令外の官 テーマ史 まとめ §令に規定の無い新しい官職のことであり

■令外の官 テーマ史 まとめ
§令に規定の無い新しい官職のことであり、揺れ動く社会情勢に即し、必要に
応じて新設された官職。桓武・嵯峨天皇あたりの政治(律令再建時代)とのつ
ながりで出る場面が多い。
2014年度上智大学では大問でごそっと出題されています。
「令外の官を10
個選べ。設置時の天皇を選べ」的な問題です。
一応まとめておきます。
◇ まずは覚えておくべき「令外の官」 と設置時の(天皇) (資料集記載のもの)11個 順番に並べています。
① 中納言(文武天皇)
② 按察史(あぜち)(元正天皇)
③ 参議(聖武天皇)
④ 内大臣(光仁天皇)
⑤ 征夷大将軍(桓武天皇)
⑥ 勘解由使(桓武天皇)
⑦ 蔵人頭(嵯峨天皇)
⑧ 検非違使(嵯峨天皇)
⑨ 押領使(陽成天皇)
⑩ 関白(光孝天皇)
⑪ 追捕使(朱雀天皇)
◇ 加えて覚えておくべきもの
順番はテキトーです。
① 摂政(用語集確認 P58)
② 内覧(上記の⑩とともに覚えておくこと、用語集 P58)
③ 紫微中台(藤原仲麻呂時代)
④ 鎮守府将軍(上記の②とともに覚えておくこと)