46.STM32L4-Ecosystem-STM32L476G discovery kit Final_JP

こんにちは。STM32L476ディスカバリキット
(32L476DISCOVERY)のプレゼンテーションへようこそ。
STM32L4シリーズ専用ディスカバリボードの主な特徴につい
て説明します。STM32L476Gディスカバリキット上のデモ群で
高性能かつ低消費電力マイコンSTM32L4の理解を深められ
ます。
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評価ボードSTM32L476Gディスカバリキットは、STM32L476マ
イコンのRunモードおよび低消費電力モードの電流消費を計
測する高精度の電流計を搭載しています。この評価ボードに
はオーディオ録画再生、簡単なLCD表示、コンパス、ギター調
音アプリケーション等のデモファームウェアが付属しています。
また、デバッガも搭載していますので既存のデモファームウェ
アを実際に動かしてみることでユーザー自身のアプリケー
ション開発時の参考にできます。
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STM32L476マイコンは80MHzで動作するARM Cortex-M4Fコア、
1MBのFlashメモリ、128KBのRAMを内蔵しています。また、豊富な
ペリフェラルも内蔵しており、USB On-The-Goペリフェアルを使え
ばホストコンピュータを介することなく他のUSBデバイスに直接接
続できます。
その他にディスカバリボードにはハードウェアの面で下記の特徴
があります:
• 4つの測定範囲とSTM32L152マイコンによる自動キャリブレー
ション機能を持つ高精度電流計
• ST製高性能9軸MEMSモーションセンサ(3軸加速度センサ、3
軸磁気センサ、3軸ジャイロスコープ)
• ST製MEMSデジタルマイク
• 3.5 mmジャック出力付オーディオDAC
• 24セグメント×4コモンラインの液晶ディスプレイ
• 4方向ジョイスティック(デモメニューの操作で使用します)
• 16MBのクアッドSPIFlashメモリによる大容量データもしくはプ
ログラムの記録
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•
オンボードST-LINK/V2-1デバッガ/プログラマでお好みの開発
ツールに接続
このボートは、ターゲット、デバッガ、電流計測で3つのSTM32マイ
コンを使用します。 ターゲットがSTM32L4マイコンになります。
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STM32L4ディスカバリキットには2つの電源供給モードがあります。
タイプBミニUSBケーブルを接続すればUSBで給電できます。この
場合、下記を確認します:
• RSTジャンパおよびST-LINKジャンパピンをセット
• JP5ジャンパをIDDにセット
• JP6ジャンパを3V#にセット
また、ボード背面にあるソケットにCR2032バッテリを装着すれば
バッテリで給電できます。この場合、下記を確認します:
• The RST and ST-LINK jumpers are removed
• RSTジャンパおよびST-LINKジャンパを除去
• JP5ジャンパをIDDにセット
• JP6ジャンパをBATTにセット
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STM32L476Gディスカバリキットに付属するデモを見てみましょう。
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4方向ジョイスティックでLCDスクリーン上のデモメニューを操作し
ます。
USB給電時に10秒間ユーザー操作がなければSTM32L4マイコン
は自動で低消費電力モードに遷移します。バッテリ給電時にユー
ザー操作が4秒間なければSTM32L4マイコンは自動で低消費電
力モードに遷移します。ジョイスティックを動かすと低消費電力
モードから復帰します。
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デモファームウェアには8つのアプリケーションがあります。こ
の図は使用できるメニューとサブメニューを表示しています。
IDDアプリケーション
アプリケーションはマイコンの様々なパワーモードでの電
アプリケーション
力消費を測定・表示します。
VDDアプリケーション
アプリケーションはSTM32L476内蔵ADCおよび内部基準
アプリケーション
電圧を使ってVDD供給電圧を測定します。
録音アプリケーションでは48kHzオーディオ録音機能およびク
録音アプリケーション
アッドSPIFlashメモリインターフェイスによる記録機能を使いま
す。
再生アプリケーションではマイコン内蔵Flashもしくはオンボー
再生アプリケーション
ドクアッドSPIFlashメモリに録音されたWAVファイルをループ再
生します。イヤホン音量を再生中に調整できます。
コンパスアプリケーションは3軸磁気センサによるオンボード
コンパスアプリケーション
電子コンパスMEMSデバイスを使用します。このアプリケーシ
ョンを使う際、ユーザーはまずキャリブレーションを実行し、回
転角度を表示する必要があります。
サウンドメーターアプリケーションはオンボードMEMSデジタ
サウンドメーターアプリケーション
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ルマイクを使用し、周囲のサウンドレベルをデシベル単位で
表示します。
ギターアプリケーションはアコースティックギターを必要としま
ギターアプリケーション
す。まずユーザーが弾きたい弦をえらぶと、アプリケーション
はその選んだ弦が正しいピッチ(周波数)からどれだけかけ離
れているか教えてくれます。
Finally, the OPTIONS menu will allow you to select whether
low-power mode is entered upon user inactivity and displays
various board information.
最後にオプションメニューではユーザー操作がないときに低
消費電力モードに遷移するかどうかを設定し、また、様々なボ
ード情報を表示できます。
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このメニューは、STM32L4低消費電力機能からパワーモード
を選択し、計測します。
先ずジョイスティックでパワーモード(Run、Sleep、Low-power
run、およびその他の表示されるモード)を選ぶと測定結果が
LCDに表示されます。
3V電源、屋内温度でSTM32F476の電力消費がStop 2モード
で1.3uA、シャットダウンモードで70nA程度の範囲になるばす
です。
You may want to reuse the demonstration firmware to design
your own low-power application.
ユーザー自身の低消費電力アプリケーションを設定する際こ
の低消費電力モードデモファームウェアを参考にできます。
録音アプリケーションは16bit、48kHzオーディオサンプルの記
録音アプリケーション
録にMP34DT01 MEMSデジタルマイクを使います。録音され
たオーディオファイルはクアッドSPIFlashメモリに記録されます。
オーディオファイルは録音の度に内容が上書きされる点にご
注意ください。
再生アプリケーションは内蔵Flashもしくは外部クアッドSPIFlashメ
再生アプリケーション
モリに記録されているWAVファイルをループ再生します。WAVファ
イルが内部・外部Flashメモリの両方に記録されている場合はサ
ブメニューでどちらから再生するか選べます。3.5 mmジャックか
らのオーディオ出力にCS43L22オーディオコーデックを使用します。
イヤホン音量を再生中に調整できます。
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WAVファイルの内蔵Flashへの書込みにSTM32 ST-LINK Utility
ソフトウェアを使います。このソフトウェアツールによって、
STM32L476VGT6デバイス諸情報の取得、ファームウェアの内
部・外部Flashメモリへの書込み、Flashメモリからの消去、
Flashメモリに書込んだファームウェアとマスターデータとの照
合検査ができます。ST-LINK Utilityソフトウェアによるオプショ
ンバイトの設定もできます。
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コンパスアプリケーションは地球の磁場の検知にLSM303C電
コンパスアプリケーション
子コンパスMEMSデバイスを使います。このデモを始める前
に、ユーザーはキャリブレーションをしておく必要があり、ボ
ードを全3軸ごとに素早く回転することでキャリブレーションで
きます。その後、RUNサブメニューを選ぶことでボードの方向
を角度で表示できるようになります。
サウンドメーターアプリケーションはST製MP34DT01を使用して周
サウンドメーターアプリケーション
囲のノイズレベルをデシベル単位で表示します。
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ギター調音アプリケーションはアコースティックギターの調整
ギター調音アプリケーション
作業で使います。先ず調整した弦をえらんでディスカバリ
ボードをサンドホールの近くに置きます。妥当なサンプルが
検出されるまで音が継続して記録され、マイコンがLCDスク
リーンにピッチが正しいかもしくは調整が必要か表示します。
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STM32L476Gディスカバリキットについてのより詳しい情報をお求
めの場合は、www.st.com/STM32L4-DISCOVERYをご覧ください。
STのYouTubeチャンネルのビデオもご覧いただけます。
ご静聴ありがとうございました。
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