最先端CT・MRIによる臨床応用

Luncheon seminar
LS 9
第 35 回日本画像医学会 ランチョンセミナー 9
最先端CT・MRIによる臨床応用
2016 年
2 月 27日(土)
12:00∼13:00
第 7 会場
( ステーションコンファレンス東京
6 階 605ABC)
杏林大学保健学部 診療放射線技術学科
座長
黒木 一典
先生
320 列面検出器 CT「 Aquilion ONE」
を用いた胸部画像診断
演者
1
演者
2
ーACTIve Study Group の 4 次元 CT への挑戦ー
琉球大学医学部 放射線診断治療学講座
山城 恒雄 先生
Vantage TitanTM 3T Saturn
Gradient における骨軟部 MRI
杏林大学保健学部 診療放射線技術学科
本谷 啓太 先生
共催: 第 35 回日本画像医学会
東芝メディカルシステムズ株式会社
LS 9
第 35 回日本画像医学会 ランチョンセミナー 9
最先端CT・MRIによる臨床応用
演者
1
320 列面検出器 CT「 Aquilion ONE」を用いた胸部画像診断
ーACTIve Study Group の 4 次元 CT への挑戦ー
琉球大学医学部 放射線診断治療学講座 山城 恒雄 先生
世界初の 320 列 CT として実用化された Aquilion ONE(東芝メディカルシステムズ)は、頭尾方向
に最大約 16cm の範囲を、寝台を移動させることなく撮影できるという特長を有する。近年搭載され
た同社開発の逐次近似再構成法(AIDR 3D)を組み合わせることで、従来の胸部 CT1 回分程度の被曝
量で、被験者の自由呼吸下に 4 次元的な胸部 CT を撮影することが可能になった(呼吸ダイナミック
CT)。従来の「吸気息止め」または「呼気息止め」の胸部 CT に比して、呼吸運動そのものを観察する
ことができる呼吸ダイナミック CT は、各種閉塞性疾患の病態解析や悪性腫瘍の術前診断などへの応
用が期待されている。
本講演では、同社の協力を得て、琉球大学を含めた国内 9 施設で行っている多施設共同研究 ACTIve
(Area-detector Computed Tomography for the Investigation of Thoracic Diseases) Study
の、これまでの研究成果、呼吸ダイナミック CT の研究状況なども含めて、Aquilion ONE を用いた胸
部 CT 診断に関して概説する。
演者
2
Vantage TitanTM 3T Saturn Gradient における骨軟部 MRI
杏林大学保健学部 診療放射線技術学科 本谷 啓太 先生
骨軟部領域は動きが比較的抑制しやすい領域であり、また複雑な構造でもあることから任意断面方向
で撮像が可能な MRI は必要不可欠である。
ただし、残念な事に撮像する部位が磁場中心から離れて存在する場合や、骨折等に対して金属が挿入
された状態で撮像する場合もある。
動きの抑制が行いやすい領域である割に、撮像や読影が難しいと感じる方もいると思われる。
今回は放射線科以外の先生方や放射線技師、臨床検査技師の方々も参加されるとのことなので、骨軟
部領域の MRI 検査において様々な職種の方々がそれぞれ少しだけでも満足できるような内容について
述べたいと思う。