こんにちは。STM32L476ディスカバリキット (32L476DISCOVERY)のプレゼンテーションへようこそ。 STM32L4シリーズ専用ディスカバリボードの主な特徴につい て説明します。STM32L476Gディスカバリキット上のデモ群で 高性能かつ低消費電力マイコンSTM32L4の理解を深められ ます。 1 評価ボードSTM32L476Gディスカバリキットは、STM32L476マ イコンのRunモードおよび低消費電力モードの電流消費を計 測する高精度の電流計を搭載しています。この評価ボードに はオーディオ録画再生、簡単なLCD表示、コンパス、ギター調 音アプリケーション等のデモファームウェアが付属しています。 また、デバッガも搭載していますので既存のデモファームウェ アを実際に動かしてみることでユーザー自身のアプリケー ション開発時の参考にできます。 2 STM32L476マイコンは80MHzで動作するARM Cortex-M4Fコア、 1MBのFlashメモリ、128KBのRAMを内蔵しています。また、豊富な ペリフェラルも内蔵しており、USB On-The-Goペリフェアルを使え ばホストコンピュータを介することなく他のUSBデバイスに直接接 続できます。 その他にディスカバリボードにはハードウェアの面で下記の特徴 があります: • 4つの測定範囲とSTM32L152マイコンによる自動キャリブレー ション機能を持つ高精度電流計 • ST製高性能9軸MEMSモーションセンサ(3軸加速度センサ、3 軸磁気センサ、3軸ジャイロスコープ) • ST製MEMSデジタルマイク • 3.5 mmジャック出力付オーディオDAC • 24セグメント×4コモンラインの液晶ディスプレイ • 4方向ジョイスティック(デモメニューの操作で使用します) • 16MBのクアッドSPIFlashメモリによる大容量データもしくはプ ログラムの記録 3 • オンボードST-LINK/V2-1デバッガ/プログラマでお好みの開発 ツールに接続 このボートは、ターゲット、デバッガ、電流計測で3つのSTM32マイ コンを使用します。 ターゲットがSTM32L4マイコンになります。 3 STM32L4ディスカバリキットには2つの電源供給モードがあります。 タイプBミニUSBケーブルを接続すればUSBで給電できます。この 場合、下記を確認します: • RSTジャンパおよびST-LINKジャンパピンをセット • JP5ジャンパをIDDにセット • JP6ジャンパを3V#にセット また、ボード背面にあるソケットにCR2032バッテリを装着すれば バッテリで給電できます。この場合、下記を確認します: • The RST and ST-LINK jumpers are removed • RSTジャンパおよびST-LINKジャンパを除去 • JP5ジャンパをIDDにセット • JP6ジャンパをBATTにセット 4 STM32L476Gディスカバリキットに付属するデモを見てみましょう。 5 4方向ジョイスティックでLCDスクリーン上のデモメニューを操作し ます。 USB給電時に10秒間ユーザー操作がなければSTM32L4マイコン は自動で低消費電力モードに遷移します。バッテリ給電時にユー ザー操作が4秒間なければSTM32L4マイコンは自動で低消費電 力モードに遷移します。ジョイスティックを動かすと低消費電力 モードから復帰します。 6 デモファームウェアには8つのアプリケーションがあります。こ の図は使用できるメニューとサブメニューを表示しています。 IDDアプリケーション アプリケーションはマイコンの様々なパワーモードでの電 アプリケーション 力消費を測定・表示します。 VDDアプリケーション アプリケーションはSTM32L476内蔵ADCおよび内部基準 アプリケーション 電圧を使ってVDD供給電圧を測定します。 録音アプリケーションでは48kHzオーディオ録音機能およびク 録音アプリケーション アッドSPIFlashメモリインターフェイスによる記録機能を使いま す。 再生アプリケーションではマイコン内蔵Flashもしくはオンボー 再生アプリケーション ドクアッドSPIFlashメモリに録音されたWAVファイルをループ再 生します。イヤホン音量を再生中に調整できます。 コンパスアプリケーションは3軸磁気センサによるオンボード コンパスアプリケーション 電子コンパスMEMSデバイスを使用します。このアプリケーシ ョンを使う際、ユーザーはまずキャリブレーションを実行し、回 転角度を表示する必要があります。 サウンドメーターアプリケーションはオンボードMEMSデジタ サウンドメーターアプリケーション 7 ルマイクを使用し、周囲のサウンドレベルをデシベル単位で 表示します。 ギターアプリケーションはアコースティックギターを必要としま ギターアプリケーション す。まずユーザーが弾きたい弦をえらぶと、アプリケーション はその選んだ弦が正しいピッチ(周波数)からどれだけかけ離 れているか教えてくれます。 Finally, the OPTIONS menu will allow you to select whether low-power mode is entered upon user inactivity and displays various board information. 最後にオプションメニューではユーザー操作がないときに低 消費電力モードに遷移するかどうかを設定し、また、様々なボ ード情報を表示できます。 7 このメニューは、STM32L4低消費電力機能からパワーモード を選択し、計測します。 先ずジョイスティックでパワーモード(Run、Sleep、Low-power run、およびその他の表示されるモード)を選ぶと測定結果が LCDに表示されます。 3V電源、屋内温度でSTM32F476の電力消費がStop 2モード で1.3uA、シャットダウンモードで70nA程度の範囲になるばす です。 You may want to reuse the demonstration firmware to design your own low-power application. ユーザー自身の低消費電力アプリケーションを設定する際こ の低消費電力モードデモファームウェアを参考にできます。 録音アプリケーションは16bit、48kHzオーディオサンプルの記 録音アプリケーション 録にMP34DT01 MEMSデジタルマイクを使います。録音され たオーディオファイルはクアッドSPIFlashメモリに記録されます。 オーディオファイルは録音の度に内容が上書きされる点にご 注意ください。 再生アプリケーションは内蔵Flashもしくは外部クアッドSPIFlashメ 再生アプリケーション モリに記録されているWAVファイルをループ再生します。WAVファ イルが内部・外部Flashメモリの両方に記録されている場合はサ ブメニューでどちらから再生するか選べます。3.5 mmジャックか らのオーディオ出力にCS43L22オーディオコーデックを使用します。 イヤホン音量を再生中に調整できます。 9 WAVファイルの内蔵Flashへの書込みにSTM32 ST-LINK Utility ソフトウェアを使います。このソフトウェアツールによって、 STM32L476VGT6デバイス諸情報の取得、ファームウェアの内 部・外部Flashメモリへの書込み、Flashメモリからの消去、 Flashメモリに書込んだファームウェアとマスターデータとの照 合検査ができます。ST-LINK Utilityソフトウェアによるオプショ ンバイトの設定もできます。 10 コンパスアプリケーションは地球の磁場の検知にLSM303C電 コンパスアプリケーション 子コンパスMEMSデバイスを使います。このデモを始める前 に、ユーザーはキャリブレーションをしておく必要があり、ボ ードを全3軸ごとに素早く回転することでキャリブレーションで きます。その後、RUNサブメニューを選ぶことでボードの方向 を角度で表示できるようになります。 サウンドメーターアプリケーションはST製MP34DT01を使用して周 サウンドメーターアプリケーション 囲のノイズレベルをデシベル単位で表示します。 11 ギター調音アプリケーションはアコースティックギターの調整 ギター調音アプリケーション 作業で使います。先ず調整した弦をえらんでディスカバリ ボードをサンドホールの近くに置きます。妥当なサンプルが 検出されるまで音が継続して記録され、マイコンがLCDスク リーンにピッチが正しいかもしくは調整が必要か表示します。 12 STM32L476Gディスカバリキットについてのより詳しい情報をお求 めの場合は、www.st.com/STM32L4-DISCOVERYをご覧ください。 STのYouTubeチャンネルのビデオもご覧いただけます。 ご静聴ありがとうございました。 13
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