墨 田 区(報道) 平成28 年2月9日 ∼バレンタインデーのプレゼントにいかがですか?∼ 墨田区の中小企業が早稲田大学生と共同でA4版レザーファイルを製作! 墨田区が早稲田大学と行う産学官連携事業の一つである「早稲田大学による区内企業診断」をきっ かけに、区内革袋物製造業の有限会社丸ヨ片野製鞄所(片野 一徳・代表取締役 石原4−21−4) が、早稲田大学の意見を取り入れながらA4版レザーファイルを製作した。昨年 12 月からインター ネット販売も開始。 「早稲田大学による区内企業診断」は、早稲田大学の学生が区内の企業を訪問し、学生独自の観点 でその企業の長所・短所を見出したレポートを作成。区内企業の経営、技術の改善、企業と大学生と の交流を図る目的で、平成 22 年度から早稲田大学商学学術院の鵜飼 信一・ゼミ(産業経済の分析) 協力の下、実施している。今年度は同ゼミ生 43 名(男性 33 名 女性 10 名)が6社に訪問した。 そのうち、有限会社丸ヨ片野製鞄所を担当した学生は、4年生3名、3年生4名の計7名。学生た ちは、一般消費者へのアンケート調査やヒアリング調査を行い、同社製品の現状と課題等を分析。商 品ターゲットや価格帯、デザイン性、機能性などを踏まえて、一般消費者向けのA4版レザーファイ ルを同社に提案した。具体的な製品開発から値付け、販売方法までを学生たちと同社で検討し、その 結果、同製品の製造・販売につながった。上質な革を使った同製品は、大人向けビジネス用品などに 使用できるので、この時期バレンタインデーのプレゼントにもぴったり。 同社の片野一恵 氏は「今後は自社の定番商品としてホームページや百貨店などで販売することを 考えている。また、展示会に出展するなど、レザーファイルを積極的にPRしていきたい。 」と今回 の新製品に大きな期待を寄せる。 <墨田区と早稲田大学との産学官連携事業> 墨田区と早稲田大学とは、平成 14 年(2002 年)12 月に締結した、産学官連携事業の包括的事業連携協 定に基づき、区内企業の産業技術と大学の研究成果等の「知」を結び付け、企業の経営革新および地域の 活性化を図っている。包括協定は5年ごとに延長契約が締結されており、連携のフィールドを産業振興に 限定せず、文化振興・まちづくり・人材育成・学術研究など多方面で行われていることが大きな特徴であ る。平成 24 年 12 月には、第3期連携期間をスタートさせ、さらなる地域全体の活性化を目指している。 さらに、近隣大学や専門学校との連携事業も実施している。 ■A4版レザーファイル概要 【価格】3,980 円/枚(税込) 【色】4色(キャメル・ベージュ・ベイビーブルー・桜) 【素材】牛革 【販売先】インターネット販売サービス amazon.com http://www.amazon.co.jp/dp/B019O6W3K0 http://www.amazon.co.jp/dp/B019R481H8 《問合せ》すみだ中小企業センター ℡3617−4351 A4版レザーファイル 製品の素材を選んでいる様子
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