超広帯域の5Gの世界を切り開く 高性能モジュール型RF計測器

以外にも、
モジュール型計測器はPXI/AXIeのPCIeバスで接続され
●5Gなど次世代通信システムに向けたプロトタイプ
(送受信機)
の構成例
ているため、捕捉した信号を高速に伝送することができるなど、
メリッ
トも多い。
キーサイトは5Gで検討されている新しい変調方式を評価するため
のシステムシミュレータ
「SystemVue」
から、
Massive MIMOに対応
する送受信無線モジュール、
マイクロ波/ミリ波測定器まで、5Gの要
素技術開発に必要となる検証/測定ツール群をトータルで提供する
ことができる計測器メーカーである。このことも同社の強みとなって
いる。
モジュールだからこそ計測できる!
超多チャネル、
超広帯域の5Gの世界を切り開く
高性能モジュール型RF計測器
アジレント・テクノロジーの電子計測事業から誕生したキーサイト・テクノロジー(Keysight Technologies/以下、キーサ
イト)は、ボックス型測定器で培ったRFテストに関する技術力やノウハウをベースに、モジュール型計測器の分野におい
ても、5Gシステムの要素技術開発に向けた検証/測定器を提供している。
キーサイト・テクノロジー合同会社
本社〒192‐8550 東京都八王子市高倉町9‐1
計測お客様窓口
受付時間 9:00‐18:00(土・日・祝祭日を除く)
TEL 0120-421-345(042-656-7832)
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記載事項は変更になる場合があります。
ご発注の際はご確認ください。
※出展元:この冊子はEETimes Japanに2015年2月より掲載されたコンテンツを再構成したものです。
http://eetimes.jp/ee/articles/1501/30/news001.html
第5世代移動通信
(5G)
など、次世代通信システムの研究開発
給し続けてきたキーサイトは、
RFテスト向けモジュール型計測器の分
が全世界で進められている。キーサイトは、
ボックス型測定器で培っ
野にも注力している。同社の強みは、数多くの実績を持つボックス
たRFテストに関する技術力やノウハウをベースに、
モジュール型計
型測定器の性能/機能を、小型・コンパクトなモジュール型計測器で
測器の分野においても、5Gシステムの要素技術開発に向けた検
も継承しつつ、信号解析や通信規格に対する合否検証などに、
証/測定器を提供している。
ボックス型と同一のソフトウェアを用いることで、測定値の相関
IoT
(モノのインターネット)
時代に向けて、
インターネットに接続さ
性を担保している点だ。
れる機器の台数は急速に拡大する見通しだ。調査機関によれば、
また、測定機能の拡張はモジュールを追加するだけで済み、
自動
2020年までに500億台の機器が何らかの方法で、
ネットワークに接
計測における測定コマンドもボックス型との互換性を保っている。
続されるとの予測もあり、
ネットワーク容量の拡大が急務となってい
ユーザーインタフェースも同じため、
ボックス型とほぼ同一の作業性
る。
このことも、5Gシステムの開発と実用化を急ぐ要因の1つとなっ
と測定環境を実現していることも同社ならではの特長だ。
ている。
ただし、
「通信容量はLTEの1000倍」
など、開発目標は漠然として
いるだけで、
それを具現化していくための変調方式や使用する周波
●キーサイト・テクノロジーのモジュール型計測器ラインアップ
「掃引型スペアナ」
や
「ネットワークアナ」
もラインアップ
数帯、MIMOシステムのチャネル数などは確定しておらず、現在は多
くの研究機関や大学、企業の研究所などで新たな変調方式の検討
モジュール製品としては、
「ベクトルシグナルアナライザ」や「高速
や、
プロトタイプの送受信機を用いたハードウェアの検証・評価が行
デジタイザ」
「任意信号発生器」
などに加えて、
「掃引型スペクトラム
われている段階である。
アナライザ」や「ネットワークアナライザ」
なども用意した。モジュー
ル型計測器事業では、ワイヤレス通信と宇宙航空・防衛市場に
第5世代移動通信(5G)
における研究開発動向
フォーカスした製品群の拡充を進めている。PXIeシャーシや最
新プロセッサ搭載の組み込みコントローラなど、
モジュール型計測シ
ステムを構成するそれ以外のモジュール製品も拡充している。
計測ニーズに最適なモジュール製品を
セットで提案
ボックス型と相関性が担保された
真のモジュール型計測器
業界の標準となる世界最高レベルの性能を備えた測定器を供
分野の1つが、前述の通り5Gを中心とした次世代通信システムの
用途である。一例をあげると、広帯域で多チャネル無線システムの
研究開発に向けた製品群として、12ビット、12Gサンプル/秒の任意
最大 104ch の
Massive MIMO 測定にも対応
波形発生器「 M8190A 」や、8チャネル、12ビットのデジタイザ
一方、M9703Aは4チャネルダウンコンバータやシグナル変調解
「M9703A」
などを用意している。信頼性の高いRFテスト環境を、
こ
析ソフトウェアと組み合わせて用いれば、10MHz∼50GHzの高周
モジュール製品を組み合わせることで、
さまざまな計測ニーズに対
れまでのボックス型に加え、
モジュール型計測器でも実現することが
波信号において、最大1.25GHz帯域幅の変調波を4チャネル同時
応することができる。同社は、
「 広帯域信号の長時間連続記録」や
可能となった。
解析することができる。
さらに、13スロットを実装できるシャーシを用い
「RFパワーアンプ製造試験」
「 汎用無線送受信テスト」
「フェーズド
M8190Aは、1GHzを超える広帯域を実現しつつ、最大12チャネ
て、8チャネル対応のM9703Aをフル実装すれば、最大104チャネル
アレー・アンテナ校正」
など計測目的に応じたモジュール製品をセッ
ルまでコヒーレントな 信 号を出 力することが できるという。
のMassive MIMO測定を実現することも可能となる。
しかも、
ベース
トで提案している。特に同社は、広帯域で多チャネルの無線通信に
「MATLAB」や同社の通信システム設計用システムシミュレータ
バンドでのチャネル間ジッタやスキューはスペック値で保証されてい
向けた計測・評価環境の構築に注力しており、次世代の5Gシステ
「SystemVue」
を用いて生成されたカスタム変調信号をダウンロード
るため、高精度の測定が可能だ。
ムの検証や試作評価などにも、キーサイト製のモジュール型計
して出力したり、内蔵されたデジタルアップコンバージョン回路によ
信号を生成するM8190Aと、信号の解析を行うM9703Aを組み
測器は対応することが可能である。
り、各チャネルの周波数や振幅、位相を外部機器側からリアルタイ
合わせて用いることで、5Gシステムの検証や評価に必要なプロト
キーサイトが、
モジュール型計測器のターゲットとして注目している
ムに可変したりすることが可能である。
タイプ(送受信機)を比較的容易に構築することができる。
これ
●キーサイト・テクノロジーのモジュール型計測器の特徴
卓上型測定器とモジュール型測定器の両方を有する
唯一の計測器メーカーだからこそ実現できる
「バリュー」
●任意波形発生器「M8190A」
(左)
と 12 ビット高速デジタイザ
「M9703A」
(右)
それぞれの特徴と応用例
第5世代移動通信
(5G)
など、次世代通信システムの研究開発
給し続けてきたキーサイトは、
RFテスト向けモジュール型計測器の分
が全世界で進められている。キーサイトは、
ボックス型測定器で培っ
野にも注力している。同社の強みは、数多くの実績を持つボックス
たRFテストに関する技術力やノウハウをベースに、
モジュール型計
型測定器の性能/機能を、小型・コンパクトなモジュール型計測器で
測器の分野においても、5Gシステムの要素技術開発に向けた検
も継承しつつ、信号解析や通信規格に対する合否検証などに、
証/測定器を提供している。
ボックス型と同一のソフトウェアを用いることで、測定値の相関
IoT
(モノのインターネット)
時代に向けて、
インターネットに接続さ
性を担保している点だ。
れる機器の台数は急速に拡大する見通しだ。調査機関によれば、
また、測定機能の拡張はモジュールを追加するだけで済み、
自動
2020年までに500億台の機器が何らかの方法で、
ネットワークに接
計測における測定コマンドもボックス型との互換性を保っている。
続されるとの予測もあり、
ネットワーク容量の拡大が急務となってい
ユーザーインタフェースも同じため、
ボックス型とほぼ同一の作業性
る。
このことも、5Gシステムの開発と実用化を急ぐ要因の1つとなっ
と測定環境を実現していることも同社ならではの特長だ。
ている。
ただし、
「通信容量はLTEの1000倍」
など、開発目標は漠然として
いるだけで、
それを具現化していくための変調方式や使用する周波
●キーサイト・テクノロジーのモジュール型計測器ラインアップ
「掃引型スペアナ」
や
「ネットワークアナ」
もラインアップ
数帯、MIMOシステムのチャネル数などは確定しておらず、現在は多
くの研究機関や大学、企業の研究所などで新たな変調方式の検討
モジュール製品としては、
「ベクトルシグナルアナライザ」や「高速
や、
プロトタイプの送受信機を用いたハードウェアの検証・評価が行
デジタイザ」
「任意信号発生器」
などに加えて、
「掃引型スペクトラム
われている段階である。
アナライザ」や「ネットワークアナライザ」
なども用意した。モジュー
ル型計測器事業では、ワイヤレス通信と宇宙航空・防衛市場に
第5世代移動通信(5G)
における研究開発動向
フォーカスした製品群の拡充を進めている。PXIeシャーシや最
新プロセッサ搭載の組み込みコントローラなど、
モジュール型計測シ
ステムを構成するそれ以外のモジュール製品も拡充している。
計測ニーズに最適なモジュール製品を
セットで提案
ボックス型と相関性が担保された
真のモジュール型計測器
業界の標準となる世界最高レベルの性能を備えた測定器を供
分野の1つが、前述の通り5Gを中心とした次世代通信システムの
用途である。一例をあげると、広帯域で多チャネル無線システムの
研究開発に向けた製品群として、12ビット、12Gサンプル/秒の任意
最大 104ch の
Massive MIMO 測定にも対応
波形発生器「 M8190A 」や、8チャネル、12ビットのデジタイザ
一方、M9703Aは4チャネルダウンコンバータやシグナル変調解
「M9703A」
などを用意している。信頼性の高いRFテスト環境を、
こ
析ソフトウェアと組み合わせて用いれば、10MHz∼50GHzの高周
モジュール製品を組み合わせることで、
さまざまな計測ニーズに対
れまでのボックス型に加え、
モジュール型計測器でも実現することが
波信号において、最大1.25GHz帯域幅の変調波を4チャネル同時
応することができる。同社は、
「 広帯域信号の長時間連続記録」や
可能となった。
解析することができる。
さらに、13スロットを実装できるシャーシを用い
「RFパワーアンプ製造試験」
「 汎用無線送受信テスト」
「フェーズド
M8190Aは、1GHzを超える広帯域を実現しつつ、最大12チャネ
て、8チャネル対応のM9703Aをフル実装すれば、最大104チャネル
アレー・アンテナ校正」
など計測目的に応じたモジュール製品をセッ
ルまでコヒーレントな 信 号を出 力することが できるという。
のMassive MIMO測定を実現することも可能となる。
しかも、
ベース
トで提案している。特に同社は、広帯域で多チャネルの無線通信に
「MATLAB」や同社の通信システム設計用システムシミュレータ
バンドでのチャネル間ジッタやスキューはスペック値で保証されてい
向けた計測・評価環境の構築に注力しており、次世代の5Gシステ
「SystemVue」
を用いて生成されたカスタム変調信号をダウンロード
るため、高精度の測定が可能だ。
ムの検証や試作評価などにも、キーサイト製のモジュール型計
して出力したり、内蔵されたデジタルアップコンバージョン回路によ
信号を生成するM8190Aと、信号の解析を行うM9703Aを組み
測器は対応することが可能である。
り、各チャネルの周波数や振幅、位相を外部機器側からリアルタイ
合わせて用いることで、5Gシステムの検証や評価に必要なプロト
キーサイトが、
モジュール型計測器のターゲットとして注目している
ムに可変したりすることが可能である。
タイプ(送受信機)を比較的容易に構築することができる。
これ
●キーサイト・テクノロジーのモジュール型計測器の特徴
卓上型測定器とモジュール型測定器の両方を有する
唯一の計測器メーカーだからこそ実現できる
「バリュー」
●任意波形発生器「M8190A」
(左)
と 12 ビット高速デジタイザ
「M9703A」
(右)
それぞれの特徴と応用例
以外にも、
モジュール型計測器はPXI/AXIeのPCIeバスで接続され
●5Gなど次世代通信システムに向けたプロトタイプ
(送受信機)
の構成例
ているため、捕捉した信号を高速に伝送することができるなど、
メリッ
トも多い。
キーサイトは5Gで検討されている新しい変調方式を評価するため
のシステムシミュレータ
「SystemVue」
から、
Massive MIMOに対応
する送受信無線モジュール、
マイクロ波/ミリ波測定器まで、5Gの要
素技術開発に必要となる検証/測定ツール群をトータルで提供する
ことができる計測器メーカーである。このことも同社の強みとなって
いる。
モジュールだからこそ計測できる!
超多チャネル、
超広帯域の5Gの世界を切り開く
高性能モジュール型RF計測器
アジレント・テクノロジーの電子計測事業から誕生したキーサイト・テクノロジー(Keysight Technologies/以下、キーサ
イト)は、ボックス型測定器で培ったRFテストに関する技術力やノウハウをベースに、モジュール型計測器の分野におい
ても、5Gシステムの要素技術開発に向けた検証/測定器を提供している。
キーサイト・テクノロジー合同会社
本社〒192‐8550 東京都八王子市高倉町9‐1
計測お客様窓口
受付時間 9:00‐18:00(土・日・祝祭日を除く)
TEL 0120-421-345(042-656-7832)
FAX 0120-421-678(042-656-7840)
Email [email protected]
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記載事項は変更になる場合があります。
ご発注の際はご確認ください。
※出展元:この冊子はEETimes Japanに2015年2月より掲載されたコンテンツを再構成したものです。
http://eetimes.jp/ee/articles/1501/30/news001.html