平成28年度 教育相談・就学支援員配置事業委託企画提案仕様書 1 委託業務名 教育相談・就学支援員配置事業 2 目 的 支援 を 必 要 と す る 不 登 校 傾 向 の 生 徒 や 中 途 退 学 が 懸 念 さ れる 生 徒等 が 在籍 す る 県立 高 等 学 校へ 教 育 相 談 ・ 就 学 支 援 員 を 派 遣 し 、 特 に 不 登 校 ( 傾 向 )生 徒 ・保 護 者等 に 対 する ア ウ ト リー チ 支 援 を 含 む カ ウ ン セ リ ン グ 等 の 支 援 の 充 実 を 図 る とと も に、 校 内に お け る支 援 体 制 の構 築 支 援 、 教 育 ・ 福 祉 等 の 公 的 支 援 と 民 間 支 援 団 体 に よる 協 働体 制 によ る 支 援等 に よ り、不登校の減少を図る。 3 委託期間 委託契約の日~平成29年3月20日 4 事業概要 (1) 教育相談・就学支援員(以下「就学支援員」という。)の派遣等 ア 支援対象校(13校以上)へ就学支援員を週当たり6~10時間の派遣 イ 就学支援員派遣の調整等を行うコーディネーターの配置 (2) 研修等の実施 ア 就学支援員に対する研修の実施 イ 生徒、保護者、教職員等に対する研修の実施 (3) 実績報告書等の作成 支 援 対 象 校 で の 取 組 の 評 価 検 証 を する た め、 成 果 ・ 課 題 等 を 分 析 し 、 次 年 度 の 取 組 改 善 に 向 け た 提 言 等 を 含 め た 実 績 報 告 書を 作 成す る 。 な お 、 作 成 し た 報 告 書 は 、 県 立 高 等 学校で活用できるよう、全校へ配布する。 5 業務内容及び要件 (1) コーディネーターについて ① 業務内容:本事業の中心的な役割として、以下の業務を行う。 ア 事業実施における学校等との連絡調整・事業の進捗管理 イ 就学支援員派遣に係る諸業務(募集・登録・調整等) ウ 派遣就学支援員のマッチング エ 就学支援員との相談窓口 オ 就学支援員に対する研修の企画・実施 -1- カ 教員等に対する校内研修の企画・実施 キ 就学支援員との事例検討会 ク 関係機関・専門機関による協働体制の構築 (事業終了後の協働体制の構築に向けた取組) ② 要件 受 託 者 は 、 社 会 福 祉 士 又 は 臨 床 心理 士 等で 、 特 に 不 登 校 に 対 す る 支 援 に つ い て 相 当 の 経 験 及 び 知 識 を 有 す る 者 、 又 は それ と 同等 と 認 め ら れ る 者 を 、 コ ー デ ィ ネ ー タ ー と して専任で1名以上配置すること。 (2) 就学支援員について ① 業務内容: 就学支援員は、支援を必要とする不登校傾向の生徒や中途退学が懸念される生徒等 への相談及びアウトリーチ支援による総合的な相談・助言を行う。相談・助言の具体 的な内容は、次のとおり。 ア 支援対象校職員との連携 就学支援員は、学校内に位置づけられている「教育相談担当教諭」、「中途退学担 当教諭」、「特別支援教育コーディネーター」等との連携のもと、支援を必要とする 不登校傾向の 生徒や中途退学が懸念される生徒等の情報収集及び支援を行うこと。 イ 学校との連携体制に基づく支援 a.学校との 連携体制に基づく、支援を要する生徒の個別支援計画の作成及び支援 の実施に関すること。 (例:ケースに応じた教育相談、保護者カウンセリング、家庭訪問、就学支援、 就労支援、教育講演会など) b.圏域又は県域レベルでの関係機関(県専門機関等)との連携に関すること。 ウ 派遣校における不登校等未然防止組織への参加 いじめ及び その他の原因により、不登校になる生徒の出現も懸念されるため、学 校の要望により、これらに関する会議への参加及び助言等を行うものとする。 エ 自己研鑽 就学支援員 は、受託者と密接に連携し、支援活動を円滑かつ効果的にすすめられ るよう研修・研鑽に努めること。 ② 要件 受託者は、社会福祉士、臨床心理士、又は警察官OB等で、不登校及び中途退学が 懸念される生徒等に対する支援について相当の学校臨床経験及び専門知識を有する 者、又はそれと同様と認められる者を就学支援員として、支援対象校に派遣すること。 (3) 研修等の実施 受託者は、委託者と協議の上、以下の研修等を合計4回以上実施すること。 ① 就学支援員の資質向上のための就学支援員に対する研修 -2- ② 生徒、保護者、教職員等向けの研修 (4) 実績報告書の作成・提出 受 託 者 は 、 支 出 関 係 証 拠 書 類 等 と 併せ て 、以 下 の 内 容 を 含 む 実 績 報 告 書 を 作 成 し 、 事 業完了と同時に提出すること。 ① 各支援対象校に関する不登校の実態、実践取組等の記録を含むこと。 ② 実 績 報 告 書 に は 、 各 支 援 対 象 校 に対 す るア ン ケ ー ト 等 を 実 施 し 、 そ の 成 果 分 析 、 次 年度の取組改善に向けた提言等を含むこと。 (5) 受 託 者 は 、支 援 対象 校 以 外 で も 支 援が 必 要 な学 校 が ある 場 合 は、 委 託者 と 協 議の 上 、 委託費の範囲内で年度途中でも就学支援員等を派遣すること。 (6) 受 託 者 は 、支 援対 象 校 の 要 望が あ る場 合 は 、学 校 の 企画 す る 会議 等 に参 加 し 、指 導 ・ 助言を行うこと。 (7) 受 託 者 は 、派 遣さ れ る 就 学 支援 員 が支 援 活 動を 円 滑 かつ 効 果 的に す すめ ら れ るよ う ス ーパーバイザーを設置することができる。 (8) 受託者は、受託に伴う事務作業員を配置することができる。 6 積算方法及び経費限度額 (1) 各経費は税抜き価格とし、別途消費税を併記して提出することとし、(23,280千 円(消費税込み))の範囲内で見積もること。 (2) 積算の費目については、概ね以下の内容で提出すること。 ① 直接人件費 ア ② 事務局経費(コーディネーター、事務員等にかかる経費) 事業費 ア 就学支援員等の派遣に要する経費 イ 就学支援員等の研修等の実施に要する経費 ウ 実績報告書(分析・提案等含む)の作成に要する経費 ③ 一般管理費(事業の管理に要する諸経費:(①+②-再委託費)×10%以内) ④ 消費税 ※ 各経費については、月数、回数、個数等、見積条件が分かるように明記すること。 ※ 事業終了時には精算報告書の提出を受け、実際に支出した額(一般管理費は除く)を 契約額の範囲内で支払うものとする。 -3- 7 著作権等 成果物および報告会等で提供する資料に関する著作権および所有権は沖縄県教育委員会に 帰属する。ただし、外部講師による資料や研修講座等において利用した資料等、第三者の著 作権等その他の権利に属するものの使用については、各関係者と事前に調整・確認を行うな ど、適切な処理を行うこと。 8 個人情報等の取扱いについて 研修の実施および報告会用資料の作成に際して、生徒および教職員に関する個人情報等に ついては、沖縄県個人情報保護条例に基づき、適切に取り扱うこと。 9 再委託について (一括再委託の禁止等) 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請け負わせることができない。 ま た、 以 下 の業 務 (以 下、「 契約 の 主た る 部 分」 と い う。) につ いて は、 その 履行 を第 三者 に委任し、又は請け負わせることができない。 ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、 これと異なる取扱いをすることがある。 ○ 契約の主たる部分 契約金額の50%を超える業務 企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務 (再委託の相手方の制限) 本契約の競争入札参加者であった者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。 また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に契約の履 行を委任し、又は請け負わせることはできない。 (再委託の範囲) 本契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請け負わせることのできる業務等の 範囲は以下のとおりとする。 ○ 再委託により履行することのできる業務の範囲 職 員 及 び 支 援 員 の 生 徒 理解 及 びス キ ル 向 上 を 目 的 と し て 実 施 す る 研 修 に 係 る も の で、必要性の認められるもの。 -4- (再委託の承認) 契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面による県の 承認を得なければならない。 ただし、「その他、簡易な業務」を第三者に委任し、又は請負わせるときはこの限りではな い。 ○ その他、簡易な業務 資料の収集・整理 複写・印刷・製本 原稿・データの入力及び集計再委託により履行することのできる業務の範囲 10 その他 (1) 受託者は、業務遂行にあたり、沖縄県教育委員会と緊密な連携を図ること。 (2) この 仕 様 書に 定 め のな い 事 項、 又 は疑 義 が 生じ た 場 合は 、 必 要に 応 じて 沖 縄 県教 育 委 員会、受託者双方で協議し定める。 -5-
© Copyright 2024 ExpyDoc