一般社団法人 東部日本ボールルームダンス連盟 目 次

一般社団法人 東部日本ボールルームダンス連盟
「 今後の活動指針等について 」
目
次
(一社)東部日本ボールルームダンス連盟の「今後の活動指針」について
Q&A
1
全国組織の法人の設立について
2
インストラクター資格についてのQ&A
3
審査・審査員資格に関するQ&A
4
競技会の出場はどのように考えればよいのですか。
5
日本インターの審査基準は話し合われたのか?
6
なぜ、JBDF本部は競技会に対する考え方を変えたのか?
参考
Ballroom Dance & Dance Sport 組織関連図
(一社)東部日本ボールルームダンス連盟の「今後の活動指針」について
東部日本ボールルームダンス連盟(以下「東部連盟」と言います。)は,公益財団法
人日本ボールルームダンス連盟(以下「JBDF」と言います。)の活動ないしその方
針が,東部連盟のこれまでの活動やその方向性と異にするものであり,東部連盟の意見
を考慮する姿勢も全くうかがわれないものであることから,平成27年7月30日開催
かんが
の東部連盟臨時理事会において,社員の皆様の利益にも 鑑 み,やむを得ず,JBDF
はず
を退会して加盟団体(広域団体)の身分を外すことについて,出席理事全員の賛同があ
ったことをご報告致します。
て き ぎ
もっとも,正式には,適宜,会員の皆様への説明会を開催するなどしてご意見を賜る
などした上で準備を進め,最終的には社員総会を開催しておはかりする予定であるとこ
ろ,本文書は,臨時理事会において上記の活動指針に賛同があったことをご報告する趣
旨のものになりますので,この点について,ご理解の程,宜しくお願い致します。
なお,いずれにしましても,東部連盟会長及び東部連盟に所属するJBDFの各理事
は,JBDFの理事の地位に留まるとことにより却って東部連盟の利益を損ねる(東部
連盟とJBDFの利益が相反する関係が生じてしまう)事情があることから,JBDF
あわ
の理事職を辞任する意思であることを,併せてお伝え致します。
今後は,意思を同じくする他の加盟団体,会員ないし選手の皆様と協力して,JBD
Fとは別の地域団体をまとめる組織づくり(法人の設立ないし組織替え)を目指すこと
になります。また,社員や選手等の皆様が有しているJBDFの資格(プロフェッショ
ナルの商業級及びアマチュアの地域級)は,皆様のご努力により試験や競技会を通じて
取得されたものですので,東部連盟をはじめとして,個人的にも組織的にも日本全国か
ら参集できる新しい組織をつくった上で,この組織において維持できるようにする所存
です。新しい全国組織の法人の種類等は確定しておりませんが,日本全国のダンスにた
ずさわる人たちの意見が公正に反映されるようなものとし,資格制度,試験制度も確立
するように致します。また,各地域組織の協力のもとに,日本全国規模のダンス競技会
の開催も実現させるように致します。
1
JBDFの問題点について
日本国内外における活動スタンスについて,JBDFは,その前身団体や東部連盟
を含めた加盟団体等のスタンスと異なる方向性を示すようになりました。以下に概
要を記します。
(1)競技ダンスの組織について
日本を含めた諸外国における競技ダンスの組織については,大きくWDC
(World Dance Council。世界ダンス議会)と,新しく組織されたWDSF(World
1
Dance Sport Federation。世界ダンススポーツ連盟)があり,両者はそれぞれ審査
基準を有しております。
のっと
元々,JBDFは,WDCの審査基準に 則 り運営されており,日本インター等
の競技会についても,同基準による内容で開催しておりました。
東部連盟も,WDCの審査基準に則り,競技会を実施しております。
なお,日本国内のプロ組織団体のうち,JBDFのほか,JDC,JCFの合意
により,JNCPD(Japan National Council of Professional Dance。日本プロ
ダンス議会)を設立して,統一全日本ダンス選手権大会を開催しており,同大会の
結果により選出された選手が,WDC主催の世界大会に出場していた経緯もありま
した。JNCPDは,現在解消するに至っており,代わりにNDCforJAPA
N(National Dance Council for Japan)が出来ました。JBDFは,外郭団体を
設けてNDCforJAPANに関わってゆくとしておりましたが,その後1年を
経過してもJBDFはそのような動きを全く示しません。
(2)競技会におけるスタンスの転換と組織運営における姿勢の変化について
JBDFの業務執行の決定は理事会で行いますが,理事会を構成する理事につい
て,現在,その半数を,ボールルームダンスに携わらない者(外部理事)が占めて
おります。JBDFは,理事会において,近年,その運営について,大きく言えば,
WDSFと協力する方針に転換するようになりました。
これは,私達ダンス団体の大きな方向性を変更するものであり,審査基準も異な
ることなどの事情により東部連盟の社員や選手に不利益や混乱を生じさせるおそ
れがあることから,東部連盟会長や東部連盟と同じ意見を持つJBDFの理事を中
心として,JBDF理事会が安易にダンス界全体の重要な方針を変更することに反
対して参りました。
しかし,残念ながら,JBDFは,東部連盟の意向を尊重した協議をすることに
も応じない姿勢を示し,むしろ,JBDFの意向に沿わない選手をけん制する書面
を送ったり,懲戒処分に係る規定を取り決めて会員を処分しようとしたり,加盟団
体である西部日本ボールルームダンス連盟を除名したりするなど,加盟団体や会員
い
ふ
を畏怖させるような業務執行をするに至りました。
このような混乱ともいえる状況において,JBDFは,監督官庁である内閣府よ
り連絡を受けたり,訴訟を提起されたり,会長が辞任したりする事態となっており
ます。
最も重要な問題としては,JBDFは,WDSF側の日本ダンススポーツカウン
シル(DSCJ)によるクラス(ランキング)制度を確立することとして,クラス
戦(各級別ランキング競技会)を実施してゆく方針を決定しました。これは,東部
連盟で実施しているクラス別制度に対抗する内容であり,東部連盟を含めた加盟団
体等の自主性を損ない,存続をも危うくするものとなります。
2
東部連盟会長は,10ダンス選手権の実行委員長の立場にありましたが,JBD
Fの上記の決定により,実行委員長を辞任せざるを得なくなりました。
そして,JBDFは,遂に,平成27年7月27日の理事会において,「運営費
用削減」などと理由を付けた上で,「理事会については回数を削減し,組織上の問
題については,会長,専務理事及び事務局対応とし,事業及び業務上については専
務理事,委員長及び事務局にて対応とする」と記載した紙面を理事に配布して,J
はか
BDFの今後の活動において,これまで理事会で諮っていたことも会長,専務理事
及び事務局で取り決めると解釈できる方針を打ち出しました。
さらには,会員管理に関するデータベースをJDSFと共有化することも打ち出
しており,JBDFの有する会員の個人情報等をJDSFに提供して委ねることに
より,JBDF独自の活動を放棄するともとれるような案が提出されました。
2
東部連盟の今後の活動指針について
1に記載するJBDFの活動ないしその方針は,東部連盟のこれまでの活動やその
うかが
方向性と異にするものであり,東部連盟の意見を考慮する姿勢も全く 窺 われないも
のであることから,東部連盟は平成27年7月30日開催の臨時理事会において,
JBDFを退会して加盟団体(広域団体)の身分を外すことについて,出席理事全
員が賛同するに至りました。
東部連盟としましては,社員や選手等の皆様の有する資格やこれまでの地位や活動
を尊重した制度作りを検討して,新たな全国組織をつくる所存でおりますが,この
点については,会員の皆様への説明を行い,ご意見を賜りながら進めてゆきたいと
考えております。
繰り返しになりますが,具体的には,社員や選手等の皆様が有しているJBDFの
資格(プロフェッショナルの商業級及びアマチュアの地域級)は,皆様のご努力に
より試験や競技会を通じて取得されたものですので,東部連盟をはじめとして,個
人的にも組織的にも日本全国から参集できる新しい組織をつくった上で,この組織
において維持できるようにする所存です。新しい全国組織の法人の種類等は確定し
ておりませんが,日本全国のダンスにたずさわる人たちの意見が公正に反映される
ようなものとし,資格制度,試験制度も確立するように致します。また,各地域組
織の協力のもとに,日本全国規模のダンス競技会の開催も実現させるように致しま
す。
今後も,社員や選手等の皆様の為に尽力する所存でおりますので,ご理解とご協力
の程,宜しくお願い致します。
以上
3
1.全国組織の法人設立について
Q.日本全国規模の資格認定や選手権大会については、どうなるのですか?
A
今、皆さんが所持しているJBDFの、プロの商業級およびアマチュアの地域級は、皆さ
んが長い年月、努力して試験を受け、又競技力を高めるなどして得たものです。
ですから、JBDFの中で得た資格級は、東部日本ボールルームダンス連盟をはじめ、個人的に
も組織的にも日本全国から参集することができる新しい法人組織を設立し、そこに移行し今まで
の資格級に相当する級を維持したり、その中で新しく資格級を得たり、さらに上級の資格を得る
ことができるように、試験制度を設け、資格制度を管理運営していくことになります。
新しい法人組織が財団法人となるか、社団法人となるか、公益法人となるか、一般法人となる
か等については、準備を進めている段階ですので確定していませんが、日本全国のダンスにたず
さわる人達の意見が公正に反映されることが保障されるような組織の形態になります。
新しい法人組織では、資格級に関することだけではなく、都道府県等の多くの組織の協力のも
とに、日本全国規模のダンス競技会を開催していくための調整を行う役割もになうことになりま
す。
この新しい法人組織を、できるだけ早く設立いたしますので、ダンス界をより発展させていく
ために、ぜひ、皆さんのご協力とご支援をお願いいたします。
2.インストラクター資格に付いてのQ&A
Q1.
A.
現在所持している資格はどうなりますか。
Q2.
新しい組織ができあがった後、そのまま移行できるようになります。
A.
今後の組織が発行する資格はJBDF発行の資格との違いは有りますか。
Q3.
内容の違いはほぼ有りません。
A.
風営法改正により資格の取得は必要無くなりますか。
以前も法的にはスクールの経営者が持っていればスタッフは資格が無くとも営業できて
いました。
Q4.
A.
今後は資格取得の必要性は無くなりますか。
そうは考えていません。今後、体験だけでの指導者の乱立が予想されます、
知識と技術を持つ質の高い指導者との差別化が一層生れて来ます。
私達の資格制度は他の業種(バレー・アルゼンチンタンゴ・ヒップホップ等)には無い
高いレベルで確立されたものとして認識されています、それにより以前ダンスが風営法の
下で規制されていた時も、資格を持つ事でその規制からの除外を受けて来ました、この資
格制度はプロとしてこの業種に関わる以上必要不可欠なものとして認識ください。
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3.審査・審査員資格に関するQ&A
Q1.東部連盟とJBDF、両方の審査が出来るのか?
A.東部連盟がJBDFの加盟団体を離れることが確定したら出来ません。選手が二重登
録出来ないのと同様に審査員も他団体との二重登録は出来ません。但し、WDCの審
査員登録は出来ます。
利害相反する団体以外からの審査員招聘に対しては、全て理事会・審査委員会の審議
により受諾するか否かの判断をします。
Q2.JBDFから審査員招聘があったとしたらどうしますか?
A.上記の通り理事会が利害相反する団体と認定しなければ、理事会・審査委員会の
審議により判断をします。
Q3.JDSFの審査員資格を持っている審査員はその資格を返上しなければならないか?
A.JDSFの審査をする事は無いので東部連盟の審査員には必要の無いものですが、取
得した資格の返上は強制しません。
将来、JDSFと協力関係を構築し、審査員招聘を受諾する時が来たとしても
連盟の審査員資格のままで
東部
つまりJDSFの審査員資格を取らなくても受諾出来
るようになる方向で進めます。
Q4.審査員になる為の資格は現在とどう変わるか?
A.変わりません。但し、資格関係の名称等は多少変わるかも知れませんが、基本的に現
状と同じ要件が必要となります。
現在、規定を作成中なので、現状の内容は全て規定に盛り込まれます。
Q5.JBDFの審査員が東部連盟の審査をする事が有りますか?
A.東部連盟がJBDFの加盟団体を離れることが確定したら有りません。JBDFは他
団体となり、二重登録はできません。東部連盟の競技会は東部連盟に登録している審
査員が審査をします。
4.
競技会の出場はどのように考えればよいのですか。
A.
選手の皆さんは、
(一社)東部日本ボールルームダンス連盟の登録選手であるという
事を踏まえた上で考えて頂きたいと思います。
まず、[ JBDF本部の競技会 ]については、東部連盟がJBDFの加盟団体を離れる
ことが確定しましたら、他団体の競技会と同じ意味合いを持つことになりますので、今
まで行われてきたとおり、二重登録をして二つ以上のランクを持つということはできま
せん。
次に、[ 統一全日本選手権 ]ですが、こちらの大会に関しては、東部連盟理事会はND
CforJapanに加入しているJBDCを外郭団体として認め、そこがNDCfo
rJapanとの窓口となり、統一全日本に出場できる方向で進めております。
5
5.
日本インターの審査基準は話し合われたのか?
過日の日本インターは中立とうたって、WDCとWDSF双方の選手を同じフロアーできそわせ
ることにしたようですが、WDCの外人選手及び多くの日本人プロダンサーは出場しませんでした。
WDCとWDSFの踊りに対する見方は違いますが、異なるものを評価する基準や、ルールの取
り決めも無く、また、プロ選手会からの妥協案を受け入れることも無く開催されました。このこと
は、JBDF本部(以下本部)が選手の立場をよく理解せず、競技というものをよく理解していな
いともいえます。
本部には全国審査委員会という委員会がありますが、インターの審査基準について話し合われる
ことも無く、また、大阪インターでジャッジした審査員の処分という問題も委員会で話し合われる
ことも無く、本部理事会の決議のみで決められようとしています。
全国審査委員会をはじめとする11の委員会の多くは、その機能をきちんと果たしているとは言
い難い状況にあり、新しく立ち上げた参事会は一度も召集されることなく今日に至っています。
都合の良い時だけ定款や規定の順守を持ち出すという本部の運営については、今一つ不信感が払
拭されません。ダンス界の将来を託す組織として信頼してついていくことはできるのでしょうか。
6.
なぜ、JBDF本部は競技会に対する考え方を変えたのか?
JBDF本部がDSCJランキング競技会を開始しプロの競技会も開始するする理由として、日
本インターに出場した選手が不利益をこうむらないために競技会を始めるとしていますが、日本イ
ンターの前日にはすでに日程表を発表しています。まだ、日本インターで踊ってもいない(誰が出
場するのかさえはっきりと分かっているわけでもない)のに、選手のだれかが不利益をすでにこう
むったか、これからこうむるかのようなことを開始の理由づけとしています。このことは、いまま
でJBDFの枠の中で審査を行ってきた人たちが、公正に審査しないと決めつけるものであり、J
BDFのおおかたの審査員が長年にわたってJBDFの審査の公正さを保とうと努力してきたこと
を否定するものといえます。
日本インターに出場した選手が不利益をこうむると考えた人達は、自分達は公正な審査ができる
が、JBDFのおおかたの審査員は公正な審査をしないから、別の競技会を開始するということな
のでしょうか。
JBDF本部は今までの競技会のあり方を変えて、JDSF・WDSFの傘下にはいることを決
めてしまいました。これは、いままで多くの信頼を得てきたランキング制を捨てて、自らがダンス
界のこれからの道を切り開いていくことをせずに、他の人の道についていくだけということになる
のではないでしょうか。
JBDF本部の行う競技会には季節限定の特典があるので、選手は早く登録して下さいと呼びか
けているホームページはどれだけの選手達の心をとらえることができるのでしょうか??
6
Ballroom Dance & Dance Sport 組織関連図
IOC
オリンピック
英国BDC
WDC
全英選手権
IPDSC
世界選手権
JDSF
NDCforJapan
JCF
ギャラクシー
JBDC
アジアオープン
西部JBDF
三笠宮杯
DSCJ
統一全日本選手権
JDC
JOC
WDSF
JBDF
日本インター
スーパージャパン
全日本選手権
東部JBDF
JPBDA
NewJDC
都県JDSF
BDJ
北海道JBDF
中部JBDF
九州JBDF
県JBDF
県JBDF
全日本オープン
府県JBDF
都県JBDF
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