平成28年 第6週 [PDFファイル/250KB]

西部保健所(日田玖珠地域)の感染症情報
平成28年 第7週(2月15日~2月21日)
◆ 西部管内でインフルエンザの報告数が警報発令基準値を超えました。注意しましょう!
インフルエンザの定点当たり報告数は、県内では39.3、西部管内では45.6となっています。県内、管
内ともに警報の発令基準値となる30.0を超えています。また、管内ではインフルエンザA型、B型ともに
発生しています。県内では警報が発令中ですので、以下を参考に予防を心がけ、引き続き注意しましょ
う。
<予防法>
・液体石けんやアルコール消毒液を利用して、こまめにしっかり手洗いをしましょう。
・空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下してインフルエンザにかかりやすくなります。換気や加湿器
によって適切な湿度を保ちましょう。
・十分な休養と栄養摂取を心がけましょう。
◆ 感染性胃腸炎に注意しましょう!
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、県内では12.9、西部管内では2.3となっています。管内での発生
報告数はあまり多くありませんが、発生が続いています。冬場に流行する感染性胃腸炎は、ノロウイルス
やロタウイルスなどのウイルスによるものが多くみられます。ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、ノロ
ウイルスがついた食品を喫食する以外にもウイルスがついた手指を介して感染することから、排便後や調
理及び食事の前には手洗いを励行し、予防に努めましょう。
感染性胃腸炎の症状は、原因となる細菌やウイルスによって少しずつ異なりますが、発熱、下痢(水様便、血
便など)、腹痛、悪心、嘔吐などです。
<予防法>
・トイレの後、調理をする際、食事の前は必ずよく手を洗いましょう。
・カキなどの2枚貝を食べる時は90℃以上で90秒以上中心部までよく加熱しましょう。
・調理器具類(まな板、包丁、ボール、ふきん等)の洗浄、消毒をしっかり行いましょう。
(
定点報告の結果
ヘ
ル
パ
ン
ギ
3.8
1.0
4~6歳
8.6
1.8
0.2
7~9歳
7.0
4.8
0.2
10~14歳
3.8
3.6
15~19歳
0.4
0.4
0.2
20歳以上
7.4
32.2
0.6
12.2
45.6
0.6
1.2
7.6
29.8
0.2
0.3
0.7
0.7
1.3
0.3
1.0
0.7
0.3
0.7
0.7
0.3
0.3
0.3
2.7
2.0
2.3
1.0
0.7
2.3
2.7
2.3
0.7
0.7
0.4
22.0
※西部保健所管内の指定された医療機関から報告された患者数を、1医療機関(定点)あたりに換算して計上しています。
※平成27年第14週から定点数が変更になったため、以前のデータと比較する際はご留意ください。
※端数処理のため、合計と年齢ごとの数値は一致しないことがあります。
麻
し
ん
風
し
ん
警報
レベル
全
数
全
数
注意報
レベル
)
マ肺
イ炎
コ
プ
ラ
ズ
マ
)
)
ナ
流
行お
性た
耳ふ
下く
腺か
炎ぜ
(
百
日
咳
(
突
発
性
発
疹
ー
)
伝
染リ
性ン
紅ゴ
斑病
(
手
足
口
病
)
1~3歳
前週
水
痘水
ぼ
う
そ
う
1.0
1.2
70歳以上
(再掲)
感
染
性
胃
腸
炎
不明
0歳
計
Aレ
群ン
溶サ
血球
性菌
咽
頭
炎
(
B型
咽
頭プ
結
膜ル
熱熱
)
A型
R感
S染
ウ症
イ
ル
ス
(ー
イ
ン
フ
ル
エ
ン
ザ
定点当たり報告数 インフルエンザ(3年間)
定点当たり報告数
90
90
80
80
70
70
7週
60
60
50
50
40
40
30
30
20
20
10
10
0
0
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
定点当たり報告数
報告数(28年)
報告数(27年)
報告数(26年)
1月からの週数
定点当たり報告数 感染性胃腸炎(3年間)
20
20
7週
15
15
10
10
5
5
0
報告数(28年)
報告数(27年)
報告数(26年)
0
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51
疾患名
警報レベル
1月からの週数
注意報レベル
開始基準値
終息基準値
基準値
インフルエンザ
30
10
10
感染性胃腸炎
20
12
なお、基準値はすべて定点当たりの報告数です。また注意報の「空白」は対象としないことを意味します。