自己評価についての分析 <全体> ・昨年度に用いた評価内容を見直し、わかりにくい表現や増設すべき内容があると感じ た為、より評価しやすくなるよう変更して、実施した。 ・昨年に比べ、全体的に評価が下がっている。新規採用職員にとっては初めての自己評 価となる為、厳しく評価した事が影響したのではないだろうか。 <保育・指導> ・ “建学の精神を生かした保育”についての評価内容を、 「感謝・奉仕・至誠・努力」の 4 項目に分けて示す事で「別紙 表 1 建学の精神 学年別目標」を基準として評価 出来る様にした。結果、4 項目平均的に高評価となった。この事から、職員全体が建 学の精神を念頭において、指導出来ていると捉える事が出来る。又、“至誠”が低め の評価となったのは、 「気持ちの伝達」に対する指導を難しく感じている職員が多い 為ではないかと考える。 ・基本的な生活習慣や挨拶は頻繁に指導する場面がある為、自信を持って評価する事が 出来、高評価となったと考える。その反面“園生活の中で起こる危険な事への気付き” や“交通ルールや災害時の避難方法”等、安全面については日々心掛けていても実際 に指導する機会が少ない為、消極的な評価となったのではないか。今後、子供向けに 交通ルールや自然災害時についての話をする機会を設ける等して一人一人の意識を 高めて行きたい。 <保護者との連携> ・“保護者の不安や相談への対応”は、昨年度に比べて少し評価が上がっている。これ は、一人一人が保護者との関係を大切にしようと努めているからと考える。今までに 経験した事例やその対応法を職員間で共有し、自分の対応に自信を持つ事が出来る様 になれば、更に高評価に繋がっていくのではないか。 <安全面> ・安全項目に対しての評価が低いのは、園内・外における遊具の点検や修理を安全面と して行うよりも、備品修理としての感覚で行っている事が多い為ではないかと考える。 子供達にとって、より安全な環境を整える為にも再度意識の改善が求められる。 ・“災害時の避難経路の確認及び対策強化”に関しては、実際に避難経路の確認や見直 しを頻繁に行っていない事が反映されたと考える。経路の確認と共に、避難訓練や災 害時の対応について話し合う機会を増やす事で、意識を高めていく必要がある。 <研修> ・参加型の研修に対する意識は高い様であるが、それに比べて各自で行う“保育の資質 向上の為の取り組み” “保育の教材研究”に対しては低めの結果である。これは自分 が行う保育向上への取り組みや教材研究に対して、不安感を抱いていたり自信がなか ったりする為ではないかと考える。適宜、自分の保育を見直し、改善・工夫を加える 事でより良い保育となる様、努めていきたい。 <学級経営> ・“学級経営における情報交換や協力”の評価が上がったのは、各学年・クラス担任同 士で情報を共有し合い、お互いが助け合おうとする気持ちを持って保育に取り組んだ 結果であると考える。引き続き、情報の共有を意識し、協力し合う事で更にクラス運 営がしやすい状態にしていきたい。 ・“保育室の清掃や整理整頓”は日々の清掃に加えて、定期的に日を定めて行う事で今 よりも意識を高める事が出来ると考える。その際、玩具等の状態チェックも行い、安 全面への配慮も行う様に心掛けたい。又、子供と一緒に行う事で、身の回りの清掃や 整理整頓の習慣を身に付ける事も必要であると考える。 <その他> ・ “職員間での意思疎通や情報交換”では評価が下がっているものの、 “学級経営におけ る情報交換や協力”では上がっている。これは、クラス担任同士や学年同士等、個々 での意思表示はしやすいが、職場全体に対して意思表示する事は難しいと感じている と捉える事が出来る。今後は、職場全体で各自が意思表示しやすい様な雰囲気作りに 努める必要がある。
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