意見の原文 - つくば市

パブリックコメントで提出された意見
お寄せいただいた意見のみを公表するものです。
※意見に対する市の考え方並びに計画等の案を修正した際の修正の内容及び理由は,まとまり
次第公表します。
計画等の名称:
No
第2次つくば市障害者計画 後期計画(案)
パブリックコメントで提出された意見(原文)
・7ページ「専門職員(精神保健福祉士,理学療法士,作業療法士や社会福祉士など)の採用・
増員により,市内4か所の福祉支援センターにおいて「地域活動支援センター事業」及び「児童
発達支援事業」の展開,障害福祉課内に「福祉相談室」を設置し,総合的相談窓口「福祉相談
コーナー」として,きめ細かな相談体制の充実に努めてきました。」とありますが、児童発達支援
事業を実施する福祉支援センターの定員に対して、利用者がどのくらいオーバーしていて、セ
ンター内でどのくらい相談支援活動が行われているのかかかれていません。センターの現場で
働いておられる先生方は大変一生懸命にされていると思いますが、事業予算が年々増加する
児童発達支援を希望する児童数に見合っていないと感じます。今後予算を増やして人件費を
支出するのか、民営の発達支援事業者に発達支援事業の一端を担ってもらう形に移行してい
くのか、どのようなお考えなのでしょうか。
・17ページ33ページ35ページ「3 療育・教育体制の充実~障害のある子どもを安心して育て
るために~
障害の早期発見・早期療育により,障害の軽減や,機能回復を図ることが重要となっていま
す。そのために,まず,いつでも気軽に相談できるような療育相談が必要とされています。ま
た,教育の現場では,障害の特性に応じた教育の場や機会を提供し,一人ひとりの可能性を
最大限に伸ばすことが大切です。保健・医療・福祉・教育等の分野でより一層の連携を図り,適
切な教育を進めていきます。」とあります。このような基本目標が新設されたのはとてもうれしい
1
です。ただ、そのためには障害福祉課だけが障害者の相談窓口になっていてはその目標は達
成されないと思います。当事者・事業者・障害者団体との意見交換を福祉課のみならず、庁内
の関係各所が年に数回でも行うべきではないでしょうか。障害者のことは障害福祉課、との責
任回避の姿勢が感じられます。
また、療育の項目の中の、「保育所における支援及び学校教育の充実」とありますが、なぜそ
の中に幼稚園が入ってこないのでしょうか?理由を教えてください。
障害者福祉の向上と地域のノーマライゼーションを図るために、「完全参加と平等」を推進する
んですよね?教育という場への子ども自身の完全参加は、健常児であれば当然親と離れま
す。それを学校側から拒否されていませんか?また、当然健常児と障害児とでは平等な扱いで
はありませんよね。学校教育という場は、治外法権なのか、それとも縦割り行政の為障害福祉
課からは回答できないという回答を得るのかわかりませんが、このような事例が許されるなら
ば、障害者差別解消法で障害者は差別を受けたとどこに相談すればよいのでしょうか。
就学に当たっては、保護者と本人の意向を最大限に尊重する。と、ありますが、許可は出すけ
ど、教員・加配教員からではなく親からの支援・援助を受けるのならば、それは意向を尊重した
のではなく障害者を教育現場から排除しているのと同じです。障害と言えば障害福祉課が回答
してこられますが、これはぜひ学務課・学校教育課から回答してもらいたい。
3ー3 保育所における支援及び学校教育の充実、番号88について
現在、公立保育所の障害児に対する加配職員については、保育士資格がなくても可能というこ
とになっている。当該事業概要に記載のある「加配保育士の配置」については、今後は障害児
に対する加配職員については、保育士免許を必要とするという意味か?
2
障害児は健常児と異なり、特別な配慮を必要とする。0から5歳の障害児をみるのに、保育士
免許も障害に関する特別な知識も持たない者が対応することを危険に感じる。なにか事故が
あってからでは遅いので、障害児の加配には少なくとも保育士免許をもった職員の配置を希望
する。加えて、加配の職員の給与をあげるなどして、優秀な人材の確保に努めていただきた
い。
1/3
No
パブリックコメントで提出された意見(原文)
施策全体について
各施策の対象となっている「障害児」に、当方の子と同等、もしくはそれ以上に重度のお子さん
のことは含まれているのでしょうか。同じ「障害児」であっても、種類や程度により、既存のサー
ビス、施設では受け入れてもらえないケースがあります。排泄等全介助の身体障害があり医療
ケアが必要な子どもは、もっとも受け入れのハードルが高いと感じています。
「障害児」のような大きなくくりでは、重度の子どもは忘れられるのではないか、と私たち家族は
心配しています。展開予定の施策ひとつひとつは、とてもありがたいものです。ただ、それぞれ
の施策について、書かれている「障害児」とは、例えば発達障害児だけのことでは、と読めてし
まうのです。各施策が発達障害や知的障害にとどまらず、肢体不自由、医療ケアなどの重度障
害を持つ子どもにも展開されるようにお願いします。
また、国会議員レベルでは「永田町こども未来会議」が定期的に開かれ、野田聖子議員、細野
豪志議員などを中心に、重度身体障害児、医療ケア児の支援強化に向けた活動が行われて
います。つくば市も、筑波大学付属病院があることから、医療ケアが必要な子ども・家庭が集ま
る環境にあり、障害児への施策においても先進的な取り組みがされることを願っています。
1-2 早期医療体制の充実(36、37ページ) 5項~10項について
出生時から何らかの異常があり、NICU、GCUの長期入院を経て帰宅した子、在宅医療を開始
する家庭にも保健師巡回など、支援を検討してください。すでに異常がみつかっており、医療と
結びついていることで、支援の対象外なのかもしれませんが、病気を持つ子の育児、在宅医療
は家族にとって大きな負荷がかかっています。外出もままならないほか、一時預かりなども利
用できず、育児としても大変なストレスがかかっています。
同 (38ページ) 13~16項について
重度身体障害児、医療ケア児向けの療育拡充、保育施設の設置について検討をお願いしま
す。現状では、重度身体障害児は幼稚園にも入れず、療育では母子通園のみと、幼児教育と
しては、質だけでなく量もとても残念なレベルです。一方で知的障害、発達障害児向けの民間
3
放課後デイ、児童発達支援事業所などはとても増えていると聞きます。民間事業所の参入が
遅れがちな部分を補う施策をお願いします。
3節 療育、教育体制の充実(47ページ~49ページ)
保育園、幼稚園への就園、普通校への入学などにおいて、重度身体障害児、医療ケア児・家
庭の選択が受け入れられるよう体制の充実を切に期待します。身体障害、医療ケア児であって
も、知的には障害がなく健常児と同程度の学力獲得が望める子もいるのです。
また、健常児への教育、ボランティアの育成においても、もっとも効果的なのは、普段から接す
ることだと思います。
6-2 防犯、防災体制の充実(58ページ) 147項について
福祉避難所について、一次、もしくはより早い段階での開設を検討していただきたいと思いま
す。重度の身体障害児、特に医療ケアが必要な子は、命をつなぐために必要な機器をたくさん
もって移動しなければならないのです。すぐに体調を崩す子もいます。昨年の常総市の水害発
生時では福祉避難所の開設が忘れられていた、との報道も見ました。
本項に記載の、「配布するパンフレット」にはどのようなことが書かれているのでしょうか。今回
改めて「つくば市災害時要援護者避難モデル〔全体計画〕」と、「つくば市地域防災計画」を読み
ましたが、関連付けがされているようには感じませんでした。市全体の防災計画の中では、障
害者対応は一項目に過ぎず、後回しになりやすいと感じます。障害者計画において、福祉避難
所のあり方や移動の支援について見直しを図ってほしいと思います。以上
2/3
No
パブリックコメントで提出された意見(原文)
P37 「療育指導の待機児童の対応」とは、P17の児童発達支援事業を定員オーバーで受けら
れない児童のことか?何人位いるのか?P17では利用定員のみしか書かれておらず、実態が
わからない。地域活動支援事業についても、利用実態を示してほしい。
P38「福祉支援センターと各事業所との連携体制を構築して療育プログラムの質的向上に取り
組む」はぜひ力を入れて欲しい。民間事業所の参入が増えているが、どのような療育が行われ
ているのか見えないので。
P41、33「「庁内に手話通訳者を設置」について、他の自治体では職員の手話学習サークル
が長年続いている所もある。簡単な手話は出来るように職員研修に取り入れては。既に実施済
みか?技術大学の協力も得られると思う。
P42、水道料金の一部減免は、障害者のギリギリの生活を支える貴重な支援。ぜひ継続を。
P43、49継続した情報交換の場とあり、ぜひ必要だが、現在はないのか?
P44,57奉仕員等養成事業の現状と目標(回数、受講人数など)は?
P45公共施設バリアフリー化。地域交流センターや市民ホールの会議室は2階にあるところが
多いが、エレベーターがあるのは吾妻と小野川の2か所だけ。エレベータ設置の改修工事を早
急に取り組むべき。
4 P47、77「集団行動が可能な障害児」に受け入れを制限するのは差別解消法違反では。
P48,84就学相談員は就学指導ではなく、就学相談を行うのではないのか。あくまでも主体は
本人と保護者では。指示し導く指導ではなく、本人と保護者の意思、思いに寄り添う相談員とし
ての立場を貫いてほしい。でなければ、就学指導員と名前を改めるべき。
P49,92学校に段差解消と手すりだけでは不十分。まずはこれから建設する校舎だけでも、
障害のある児童生徒が使えるエレベーターの標準設置を。
P50、100作品の販売について、行事の時だけでなく、常設店を市の施設内に。販売員の経
験も社会参加、社会訓練になる。
P52、116「障害者団体の活動拠点として、市の施設活用の検討」はぜひ、実現を。検討はど
こまで進んでいるのか。
P58、150 民間にエレベーター建築指導する前に、まず市の施設から実現を。
P59、155つくタクに電動車いすでは乗れない。対応車両の導入を。
158 福祉タクシー利用券、つくタク導入時に半減されたが、つくタクは曜日や時間帯に制限が
あり、休日の外出は福祉タクシーが有効。元の枚数に戻すべき。
P64、PDCAサイクルについて、前期計画のチェックがどうされたか、この計画を見てもわから
ない。チェックはどこでいつ行い、どう公表されるのか。
※ 個人の特定につながる情報等は公表しておりません。
3/3