三原市下水道事業資産調査及び評価業務委託仕様書 第1章 総 則 （適用範囲） 第１条 本要求事項は， 三原市（以 下「 発 注 者 」 と い う 。） が ， 本 業務 の受 託者 （以下「受注者」とい う。）へ 委託する「 三原市公共下水道事業， 三原市特定環 境 保全公共下水道事業， 三 原 市 農 業 集落 排水 事 業 ， 三 原 市 漁業 集落 排 水 事 業 ， 三原市小型合併処理浄化槽事業（ 以下「下水道事業」 という。）の企 業 会計移 行に係る固定資産調査・評価業務（以下 「業務 」 という。）に適用する。 （目的） 第２条 本業務は，三原市下水道事業の経営の健全性を確保するとともに，経営基 盤の強化及び適切な資産管理を図るために，下水道事業の会計方式を「官公庁会 計方式から企業会計方式へ」」移行するため，固定資産調査及び資産評価を行う ことを目的とする。 （法適用の概要） 第３条 法適用の概要は，以下のとおりとする。 （１） 法の適用時期 平成３２年４月１日 （２） 法の適用範囲 一部適用又は全部適用 （３） 法適用対象事業 三原市下水道事業 （準拠する法令，規則等） 第４条 本業務の実施にあたっては，業務委託契約書及び本仕様書によるほか，次 の各号に掲げる関係法令及び施行規則等に準拠し実施するものとする。 (１) 地方公営企業法 （２）地方公営企業法施行令 (３) 地方公営企業法施行規則 (４）地方公営企業資産再評価規則 （５）地方公営企業法及び同法施行令に関する命令の実施についての依命通達 （６）地方自治法 （７）地方財政法 （８）消費税法 （９）下水道法 （10）浄化槽法 （11）三原市財務規則 （12）三原市契約規則 （13）下水道事業に係る繰出基準及び同運用通知 （14）下水道用設計積算要領（各編） （15）下水道事業における企業会計導入の手引き（公益社団法人日本下水道協会） （16）地方公営企業法の適用に関するマニュアル（総務省） （17）その他の関係法令，規程，規則等 （業務の執行体制） 第５条 本業務の執行体制は，本業務の特質を考慮して，業務に係る専門的知識と 経験を有する者によって構成するものとする。また，以下の実務経験を有する体制 （下請けは認めないものとする。）で業務を行い，受注者は，円滑な業務の進捗を 図るため，十分な数の人員を配置するものとする。なお，本業務の遂行に支障をき たすと認められたとき，発注者は受注者に対し担当者の変更を求めることができる。 （１） 受注者において選任する関係技術者は，下水道事業の地方公営企業法適用 に係る資産調査及び評価業務の実績を有する者とする。 （２） 本業務にあたる管理技術者，照査技術者及び主たる担当技術者の中で，技術士 【上下水道部門（下水道）】の資格を有する者を，１名以上配置するものとする。 （３） 本業務に係る専門的知識のアドバイザーとして，有識者等を配置し，発注者の求 めにより，協議等に参加するものとする。 （４） 照査技術者は，管理技術者と同一の者が兼務することはできないものとする。 （疑義） 第６条 本業務についての疑義又は定めのない事項については，発注者と受注者が事前に協 議し，発注者の決定に従わなければならないものとする。 （業務実施計画） 第７条 受注者は，本業務を実施するにあたり，次の各号に掲げる書類を契約の日から１０ 日以内に発注者に提出し，当該書類の内容について発注者の承認を受けるものとする。 （１） 着手届 （２） 管理技術者等選任届 （３） 業務実施計画書 （４） 工程表 （５） その他発注者が提出を求める書類 （工程管理） 第８条 受注者は，作業工程に変更が生じる場合は，速やかに「業務実施変更計画書」を提 出し，発注者の承認を受けるものとする。 （資料の貸与及び保管） 第９条 本業務において発注者から貸与される資料について，受注者は，必ず借用書 を提出するとともに，資料等の汚損，滅失及び盗難等の事故のないように取扱い， 使用後は速やかに返却するものとする。 （守秘義務） 第 10 条 受注者は，本業務の履行上知り得た各種情報について，発注者の許可なく第 三者に公表，貸与又は開示してはならず，本業務終了後であっても同様とする。 （損害賠償） 第 11 条 本業務に伴い事故等が発生した場合は，受注者は，所要の措置を講ずると ともに，発注者に事故の発生原因，内容及び経過等を速やかに報告し，その指示 に従うものとする。 2 ２ 前項において生じた損害は，受注者の責任において解決するものとする。 （打ち合わせ及び報告） 第 12 条 受注者は，本業務の実施前及び実施中における主要な業務打ち合わせにあたっ ては，管理技術者及び関係技術者を出席させ，発注者と十分に協議するものとする。 ２ 前項の協議内容について，受注者は，「打合わせ記録簿」をその都度作成し，発 注者受注者確認のうえ，それぞれ１部ずつ保有するものとする。 ３ 本業務の実施にあたり，受注者は，「作業月報」を作成し，進捗状況を随時発 注者に報告するものとする。「作業月報」には，作業内容の分る資料を添付する こと。 （検査） 第 13 条 受注者は，本業務の工程ごと及び業務完了後に発注者の検査を受けるも のとし，発注者から要求事項の定めに適合しないものとして修正の指示があった 場合は，速やかに修正を行い，再検査の合格もって，業務が完了したものとする。 ただし，業務完了後であっても成果品に瑕疵が発見された場合は，発注者の指示 に従い，受注者の負担において必要な処理を行うものとする。 （委託料の支払い） 第 14 条 発注者は，前条の検査を実施し，受注者が合格した場合は，成果品の納 品に応じて委託契約書で定める各年度の支払限度額の範囲内で委託料を支払うも のとする。 （折衝） 第 15 条 受注者は，本業務の実施にあたり，関係者又は関係官公庁との折衝を要 する場合は，遅滞なくその旨を発注者に申し出て指示を受けるものとする。 （費用負担） 第 16 条 本業務に係る必要な費用は，本要求事項に明記のないものであっても， 原則として受注者の負担とする。 （契約変更） 第 17 条 本業務において，本要求事項の内容に変更が生じた場合は，直ちに受注 者は，発注者に報告し，変更契約を行うものとする。 （再委託の禁止） 第 18 条 受注者は，委託業務の一部を第三者に請け負わせる場合は，あらかじめ 3 の書面による発注者の承諾を得るものとする。また，委託業務が個人情報の取扱 いを伴うものである場合は，受注者は，その業務の一部（個人情報の取扱いを伴 う部分に限る。）を第三者に委任し，又は請け負わせてはならないものとする。 （成果品の帰属） 第 19 条 本業務の成果品及び業務履行上に発生した資料は全て発注者に帰属する ものとし，発注者の承認を受けずに他者に公表，貸与又は使用してはならないも のとする。 （履行期間） 第 20 条 本業務の履行期間は，契約締結日の翌日から平成 30 年 3 月 31 日まで とする。 第２章 業務概要 （委託業務の概要） 第 21 条 本業務は，固定資産調査及び評価業務を行うものとする。 （対象施設及び数量） 第 22 条 本業務の対象となる主要な施設及び参考数量は次のとおりとする。 （１）公共下水道事業 （沼田川流域（三原処理区）） 供用開始：H8.3.25 管路施設：158.0km 処理場施設：0 箇所 ポンプ場施設：21 箇所 樋門施設：10 箇所 マンホールポンプ場施設：26 箇所 （沼田川流域（本郷処理区）） 供用開始：H10.10.1 管路施設：57.0km 処理場施設：0 箇所 ポンプ場施設：2 箇所 樋門施設：3 箇所 マンホールポンプ場施設：25 箇所 （２）特定環境保全公共下水道事業 （和木処理区） 4 供用開始：H8.4.1 管路施設： 21.0km 処理場施設：1 箇所 処理方式：ｵｷｼﾃﾞｰｼｮﾝﾃﾞｨッﾁ法 能力：660m3/日 ポンプ場施設：0 箇所 マンホールポンプ場施設：25 箇所 （３）漁業集落排水事業 （幸崎能地地区） 供用開始： 平成 15 年度 管路施設： 汚水 4km 雨水 1km 処理場施設： 1 箇所 処理方式： 接触ばっき方式 能力： 297m3/日 ポンプ場施設： 2 箇所 能力： 第 1 雨水 64m3/分 第 2 雨水 24m3/分 0 箇所 マンホールポンプ場施設： （４）農業集落排水事業 （下徳良地区） 供用開始：Ｓ60 年，H10 年（追加） 管路施設：24.0km 処理場施設：1 箇所 処理方式：ｵｷｼﾃﾞｰｼｮﾝﾃﾞｨッﾁ法 能力：891m3/日 11 箇所 マンホールポンプ場施設： （５）農業集落排水事業 （萩原地区） 供用開始：H11 年 管路施設：12.0km 処理場施設：1 箇所 処理方式：回分式活性汚泥法 能力：192m3/日 マンホールポンプ場施設： 9 箇所 （６）小型合併処理浄化槽事業 5 （大和地区） 事業開始：H14 年 浄化槽設置： 460 箇所 浄化槽寄付： 270 箇所 （７）受贈財産 （８）土地，車両運搬具，備品 （９）無形固定資産 参考数量（平成 26 年度末で設計書本数） 設計書本数（工事本数） 事業名 対象施設 備考 有り 1,780 本 本 29 本 本 206 本 本 0本 本 樋門施設 12 本 本 その他 92 本 本 管路施設 24 本 本 5本 本 本 本 6本 本 樋門施設 本 本 管路施設 29 本 本 マンホールポンプ施設 0本 本 ポンプ場施設 7本 本 処理場施設 5本 本 26 本 本 3本 本 本 本 5本 本 460 本 本 本 270 本 管路施設 マンホールポンプ施設 ① 公共下水道事業 三原＋本郷 ② 特 定 環 境 保全 公 共下 水道事業 和木地区 ポンプ場施設 処理場施設 マンホールポンプ施設 ポンプ場施設 処理場施設 ③ 漁業集落排水事業 管路施設 マンホールポンプ施設 ④ 農業集落排水事業 ポンプ場施設 処理場施設 ⑤ 小 型 合 併 処理 浄 化槽 事業 無し 浄化槽市設置 浄化槽寄付 6 付帯工事等 （貸与資料） 第 23 条 発注者は，本業務を実施するにあたり，次の各号に掲げる資料を受 注者に貸与するものとする。なお，貸与資料において，複写等の必要な処理 が必要な場合は，受注者にて対応するものとする。 （１） 決算書，決算統計及び決算付属資料 （２） 工事台帳 （３） 設計図書及び完成図書 （４） 各種管理台帳（下水道台帳，備品台帳，土地台帳等） （５） 受贈資産に関する資料 （６） 下水道台帳図 （７） 下水道ＧＩＳデータ（公共下水道，農業集落排水，漁業集落排水） （８） 施設設備台帳 （９） その他必要な資料及びデータ 第３章 固定資産調査及び評価業務 （業務概要） 第 24 条 業務は，発注者が経営する公共下水道事業， 特定環境保全公共下水道 事業， 三原 市農業 集落排 水事業 ，三原 市漁業集 落排水 事業， 三原市小 型合併 処 理浄 化槽 事業 について 地方 公営 企業 法を適用 する にあ たり ，受注者 が発 注 者の保有する固定資産の調査，整理及び評価等を行うものである。 （資産調査の対象資産） 第 25 条 資産調査の対象資産は，法適用する前年度までに法適用対象事業が保 有 する 固定 資産を 対象に 行う 。た だし， 法適用 する 前年 度に取 得する 資産 の う ち， 本業 務の契 約期間 内に 金額 や内容 が確定 しな い固 定資産 は予定 資産 と して取りまとめるものとする。なお，対象資産は概ね以下のとおりとする。 （１） 有形固定資産（土地，建物，構築物，機械及び装置，車両運搬具， 工具器具及び備品，建設仮勘定その他の有形固定資産） （２） 無形固定資産（地上権，借地権，特許権，施設利用権，電話加入権 その他の無形固定資産） （３） 投資（投資有価証券，基金等） （調査及び評価業務） 第 26 条 調査及び評価業務における主な作業項目は以下のとおりとする。 （１） 資料収集 7 （２） 資産調査及び評価要領の作成 （３） 決算書の整理 （４） 工事台帳の整理 （５） 資産管理図の作成 （６） 間接費の整理及び配賦 （７） 固定資産台帳記載項目 （８） 資産の調査及び整理 （９） 不明資産の調査及び整理 (10) 受贈財産，除却資産の調査及び整理 (11) 資産評価 (12) 固定資産システムへの登録 (13) 資産管理番号の付加 (14）下水道ＧＩＳデータ及び施設設備台帳システムデータの活用及び 情報の付加 （資料収集） 第 27 条 受注者は，資産調査に必要な基礎的資料を収集し，資料の内容把握及 び 調査 を行 うとと もに， 調査 及び 評価業 務に使 用す る資 料につ いて， 種類 ， 年 度別 に資 料の有 無，数 量， 保管 場所等 を整理 し， 「資 料状況 一覧表 」を 作 成 する もの とする 。なお ，こ れら の調査 に必要 な資 料に ついて は，発 注者 が 貸与するものとする。 （資産調査及び評価要領の作成） 第 28 条 受注者は，資産調査に先立って，発注者と協議のうえ，調査の方法， 手 順及 び体 制等を 定めた 「資 産調 査及び 評価要 領」 を作 成し， その要 領に 沿 っ て業 務を 行うも のとす る。 要領 の作成 にあた って は， 次の事 項につ いて 検 討するものとする。 （１）取得価額の算出方法（間接費の配賦方法の整理） （２）固定資産の整理単位の検討（必要な属性情報の調査，整理） （３）不明資産の取扱い （４）受贈資産の取扱い （５）除却資産の取扱い （６）受益者負担金等により取得した資産の取扱い （７）帳簿価額の算出方法（減価償却の方法，耐用年数等の整理） ２ 固 定資産 の整理 単位 は， 以下を 基本と する 整理 を予定 してい るが ，要 領作 8 成にあたり再度検討するものとする。 （１）管路施設 年度別・工事別 （２）処理場・ポンプ場施設（構築物） 国土交通省の小分類単位の一式 （３）処理場・ポンプ場施設（機械及び装置） 国土交通省の小分類単位 （決算書の整理） 第 29 条 受注者は，過年度の歳入歳出決算書を年度別に整理し，決算事項別明 細 書の 節別 に事業 費を把 握す るも のとす る。事 業費 は， 税込， 税抜額 の双 方 を「年度別決算額節別一覧表」として取りまとめるものとする。 ２ 建 設に係 る支出 を特 定， 抽出し ，税抜 処理 を行 うとと もに， 資産 の取 得に 要 した ，財源 を整理 し， 「建 設支出 総括表 」と して 取りま とめる ものとする。 ３ 建 設収支 の均衡 を図 るた め，建 設支出 歳出 額（ 税抜額 ）をも とに ，平 成元 年以降の財源について，消費税の圧縮処理を行うものとする。 （工事台帳の整理） 第 30 条 受注者は，資産評価の基礎資料として，発注者の所有する工事台帳の 内 容を 精査 し，必 要に応 じて 修正 及び追 加し， 「年 度別 工事一 覧」と して 取 り まと める ものと する。 また ，年 度ごと に決算 書と の整 合を確 認する もの と す る。 なお ，修正 及び追 加に あっ ては， 固定資 産の 整理 単位を 考慮し 行う も のとする。 ２ 整理する工事情報は以下のとおりとする。 （１）予算年度 （２）工事番号 （３）工事名称 （４）工事場所 （５）施行業者名 （６）着手年月日 （７）完了年月日 （８）設計本工事費額 （９）請負額（税込額及び税抜額） (10) 補単区分・額 (11) 排水の区分 (12) 設計担当者名 （資産管理図の作成） 9 第 31 条 受注者は，管路施設に係る資産の重複，欠落等の防止及び現有資産の 位 置把 握の ため， 発注者 が運 用す る下水 道ＧＩ Ｓデ ータ を活用 し，資 産管 理 図を作成するものとする。 ２ 資産管理図には，本要求事項第 39 条で付加する資産管理番号を記載する。 ま た， 工事 位置が わかる よう に着 色し， 設計書 の工 事内 容と図 面の記 載内 容 が相違ないか確認する。 ３ 処 理場， ポンプ 場及 びマ ンホー ルポン プ設 備に ついて も，現 有資 産の 位置 把 握の ため に施設 設備台 帳シ ステ ムデー タ及び 完成 図書 をもと に資産 管理 図 を作成するものとする。 （間接費の整理及び配賦） 第 32 条 受注者は，工事価額の算定のため，資産の取得に必要な間接的経費を 整理したうえで配賦し，資産ごとに財源の配分を行うものとする。 （固定資産台帳記載項目） 第 33 条 固定資産台帳の記載項目は，地方公営企業法の適用に関するマニュア ル（総務省自治財政局公営企業課作成）62 頁固定資産台帳の様式(例)に準ず る もの とす る。な お，こ れ以 外の 項目で も資産 管理 上必 要な項 目があ る場 合 は，発注者受注者協議のうえ決定するものとする。 （資産の調査及び整理） 第 34 条 受注者は，作成した資産調査及び評価要領に基づき，設計図書，完成 図 書， 工事 関係資 料及び その 他関 係書類 等によ り資 産調 査を実 施する もの と する。 ２ 取得価額は，年度単位の事業費との整合を確認するものとする。 ３ 処 理場・ ポンプ 場施 設に ついて は，発 注者 が運 用する 施設設 備台 帳シ ステ ム デー タの 内容を 精査し ，必 要に 応じて 情報の 修正 ，追 加及び 現地調 査を 実 施するものとする。 （不明資産の調査及び整理） 第 35 条 受注者は，設計図書，完成図書，工事関係資料及びその他関係資 料 等 によ り確 認 でき ない 資 産に つい て は， 不明 資 産と して 発 注者 と協 議 の う え， 調査 方 法を 決定 し ，施 工年 度 ，取 得原 因 及び 取得 価 額を 推定 す る も のと する 。 また ，調 査 結果 は「 不 明資 産一 覧 表」 とし て 取り まと め るものとする。 （受贈財産・除却資産の調査及び整理） 10 第 36 条 開発行為等による資産で，寄贈を受けた受贈財産及び除却資産の調査 は次のとおり実施するものとする。 （１） 受贈資産 受注者 は，開発 行為等 による 資産で， 寄贈を 受けた 受贈資産 につい て， 調 査 及び 整理 し， 取 得価 額 を決 定す るも の とす る 。な お， 取得 価 額を決 定 す るに あた り， 必 要な 資 料が ない 場合 は ，発 注 者と 協議 のう え ，評価 方 法 定め ，取 得価 額 を決 定 する もの とす る 。ま た ，調 査結 果は 「 受贈資 産一覧表」として取りまとめるものとする。 （２） 除却資産 受注 者は， 設計 図書 ，完成 図書及 び工 事関 係資料 等をも とに 除却 済み の 下 水道 施設 等を 抽 出し ， 「除 却資 産一 覧 表」 と して 取り まと め るもの とする。 （資産評価） 第 37 条 受注者は，前条までに調査，整理された資産について，取得時期，取 得 価額 及び耐 用年数 に基 づき ，減価 償却計 算に より 減価償 却累計 額を 算出し， 法適用時点における帳簿価額を算出するものとする。 ２ 資 産評価 の成果 とし て， 「固定 資産一 覧表 」， 及び「 年度別 減価 償却 費推 移表」及び「年度別長期前受金収益化額推移表」を作成するものとする。 （固定資産システムへの登録） 第 38 条 受注者は，調査及び評価した固定資産を，発注者が導入する固定資産 システムにコンバート可能なデータ形式で作成するものとする。 （資産管理番号の付加） 第 39 条 受注者は，調査及び評価した資産に，発注者と協議のうえ番号の付加 方法を決定し，資産管理番号を付加するものとする。 （ 下水道 ＧＩＳ データ及 び施設 設備台 帳システ ムデー タの活 用及び情 報の付 加） 第 40 条 受注者は，発注者が運用する下水道ＧＩＳデータ及び施設設備台帳シ ステムデータを資産台帳作成の基礎資料として活用するものとする。 ２ 工 事情報 が付加 され てい ない下 水道Ｇ ＩＳ デー タにつ いては ，本 業務 にお い て整 理し た資産 情報を 付加 する ものと する。 また ，そ れぞれ のデー タに 本 第 39 条で付加した資産管理番号を付加するものとする。 ３ 付 加する データ は， 発注 者が指 定する 汎用 性の あるデ ータフ ォー マッ トで 提 供し ，前 項の情 報を付 加し たう えで， 同様の フォ ーマ ットで 納入す るも の とする。 11 第４章 照査 （目的） 第 41 条 受注者は，業務を施行するうえで技術資料等の諸情報を活用し，十分 に 整理 する ことに より， 業務 の高 い質を 確保す るこ とに 努める ととも に， さ ら に審 査を 実施し ，固定 資産 調査 及び評 価に誤 りが ない よう努 めるこ とと す る。 （照査事項） 第 42 条 照査技術者は，業務全般にわたり次の各号に掲げる事項について照査 を実施するものとする。 （１）基本条件の確認 （２）業務計画（実施方針及び実施手法等） （３）固定資産評価，減価償却費及び長期前受金戻入額の算出結果の確認 （４）成果品の確認 （成果品の確認） 第 43 条 （１） 固定資産調査及び評価業務 ア 業務報告書 正１部副３部 イ 資産調査及び評価要領 正１部副３部 ウ 資料状況一覧表 正１部副３部 エ 年度別決算額節別一覧表 正１部副３部 オ 建設支出総括表 正１部副３部 カ 年度別工事一覧表 正１部副３部 キ 資産管理図 正１部副３部 ク 不明資産一覧表 正１部副３部 ケ 受贈資産一覧表 正１部副３部 コ 除却資産一覧表 正１部副３部 サ 固定資産一覧表（取得時） 正１部副３部 シ 固定資産一覧表（法適用時） 正１部副３部 ス 年度別減価償却費推移表 正１部副３部 セ 年度別長期前受金収益化額推移表 正１部副３部 ソ 下水道ＧＩＳ付加データ 正１部副３部 12 タ 施設設備台帳システム付加データ 正１部副３部 チ 固定資産台帳システムコンバートデータ 正１部副３部 （２） その他 ア 打ち合わせ記録簿 正１部副３部 イ 作業月報 正１部副３部 ウ 業務工程表 正１部副３部 エ 発注者受注者協議のうえ作成した資料 正１部副３部 オ 発注者受注者協議のうえ作成したデータ 正１部副３部 カ 本業務で作成した電子データ 正１部副３部 (成果品の納入場所及び納入期限) 第 44 条 本業務の成果品の納入場所及び納入期限は，以下のとおりとする。 (1) 納入場所 三原市役所都市部下水道整備課 (2) 納入期限 下記のとおり 成 果 品 納品時期 １ 業務報告書 平成３０年３月３１日 ２ 資産調査及び評価要領 平成２８年８月３１日 ２ 資料状況一覧表 平成２８年１２月２８日 ４ 年度別節別歳入歳出決算額一覧表 平成２９年３月３１日 ４ 建設支出総括表 平成２９年３月３１日 ５ 年度別工事一覧表 平成２９年３月３１日 ６ 資産管理図 平成２９年３月３１日 ７ 不明資産一覧表 平成３０年３月３１日 ９ 受贈資産一覧表 平成３０年３月３１日 10 除却資産一覧表 平成３０年３月３１日 11 固定資産一覧表（取得時） 平成３０年３月３１日 12 固定資産一覧表（法適用時） 平成３０年３月３１日 13 年度別減価償却費推移表 平成３０年３月３１日 14 年度別長期前受金戻入額推移表 平成３０年３月３１日 13 15 下水道ＧＩＳ付加データ 平成３０年３月３１日 16 施設設備台帳システム付加データ 平成３０年３月３１日 17 固定資産システムコンバートデータ 平成３０年３月３１日 18 打ち合わせ記録簿 当該打合せの日から７日以内 19 データ等を記録した電子媒体 平成３０年３月３１日 20 作業月報 当該作業翌月の１０日まで 21 発注者受注者協議のうえ作成した資料 当該協議の日から７日以内 22 発注者受注者協議のうえ作成したデータ 当該協議の日から３０日以内 23 業務工程表 四半期ごと 24 その他発注者の指示する資料 発注者が指示する時 25 本業務で作成した電子データ 平成３０年３月３１日 14
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