仕 1.件名 様 書 移転申請書のコード付与・登録記事抽出作業及びデータ作成 2.作業概要 本作業は、移転登録業務において、磁気原簿への移転登録事項を記録するための準備 段階として、移転申請書を電子化する作業である。 特許庁から貸与された発注物件(「7.発注物件」参照)を使用して、移転申請書の記 載内容を判断し、特許庁が指定する仕様に基づき機械処理に対応した各種コードを付与 するとともに、原簿登録に必要な記事を抽出して記事情報データを作成し、特許庁から 貸与されたDVD-RWに内容を記録して納入する。 3.作業内容 3.1.移転申請書コード付与・登録記事抽出作業及びデータ作成 移転コード及び項目コードの付与、原簿更正記事情報の抽出及びデータ作成を、 「移転 コード付与及び原簿更正記事情報抽出基準書」(以下「基準書」という。)に従い、以下 の作業を行う。 *別紙「参考資料1及び参考資料2」を参照。 (1)準備作業 特許庁から貸与された移転申請書(写し)(以下「申請書」という。)の上部に固定 部の情報を記入するためのレイアウト(項目)を作成する。 レイアウト(項目)の作成は、手書き又はゴム印等を押印するなどの簡易な方法で もよい。 (2)移転コードの付与 基準書の「3.移転コード付与基準」に従い、申請書に記載されている「表題」、「権 利の表示」、「登録の目的」 、「一般承継か特定承継の別」から判断し、移転コードを付 与する。 移転コードは、5桁の数字又は英数字で構成され、基準書の「3.2.3移転コー ド付与条件」に示されている。 (3)固定部への記入 上記(1)準備作業で作成したレイアウト(項目)に付与した移転コードのほか、 申請書に記載されている「受付日」 、「受付番号」 、 「併合の有無」 、「出直識別」(郵送か 窓口の別) 、 「移転申請形態」 (単独申請か双方申請の別)を記入する。 (4)項目コードの付与 基準書の「4.項目コード付与基準」に従い、申請書に記載されている「特許番号」、 1 「登録免許税」、「住所」、 「氏名」、「持分」等に項目コードを付与し、申請書に記入す る。 項目コードは、3桁の英数字(例外あり)で構成され、移転コードに基づき基準書 の「4,2.1様式:本権にかかる移転申請書【一般承継】 」以降に示されている。 (5)原簿更正記事情報の抽出 基準書の「4.項目コード付与基準」の申請書様式例を参照し、入力指示の内容に 従い、申請書から原簿に記載するための更正記事情報を抽出する。 原簿更正記事情報の抽出は、申請書に項目コードを付与した「特許番号」、「登録免 許税」 、 「住所」 、 「氏名」 、 「持分」等の記載部分に下線を記入する。なお、基準書の「5. 2氏名・住所に関する原簿更正記事情報抽出仕様書」に従い、抽出指示を行うこと。 (6)確認 上記(1)~(5)について、基準書に記載されている内容が適正に行われている か確認する。 (7)データ作成 基準書の「6.原簿更正記事情報作成基準」に従い、移転コード、項目コード、原 簿更正記事等のデータを作成し、DVD-RWに格納する。 なお、データ作成は、基準書の電子化レイアウトを参考とし、入力指示に従うこと。 また、特許庁が指定するコードに対応しない文字等が発生した場合は、一文字ずつ 置換記号を付して「ひらがな」に置き換えること。置換処理をしたデータについては、 置換処理報告書を作成し提出すること。 データ入力の方法が不明な事項が発生した場合は、提出物の付箋リストを作成 すること。 (8)データチェック 格納したDVD-RWは、基準書の「6.7データチェック基準」に従い、申請書単 位でデータチェックを行う。 (9)早期受付情報データの作成 基準書の「6.8早期受付情報データ」に従い、発注日の翌日14時までに早期受 付情報データ(特許(登録)番号データ)を作成し、暗号化して特許庁の指定するア ドレスに電子メールで送付する。 なお、暗号化については、担当者の指示に従うこと。 3.2.手続補正書データ作成 特許庁から貸与された手続補正書(写し)(別紙「参考資料2」を参照)について、基 準書の「6.9手続補正書データ」に従い、補正種別、四法、起案番号、受付日、受付 番号を入力したデータを作成する。作成したデータは「3.1. (7)データ作成」と同 じDVD-RWに移転申請書の作成データとは別ファイルとして格納する。 なお、手続補正書(写し)の貸与がない場合は、0バイトデータを作成して格納する こと。 2 4.発注予定件数 種 別 特 許 実用新案 意 匠 商標(国際商標を含む) 手続補正書 合 計 予定件数 14,000件 700件 1,200件 22,000件 (うち、国際商標40件) 3,300件 41,200件 ※一発注の平均申請書件数:約170件(特許:58件、実用:3件、意匠:5件、 商標:90件、補正書:14件) ※発注予定件数は、別紙「参考資料3、参考資料3-2及び参考資料4」を参照。 5.契約期間 平成28年4月1日から平成29年3月31日とする。 6.発注 (1)原則、毎日16時30分とする。 (2)引渡場所は、審査業務部審査業務課登録室(特許庁6階南側。以下「審査業務課登 録室」という。 )とする。 (3)日時等について変更する場合は、事前に通知する。 7.発注物件 以下を発注物件として貸与する。 (1)発注依頼書(機密情報受領書含む) ・・・・・・・・ 別紙「参考資料5」参照。 (2)発注書類(移転申請書(写し)、手続補正書(写し)) ・・ 別紙「参考資料1」参照。 (3)提出用DVD-RW(記録用) (4)移転申請書等送付票 ・・・・・・・・・ 別紙「参考資料6」参照。 ※発注書類(移転申請書(写し) 、手続補正書(写し)及び移転申請書等送付票)は、作 業終了後返却すること。 8.貸与物 移転コード付与及び原簿更正記事情報抽出基準書 ※作業終了後返却すること。 3 9.提出期日 (1)原則、毎日14時とする。 (2)提出場所は、審査業務課登録室とする。 (3)日時等について変更する場合は、事前に通知する。 10.提出物件 (1)特許庁が貸与したDVD-RWに格納した移転申請書及び手続補正書の電子データ (2)移転データ納品リスト a 移転データ案件リスト・・・・・・別紙「参考資料7」参照。 b 移転データ合計件数リスト・・・・別紙「参考資料8」参照。 c 移転データ合計文字数リスト・・・別紙「参考資料9」参照。 (3)置換処理報告書・・・・・・・・・・・別紙「参考資料10」参照。 (4)付箋リスト・・・・・・・・・・・・・別紙「参考資料11」参照。 (5)移転データチェックリスト・・・・・・別紙「参考資料12」参照。 ((5)は1か月分纏めて提出可) (6)提出書報告書 11.納入物件 毎月月末に以下を納入する。 (1)その月1か月分の前記10. (1)電子データと同じデータを纏めたものを、DVD -R又はCD-R(※)に格納して納入する。 ※請負業者にて用意したものを用いること。 (2)納品書(1か月分) 12.発注・提出スケジュールについて (1)提出物件は、発注日より2日後(閉庁日を除く。 )の提出とする。ただし、平成28 年4月1日に貸与する2日分のうちの1日分及び平成29年3月30日に貸与する発 注物の提出は翌日とする。 (2)事前に、発注・提出スケジュール表(以下、発注・納品スケジュールという。 ) を渡す。 (3)発注・納品スケジュールに変更がある場合は、事前に通知する。 13.特許庁が貸与するDVD-RWについて 本仕様における貸与する提出用DVD-RW(記録用)については、下記を使用する。 DVD-RW:片面4.7GB、UDF1.02 格納形式 OpenSSL による AES256CBC を使用した暗号化。 4 (移転申請書データ) ファイル名 RBI110 使用コード SJIS (手続補正書データ) ファイル名 RBI3A0 使用コード SJIS 14.秘密の保持 (1)本仕様以外にいかなる場合でも当該書類及び帳票類を使用してはならない。 (2)当該発注及び納品に関する書類及び帳票類はその取り扱いを厳重に注意する。 (3)本仕様書に基づく作業に当たっては、行政機関の保有する個人情報の保護に関する 法律(平成15年法律第58号)、政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準 (内閣サイバーセキュリティセンター) 、特許庁個人情報保護管理規程及び特許庁情報 セキュリティ運用細則等の関係法令及び規程を遵守しなければならない。 15.仕様書の疑義 仕様書に疑義がある場合については、適宜担当者の指示に従い速やかに対処すること。 16.課室情報セキュリティ責任者 特許庁審査業務部審査業務課登録室長 (なお、責任者に人事異動が生じた場合は、新たに配属となった者が課室情報セキュ リティ責任者となるものとする。) 17.担当者 特許庁審査業務部審査業務課登録室管理班管理第一係 (なお、担当者に人事異動が生じた場合は、新たに配属となった者が担当者となる ものとする。 ) 5
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