3年英語科

第3学年2組
英語科学習指導案
場 所:3年2組教室
授業者: 松田 和也
題材名「なりたい職業」 (教科書名 NewHorizon Book3 マルチプラス P74,75)
1
2 題材について
(1) 題材観
これまでの学習は段階的な活動(mechanical drills → meaningful practice)であったのだが本単
元では実践的な(本来の)コミュニケーション real communication に近づいた活動を行う。4技能
を統合した活動で即興性も求められる。ここでの活動はこれまでに学習した表現などを総合的に学び
直す機会を提供することになるだろう。自分の考えをまとめ、なりたい職業、将来の夢について英語
で表現しようとする活動は卒業間近の中学三年生にとって時宜を得た格好の題材であると考える。
(2) 系統観
1年 U1 be 動詞
U3
2年
U1 be 動詞過去形
3年
U1 受け身
U9 現在進行形
一般動詞現在形
U2 未来形
U2,3
U11 一般動詞過去形
U6 There is 構文 動名詞
将来のなりたい職業
↓
U5 分詞の後置修飾
現在完了形
なりたい職業
(3) 学習者の実態
アンケート集計結果(調査人数
Q1
32人)は以下の通り。
英語の学習で好きな活動はどれですか。(○でかこむ・複数回答可)
①英語を聞いて理解する活動(11)
②文法事項についての学習(9)
④教科書の追っかけ読み(3)
⑤単語や英文を書く練習(15)
⑦ 対 話 活 動 ( free conversation,speech な ど ) (17)
⑨電子黒板での表現練習(5)
Q2
(
)内は○をつけた生徒数
③教科書の音読(7)
⑥QandA による会話練習(2)
⑧ 自 分 で 考 え て 英 語 で 表 現 す る 練 習 (5)
⑩ 自主学習ノート(7)
英語で最も力をつけたいのはどの力ですか。
(1 つ選び○でかこむ)
(
①英語を聞いて理解する力(8)
②英語を読んで理解する力(3)
③英語を話す力(13)
④英語を書く力(8)
)に入るものを書きなさい。
Q3
日本語にあうように(
①
I(32/32)to be a singer.
わたしは歌手になりたい。
②
I have studied English (27/32) three years.
わたしは三年前からずっと英語を勉強しています。
③
(32/32) it’s fine tomorrow, what will you do?
もし明日晴れたら、何をしますか?
④
(20/32) every day is very difficult for me.
毎日勉強する事はわたしにとってとても難しい。
⑤
Look at the boy (30/32)his father.
お父さんの手伝いをしている男の子を見てください。
⑥
I want to read a book(31/32)by Soseki.
漱石によって書かれた本を読みたい。
⑦
Where is a CD that I
わたしが昨日買った CD はどこにあるのかな?
Q4
①あなたの将来の夢(職業など)を達成するために英語が必要ですか。
(27/32)yesterday?
学者になりたいので英語を使えるようになりたい。
留学をしたいから必要。
看護師になりたいので必要。
(
)内は○をつけた生徒数
)内の数字は正答数
(はい23名、いいえ9名)
看護師になりたいので必要ではない。
ダンサーになり海外にも行きたいから必要。
野球選手になってメジャーに行きたいから必要。
②あなたは将来において、英語が役に立つ場面があると思いますか? (はい28名、いいえ4名)
英語などの外国語ができることは社会的に必要。
職場に外国人がいるかもしれない。
コミュニケーションツールとして必要。
仕事で海外派遣の時に必要。
どの職業についても必要。
英語が必要になる時代だから。 グローバル化。 海外旅行で役にたつ。 オリンピックがあるから。
(4) 指導観
アンケートの結果を見ると、好きな学習活動では Q1⑦対話活動と答えた生徒が最も多く、⑤単語や
英文を書く練習 ①英語を聞いて理解する活動と続く。また、最も力をつけたいのは Q2③英語を話す
力だと考えている。そのためにはさまざまな表現を身につける必要があるのだが、QandA カードでの会
話練習、教科書の追っかけ読み等はあまり好きな活動ではないことが判明した。しかし実際は、基本
的な質問と応答の仕方、英文のリズムの習得を図る上で、会話練習や追っかけ読みは極めて大切な要
素を含んでいる。したがって、これらの活動に意欲的に取り組んでいけるように活動の内容や取り組
み方を工夫していきたい。基礎的な文法事項は定着しつつある。しかし、Q3④の正答率が低く、Study
とする誤答があった。不定詞、動名詞の用法は理解しているのだが、少し長い表現になると困難にな
る。文章の「意味の固まり」について意識させるようにしていきたい。そのために電子黒板を使った
表現練習や音読練習に力を入れ、言語感覚を身につけさせたい。本単元では4技能を統合した活動を
行う。生徒はこれまでにデジタル教科書、自作教材などで基本的な表現を繰り返し学んできた。総合
的な力を伸ばすために Practice makes perfect! を実践しつつ、本単元での総合的な学習を通じて「英
語学習は楽しい。生涯学習を続けていきたい」という心情、意欲を持つきっかけにしていきたい。
【ICT 活用の視点】
・電子黒板で日常生活の色々な場面を提示する事で、基本的な表現を繰り返し練習し定着をはかる。
・デジタル教科書のさまざまな機能を使い、単調になりがちな読みの練習に変化をつけ、意欲を高
める。
【人権教育の視点】
・ペア活動、グループ活動の中で、生徒相互に学び合う場を設定し、表現活動に楽しく取り組める
ようにする。
・友だちの考えを知る事で、多様な見方や考え方にふれながら、自他の意見を尊重する事ができる
ようにする。
3 題材の目標
(1)
「なりたい職業」について、自分の考えを5文程度の英語でまとめることができる。
(2)
「なりたい職業」についてスピーチをしたり、質問をしたりして話し合うことができる。
(3)世界の友だちがなりたい職業について知り、話し合う事ができる。
4
指導計画および評価規準 (4時間取り扱い 本時 1/4)
次
学
習 内 容
時
間
・将来なりたい職業について話したり、
他の人の考えを読んだり聞いたりする。 1
1
本
時
評 価 規 準
・B 教科書本文の内容について理解するこ
とができる。
・A 教科書や他の人の表現を参考にして自
分のスピーチの表現にいかすことができ
る。
・書いた原稿をもとにスピーチをするこ
・B スピーチの内容を理解しながら発表した
とができる。
り聞いたりしている。
2
1
・友だちのスピーチを聞き質問すること
・A 内容を正確に理解したうえで自分の感想
ができる。
や質問を持つことができる。
・「将来の夢」についての文を読んで内
・B 内容についての質問に答えることがで
容を理解できる。
きる。
3
1
・A 内容についての具体的な質問に適切に
答えることができる。
・日本や外国の文化と、活躍する人につ
・B 内容についての質問に答えることがで
いて調べ発表することができる。
きる。
4
1
・A 内容についての具体的な質問に適切に
答えることができる。
5 本時の学習
(1)本時の目標
①教科書のスキットの内容を理解しながら音読する事ができる。
②スキットや他の人の表現を参考にして自分の表現にいかすことができる。
(2)展開
過程
学 習 活 動
1Greeting
Warm up
形 態
(時間)
発問・指示や指導の留意点(手立て)
ICT 活用の工夫
評価
備考
ICT
一斉 1greeting and daily conversation
(1)
GOAL
Let’s make your speech better.
本時の学習課題 自分のスピーチをより良くしよう。
2Review
導
・後置修飾の文
入 ・間接疑問の文 etc
・interview game
pair
・free conversation
pair
3Let’s listen to today’s part.
展
pair ・Q&A カードで文字を確認しながら表現させる。
(15) ・電子黒板のイラストのイメージを見ながら表現させる。
インタビューゲーム、フリーカンバセーションで質問したり、答え
たりさせる。
一斉 写真を提示しながら変化のある繰り返し練習
をおこなう。
4Open your textbook
and let’s practice.
6consolidation
❶
電子黒板
❷
スピーチ原稿
4①Practicing new words and the sentences.
②Try to practice one sentence.
③You don’t have to use your textbook
if you don’t need it.
開 5Read speeches.
5 スピーチを発表し気づきを出し合って、内容を
・read scripts and exchange pair 工夫させる。
comments
group ①read scripts and exchange comments in pair
・change speech
inv.
② make your speech by using expressions
(13)
you’ve learned.
ま
と
め
電子黒板
簡潔で分かりやすい指示を行う。
Choose 2 questions from the Card.
Talk with someone who is ~ .
Talk about something ~ in pairs.
一斉 3 黙読しモデル文の内容を確認させる。
(10)
singer, since I was a child, wants to be like
Kirara. の部文をおさえ概略をつかませる。
デジタル教科書の機能を使って、変化をつけ
た音読練習をおこなう。
Ind.
pair
(8)
Q&A カード
一斉 ・本時のふりかえりをさせる。
(3)
Don’t forget to thank your friends who ~ .
電子黒板
評価カード
(3)本時の評価
評 価 規 準
❶ B規準:教科書の内容についての質問に答えることができる。
A規準:教科書の内容についてのより具体的な質問に答えることができる。
❷ B規準:将来の夢(職業)について5文以上のまとまりのある英文を書いて発表できる
ようにする。
A規準:将来の夢(職業)について5文以上のまとまりのある英文を書いて発表し合
い、相手の発表に対して質問する事ができる。
観点及び評価の方法
観察、問答
【外国語理解】
ワークシート、問答
【外国語表現】