酵素の構造機能解析及びコンピュータを用いた 蛋白質工学手法の開発 伊藤 創平、中野 祥吾 食品生命科学科(食品蛋白質工学研究室) ◦連 絡 先 ◦教員プロフィール ◦メールアドレス TEL.054-264-5576,5578 http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof174.html http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof619.html [email protected] [email protected] 食品栄養科学部 蛋白質工学,酵素化学,X線結晶構造解析, コンピュータシミュレーション 生物が作る酵素は環境にやさしい触媒として、産業利用が進められています。しかし酵素を 利用するためには機能を理解し、かつ目的に応じて改良する必要があります。我々は酵素の機 能を、X線結晶構造や生化学的手法により解明する研究を行っています。酵素の構造を参考に し、蛋白質工学的手法により酵素を改良することを目指します。また独自開発したコンピュー タソフトウェア、INTMSAlignを用いた新たなタンパク質設計の手法を開発しています。この ソフトウェアとデータベースを用いて、自然界にはない配列を持ち、かつ安定性の高い酵素を 作ることに成功しています1。実験とコンピュータシミュレーションを融合した、新しい蛋白 質工学研究を目指しています(添付の図)。 1. Shogo Nakano and Yasuhisa Asano, Scientific reports , 5, DOI: 10.1038/srep08195, (2015) ・酵素機能の改善に結びつきやすい変位導入部位(hot-spot)の予測を行います。 ・産業用酵素の機能を実験とコンピュータシミュレーション、両面から解明します。 研究シーズ集 2015-2016 X4_研究シーズ集_2015-2016-2食品栄養科学部.indd 67 2015/08/26 067 9:06:57
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