平成 28 年 2 月 26 日 産業革新機構 志賀俊之 CEO による招待講演開催! 大阪府立大学アントレプレナー教育プログラム Fledge 「大阪にベンチャー企業が生まれ、成長する熱帯雨林を造る」を テーマに 3/3(木)シンポジウムを開催 大阪府立大学アントレプレナー教育プログラム Fledge は、アントレプレナーの教育と地域と密着したイノベー ション拠点の形成を進めています。今回、下記のとおり、米国ニューメキシコ大学と共催で、3月3日、グランフロン ト大阪ナレッジシアターにてシンポジウムを開催いたします。産業革新機構 代表取締役会長であり、日産自動車 取締役副会長の志賀俊之氏から、招待講演として「これからのイノベーション~私たちはエコシステムを作れるか ~」についてお話いただくとともに、ニューメキシコ大学 STC.UNM CEO E. Kuuttila 氏の特別講演では、地域 に根ざしたベンチャー創出のエコシステムを形成する秘密についてお話します。 多くの方に本シンポジウムにご参加頂きたいと存じますので、周知についてご協力をお願いします。また当日、 会場に報道関係者席をご用意いたしますので、ご来場いただければ幸いです。なお、取材いただける場合は、 会場への届出が必要ですので、事務局([email protected])まで事前にご連絡ください。 記 1.日時 2016 年 3 月 3 日(木)13:00~17:45 ※交流会 18:00~19:30 2.場所 グランフロント大阪 ナレッジシアター(北館 4 階) http://kc-i.jp/facilities/theater/ 3.内容 第 1 部 13:00~14:45 Fledge アイディエーション・ワークショップ(i-WS) ■ベンチャービジネスプラン発表と Q&A 第 2 部 15:00~17:45 Innovation Rainforest シンポジウム ■招待講演「これからのイノベーション~私たちはエコシステムを作れるか~」 株式会社産業革新機構 代表取締役会長・日産自動車株式会社 取締役副会長 志賀 俊之 氏 ■特別講演「Rainforest* in the Desert」 米ニューメキシコ大学 技術移転&経済開発事務所(STC.UNM) CEO Elizabeth Kuuttila 氏 ■パネルディスカッション「大阪をイノベーションの Rainforest に」 第 3 部 18:00~19:30 交流会(Connecting Entrepreneurs) 4. 定員 約 300 名 5.参加費 無料 ※第 3 部 交流会のみ 2000 円要(学生:無料) 6.参加申込・プログラム: http://www.csies.21c.osakafu-u.ac.jp/info/1154 1 <開催の目的> 最近のベンチャー・ブームのはるか以前から大阪は起業家精神旺盛な土地柄です。本シンポジウムでは、ベ ンチャー企業が生まれ、たくましく成長する熱帯雨林のような、大阪らしい生態系(エコシステム)形成に向かって、 熱い議論をいたします。本学は、シンポジウムを通じて、地域の皆様、地元企業の皆様、投資家や創業支援をさ れている方々など、産・官・金(金融業界)・学にわたり多様な関係者の皆様と一層深い繋がりを形成したいと思い ます。そして教育や高度科学技術の研究、産学連携・地域連携の一層の推進により、大阪が、シリコンバレーに 負けない、大阪でこその「イノベーションの熱帯雨林」として成長・発展することに努めていきます。 *Rainforest とは:シリコンバレーの VC、T2 の V Hwang と G Horowitt が提唱した概念で、イノベーション・エコシス テムを熱帯雨林に例え、成功する要件を論じています。ニューメキシコ大学はこれをもじって、砂漠(に囲まれた アルバカーキ)に熱帯雨林(のようなエコシステム形成)を標榜しています。 Victor W. Hwang, and Greg Horowitt, The Rainforest: The Secret to Building the Next Silicon Valley, Regenwald, Los Altos Hills, CA, May 2012. <参考資料:大阪府立大学版 EDGE プログラム「Fledge」について> 1. 大阪府立大学が推進するアントレプレナー教育 ―Fledge プログラム― 今日、日本経済の成長戦略の1つの柱として「イノベーションの創出」に大きな期待が寄せられており、大学に もイノベーションの担い手となる自由で大胆な発想をもった若手の高度研究者•アントレプレナーの育成という、従 来にはなかった新たな役割が求められています。大阪府立大学は、平成 26 年度に文部科学省「グローバルアン トレプレナー育成促進事業(EDGE プログラム)」の採択 13 校中、公立大学として唯一選ばれ、「地域産学官連携 型持続的イノベーション・エコシステム拠点:科学技術駆動型イノベーション創出プレイヤー養成プログラム」(通 称 Fledge (Fudai Live EDGE)プログラム)を始動、更に進化したアントレプレナー教育を推進しています。 ※fledge: 雛鳥の羽毛が生えそろい、巣立ちができることを意味する英単語) 【参考 URL】 文部科学省 EDGE プログラム http://edgeprogram.jp/ 大阪府立大学 Fledge Home Page http://www.csies.21c.osakafu-u.ac.jp/ 2. Fledge の教育カリキュラム Fledge が提供する教育プログラムは、アントレプレナーを目指す、本学の大学院生、学部・学域生、大阪府立 大学工業高等専門学校生はもとより、一般社会人や他大学の学生も受講できるプログラムとなっています。受講 生の知識や経験に応じて選択できる3つのコースからなる教育プログラムです。平成 28 年度は、1)ビジネスアイ デア創出コースは、アイディエーション基礎演習、デザイン型システム思考演習、課題設定型演習を、2)ビジネス プラン作成コースは、MOT コンサル演習、知財戦略演習、マネジメント&マーケティング演習、ビジネス企画演習 を、3)起業実践コースは、ベンチャービジネス演習、ベンチャービジネス・ケーススタディ演習を開講します。 2 またコース横断で、新規事業アイデアやビジネスプランを発表し、研究者や投資家等の参加者とのディスカッ ションを通じて、自らのアイデアや企画を磨くことを目的としたアイディエーション・ワークショップ (i-WS) や、米国 ブラウン大学やニューメキシコ大学と連携した 1 週間のグローバル演習を開講します。さらに毎月、大阪府立大学 の米国 Silicon Valley 拠点とライブで結び、現地のベンチャーCEO や投資家とディスカッションを行う Silicon Valley Class、アジアの各地とライブで結び、アジアでの起業や事業展開についてアイディエーション、ディスカッ ションを行う Asia Live Stream などを開講します。 3. 巣立に向けて外部のコンテストで他流試合 Fledge で鍛えた受講生は、自らのアイデアや技術シーズをビジネスに結びつけるべく、外部のビジネスコンテ ストなどに果敢に挑戦し、優れた成績を収めています。2015 年 6 月、奈良先端科学技術大学院大学と Fledge 受 講生の混成チームがオムロンコトチャレンジでオーディエンス賞を受賞。2015 年 7 月、ロボットハッカソンでも受賞。 2015 年 11 月、Social Makers Camp 2015 では Fledge 受講生 2 組がそれぞれ、最優秀賞、審査員賞を受賞。2016 年 2 月のオムロンコトチャレンジ最終選考にも受講生 1 組が選ばれました。起業家としての巣立に向けて他流試 合で腕試しを行い、鍛錬を重ねています。 4. Fledge プログラムが目指すもの ―イノベーション・エコシステム形成へ― Fledge プログラムは教育プログラムの実施だけにとどまらず、地域に根ざしたイノベーション・エコシステム形成 へ向けた取り組みも進めています。大阪府の大阪起業家スタートアッパー事業や大阪市経済戦略局との連携、 日本取引所グループ(JPX)や日本政策金融公庫と連携した高校生対象の「次世代起業家育成講座」の開講や、 地元の白鷺団地を対象に都市部における高齢者の生きがい創出を目指す c o c o l o i t o (心糸人)というソー シャルビジネス創設の取り組みも行っています。 大阪府立大学は、イノベーション創出の担い手となる若手高度研究者の育成を従来の大学教育の枠にとらわ れず、それを支える研究者、投資家、金融機関、民間企業、研究機関、行政が集う「イノベーション・エコシステム」 の構築を進めます。大阪には、前例のない新しい試みを初めて行った事例が幾つもあります。また本来、熱帯雨 林のように次々に新しい企業が産まれる土地柄です。起業家の社会的な評価も高く、起業家を支援する枠組み も揃っています。大阪から世界に飛躍するベンチャー起業がもっとたくさん生まれないはずはありません。大阪府 立大学は、地域に根ざした、大阪発、世界に羽ばたく起業家・アントレプレナーの巣立ちを厳しく指導し、貢献し ていきます。 3
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