ほけんだより 7月号 - 愛媛県立南宇和高等学校

ほけんだより
7月号
南宇和高等学校保健室
愛媛県立南宇和病院から助産師の岡本みゆきさん
に「未来のために…今、高校生に伝えたい性の話」
というテーマで講演を行っていただきました。
「性って何?」それはとっても大切な「生き方」
の話から始まった講演では、自分を大事にし、正し
い性に関する知識を持って行動することの大切さを
語っていただきました。正しい知識と適切な判断力、
行動力を身に付けることは重要なことです。生徒の
皆さんが書いた感想の一部を載せています。是非読
んでみてください。
カンガルーケアというのが、お母さんに抱かれたら安心する子どもがとてもかわいいと思い
ました。私も将来お母さんになったとき、出産を頑張ったあとに赤ちゃんを安心させてあげら
れるような立派なお母さんになりたいと思いました。
最初に話していただいた将来の話を聞いて、とてもためになりました。自分にとって将来が
まだ定まっていないので医療系に行きたいなと今日の話を聞いて思いました。今、南宇和高校
にいるのも当たり前ではないし、親への感謝や周りにいるみんなへの感謝を今日は再確認でき
たかなと思います。そして親にもらった大事な体をもっと大事にしたいと思いました。
尊い命のことを簡単に考えず、「もし妊娠しても中絶すればいい」といった考え方をせず、
真剣に向き合うことが大切だと思いました。しっかりとした知識を身に付け、二人が満足し、
納得できるような関係を築いていきたいと思います。
今日の講演を聴いて、男子と女子では性に対する思いとか考えが異なるので、相手は何を考
えているのかを感じ取ったり、恥ずかしいけどお互いに思っていることを話すことが大事だな
と思いました。また、自分が責任を持てるようになるまではきちんと断ることも大事だと思い
ました。妊娠は望まれるためにあると思うので、自分が妊娠するときには周りから祝ってもら
えるようになりたいです。
子どもができて悲しい思いをしたり、心身ともに傷つくことがあるので、男女関係なく、よ
く考えて自分の意志をきちんと伝えることが大切だと思います。また、正しい知識と情報を身
に付けるべきだと思いました。
未成年での妊娠は学校のことやお金のこととか一番問題になることが多いと思ったので、男
子も女子も興味があるからと軽い気持ちでしてはいけないと思いました。妊婦さんを近くで見
ていて、会うたびにお腹が大きく成長していて、吐いたりと大変だなと思ったけど、生まれて
きてガラス越しに生まれた子どもを見たときはすごいなと思いました。未成年の妊娠はつらい
ことが多いかもしれないけれど、大人になってからの妊娠は嬉しいことや素晴らしいことに出
会えるので「性」と聞くといろいろ考えることも多いけど、素晴らしいことだなと思いました。
今回の講演は昨年よりためになるものでした。育てられる状態ではないのに、子どもを作ろ
うとすることはだめです。学生の場合、経済面のこともあり育てることは不可能でしょう。今
の高校生は、性に関する考え方が甘いと思います。避妊方法があるとはいえど、もしもという
場合を考えるべきです。これからはもっと現実に向き合って、今の状態を把握することが大切
だと学びました。