安全性情報

別紙様式(Ⅱ)
ギャバ
ティー
商品名:GABAタブレット T
安全性評価シート
食経験の評価
①喫食実績 喫食実績の有無:
☐あり
なし
による食経 (「あり」の場合に実績に基づく安全性の評価を記載)
験の評価
本品としての喫食実績はない。
※☐評価が十分→⑧へ、喫食実績なし又は評価が不十分→②へ
既存情報を ②2次情報
用いた評価
公的機関のデータ
ベースの情報
(なしの場合)
民間や研究者等が調
査・作成したデータ
ベースの情報
あり
☐なし
☐あり
☐なし
※「なし」の場合→③へ
(データベースに情報が「あり」の場合:食経験に関する安
全性の評価の詳細を記載すること)
本品の機能性関与成分である GABA の安全性につい
て評価した。
GABA は、玄米、緑茶葉を窒素ガス下で処理したギャ
バロン茶、ぬか漬けなどに含まれることが記載され
ている。また、GABA を関与成分とする特定保健用
食品が許可されていることが記載されている。
しかしながら、その含有量や摂取量の観点での記載
はないため、評価は不十分とした。
※☐評価が十分→⑧へ、評価が不十分→③へ
(データベース名)
・国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
「健康食品」の安全性・有効性情報
③1次情報
1次情報の有無: あり
☐なし
※「なし」の場合→④へ
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別紙様式(Ⅱ)
(1次情報が「あり」の場合:食経験に関する安全性の評価
の詳細を記載すること)
GABA は、野菜や果物などに含まれている。具体的
には、トマトには 62.6 mg、ジャガイモには 35.0 mg、
ナスには 20.0 mg、ブドウには 23.2 mg、温州ミカ
ンには 28.9 mg(それぞれ 100 g あたり)含まれる
ことが報告されている 1)。また、これら以外にも、
キムチ、納豆、ぬか漬け等の発酵食品にも含まれる
ことが知られている 1)。
しかしながら、GABA としての摂取量に関する記載
はないため、評価は不十分とした。
※☐評価が十分→⑧へ、評価が不十分→④へ
(参考文献一覧)
1.
横越英彦,広がりつつあるサプリメントを理解する –腎
不全患者に活用するために[各論]GABA,臨床透析,24,
1761-1763,2008.
(その他)
安全性試験に関する評価
既 存 情 報 に ④2次情報
よる安全性
試験の評価
公的機関のデータベース あり
の情報
☐なし
(なしの場合)
民間や研究者等が調査・作 ☐あり
☐なし
成したデータベースの情
※「なし」の場合→⑤へ
報
(データベースに情報が「あり」の場合:安全性に関する評価
の詳細を記載すること)
本品の機能性関与成分である GABA の安全性について
評価した。
食品安全委員会において、GABA を関与成分とする特
定保健用食品の健康影響評価がなされている。具体
的には、
「健康博士 ギャバ」
(GABA として 80 mg/日)、
「プレティオ」(GABA として 10 mg/日)などが存在
するが、いずれも「適切に摂取される場合には、安
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別紙様式(Ⅱ)
全性に問題はない」と判断されている。この健康影
響評価の中で GABA を評価した安全性試験として下記
の報告がされている。
1.急性毒性試験
・雌雄ラットに GABA 2000 mg/kg を単回強制経口投
与した結果、死亡例はみられず、一般状態、体重及
び剖検所見に特記すべき変化は認められなかった。
OECD ガイドラインの算出手順に従い、ラットにおけ
る GABA の LD50 値は 2500 mg/kg 以上と推察された。
2.亜慢性毒性試験
・ラットに GABA 50 mg/kg/日を 1 か月間反復経口投
与した結果、毒性学的影響は認められず、GABA の無
毒性量は 50 mg/kg/日以上であると推測された。
・雌雄ラットに GABA 500、1000、2000 mg/kg/日を
90 日間反復強制経口投与した結果、死亡例は認めら
れず、体重、摂餌量、眼科学的検査、尿検査、血液
学的検査、血液化学的検査、剖検、器官重量に影響
はみられなかった。2000 mg/kg 投与群の雌雄に投与
後の一過性の流涎がみられ、1000 mg/kg 以上投与し
た群の雌雄に病理組織学的検査でごく軽度の前胃粘
膜刺激性変化が観察されたが、これらは GABA 高濃度
溶液の直接的な刺激性に対する生体の適応性変化で
あり、明らかな障害を示すものではないと考えられ
た。従ってラットにおける GABA の無毒性量は 2000
mg/kg/日以上と推察された。
3.遺伝毒性試験
・復帰突然変異試験(ネズミチフス菌及び大腸菌を
用いたプレート法)において、S9mix 添加及び無添加
条件下で、GABA 50~5000 μg/プレートで処理した
結果、復帰変異の誘発は認められなかった。
・チャイニーズハムスター由来培養細胞(CHL/IU)
を用い、GABA 258、515、1030 μg/mL を短時間及び
連続処理した染色体異常試験の結果、染色体構造異
常及び倍数性の誘発は認められなかった。
・雄ラットに GABA 500、1000、2000 mg/kg/日を 1
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別紙様式(Ⅱ)
日 1 回、2 日間経口投与した in vivo 小核試験の結果、
骨髄赤血球に小核の誘発は認められなかった。
4.ヒト試験
・健常成人 12 名を対象として GABA 400 mg/日含有錠
剤を 2 週間摂取させた試験において、収縮期・拡張
期血圧、脈拍数、血液学的検査値、血液生化学検査
値、尿検査値、自覚症状、他覚所見、体重を測定し
たところ、1 例のみ血漿コルチゾール異常変動が認め
られたが、心理的ストレスに起因する可能性が高い
と考えられ、その他の副次的作用は認められなかっ
た。
本品の1日摂取目安量あたりに含まれる GABA は 28
mg であるため、5 倍量以上摂取しても問題ないと考
えられる。
以上より、本品の 1 日摂取目安量あたりの GABA の含
有量は特定保健用食品として安全性が認められてい
る用量以下であり、本品に含まれる量の GABA 摂取は
安全性に問題ないと判断した。なお、本品の機能性
関与成分である GABA は、単一の化合物であるため、
上述の既存情報を本品の安全性評価として適用でき
るものと考えられる。
【機能性関与成分の評価結果を本品に外挿できる理
由】
本品の機能性関与成分を含む原材料であるγ-アミ
ノ酪酸末は、GABA とデキストリンで構成されている
ため、安全性に懸念はないと考えられる。
また、本品のγ-アミノ酪酸末以外の原材料は、賦形
剤(還元パラチノース)及び食品添加物であるため、
安全性上の懸念はなく、GABA の安全性評価結果を本
品に外挿できると考えられる。
※評価が十分→⑧へ、☐評価が不十分→⑤へ
(データベース名)
・国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
「健康食品」の安全性・有効性情報
・食品安全委員会ホームページ
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別紙様式(Ⅱ)
⑤1次情報
1次情報の有無:
(各項目は
「あり」の場 (調査時期)
合に詳細を記
載)
(検索条件)
☐あり
☐なし
※「なし」の場合→⑥へ
(検索した件数)
(最終的に評価に用いた件数と除外理由)
(安全性の評価)
※☐評価が十分→⑧へ、☐評価が不十分→⑥へ
(参考文献一覧)
(その他)
安 全 性 試 験 ⑥in vitro 試
の 実 施 に よ 験 及 び in
る評価
vivo 試験
※安全性が評
⑦臨床試験
価された場合
→⑧へ
(安全性試験を実施した場合、当該試験の報告資料を添付すること。ただし、文献と
して公表されている場合には参考文献名を記載すれば、添付する必要はない。)
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別紙様式(Ⅱ)
機能性関与成分の相互作用に関する評価
⑧ 医 薬 品 と (参考にしたデータベース名又は出典)
の 相 互 作 用 1. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
「健康食品」の安全性・有効性情報
に関する評
価
相互作用の有無:
あり
☐なし
(「あり」の場合:機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記載すること)
・高血圧症で活性型ビタミン D3 製剤、カルシウム拮抗薬、抗血小板
薬を服用していた 68 歳日本人男性が、GABA 含有乳酸菌飲料(GABA10
mg 含有)を 1 日 1 本摂取した結果、薬物性肝障害と診断され、摂取
中止により回復したという報告がある。
・理論上、降圧薬との併用により、低血圧を起こす可能性があると
されている。
以上の知見より、GABA の摂取は、医薬品服用者の健康に何らかの影
響を及ぼす可能性は否定しきれないと考えられた。
【本品を販売することの適切性について】
GABA には、上記に示した医薬品との相互作用が報告されているが、
GABA を関与成分とし、かつ本品と同量以上の GABA 量を含む特定保健
用食品が既に広く販売されている。
但し、前述のとおり、GABA は医薬品服用者の健康に影響を及ぼす可
能性があり、本品の摂取においても同様の影響を及ぼす可能性は否
定できない。医薬品の常用服用者は本品の想定している対象者では
ないものの、本品を利用する可能性はあり、また健常者であっても
医薬品を服用することがある。そのため、本品の摂取上の注意とし
て、「医薬品を服用している方は医師に相談してください。」と表示
した。
以上のように注意喚起することで、本品利用者に対して摂取上の注
意を促し、本品摂取により想定される健康被害を防止できると考え
られる。
⑨ 機 能 性 関 (参考にしたデータベース名又は出典)
与成分同士
の相互作用 相互作用の有無:
□あり
(複数の機能
□なし
(「あり」の場合:機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記載すること)
性関与成分に
ついて機能性
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別紙様式(Ⅱ)
を表示する食
品のみ記載)
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別紙様式(Ⅲ)-1
ギャバ
ティー
商品名:GABAタブレット T
製造及び品質の管理に関する情報
(サプリメント形状の加工食品、その他加工食品)
製造者氏名又は製造所
株式会社東洋新薬
名
鳥栖工場
(1)製造者氏名、製造所所在地等 製造所所在地
佐賀県鳥栖市弥生が丘 7-28
情報
届出者 ☐届出者以外
届出者か否か
製造所固有記号で表示
される場合はその記号
(2)製造施設・従業員の衛生管理等の体制(以下の項目をチェック又は記載。重複可)
国内GMP
米国GMP
(認証を受けている)
種類
☐総合衛生管理製造過程
☐都道府県等 HACCP
ISO 22000
①
☐FSSC 22000
GMP、HACCP、ISO 22000、FSSC 22000 承認書等発行者
・国内 GMP:公益財団法人
に基づき、届出食品が製造されてい
日本健康・栄養食品協会
るか。
はい
・米国 GMP:NSF International
☐いいえ
・ISO 22000:ペリージョンソ
ンホールディング株式会社
ペリージョンソン レジス
トラー
承認書等番号
・国内 GMP:211-B01-01
・米国 GMP: C0095802-05
・ISO 22000:C2014-00481-R1
②
☐GMP
国外で製造される場合において、当該外国内で販売する食品 ☐HACCP
に対し、GMP 又は HACCP の基準に従い製造することを義務付け 国名又は地域名
ている場合であって、届出食品も当該基準により製造されて
いるか。
☐はい
☐いいえ
③
☐ ①及び②以外の場合
製造施設・従業員の衛生管理等の体
制について具体的に右欄に記載す
る。
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別紙様式(Ⅲ)-1
☐ ①又は②に該当し、さらに特に
記載したい事がある場合
右欄に記載する。
(3)規格外の製品の流通を防止す
以下のいずれかにチェック
るための体制等
(2)①の認証等に従い実施している。
☐(2)②の基準に従い実施している。
☐それ以外(取組状況について下記に記載する。
)
(4)その他特記すべき事項
特になし
2/2
別紙様式(Ⅲ)-3
ギャバ
ティー
商品名:GABAタブレット T
原材料及び分析に関する情報
第1 生産・製造及び品質管理の体制
(1)機能性関与成分を含 γ-アミノ酪酸末(デキストリン、γ-アミノ酪酸)
む原材料名(届出食品が生
鮮食品の場合は除く)
第2 食品の分析
試験機関の名称
一般財団法人
食品分析開発センターSUNATEC
登録試験機関又は登録検査機関
☐農業試験場等(生鮮食品に限る)
試験機関の種類
☐その他の第三者機関
☐届出者又は利害関係者
(2)機能性関与成分の定
標準作業手順書
量試験
分析方法を示す資料
☐操作手順、測定条件等できる限
り試験方法について具体的に記載
した資料
届出者又は利害関係者で
分析を実施する場合、そ
の合理的理由
試験機関の名称
☐登録試験機関又は登録検査機関
☐農業試験場等(生鮮食品に限る)
試験機関の種類
☐その他の第三者機関
(3)安全性を担保する必
☐届出者又は利害関係者
要がある成分の定量試験
☐標準作業手順書
☐あり
(成分名:
) 分析方法を示す資料
なし
☐操作手順、測定条件等できる限
り試験方法について具体的に記載
した資料
届出者又は利害関係者で
分析を実施する場合、そ
の合理的理由
(4)届出後における分析
機能性関与成分
の実施に関する資料(機能 分析方法、代替指標の場
性関与成分及び安全性を 合はその成分名を併記
担保する必要がある成分)
試験機関の名称(あらかじめ規定
されている場合のみ)及び分析機
関の種類
株式会社東洋新薬、届出者
HPLC 法
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別紙様式(Ⅲ)-3
安全性を担保する必要がある成分
試験機関の名称(あらかじめ規定
分析方法、代替指標の場
されている場合のみ)及び分析機
合はその成分名を併記
関の種類
該当せず
確 認 す る 項 目 試験機関の名
(基原等)及び
確認の頻度
称及び種類
(5)届出後における分析 試験方法
その他
の実施に関する資料(原料 製品の崩壊性、 株式会社東
の基原の確認方法及び製 日本薬局方
品の崩壊性試験等を実施 崩壊試験法
製品ロット
洋新薬、届出 毎
者
する必要がある場合、その
方法及び頻度)
あり
☐なし
特になし
(6)その他特記すべき事
項
注)機能性関与成分が複数ある等、本様式に記載しきれない場合は、適宜記入欄を追加し、
必要な事項を記載すること。
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