化学 Ⅱ

K:】Server/15030663 薬科大 応用生命/応用生命科学科 2015/09 1年 033‐093
2015.03.23
化
学
Ⅱ
Chemistry Ⅱ
員 新井
卒 業 要
件 共通専門必修科目
年 次 ・ 学 期 1年次
中学校教諭(理科)
高等学校教諭(理科)
教科に関する科目(必修2単位)
教科に関する科目(必修2単位)
!生・中村
担 当 教
豊・石黒
後期
食品衛生監視員及び食品衛生管理者
必修2単位
正路
単位数 2単位
フードスペシャリスト
【授業概要】
呼吸、エネルギー代謝、複製など生命現象は、膨大な数の化学反応の結果成り立っている。また、遺伝子をはじめタンパク質、糖質、など生命
体を成している物は全て化学物質である。つまり生命体は化学物質の集合体であり生命現象は化学反応が複雑に絡み合って成り立っている。この
ような生命活動を理解していくためにはその骨幹を成す、物質、反応を理解しなければならない。本講義では、前期の化学Ⅰの講義を受けて、炭
素、水素、窒素、酸素などの共有結合とそれらの原子から成る有機化合物の性質と反応について説明する。また、IUPAC 命名法と反応機構の記
述などにも重点をおいて説明する。本講義では、アルケン、アルキン、および芳香族化合物の性質と反応について解説する。。「化学Ⅱ」は有機
化学系科目の最初の科目であり、2年次の「有機化学Ⅰ」「有機化学Ⅱ」「生物有機化学」「食品化学」
、3年次の「有機合成化学」などの基礎と位
置づけられる。
【キーワード】
化学結合、混成軌道、有機化合物命名法、立体化学、キラリティ、反応機構、アルケン、求電子付加反応、芳香族、求電子置換反応
【一般目標】
共有結合の成り立ちや混成軌道、炭素原子の立体化学を理解する。IUPAC の命名法を理解する。反応機構の記述方法を理解し、電子移動の巻
矢印を書けるようになる。アルケン、アルキン、芳香族化合物のの性質と反応を理解する。
【到達目標】
共有結合、混成軌道、立体化学、命名法など有機化学の基礎を理解する。アルケン、アルキン、芳香族化合物の性質、反応を
知識・理解
理解する。とくに、反応機構(電子移動の矢印)の考え方、表記について理解する。
思考・判断
様々な反応の機構を理解し、出発物質と加える試薬より機構と生成物が判断できるようになる。
関心・意欲・態度 積極的に授業に参加する。
構造式より IUPAC 名を、また IUPAC 名より構造式が書ける。有機化合物の立体構造を理解し、様々な表記法を互いに変換
技能・表現
して書ける。求電子付加反応、求電子置換反応などにおいて、反応機構の電子移動の矢印を書ける。
その他
【授業計画】
回
授 業
項
目
授
業
内
容
授業外学習(予習・復習)
担当者
シラバスを基に、科目の概要奈一般目標、到達目標を理解する。
授業オリエンテーション
予習:『ベーシック有機化学』9∼1
3、
1 有機化学の基礎"
炭素の電子配置、ルイス構造式、分子軌道、混成軌道)
、結合角、1
7∼2
1頁、復習:講義内容
結合長、σ 結合と π 結合を学ぶ。
混成軌道(続き)
、結合角、結合長、分子の形、結合の形成と切 予習:『ベーシック有機化学』1
3∼1
4、
2 有機化学の基礎#
断、部分電荷、形式電荷について学ぶ。
1
7∼2
1頁、復習:講義内容
予習:『ベーシック有機化学』
2
7∼3
3頁、
3 命名法"
有機化合物の種類と IUPAC 命名法について学ぶ。
プリント、復習:講義内容
予習:『ベーシック有機化学』
2
7∼3
3頁、
4 命名法#
IUPAC 命名法について学ぶ。
プリント、復習:講義内容
9頁、復
官能基の基本的な性質、アルカンアルケンアルキン、アルコール、予習:『ベーシック有機化学』2
5 有機化学の基礎$
習:講義内容
エーテル、アミンについて学ぶ。
官能基の基本的な性質、アルデヒド、ケトン、カルボン酸類につ 予習:『ベーシック有機化学』2
9頁、復
6 有機化学の基礎%
いて学ぶ。
習:講義内容
予習:『ベーシック有機化学』1
5∼1
7、
7 有機化学の基礎&
共鳴構造式、立体配座、立体配置、キラリティについて学ぶ。
3
7∼4
5頁、プリント、復習:講義内容
予習:『ベーシック有機化学』
4
4∼5
0頁、
8 有機化学の基礎'
キラリティ、RS、EZ 表記法について学ぶ。
復習:講義内容
アルカン、アルケンの反応、電子移動の表現の仕方、ハロゲン化 予習:『ベーシック有機化学』
5
5∼5
0頁、
9 有機化合物の反応"
水素の付加、カルボカチオン、マルコフニコフ則について学ぶ。 復習:講義内容
予習:『ベーシック有機化学』
6
1∼6
4頁、
1
0 有機化合物の反応#
アルケンの反応について学ぶ。
復習:講義内容
予習:『ベーシック有機化学』
6
4∼6
9頁、
1
1 有機化合物の反応$
共役ジエンの性質、アルキンの反応について学ぶ。
復習:講義内容
予習:『ベーシック有機化学』
8
3∼8
8頁、
1
2 有機化合物の反応%
芳香族化合物、ヒュッケル則、求電子置換反応について学ぶ。
復習:講義内容
芳香族化合物の求電子置換反応の反応性および配向性について学 予習:『ベーシック有機化学』
8
9∼9
3頁、
1
3 有機化合物の反応&
復習:講義内容
ぶ
芳香族化合物の求電子置換反応における置換基の役割、および芳 予習:『ベーシック有機化学』
9
3∼9
4頁、
1
4 有機化合物の反応&
香族化合物の酸化反応、還元反応について学ぶ。
復習:講義内容
7
1∼7
2頁、
1
5 生体高分子化合物と生活 脂質、糖質、核酸、タンパク質の基礎および重合、プラスチック、予習:『ベーシック有機化学』
に関連した高分子
繊維について学ぶ。
1
9
7∼2
1
8頁、復習:講義内容
【教科書・参考書】
種 別
書
教科書
ベーシック有機化学
【成績評価方法】
評価方法
定期試験
(中間・期末)
到達目標
知識・理解
◎
思考・判断
◎
関心・意欲・態度
技能・表現
○
その他
評価割合(%)
9
0
名
小テスト
著者・編者
山口良平、山本行男、田村類
レポート
授業態度
授業への参加度
出
版
社
化学同人
成果発表
そ の 他
0
0
合
○
0
0
1
0
【連絡先】
新井
中村
石黒
!生
豊
正路
計
オフィスアワー
月曜午後在室のときはその他も可
月曜日―金曜日1
3
:
0
0−1
8
:
0
0
ただしそれ以外も随時可
月曜日―金曜日1
3
:
0
0∼1
5
:
0
0
ただしそれ以外も随時可
研究室(場所)
化学研究室(E3
0
1c)
E メールアドレス
[email protected]
環境有機化学研究室(E4
0
2a)
[email protected]
生物機能化学研究室(E4
0
3a)
[email protected]
−7
7−
1
0
0