医療ガス購入及び医療ガス配管保守仕様書

医療ガス購入及び医療ガス配管保守仕様書
1. 目 的
病院内の医療ガスの購入単価を決定し、安全性の確保と安定した医療ガスを需要に基づき供給すること
を目的とする。
2. 契約期間
契約締結日
~
平成 29 年 3 月 31 日
※契約は双方の合意の下、さらに 2 年間に限り(平成 31 年 3 月 31 日まで)延長することができること。
3. 医療ガス購入
(1) 医療ガスの品名、規格及び予定数量
別紙のとおり
(2) 納入場所
東京都小平市小川町 1 丁目 485 番地
社会福祉法人黎明会
診療施設南台病院
2 号館医療ガス保管庫他
(3) 納入方法
① 受託者は、納入期限を厳守するとともに、納入に当たっては、事故が生じないよう十分に注意
すること。
② 液体酸素について、緊急時及び災害時を含め、年間を通じて 24 時間体制での円滑な納入が可
能であり、休日・夜間を問わず発注後 1 時間以内に確実に供給対応すること。
③ 納入時の受け渡しは、病院関係者立会のもと行うこととし、納入の都度、納入数量を明示した
納品伝票を病院関係者に提出すること。
④ 納入スケジュール及び納入場所
ア
可搬式液化酸素(LGC)
毎週適時、使用量に応じ、2 号館医療ガス保管庫へ納入すること。
イ
小型酸素ボンベ(500ℓ)
月曜日から金曜日を基本とし、医療ガス保管庫へ充填済容器を納入し、空容器を回収するこ
と。
ウ
液化窒素(デュワー)
毎週 1 回を基本とし、デュワー容器に充填すること。
エ
その他
病院関係者から連絡の都度、病院指定の場所まで速やかに充填済容器を納入し、空容器を回
収すること。
(4) 容 器
① 納入に使用する容器については、全て受託者の無償貸与品とし、高圧ガス保安法に基づく耐圧
検査に合格したものであること。
② 契約満了時において、容器内にガスが残存している場合は、使い切るまでの間、引き続き無償
貸与すること。
③ 契約期間において、使い切った容器のうち、病院及び受託者双方の容器でないものがあった場
合は、受託者の責任で当該容器の所有者に返還すること。
4. 医療ガス配管保守
(1) 点検目的
① 故障の発生防止
② 部品、機器の摩耗と劣化の進行防止
③ 点検による設備の機能、状態確認
④ 設備の予防保全に関する報告と情報の収集
(2) 機器一覧
別紙「医療ガス設備機器一覧」のとおり
(3) 点検回数
年 1 回(9 月)
(4) 点検方法
別紙「保守点検標準作業書」のとおり
(5) 点検実施
予め委託者の定める担当者と調整し、点検日を決めて保守技術員を派遣し実施すること。
(6) 点検報告
保守点検及び修理を行った場合は、報告書を作成し、当院が年 1 回開催する「医療ガス安全管理委
員会」で報告すること。医療ガス安全管理委員会の開催については、委託者の定める担当者と調整
し、開催日を決めること。
(7) 保守対応
・医療ガス設備に障害が発生し、委託者から修理依頼を受けた場合は保守技術者を派遣し、委託者
の指示に従い必要な修理を行うこと。
・保守点検の結果、修理改善等が必要であると認められる場合は、委託者に速やかに報告すること。
5. 受託者の業務引継ぎ
受託者は、業務の円滑な遂行を継続的に維持するため、受託期間の終了前に新たな他の受託者が決定し
た場合には、その新たな他の受託者に対して、実地に業務全般に亘る引継ぎを行うものとし、業務の遂
行に支障を生じることの無いよう万全を期すものとする。
6. その他の要件
(1) 受託者は、過去3年間に病院における医事業務に2件以上の契約実績があり、入札公告日の時点に
おいて継続して履行しているものとする。
(2) 受託者は、業務の履行にあたっては、安全に十分に配慮するとともに、事故の予防に最大限注意す
ること。
(3) 納入後は、バルブ及び金具等の締め付けを入念に点検し、ガス漏れがないように安全確認を行うこ
と。
(4) 受託者は、落札後速やかに対象医療ガスの成分表を提出すること。
(5) 受託者は、落札後速やかに通常及び緊急時の納入体制図等の資料を提出すること。
(6) 数量はあくまで見込みであり、実際の数量は増減することがあります。この場合の単価への補償等
は一切行いません。
(7) 受託者は、法令、病院規程その他の院内規則を遵守しなければならない。また、業務従事者の服装、
接客マナー、勤務態度、風紀ならびに衛生等について監督責任をもつとともに、法令等を遵守する
ように指導すること。なお、受託者が、監督官庁より指導や行政処分を受け、または、罰則の対象
となったときは、速やかに病院に報告しなければならない。
(8) 受託者及び業務従事者は、業務上知り得た病院業務の内容及び患者や職員に関する情報を漏洩、毀
損、滅失することのないよう安全管理に努めなければならない。また、この契約の履行に必要な受
託業務の内容を他の目的に使用してはならない。なお、退職後の業務従事者についても同様とする。
(9) 受託者及び業務従事者は、病院の承諾なしに業務上知り得たデータを病院外に持ち出してはならな
い。
(10)受託者及び業務従事者は、病院の信用を失墜させる行為をしてはならない。
(11)受託者は、業務従事者が業務の実施にあたり安全確保に十分留意し、事故防止に努めるよう指導す
るとともに、受託者及び業務従事者の責に帰すべき事由により発生した事故に係る一切の責任を負
うものとする。また、受託者は業務従事者の健康管理に配慮するとともに、感染症に罹患した業務
従事者を業務に従事させてはならない。
(12)受託者は、業務従事者に対し、接遇等の業務上必要な教育や研修を行い、業務の運営管理に支障を
きたさないようにすること。
(13)業務の実施にあたり、病院が業務従事者として不適当と認める者については、双方協議のうえ改善
を図るよう措置を講ずるものとする。
(14)地震等の災害時においても、病院業務の継続的かつ安定的な提供ができること。
(15)本仕様書に記載されていない事項及び発注・納品等運用において疑義が生じた場合は、双方協議の
うえ決定すること。