吉野町補助金等交付規則 (趣旨) 第1条 この規則は、補助金及び助成金等の適正な支出を図るため、法令、条例、規則、そ の他要綱(以下「法令等」という。)に定めるもののほか、町が交付する補助金又は助成 金等(以下「補助金等」という。)の交付の申請、決定等に関する事項その他基本的な事 項を定めるものとする。 (補助金等の交付) 第2条 町長は、公益又は公共の福祉を増進するため奨励し、又は援助する必要があると認 める事業又は団体等の運営に係る経費(以下「補助事業」という。)に対し、予算の範囲 内において補助金を交付することができる。 (補助金等の交付申請) 第3条 補助金等の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、補助金等交付 申請書(様式第1号)を町長が定める期日までに、町長に提出しなければならない。 (補助金等の交付の決定等) 第4条 町長は、前条の規定による補助金等の交付の申請があったときは、当該申請に係る 補助金等の交付が、法令等及び予算で定めるところに違反していないか、補助事業の目的 及び内容が適正であるか、金額の算定に誤りがないか等について精査し、必要に応じて現 地調査等を行うものとする。 2 町長は、前項の精査又は調査をした後、速やかに、補助金等を交付するかどうかの決定 をしなければならない。 3 第1条の規定に関わらず補助金等の交付の申請、決定等に関する事項、その他基本的な 事項は、別に法令等に定めがある場合においても、町長が特に必要と認めるときは本規則 を適用することができる。 (決定の通知) 第5条 町長は、補助金等を交付する決定(以下「補助金等交付決定」という。)をしたと きは、補助金等交付決定通知書(様式第2号)により、また、補助金等を交付しないと決 定したときは、補助金等不交付決定通知書(様式第3号)により申請者に通知するものと する。 2 町長は、補助事業の適正な執行のために必要があると認めるときは、補助金等交付決定 に当たって条件を付すことができる。 (申請の取下げ) 第6条 申請者は、補助金等取下申請書(様式第4号)により補助金等の交付の申請を取り 下げることができる。 (事情変更による決定の取消等) 第7条 町長は、補助金等交付決定をした後において、天災地変その他特別な事情が生じた ときは、補助金等交付決定の全部若しくは一部を取り消し、又はその内容を変更すること ができる。ただし、補助事業のうち既に経過した期間に係る部分については、この限りで ない。 (補助事業の遂行) 第8条 補助金等交付決定を受けた者(以下「補助事業者」という。)は、補助金等交付決 定の内容に従い、誠実かつ善良な意思をもって補助事業を遂行しなければならない。 2 町長は、補助事業が補助金等交付決定の内容に適合して遂行されていないと認めるとき は、補助事業者に対して是正措置をとることを求めることができる。 (内容の変更) 第9条 補助事業者は、次の各号のいずれかに該当する場合は、事業内容変更承認申請書(様 式第5号)を町長に提出し、その承認又は指示を受けなければならない。 (1) 補助事業の金額、内容又は経費配分の変更(町長が認める軽微な変更を除く。)をす る場合 (2) 補助事業の中止又は廃止をする場合 (3) 補助事業が予定の期間内に完了しない場合又は補助事業の遂行が困難となった場合 2 第5条に定める決定の通知は、前項の規定による変更をした場合について準用する。 (状況報告) 第10条 補助事業者は、補助事業の遂行状況について町長から報告を求められたときは、 速やかにこれに応じなければならない。この場合において、町長が書面で報告を求めたと きは、報告書を提出しなければならない。 (会計帳簿等) 第11条 補助事業者は、補助事業に関するすべての支出及び収入について会計帳簿に記入 し、金額、年月日及び目的を記載した領収書、調定書その他支出及び収入を証すべき書類 (以下 「領収書等」という。)を徴し、又は作成しなければならない。 2 補助事業者は、前項の会計帳簿及び領収書等を整理し、当該補助事業の完了した翌年度 の4月1日から、3年以上これを保存しなければならない。 3 町長は、必要があると認めるときは、補助事業者に対し、会計帳簿及び領収書等の提出 を求めることができる。 (実績報告) 第12条 補助事業者は、補助事業が完了したときは、事業実績報告書(様式第6号)を、 町長に提出しなければならない。 (補助金等の確定) 第13条 町長は、前条の報告を受けた場合において、報告書等の書類の審査及び必要に応 じて行う現地調査等により、補助事業の成果が補助金等交付決定の内容に適合するもので あるかどうかを精査し、適合すると認めたときは、交付すべき補助金等の額を確定し、補 助金等確定通知書(様式第7号)により補助事業者に通知するものとする。 (是正措置等) 第14条 町長は、前条の調査の結果、補助事業の成果が補助金等交付決定の内容に適合し ないと認めるときは、補助事業者に対し、適合させるための是正措置をとることを求める ことができる。 2 前2条の規定は、前項の規定による是正措置に従って行う補助事業について準用する。 (補助金の交付) 第15条 補助事業者は、補助金等の交付を受けようとするときは、補助金等交付請求書兼 精算書(様式第8号)を町長に提出し、町長は、第13条の規定により確定した額を、補 助事業が完了した後において交付するものとする。 (概算払) 第16条 町長は、補助金等の交付の目的を達成するため特に必要があると認めるときは、 第5条の補助金等交付決定の後に、補助金等の全部又は一部の交付(以下「概算払」とい う。)をすることができる。 2 補助事業者は、概算払を受けようとするときは、補助金等交付請求書兼精算書(様式第 8号)を町長に提出し、町長は、第5条の規定による補助金等交付決定をした額の範囲内 に おいて概算払を行うものとする。 3 補助事業者は、第13条の規定による補助金等の確定後、これを精算し、補助金等交付 請求書兼精算書(様式第8号)を町長に提出するものとする。 4 町長は、前項の補助金等交付請求書兼精算書(様式第8号)が提出されたときは、精算 した額を交付するものとする。 (交付決定の取消し) 第17条 町長は、補助事業者が次の各号のいずれかに該当するときは、補助金等交付決定 の全部又は一部を取り消すことができる。 (1) 補助金等を補助事業以外の用途に使用したとき。 (2) 補助金等交付決定の内容又はこの規則に違反したとき。 (3) 偽りその他不正の手段により補助金等の交付を受けたとき。 2 前項の規定は、補助事業について交付すべき補助金等の額の確定があった後においても 適用する。 3 第5条に定める決定の通知は、第1項の規定による取消しをした場合について準用する。 (補助金等の返還) 第18条 町長は、前条第1項の規定に基づき補助金等交付決定を取り消した場合において は、速やかに、補助事業者に対し、補助金等返還命令書(様式第9号)により返還を求 めるものとする。 2 補助事業者は、補助金等交付決定を取り消された場合において、補助事業の当該取消し に係る部分に関し、直ちに当該補助金等を返還しなければならない。 (財産処分の制限) 第19条 補助事業者は、補助事業により取得した財産のうち、次の各号に掲げるものにつ いて、町長の承認を受けないで補助金等交付の目的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸 し付け、又は担保に供してはならない。 (1) 不動産及びその従物 (2) 機械及び重要な器具で町長が定めるもの (3) その他町長が補助金等の交付の目的を達成するため特に必要があると認めるもの (その他) 第20条 この規則に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。 附 則 この規則は、平成13年4月1日から施行する。
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