英語原文(イプスイッチ・ブログ):http://www.ipswitch.com/blog/history-information-technology-now/ ITの初期、データは紙テープに保存されていました 70年代、80年代、90年代には、ITはどのようだったでしょうか?モバイルのエンドポイント数が途方もなく少なかった ことは言うまでもありませんが。今日の視点で振り返ると、インフォメーション・テクノロジーがどのように発展し、日常業 務を変革し、様々なことが可能になったかは驚嘆に値します。ITサポートはまさに遥か遠くまでたどり着きました。 ITの歴史はいつ始まったか? 情報技術の歴史は、ほとんど人類の歴史の始まりまで遡ることができます。現在では使用する開発者はいないもの の、象形文字は一種のスクリプトとも考えられます。計算尺、階差機関、ブレーズ・パスカルの歯車式計算機パスカリ ーヌやその他の機械式計算機などもITに含まれ得るかもしれません。ですが、今日使う意味でのITは、20世紀も後 半以降と考えるのが一般的でしょう。 1970年代:メインフレーム中心 この時代のコンピュータはほとんどメインフレームやミニコンピュータでした。ITの歴史を語る上で、この事実には言及せ ざるを得ません。ITの仕事には、ユーザーのバッチ・タスクを手作業で行うこと、プリンターのバックアップ作業、膨大なプ ロシージャに従ってシステムのアップグレードをすること、端末に紙のストックを切らさないようにすること、さらには破損し たチューブの交換までも含まれていました。ITスタッフは、地下室や大きな機械が設置されたクリーンルームなどでの作 業を余儀なくされました。この時代は、システムの相互接続性は極めて限定的でしたから、相互関係があるデータの 整合性は手作業の埋め合わせによって補完されていました。これは、インターネット(当時はARPANETとして知ら れていました)切望の背後にある事情でした。 1980年代:PCの登場 80年代になると、ミニコンピュータ(DEC VAXコンピュータなど)が躍進するとともに、PCが登場しました。システム 管理者は、地下室から抜け出して、学校や図書館や会社のコンピュータ室やマシン設置場所に要請されて出向い ていくようになりました。この時期のITの役割は、主に自動データ保存や検索や印刷などのためにファイルやプリント・ サーバーをインストールして保守管理することでした。また、PCにDOSをインストールしたりアップグレードする仕事もあ りました。 アップル II、コモドール 64、そして IBM PC などが市場に台頭してきましたが、パーソナル・コンピュータはまだ業務用 の高価なマシンで、学校などへの展開はあまり考えられませんでした。アップル II が教育市場を牽引しましたが、80 年代に学校で IT 業務をしていた人たちは、フロッピーディスクやデイジーホイールプリンタ、そして RS-232 ケーブルな どの用語に慣れ親しんだはずです。 1990年代:キュービクル、ウィンドウズ、インターネット 90年代のIT管理者は、キュービクルでサポートするユーザーの横に座って作業するようなことが普通になってきました。 従業員はウィンドウズをインストールしたPCを使うようになっており、ITサポートは、ネットワーク、ネットワークの保守、 PCメールサポート、ウィンドウズやMicrosoft Office のインストール、メモリ増量やグラフィックカードの追加などに移 行しました。 90年代も終わる頃には、特に成長企業ではウェブのインターネット接続が非常に重要視されるようになりました。 Facebook、Twitter、LinkedIn などはまだありませんでしたが(トレンドの端を発したFriendsterの創業は 2002年です)、企業側は生産性の低下を恐れ、ウェブ・アクセスを制限していました。PCにモデムをつけてダイヤル アップ・アクセスが必要な人に電話ラインを接続したり、業務用LANをインターネット接続可能にしたりするのがせいぜ いのところでした。 今日のIT:アップルの復活、パッチ・チューズデー、BYOD 最近のIT管理者の役割には、復活したMacのサポート、ソーシャルメディアの活用(仕事中のアクセスをブロックする ことを含めて)、定常的にセキュリティ関連のパッチを施すこと(ウィンドウズの場合、パッチ・チューズデーとして慣行さ れています)、BYODへの対処、DevOpsの自動化、などが含まれます。 ITの商業化(日常生活で体験した技術と同じレベルの技術を職場でも求めるようになることを含意、BYODなどに 反映)は継続し、IT専門家は家族や友人が頼むような「例のあれよろしく」といった作業を即座にこなすよう求めら れます。IT役割の自動化、明日のヘルプデスクで何が求められるのかを問い続けることも重要です。 ⇒ 参考になるeGuide: 「警告の嵐を防ぐ」
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