外来の化学療法を受ける患者さまへ

外来の化学療法を受ける患者さまへ
抗がん剤は、がん細胞を殺す目的で使用されますが、
一方で一部の正常な細胞も壊してしまうという欠点も
あります。そのため、副作用が現れることがあります。
化学療法に際しては、副作用をできるだけ軽減するため
の対策をとっています。定期的な検査を行うのもそのため
です。また、日常生活の工夫により副作用を軽減することも
できます。
外来でお渡ししている「化学療法を受けられる方へ」の
冊子をよくお読みください。
しかし、下記のような症状やいつもと違う変わった症状が
現れましたら、すぐに主治医又は受診科に連絡して下さい。
兵庫県立がんセンター
TEL
078-929-1151
*骨髄への影響
白血球減少により感染しやすくなる:38℃以上の発熱、悪寒、喉の痛みなどの症状
血小板減少により出血しやすくなる:歯ぐきや鼻からの出血、紫の斑点などの症状
赤血球減少により貧血状態になる:めまい、倦怠感、ふらつきなどの症状
*過敏症状
呼吸が苦しくなる、顔が赤くなる、蕁麻疹などの症状
点滴中に起こる場合が多いですが、点滴終了後に起こることもあります。
*皮膚症状
皮膚に赤い斑点、皮膚の熱感、発熱、関節痛などの症状
*心臓への影響
息切れ、動悸、胸痛、体のむくみなどの症状
*呼吸器(肺)への影響
発熱、息苦しさ、咳、乾いた咳などの症状
*腎臓への影響
尿量が減る、尿が赤くなる、体のむくみなどの症状
*肝臓への影響
発熱、体がすごくだるくなる、白目や皮膚が黄色くなるなどの症状
*消化器への影響
激しい下痢・嘔吐、激しい腹痛などの症状
*皮膚(点滴部位)への影響
点滴部位の周辺の痛み、発赤、かゆみ、腫れなどの症状