平成 22 年 3 月 八 頭 町 郡家駅周辺整備検討委員会 目 次 1.「郡家駅周辺整備基本構想 .「郡家駅周辺整備基本構想」 郡家駅周辺整備基本構想」の策定に 策定に向けて けて ・・・ P.1 P.1 2.「郡家駅周辺整備基本構想 .「郡家駅周辺整備基本構想」 策定フロー P.2 郡家駅周辺整備基本構想」の策定フロー フロー ・・・ ・・・ P.2 3.郡家駅周辺が 郡家駅周辺が抱える問題点 える問題点 問題点 ・・・ ・・・ P.3 P.3 4.郡家駅周辺整備における 郡家駅周辺整備における「 における「基本テーマ 基本テーマ」 テーマ」 ・・・ 」 ・・・ P.4 P.4 5.郡家駅周辺整備における 郡家駅周辺整備における「 における「基本方針」 基本方針」 ・・・ 」 ・・・ P.5 P.5 6.郡家駅周辺施設に 郡家駅周辺施設に必要な 必要な機能 機能 ・・・ ・・・ P.6 P.6 ~ 8 8 【参考資料 【参考資料】 参考資料】 ・・・ 】 ・・・ P.9 P.9 ~ 10 郡家駅は、「鳥取市・智頭町・若桜町方面など他地域との合流点」に位置し、JR 因美線や若桜鉄道といった鉄道が結束する駅であり、「町の玄関口」としての役割を 担ってきました。 鉄道については、通学や通勤、買い物、通院などに利用され、特に町内に立地して いる県立八頭高等学校に通う生徒にとっては、通学に欠かすことのできないものとな っています。 また、郡家駅は、「スーパーはくと」や「スーパーいなば」といった「特急が止ま る駅」でもあり、関西方面や岡山方面と八頭町とをつなぐ重要な役割も担っています。 駅周辺地域を見ると、駅前には商店が立ち並び、地域住民や町民にとって身近な商 業地域であり、周辺には役場や八頭総合事務所、郡家警察署などの公共施設や金融機 関などが数多く立地し、「町の中心的地域」となっています。 しかし、マイカーの普及による鉄道利用者の減少に加え、魅力的な商業施設の郊外 化などにより、駅や駅周辺の交流人口が大きく減少する状況となっています。 本町の将来像である「人が輝き・集い・夢広がるまち」を実現するためにも、郡家 駅や駅周辺の交流人口を増やし、駅と町内地域資源との連携を強めて、町全体の活性 化に向けた町づくりを進めることが必要となっています。 そこで、郡家駅やその周辺施設が現在抱えている問題点を整理し、郡家駅やその周 辺施設を安心・安全に利用できる施設とすることはもとより、交流や情報発信、交通 の拠点としての機能をさらに高めるため、整備に関する基本テーマや基本方針、必要 な機能等を定めた「郡家駅周辺整備基本構想」をここに策定します。 -1- 現状と 現状と問題点 必要な 必要な機能 基本テーマ 基本テーマ 基本方針 基本構想 (案) パブリック コメント 基本構想 -2- 郡家駅の駅舎や周辺施設が現在抱えている問題点を、次のとおり整理しました。 施設等 【 駅舎 】 問題点 ○ 改札口とホームとの間(旅客通路)に踏み切りがあり、より安全に通 行できるようにする必要がある。 ○ 夜間(19:20頃~)は無人駅になり、駅舎内が暗くなるため、防犯 上の問題がある。 ○ 待合室に冷暖房がなく、狭い。 ○ 学生を中心とした乗降客が、待ち時間に利用する機能(売店・テレビ ・図書など)がない。 ○ 切符を常時購入できない。 ○ 駅舎周辺の施設にまとまりがない。 ○ 観光案内所や観光パンフレットが設置してないため、乗降客や来町者 に情報発信することができない。 【 駐車場・ 駐車場・駐輪場 】 ○ 駐輪場に放置自転車やごみなどが多い。 ○ 乗降客以外の一般利用者(駅周辺施設利用者)向けの駐車場がない。 ○ 街灯の数や明るさが十分ではなく、暗い。 【 駅前 】 ○ トイレの出入口が見えにくいため、利用しづらく、防犯上にも問題が ある。 ○ ロータリーの幅員が狭く、交通安全上の問題がある。また、観光用の 大型バスが乗り入れできない。 ○ 乗降客を送迎する車の駐車スペースがない。 ○ タクシーの待機スペースが少ない。 ○ 冬場に凍結して滑りやすい。 ○ 観光パンフレットや周辺案内板(タクシー営業所や病院など)が設置 してないため、乗降客や来町者に情報発信ができない。 ○ 交流やイベントができるような広場がない。 ○ 植栽や花壇などが少ない。 ○ 駅前を象徴するような町のモニュメントがない。 ○ 街灯の数や明るさが十分ではなく、暗い。 【 駅前通り 駅前通り 】 ○ 道路の幅員が狭く、交通安全上の問題がある。 ○ 空き店舗が多く、賑わいが少ない。 ○ 気軽に飲食できる店舗や場所が少ない。 ○ 通行者が少なく、活気がない。 -3- 郡家駅周辺整備における「基本テーマ」を次のとおり定めます。 ① 『ほっと・ ほっと・HOT』 HOT』= 安心、 安心、あたたかさ、 あたたかさ、にぎわい ② 『にっこり』 にっこり』= 笑顔、 笑顔、元気、 元気、ふれあい、 ふれあい、おもてなし ③ 『きらめく』 きらめく』= いきいき、 いきいき、魅力的、 魅力的、みんなで一緒 みんなで一緒に 一緒に 郡家駅を 郡家駅を中心とした 中心とした町 とした町づくりのイメージ づくりのイメージ図 イメージ図 -4- 「基本テーマ」を具体的に実現するため、4つの視点から整理し、基本的な目標として、次の とおり4つの「基本方針」として位置づけます。 「町の玄関口」としてふさわしく、通学や通勤・買い物、さらには、観光など全ての利用者が いつでも安心して利用することができ、「いってらっしゃい!」・「おかえりなさい!」と「あいさ つ」を自然と交し合える雰囲気を持ち、まるで「自分の家」のような「あたたかさ」と「やすら ぎ」の感じられる『うち家の駅』を目指します。 誰もがいつでも、安心して、安全に利用できる『安心・安全利用機能』を持たせます。 自転車や自家用車、タクシーやバスなど様々な交通手段に対応した、安全で利用しやすい『交通 機能』を配置します。 駅のさらなる利用促進のための『便利な機能』を持たせます。 環境美化や地球環境に配慮した取り組みを行い、誰もが気持ちよく利用できる駅を目指します。 町民自らが「駅機能の企画・運営」に積極的に参画することで、「郡家駅」を町民みんなで 育み、いつまでも大切にされる「愛着」と「誇り」の持てる『じげの駅』を目指します。 いつまでも大切にされる「愛着」と「誇り」の持てる「じげの駅:郡家駅」を目指し、『町民による 駅機能の企画・運営』を行います。 町民のみならず、町商工会や町観光協会、こおげ商店会などの関係団体が「まちづくりの担い 手」としてお互いに連携し、駅周辺や町の活性化に向けた取り組みを行います。 乗降客や町民だけでなく、町外からのお客さまが集まり、地域を越え、世代を越えた交流 ができる「誰もが行きたくなる」まちの『憩いの場』を目指します。 みんなが普段着のまま集まれる「お隣さん家」のような駅を目指し、魅力ある『憩い機能』を持 たせます。 みんなが気軽に立ち寄り、「わいわい」と情報交換ができる 『交流機能』を持たせます。 特産品販売や情報発信などにより「物の流れ」・「人の流れ」を創出し、さらには、町民が 「生きがい」や「やりがい」を感じられる多目的利用の機能を持たせることで、町全体がいき いきと輝く『町の元気を応援する駅』を目指します。 『特産品販売機能』や『情報発信機能』を持たせ、駅周辺や町内の様々な地域資源を活かし、 連携して町全体の活性化を目指します。 町民が「生きがい」や「やりがい」を感じられる、展示や各種教室など様々な目的に利用できる 『多目的利用機能』を持たせます。 -5- 4つの「基本方針」に基づき、駅舎や周辺施設に必要な機能と、それによって期待される 効果を次のとおりまとめます。 必要な機能 『安心・ 安心・安全利用機能』 安全利用機能』 『交通機能』 交通機能』 具体的内容 効果 ■ 駅舎とホーム間の歩道橋の整備や ◎ 安全な通行による利便性の 駅舎のバリアフリー化(段差解消・ 向上 エレベーターの設置など) ■ 街灯・防犯灯の設置 ◎ 防犯性の向上 ■ 警察官の立寄 ◎ 防犯性の向上 ■ 駐輪場・駐車場(乗降客用・一般 利用者・観光バス用)の整備 ◎ 利便性の向上による利用者 の増加 ◎ 大型バスの駐車スペースの 確保による観光客の誘致 ■ タクシーや乗降客送迎車の駐車 スペース、バス乗り場などロータ リーの整備 ◎ 交通機能の充実による利便 性の向上 ◎ 安全な通行による利便性の 向上 ◎ 利便性の向上による利用者 の増加 『便利な 便利な機能』 機能』 ■ 南北(駅前と駅裏とをつなぐ)陸 橋、通路の設置 ◎ 駅周辺の地域間交流と活性 化の促進 ■ 土・日や祝日に利用できる行政窓 口(住民票交付など)の設置 ◎ 駅利用価値の向上による利 用者の増加 ◎ 行政サービスの向上 ■ ATMの設置 ◎ 駅利用価値の向上による利 用者の増加 ■ コインロッカーの設置 ◎ 駅利用価値の向上による利 用者の増加 ■ トイレの新設・改修 ◎ 利便性の向上 『環境美化・ 環境美化・エコ』 エコ』 ◎ 防犯性の向上 ■ 町民による花壇や植栽などの設置 ・管理 ◎ 緑化によるイメージアップ ◎ 町民参画による町民の美化 意識の向上 ◎ 町民参画による地域活性化 ■ ソーラーパネルによる太陽光発電 などの環境保全の取り組み -6- ◎ 地球環境の負荷の軽減 ◎ 環境保全の取り組みによる イメージアップ 必要な機能 『町民による 町民による駅機能 による駅機能の 駅機能の 企画・ 企画・運営』 運営』 『町商工会や 町商工会や町観光協 会、 会、こおげ商店会 こおげ商店会など 商店会など 関係団体との 関係団体との連携 との連携』 連携』 必要な機能 具体的内容 効果 ■ 駅舎運営への町民の参画 ■ 町民による花壇や植栽などの設置 ・管理 ◎ 町民参画による地域活性化 ■ 町商工会や町観光協会、その他関 係団体との連携 ◎ 駅周辺地域の活性化の促進 ■ こおげ商店会との連携 ◎ 駅周辺地域の活性化 ■ 駅周辺の空き店舗の活用 ◎ 駅周辺地域の活性化 具体的内容 ◎ 町民の駅への愛着心の醸成 ◎ 町全体の活性化 効果 ■ 待合スペースの確保・充実 ◎ 利便性の向上と利用者の相 互交流の促進 ■ 軽食コーナーの設置 ◎ 待ち時間の充実による利便 性の向上 『憩いと交流機能 いと交流機能』 交流機能』 ◎ 町民・利用者の相互交流の 促進 ◎ 駅利用価値の向上による利 用者の増加 ■ 図書コーナーの設置 ◎ 待ち時間の充実による利便 性の向上 ■ 店舗(コンビニ・本屋など)の 誘致 ◎ 待ち時間の充実による利便 性の向上 ◎ 駅利用価値の向上による利 用者の増加 ◎ 夜間営業による防犯性の向 上 ■ テレビや自動販売機の設置 ◎ 待ち時間の充実による利便 性の向上 ◎ 町民・利用者の相互交流の 促進 ◎ 駅利用価値の向上による利 用者の増加 -7- 必要な機能 具体的内容 ■ 特産品(お土産・農産物)の販売 『特産品販売機能』 特産品販売機能』 効果 ◎ 利用者や観光客の増加 ◎ 町内産業の活性化 ◎ 生産者相互の情報交換・交 流の促進 ■ 朝市やイベントの開催 ◎ 利用者や観光客の増加 ◎ 町内産業の活性化 ◎ 生産者相互の情報交換・交 流の促進 『情報発信機能』 情報発信機能』 『多目的利用機能』 多目的利用機能』 ■ 観光案内コーナー(町商工会・町 観光協会窓口など)や・観光ボラン ティア ・観光案内板の設置 ◎ 利用者や観光客の増加 ■ 若桜鉄道と連携した観光アピール や情報発信 ◎ 利用者や観光客の増加 ■ 多目的利用スペースの設置(展示 ・各種教室・イベント等など) -8- ◎ 町内産業の活性化 ◎ 町の魅力の再発見 ◎ 町内産業の活性化 ◎ 町民の生きがいの創出 ◎ 町民・利用者の相互交流の 促進 参考資料① 参考資料① 郡家駅周辺図 JR因美線 JR因美線 ふれあいドーム ふれあいドーム 多目的広場 郡家図書館 郡家保健センター 郡家保健センター 鳥取いなば 鳥取いなば農協 いなば農協 郡家駅 商店街 鳥取銀行 鳥取信用金庫 八頭町商工会 山陰合同銀行 八頭総合事務所 郡家郵便局 郡家警察署 中央中学校 八頭町役場 本庁舎 郡家体育館 郡家球場 八頭町観光協会 (役場内) 役場内) JR因美線 JR因美線 郡家西小学校 八頭高等学校 若桜鉄道 ※ 公共施設や 公共施設や学校、 学校、主な金融機関や 金融機関や関係団体のみを 関係団体のみを掲載 のみを掲載しています 掲載しています。 しています。 -9- 船岡竹林公園 赤倉神社 能引寺 西谷神社 オオイチョウ オアシス公園 八頭町役場 本庁舎 賀茂神社 成田山 青龍寺 天満山公園 郡家駅 森下広一育成ロード 大江神社 多宝寺 船岡庁舎 不遠山 西橋寺 下船岡神社 八東川水辺プラザ 河川公園 万代寺遺跡 米岡神社 土師百井神社 土師百井廃寺跡 池田神社 福本白兎神社 オハツキイチョウ 峰寺薬師堂 鍛冶屋温泉 澤神社 徳丸ドンド 新興寺 - 10 - 清徳寺 八東庁舎 八東総合運動公園 大樹寺(ウラクツバキ) 安徳の里・姫路公園 矢部家住宅 若桜鉄道 八頭町内の 八頭町内の主な地域資源 扇ノ山 八東登山口 ※ 八頭町内にある 八頭町内にある主 にある主な地域資源のみを 地域資源のみを掲載 のみを掲載しています 掲載しています。 しています。 八東ふる里の森 姫路登山口 参考資料② 参考資料②
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