ヘルシースクールだより

第99号
ヘルシースクールだより
市川市教育委員会 学校教育部 保健体育課
「タグラグビー教室」を活かした学習 ~曽谷小学校にて~
曽谷小学校では、2月2日(火)に日本ラグビーのト
ップリーグに所属する「クボタスピアーズ」の選手をお
招きし、
「タグラグビー教室」を開催しました。
参加した4年生の児童は、選手の皆さんから、ゲーム
の仕方を教わったり一緒にプレイをしたりして、楽しく
活動しました。
体育学習では、この教室で学んだことを活かし、タグ
ラグビーに取り組みました。
教えていただいたパス回しゲーム等を、授業の前半に
取り入れ、後半は試合を行いました。バスケットボール
やサッカーのように、ドリブル等の技術がいらないのと、
後ろへボールをパスするため、ボール運動であまり活躍
できなかった児童も、活躍できる良さがあり、タグラグ
ビーが大好きになった児童が多くなりました。
また、これまで体育の授業になかなか参加できなかった児童も、この
教室をきっかけにして、進んで学習に取
り組むことができるようになりました。
トップアスリートと触れ合った「タグ
ラグビー教室」を、計画的に学習につな
げたことで、大きな成果を生むことができました。
ヘルシースクール講演会 ~大洲中学校にて~
1月26日(火)に、早稲田大学 准教授 松井 泰二
先生をお招きし、
「アスリートから学ぶ 強いメンタルの作
り方」というテーマでご講演していただきました。
全日本女子バレーボールチームが、試合前にモチベーションを上げるために観てい
るビデオや、大学バレーボール部の試合の様子を見ながら、お話をしていただきまし
た。講演の中で、
「何をしていても、自分の軸はぶれないようにすること」
「周りの空
気を読んだり、他の人と比較したりするのではなく、今やるべきことを精一杯やりぬ
くこと」が大切であると、教えていただきました。
講演を通して、生徒の心に強いメッセージが届き、特に、受験を控えて不安や焦り
を感じている3年生にとっては、
「結果を決めずに前に進んでいくこと」
「何があって
も諦めないこと」などが再確認でき、最後まで頑張る力をもらえたようでした。
二俣チャレンジカップ ~二俣小学校にて~
二俣小学校では、毎年11月から1月にかけて、寒さに負
けないように体を鍛えることと、学級の結束力を高めるため
に、「二俣チャレンジカップ」を開催しています。
今年で6年目となり、大会が近づくと児童は進んで練習に励んでいます。企
画・運営は5,6年の運動委員が行っています。昨年度から学級対抗の総合得
点で優勝を決めることになり、これまでよりも一層、学級で協力して取り組む
姿が見られるようになりました。
「ドッジボールの部」「鉄棒ぶら下がりの部」「長縄跳びの部」「短縄跳びの
部」「ボール投げの部」「20m×5人走の部」
「しっぽとりの部」と、色々な種目があるので、
学級会等で自分の出る種目を決めたり、学級で
作戦を立てたりして大会に臨んでいます。
大会に向けて児童だけでなく、担任等も一緒
になって取り組んでいることが、児童の活動の
意欲づけとなり、楽しみにつながっています。
「のりすき体験」の取り組みについて
江戸時代には塩作りが盛んな地域であった行徳地区
では、明治時代に浅瀬である三番瀬を活かしたのり養殖
が始まり、今でも盛んにのり作りが行われています。
のり養殖は9月頃、網に胞子をつける種付けから始ま
ります。水温が下がると海面に張られた網からのりの葉
が成長し、海中でゆらゆらと揺れてきます。成長
したのりは、11月中旬ごろから収穫が始まりま
す。夜明けとともに船を出し、漁師の方々が海上
でのりの収穫を行います。
市川市内の小学校では、魚食文化フォーラムと
市川市地域整備課のご協力をいただき、毎年多く
の学校で、のりすき体験を行っています。
今年度は、1月19日の塩焼小学校を皮切り
に、3月11日の幸小学校まで、計14校実施
される予定です。
のりすき体験を実施する児童は、事前に三番
瀬ののり作りについて学習をしてきているため、
わくわくしながらも、真剣な表情で活
動していました。出来上がった板のり
は格別な味となったことと思います。