墨 田 区(報道) 平成28 年 12 月 12 日 ∼墨田区産の製品を広くPR!∼ 区内中小企業と早稲田大学とで制作した革製品が売れ行き大好評! 区内革袋物製造業の有限会社丸ヨ片野製鞄所(石原四丁目 21 番4号 片野 一徳・代表取締役) と早稲田大学(新宿区戸塚町 1-104 鎌田 薫・総長)の学生とで一緒に開発・製作した革製品が、 早稲田大学オフィシャルショップ「Uni.Shop & Café 125」 (早稲田大学大隈講堂脇)で販売され ており、大変好評である。売られている製品は、墨田区が同大学と行う産学官連携事業の一つ「早 稲田大学による区内企業診断」をきっかけに、同社が同大学の学生の意見を取り入れながら製作 したもの。レザーA4ファイル(税込 4,200 円 ナチュラル・ブラウン・ライトブルー・ピンク、 エンジの5色)とレザーボストンバッグ(税込 44,800 円 ブラック・ダークブラウン・エンジの 3色)の2種類を販売している。いずれの製品も品質にこだわっており、ファイルとバッグそれ ぞれに適した革を厳選。早稲田大学のロゴやシンボルマークが施されているのも特徴である。 同ショップで販売することになったのは、同社製品の現状と課題等を分析してきた学生が売り 込んだことがきっかけ。11 月 24 日(木)から販売を開始し、12 月9日(金)まででレザーA4 ファイル 15 枚、レザーボストンバッグ2個も売り上げ、高価な製品であるにもかかわらず売れ行 き好調。主にプレゼント用として購入する方が多く、学生は「ギフト商品としての販路拡大を狙 っていたので、その思惑通りに売上好調となっている。 」と現状を分析している。 同社の片野 一恵 氏は商品販売について「墨田区産の製品を広くPRするチャンスになる。若 い人たちにもっと墨田区製品の良さを知ってもらいたい。 」と期待を込めて話していた。 <墨田区と早稲田大学との産学官連携事業> 墨田区と早稲田大学とは、平成 14 年(2002 年)12 月に締結した、産学官連携事業の包括的事業連携協 定に基づき、区内企業の産業技術と大学の研究成果等の「知」を結び付け、企業の経営革新および地域の 活性化を図っている。包括協定は5年ごとに延長契約が締結されており、連携のフィールドを産業振興に 限定せず、文化振興・まちづくり・人材育成・学術研究など多方面で行われていることが大きな特徴であ る。 <早稲田大学による区内企業診断について> 早稲田大学の学生が墨田区内の企業を訪問し、学生独自の観点でその企業の長所、短所を分析したレポ ートを作成。区内企業の経営、技術の改善、企業と大学生との交流促進を図る目的で、平成 22 年度から、 早稲田大学商学学術院の鵜飼 信一・ゼミ(産業経済の分析)の協力により、行っている。同ゼミでは、 主に製造業を中心とする小規模企業を研究対象とし、中小製造業で働いている方へのインタビューなども 実施しながら、各企業の課題等の分析を行っている。今年度は、同ゼミ生 60 名(男性 38 名、女性 22 名) が6グループに分かれて6社を訪問している(有限会社丸ヨ片野製鞄所には3年生6名、4年生4名の計 10 名が訪問) 。 《問合せ》すみだ中小企業センター ℡3617−4351
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