別 紙 台東区都市計画マスタープラン策定支援業務委託 仕様書(案) 1.目的 台東区都市計画マスタープランは策定(平成18年6月)から10年が経過し、その間、 東京都が東京都市計画区域マスタープランや都市再開発方針等の改定を実施し、また台東 区においても長期総合計画や住宅マスタープランなどの改定が行われるなど、上位・関連 計画の改定が進んでおり、一方、区内における土地利用状況や社会情勢などの変化も見受 けられ、将来に向けた台東区のまちづくりの方針について改めて考察する必要が生じてい る。 この状況を踏まえ区は平成27年度に、台東区のまちづくりの現況と課題を調査・分析 し、併せて都市計画マスタープランのフォローアップ調査を行うことにより、現在記載さ れているまちの将来像と現実との比較検証や、現行都市計画マスタープラン改定の方向性 検証を実施している。 そこで、本業務は上記調査結果を踏まえ、実効性の高い、将来を見据えた計画的なまち づくりを推進するため、新たな「都市計画マスタープラン」を策定することを目的とし、 その支援を行うものである。 2.調査対象区域 台東区内全域 1,011ha 3.委託の内容 3-1:新都市計画マスタープラン原案作成 平成27年度都市計画マスタープランフォローアップ調査(以下、平成27年度調査) における改定戦略を踏まえ、現行都市計画マスタープランの見直しを行い、マスタープラ ンを再構築した上で、新都市計画マスタープランの原案を作成する。 【見直しの要点】 (1) 「台東区の現状」の見直し 平成27年度調査結果を踏まえ、 「台東区の現状」について見直しを行う。 また台東区の都市構造を理解するために、過去から現代に至る台東区の都市の変遷・ 経緯を整理し、追記する。 ○ 江戸期以前~江戸期の都市構造 ○ 震災復興、戦災復興について ○ 都市計画の歴史 (2) 「まちづくりの目標・将来都市構造」の見直し 「まちづくりの目標・将来都市構造」について、現行「基本理念」に基づき、さらに 平成27年度調査結果を踏まえ、見直し・再設定を行う。 (3) 「部門別整備方針」の見直し 「部門別整備方針」について、平成27年度調査結果を踏まえ、実現可能性等を検証 の上、見直し・再設定を行う。必要であれば、部門の分割、追加、削除も検討する。 (4) 「地域別整備方針」の見直し 1 別 紙 台東区内7地域・拠点における「地域別整備方針」について、平成27年度調査結果 を踏まえ、整備の重点課題を整理の上、見直し・再設定を行う。 (5) 「まちづくりの実現に向けて」の見直し 上記各方針及び平成27年度調査結果等を踏まえ、 まちづくりの推進体制、推進手法、 重点内容等を、見直し・再設定する。特に以下の点を考慮し、検討すること。 ○ 新たな視点(民間活用、文化観光資源活用、一体性・計画性のあるまちづくり推進 体制など)を付加した、まちの現況に即したまちづくりの方向性の提示 ○ 重点地区におけるまちづくり(新しい区の顔づくり)を推進するため、より効果的 かつ実効性の高いまちづくり施策の誘導 ○ 将来を見据えた計画的かつ体系的なまちづくり施策の提示 ○ その他施策(東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた対応、GISを 活用した戦略の随時更新など)の提示 (6) 「都市イメージ調査」の実施 区内在住の方々が「台東区」に対しどのような都市のイメージを抱いているか調査を 実施の上、区民のまちづくりに対する意識を分析し、原案作成の一助とする。 平成27年度調査結果を踏まえ、調査項目を検討・設定する。 調査対象:台東区在住の満20歳以上の男女個人 標 本 数:1,500標本 抽出方法:無作為抽出法 調査方法:郵送配布回収法 3-2:新都市計画マスタープラン素案作成 (仮称)台東区都市計画マスタープラン策定委員会や台東区議会、台東区都市計画審議 会等の意見に基づき、上記3-1「新都市計画マスタープラン原案」を修正の上、新都市 計画マスタープランの素案を作成する。 【本 編】 上記3-1に基づくまちづくりの方針・施策提示 【資料編】 上記3-1や平成27年度調査に基づき、以下の項目等を整理・提示 ○ 上位関連計画、周辺まちづくり動向、まちづくり手法等 ○ 現行計画から現在に至るまでの検討経緯や検討体制等 ※ 新計画の構成については、平成27年度調査を踏まえ、本調査においても検討 3-3:策定委員会等の運営支援 新都市計画マスタープラン策定に伴い設置される策定委員会や庁内検討会等の運営に関 する支援を行う。 (1)新都市計画マスタープラン策定委員会の運営支援 新都市計画マスタープラン策定委員会について、計4回の運営を支援する。 なお、委員会は学識経験者、各種団体関係者、公募区民等で構成されるものとし、そ 2 別 紙 の設立、会場や謝金等の運営経費は区事務局が担うものとする。 【各回の議題(案) 】 ・第1回:平成27年度調査結果報告、まちづくりの課題について ・第2回:策定方針の検討 ・第3回:新都市計画マスタープラン原案についての検討 ・第4回:新都市計画マスタープラン素案についての検討 (2)新都市計画マスタープラン庁内検討会と作業部会の運営支援 庁内検討会と実務者レベルの作業部会のそれぞれについて、計3回の運営を支援する。 各会の開催の時期については、 策定委員会の状況を見ながら、 区と相談の上決定する。 3-4:資料の作成 新都市計画マスタープランの原案報告書を作成するとともに、関係機関等への説明補助 資料の作成を行う。その上で、最終報告書として新都市計画マスタープランの素案報告書 を作成する。 (1)新都市計画マスタープラン原案の作成 上記検討等に基づいて、各方針間の整合など内容を精査・修正し、様式等を整えて、 新都市計画マスタープラン原案を報告書としてとりまとめる。 (2)策定委員会等の資料作成 策定委員会・庁内検討会等の運営支援に伴い、同会で必要となる説明資料・補助資料 等を作成する。 (3)区議会・都市計画審議会説明資料の作成 上記各種資料に基づき、検討の経緯、策定の考え方、住民意見への対応などをまとめ、 区議会の委員会、都市計画審議会への説明補助資料を作成する。 (4)新都市計画マスタープラン素案の作成 策定委員会・審議会・区議会の意見等に基づいて新都市計画マスタープラン原案を修 正し、新都市計画マスタープラン素案を作成する。 4.成果品 (1)新都市計画マスタープラン原案報告書 原紙一式及び製本 ················ 50 部 上記3-1:新都市計画マスタープラン原案を、報告書にとりまとめる。 A4版縦 3色、両面印刷 (2)新都市計画マスタープラン素案報告書 原紙一式及び製本 ················ 50 部 上記3-2:新都市計画マスタープラン素案を、報告書にとりまとめる。 A4版縦 3色、両面印刷 (3)新都市計画マスタープラン策定委員会資料 ······························ 50 部 上記3-4(2)の各委員会の説明資料を作成する。 A4版縦 3色、両面印刷 (4)新都市計画マスタープラン区議会・都市計画審議会等説明資料 ··········· 100 部 上記3-4(3)の各会の説明資料を作成する。 3 別 紙 A4版縦 3色、両面印刷 (5)会議議事録 ·························································· 3 部 各種打合せ会議議事録を作成する。 A4版縦 3色、両面印刷 (6)上記成果物の電子データ一式··········································· 3 部 CD-R (Microsoft Office 及び Adobe Acrobat、shape 形式を使用) ※ 本編報告書と分析編の掲載内容の取り合いについては、区と協議の上決定すること。 ※ 物品(紙類) ・印刷用紙については、総合評価値が80ポイント以上であること。 または、古紙パルプ配合率100%以上で、白色度70%以下とする。 5.文字の仕様 内字 フォント:MS明朝 Ver5.0(JIS2004 準拠) システムで使用している文字の範囲:JISX0201, JISX0213:2004 外字 フォント:Windows で表示(印刷)可能な EUDC ファイル 文字領域コード:E000~F8FF 6.履行期限 契約確定日から平成 29 年 3 月 31 日(金)まで ※ 但し、庁内各種会議等における説明に必要な資料は、適宜提出するものとする また、原案作成の時期については、区と相談の上速やかに提出すること 7.履行場所 台東区役所都市づくり部都市計画課(区役所5階5番窓口) 東京都台東区東上野四丁目5番6号 電話番号 03-5246-1364 E-Mail FAX 番号 03-5246-1359 [email protected] 8.支払い 業務終了後、受託者の請求に基づき、一括で支払うものとする。 9.提出書類 (1)主任技術者の届出(経歴書を添付)。なお、主任技術者は本調査を行うのに必要な経 験と能力を有するものでなければならない。 (2)着手届(工程表を添付) (3)実施計画書(調査手順、調査方法の詳細、調査事項の細目、その他調査の実施に必 要な事項を記載) (4)完了届 (5)その他、区の指示する書類 10.その他 (1)費用負担 4 別 紙 本契約に関する全ての費用は受託者の負担とする。 (2)軽微な変更 業務箇所及び業務方法に変更が生じた場合には、区は受託者に対して、事前に協議の うえ実施するものとする。 (3)報告及び打合せ 作業の報告及び打合せは、作業の進捗状況に応じて行うこと。また、記録の整理は受 託者が行い、区が指示したときは提出すること。 (4)会議資料等の提供 受託者は区と協議の上、議会、庁内各種会議のための必要な資料を作成し提出するこ と。 (5)手直し 業務が完了し、成果品の引き渡し後、内容に不備不完全が発見された場合は、受託者 の負担と責任で直ちに補正すること。 (6)疑義の解釈 この仕様書に定める事項について、疑義が生じた場合の解釈及び本業務の施行の細目 については、区と協議すること。 (7)注意事項 ア 受託者は、成果物の著作権法(昭和45年法律第48号)第27条(翻訳権、翻案 権等)及び第28条(二次的著作物の利用に関する原著作者の権利)の外、第2章第 3節第3款に規定する権利(著作権)を区に無償で譲渡するものとする。 イ 受託者は、成果物に関し、区の同意なく著作権法第2章第3節第2款に規定する公 表権等の権利(著作者人格権)を行使しないものとする。 すでに公表されているものを除き、本件受託にあたって知り得た全ての情報は、本 区に帰属するものであり、漏洩の防止その他適切な管理を行わなければならない。ま た、本区の事前の同意なしには、何人に対しても情報提供を行ってはならない。 ウ 受託者は、本調査で知り得たすべての情報について守秘義務を負うものとする。 エ 受託者は、調査終了後、区が貸与した資料等を速やかに返還すること。また、当該 資料等は、区の承認を得ずに公表、貸与、又は使用等してはならない。 オ 受託者は、調査にあたり経歴書を添付し、主任技術者の届出を行うこと。 カ その他、本仕様書に定めのない提出書類等は、 「請負者等提出書類処理基準・同実施 細目」による。 (8)ディーゼル車規制に適合する自動車による配送等 本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、都民の健康と安全 を確保する環境に関する条例(平成12年東京都条例第215号)の規定に基づき、次 の事項を遵守すること。 ア ディーゼル車規制に適合する自動車とすること。 イ 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等 に関する特別措置法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能な自動車であ ること ウ できるだけ低公害・低燃費な自動車を使用するよう努めること。 なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少 5 別 紙 装置装着証明書等の提示又は写しの提出を求められた場合には、速やかに提示又は提 出すること。 (9)障害者差別解消法の遵守について 本契約の履行に当たって、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成2 5年法律第65号)及び関係府省庁所管事業分野における障害を理由とする差別の解消 の推進に関する対応指針を遵守すること。 11.担当 台東区役所都市づくり部都市計画課 電話番号 03-5246-1364(直通) FAX 番 号 03-5246-1359 E-Mail [email protected] 6
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