で子供の様子を見たり,子供と話したりすることもできます。
さて,ある夫婦に双子が生まれ,タローとジローと名付けられました。二人はすぐに子供
の国に預けられ,子育てロボット1号と2号のお世話になることになりました。ところが,
この2つのロボットは,性能が正反対なのです。1号は優しく親切なのですが,2号は面倒
くさがり屋で自分からは何もしないのです。
ある日,子供たちの様子を知ろうと,夫婦は子供の国に電話をかけました。初め画面に映
ったのはタローの部屋でした。粘土遊びをしていたタローが飽きてしまったような顔をする
と,1号がすぐにとんできて,タローの手を消毒し,お菓子とミルクを渡しました。そして,
タローが食べている間に,使っていた粘土をきれいに片付け,次の遊びの準備をするのです。
タローはおやつを食べ終わると,1号が用意してくれたボールで楽しそうに遊び始めまし
た。次は,ジローの部屋です。ちょうど遊び終わったジローが積み木を片付けているところ
です。箱の中にポンポンと積み木を投げ入れていくと,全部の積み木が入りきりません。
すると,2号はもう一度丁寧にやり直すように言いました。ジローは,また一つ一つ片付け
始めます。ジローが苦心しながら片付けているのに,2号は少しも手伝いません。ただじっ
と見ているだけです。ジローは,3回めにやっときれいに片付けることができました。その
ため,おやつの時間も遅れてしまったのですが,お菓子もミルクもテーブルの上には並んで
いません。ジローは,手洗いを済ませると自分でおやつを用意して食べ始めるのでした。
この様子を見た夫婦は,タローとジローのあまりの違いに驚いてしまい
ました。そして,子供の国の王様にこのことを訴えました。すると,王様
はたいそう腹を立て,一方のロボットの解体を命じたのです。
さて,王様は,1号と2号のどちらのロボットの解体を命じたのでしょうか?
面白いですよね。子供にとってどちらがいい子育てロボットなのでしょうか?
子育てに正解があるかどうか悩むところです。でも,子供によかれと思っていることにかわ
りはないでしょう。
「子育て談話室」では,自分の子育てどうかな?と思うことを,集まった
みなさんで話したり,ミニ講演会で学んだり,時には個人面談をしたりと考えています。
6月の子育て談話室では,ホッとルーム「しゃべり場」を開催します。今小さいお子さん
がいらっしゃる方大歓迎です。南っこサポーターと一緒におしゃべりしませんか。詳しく
は5月 25 日付けでお配りしたプリントをご覧ください。気軽にお越しください。
子どものことで話したい…こんなときどうする?
ちょっと学校のことで話したいのだけど,一体誰に話したらいいのかな?とお思いの保護
者の皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか。担任にご相談いただくのはもちろんです
が,担任以外にお話いただいてもいいのです。南小の職員は,
「みんなで子供を育てる」とい
う意識が高いので,誰に話していただいても,必要に応じて,連携して対応します。
体罰?セクシャルハラスメ
ント?悩んでいます。
子供の発達のことや人間関
係づくりに悩んでいます。
学校生活の中でどうもトラ
ブルが起きているみたい。
ちょっと登校しぶりが続い
教頭(岡田) 主幹教諭(胡)
教務主任(榎) 養護教諭(武田)
特別支援教育コーディネーター(海原)
学年主任
生徒指導主事(松田)
学年主任
養護教諭(武田)
ている。
特別支援教育コーディネーター(海原)
子育て全般について話した
子育て談話室スタッフ(校長,サポーター)
い。学びたい。
個人面談 OK
継続して相談したい。専門
家のカウンセリングが受け
たい。
教頭
(岡田)
親プロ講座
ミニ講演会など
府中町青尐年教育相談員(松本)
スクールカウンセラー(瓜生)
3年生の安全マップづくりサポーターと保護者が参加してくださり,危機回避能力の
育成
命の教育の一環として,3学年では,自分の命は自分で守るための学習①「安全マップづく
り」に取り組んでいます。自分たちが普段よく通る道や遊ぶ場所について,「入りやすくて,
見えにくい場所」をキーワードに,危険なところ,安全なところを見つけに出かけました。
南っこサポーターや保護者も参加してくださり,子どもたちと一緒に考えてくださいました。
次回のコミュニティ・スクール便りから,野菜ソムリエ大西さんのレシピを紹介
します。毎回レシピを紹介しますので,ご家庭でお子さんと一緒に作ってみて
ください。自分で朝ごはんを作れる子どもにしていきましょう。