───────────────────────────────────────────────────────── ○議長(稲葉昭宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前10時15分) ───────────────────────────────────────────────────────── ◎議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(稲葉昭宏君)日程第5、議案第3号 平成27年度(平成26年度繰越)西区津波避難タ ワー整備工事請負契約の変更についての件を議題といたします。 議案の朗読は省略して、提出者から提案理由の説明を求めます。 ○町長(齋藤文彦君) 議案第3号は、平成27年度(平成26年度繰越)西区津波避難タワー整 備工事請負契約の変更についてであります。 詳細は担当課長をして説明します。 (総務課長 ○議長(稲葉昭宏君) 山本秀樹君 提案理由説明) 以上で提案理由の説明を終わります。 これより質疑に入ります。 質疑を許します。 ○2番(渡辺文彦君) ちょっとお尋ねしたいんですけれども、この計画が始まって以来、い ろいろ設計士とかがいろいろな地域の状況とかを鑑みて設計をされて、当然この時には安全 上の配慮も当然施されているものと私は考えるわけです。そういう中で工事が進められて見 積り金額が出されてきたと判断しているわけですけれども、ここにきて急に西風が強いから というふうに言われてもなかなか納得できない面があるんですけれど、その辺に対しての認 識はどうなっているんですかね、ちょっと確認したいんですけれど。 ○総務課長(山本秀樹君) ここの設計をするにあたりまして、同様の建物をやっぱり設計業 者も実施しておりまして、湖西市のタワーとか、そういうところをいろいろなところの状況 の中でほかの部分につきましては当初の仕様のように親綱と安全帯という形で施工ができて いたということになります。ただ、ここの風がやっぱり予想以上に強かったというようなこ とから、地元の業者の方からも、実際施工する業者の方からも「危険が伴うので」というよ うな話もありまして、今回追加で足場を設置するというような形にしたということでござい ます。 当初設計の中でそういう部分を見込むということもできたということも今となっては言え るわけですけれども、当初は同様の建物で湖西市で、これも海沿いにあるものですけれど 2 も、そこではやっぱりこういうような形で施工できたということから、今回は当初はそれを 見込んでいなかったということでございます。 ○2番(渡辺文彦君) 今、ほかの地域の施工に関しては問題がない形で設計が進められたと いうことなんですけれども、ここを請け負う現場の設計士は確か伊東の方でしたか、沼津で したか、松崎の方じゃないですよね。その方たちはここの事情を知らないわけですよね。実 際作業をする方は、地元の方がやるわけですよね。地元の方はその情報というのは、この西 風の強さというのは、ほかの工事の中でおそらく体験しているはずですから、こういうこと は事前の計画の中に提案されないんですかね。その辺を確認したいんですけれど。 ○総務課長(山本秀樹君) 設計の段階で地元の施工業者がそこに入るということはあり得な いので、実際、施工業者と町の方の職員との話の中で話をされるわけです。過大な設計にな らないようにというような形をまず前提として設計に臨むわけですけれども、その話し合い の中で、実際ほかのところの海沿いのもので、こういうような仕様で施工ができていたとい うことであれば同様にここでもいくのかなと。吹いても、向こうも海沿いであるから同じよ うな感じかなというような形でやっぱり当初はいたというようなことです。 ただ、今年はやっぱりなかなか大変強く吹く時が多くて、現場の方からそういうような声 も上がってきて、今回はやむを得ず足場を設置するという方法を取ったということでぜひご 理解をいただきたいと思います。 ○議長(稲葉昭宏君) ほかにありませんか。 ○5番(藤井 確かに、この網をやることによって安全になるということはわかりま 要君) す。最初設計した時には、この網を予想していなかったということになるわけですけれども、 普通でしたら安全を期して最初からそういう網とかをやって、そして、できあがった時には、 風も吹かなかったからこの防護柵を高くしないで済んで安くなったというようなことが普通 だと思うんですよ。それを後から後から追加追加ということになるのは、これはおかしい。 安全上おかしかったんじゃないかということになるわけですけれども、これは話を聞いてい ると、業者の方から作りたいと、安全上危ないからということできているわけですよね。そ の点のところの経緯をお願いしたいと思いますけれども。 ○総務課長(山本秀樹君) いま藤井議員の話ですと、ネットという話ですが、変更前の図面 を見ていただけばわかるとおり、ネットの方は当初からあります。ちょうど縁と同じ幅であ ったわけです。ただ実際にやる場合は、そこに図があるように、ちょっと人間が前に乗り出 3 してやらなければならないというような作業がありまして、そういうようなところの作業を 行うにあたって、やっぱりあおられて怖いというようなところがあって、そこはやっぱり安 全確保する場面で単管足場をやりたいというようなことから、今回の変更に至ったというよ うなことでございます。 ○5番(藤井 要君) そうするということは、西風が強いとかというのを考慮しなかったと いうことでよろしいわけですよね。 ○総務課長(山本秀樹君) 西風が吹くことは予想していましたけれども、そこは親綱と安全 帯で対応できるというような、通常のほかでやった仕様で対応できるというような判断をし たということです。 ○5番(藤井 要君) その綱では危ないということで、どうしても安易に考えていたと言え ばそれまででしょうけれども・・。 そして、私はそういう安全面、最良の策で綱でやろうとしていたところがそれ以上の想定 外だと・・、風が吹いているということでこういうことになると思いますけれども。先ほど 言ったように、そうした場合にやっぱり普通でしたら安全も考えた中で見積りを出して、そ れから普通でしたら風を想定していたんだけれども、いつも風が吹かなかったので綱だけで やれたから安くなりましたというようなことが私は理想的なんですけれどもね。 そういう中で、業者はそういうことで、役場の方の対応というのは、致し方ないなという ことで、今日の議会にかけてきたわけでしょうけれども、本当にどうでしょうね。こういう のをいつもいつも見ていると、安全上考えるとしょうがないのかもしれないけれども、そう いう・・、この前の言っちゃえば消費税の関係もそうですけれども、みんな後から後か ら・・、ちょっとこういうのも考えてもらいたいなと思いますよ。その点はどうですか。 ○総務課長(山本秀樹君) おっしゃるとおり、当初設計の中でいろんな状況を踏まえて十分 な対応をすべきところだったとは思います。 今回、もう地元にいれば十分に強い風が吹くのを承知だろうというようなことも言われれ ばそのとおりだと思います。ただ、今回その事前協議とか、設計の内容の時に、その辺につ いては前例を踏襲してというようなところに頼ってというか、そこをそのまま信用してその まま通したというようなところもあったのかなと、これからはやっぱりその辺は十分に検討 しなければいけないとは考えております。ただ、今回につきましては、いずれにしても現場 の安全対策の充実ということから、ぜひご理解をお願いしたいと思います。 4 ○5番(藤井 要君) これは、今日議会で承認されなければということになるわけですけれ ども、いま工事がストップしているような状態になっているのかということと、今回3月、 今年度末までに完成ということになっておりますけれども、金額的には30万円そこそこです ので、あれですけれども、やらなければ風がなくなる春頃まで待つなんていうことは考えて いるんですか。 ○総務課長(山本秀樹君) これにつきましては、実際もう施工するにあたって業者の方はも うやらなければ作業できないということで、業者の方で既に単管をめぐらせて実際に作業は 終えました。後はその精算をする段階でそこを町としてみるか、みないかということになり ます。 ○2番(渡辺文彦君) いま総務課長は作業を終えましたと言ったんですけれど、ぼくは今朝 現場を見に行ってきたんですけれどもネットは張られていませんよ。ネットも張られていな いし、仮囲いもできていません。 今日これから柵をつける工事をするんだと現場の方は言っていましたけれども、その辺は どうなんですかね。 ○総務課長(山本秀樹君) ちょっと私の方の事前に聞き取りがうまくなかったみたいですけ れども、作業については、これからやるというようなことで対応しているそうでございま す。 ○町長(齋藤文彦君) 議会が始まるということで、私も現場を見に行ったわけですけれど も、やっぱり12メートルの高さというのは本当に恐怖を感じまして、非常にやっている人も 本当に歳をとっている方が多くて、これだったらやっぱり柵はやらないとちょっと危ないな と自分は感じたわけです。ただ、作業できる態勢は整えていますけれども、まだやっていま せん。 ○2番(渡辺文彦君) 去年の全員協議会の時にいただいたこの西区のスケジュールなんです けれども、避難タワーの。3月の上旬が完成ということになっていますね。とりあえず。今 はまだ2月に入ったばかりで1カ月近くあるわけで、この工事・・、最終的な工事を終わら せるまであとどのくらい日数的にかかりますかね、これは。聞いていますか。 ○総務課長(山本秀樹君) 順調にいけば、2月末あたりで対応できるというような見込みで す。 ですから、3月10日が期限になっていますけれども、それには工期内で完了できるという 5 ような見通しになっております。 ○2番(渡辺文彦君) いま総務課長はそうおっしゃったんですけれど、あと残された工 事・・、ぼくが見る限りでは、この設計図から見ると、外枠の・・、2階部分の外枠のフェ ンスを張る工事だけだと思うんですけれども、屋根はもうできていましたからね。だから、 そこだけでまだこんなあと1カ月以上もかかりますか。 ○総務課長(山本秀樹君) 一応パラペットとか、それから納品、それから設置等を含めて、 やっぱり2月末あたりまでというような工程をいま組んでおります。 ○議長(稲葉昭宏君) 最後にしてください。 ○2番(渡辺文彦君) ぼくがそのことに対して質問したのは、今日はうんと静かなんですよ ね。西風も吹く時にはものすごく吹きますけれども、静かな時は静かなんですよ。だから、 3月の工期までに合間をみながら、うまくやってもらえれば、それがいいのかなとは思うん ですよね。 町長がおっしゃるように高い所ですから、安全を期してやってもらうことは大変重要なこ となんですけれども、もう本当に自分が上ってみても怖いなと思うほど高いんですけれど も、これはやっぱり最初の設計の時点でこの予算を見積もるのが当然の話であって、それを 後からやっぱりやってみたら危ないからこれも足す、これも足すではちょっとやっぱり納得 できないんですよね。やっぱりこれは業者の方で吸収してもらうしかないですね、経費は。 そう思います、私は。 ○総務課長(山本秀樹君) いろいろ経費的にはかかっていますので、そこは我われとすれ ば、みてやるのには、みてやった方がいいのかなという形で今回変更という形で提案をさせ ていただいております。 ○8番(土屋清武君) ちょっとこれは・・、同じような質問の内容が含まれると思いますけ れども、今回のこのネットですね。この設計した業者は湖西・・、先ほど総務課長が言った ように湖西の方でも設計をしたというようなことで、当初この防護柵は入れなかったと。必 要なかったから入れないということで設計したんだと思うんですけれども、そして今回、松 崎の場合については付けなければうまくないだろうと、安全対策ですね。 そうしますと、これは設計のミスということではないですか。湖西の方とこっちとではど んかい風が松崎では強いかと・・、本来ならば、設計ミスということで、設計者が責任を取 るべきではないかと思うんですよ、私は。 6 町は、こういうものを作ってくださいということで出したわけでしょう、設計業者に。そ うしておいて、今度はこれを設計者が認めて設計変更のこれを出してきたんだと思うんです けれど、こういうもの、防護柵が必要だと・・。何日風が吹いているんですか。四六時中湖 西市の西の方と比較して松崎町が風速1メートル、2メートル向こうより多いと、常時そう いうことだったら私は納得できますけれども、これは完全な設計ミスじゃないですか。私は そのように感じますが、どうですか、総務課長。 ○総務課長(山本秀樹君) 設計ミスをどの範囲まで設計ミスというふうにとらえるかという ところの問題かと思いますけれども、数量を計算するところの部分についてはミスはないわ けで、それを見込むか見込まないかというところになります。設計自体は委託をされた業者 の方ですが、町が委託をしているので、要は町に代わって設計しているということで町も同 じような責任があると思います。我われの方としては、条件を入れる時に、そこまで条件設 定を示せなかったというようなこともあるのかなと思いますので、一概に設計業者のミスか と言えば、そこまでは言えないのかなというような感じがしております。 ○8番(土屋清武君) そうしますと、設計者の方で、これは始めから必要ないということで 消したんだと思うんですよ。そういうことで、必要だと思うんだったら町の方へこれはこう いう防護柵が必要ですよということで設計を組むべきではないですか。それが設計士でしょ う。だから、設計士に「これはあんたたちの設計のミスではないか」と、「あんたたちで負 担すべきではないか」というようなことで折衝したことがありますか。 いかがなものです か。 ○総務課長(山本秀樹君) 一応そういう話はした経緯はございません。いずれにしても、今 回につきましては、現場との話し合いの中で必要性があるというふうに我われの方も認めて 今回の変更に至ったというような経緯でございます。 ○8番(土屋清武君) これは付けることについては、ぼくは安全策として結構だと思います。 ですけれども、設計のプロが正規の料金をもらっていて、こういうことが必要だと後になっ ていってくるというのは・・、そんな設計士を頼んだ方もミスがありますけれども。そうか といって、「はい、そうですか」といって、そのままでというのはちょっと町が全て出すと いうことについてはちょっと疑問に思います。 ○議長(稲葉昭宏君) 答弁はいいですか。 (土屋議員「そこらの関係をちょっと」と呼ぶ) 7 ○町長(齋藤文彦君) いろいろ皆さんに言われる不手際はあったと思うんですけれども、や っぱり自分もあれは登ってみて、12メートルの高さというのは非常に恐怖を感じますし、や っている従業員の方が非常に歳がいった方が多かったものですから、もし何かあったら大変 だなと思って、ぜひお願いしたいなと思うところでございます。 ○6番(福本栄一郎君) ちょっと聞きますが、これは工期がいつまでですか。それが1点と、 先ほど総務課長が渡辺議員の質問に対してもう完成したとか、まだこれからだと、その辺を はっきりして・・・、現場を見ているんですか。総務課長、担当課長として。その辺を・・、 2点目。 それから、この31万1040円、誰が決めたんですか。その3つをとりあえずご答弁をお願い します。 ○総務課長(山本秀樹君) まず、完了しているか、していないかというのは、完了していな いということで先ほど私が言った完了しているというのは間違いでございます。 それから、現場を見ているのか、いないのかというのは、実際に今現在の状況等を毎回毎 回行っているわけではありませんので、節目節目で現場を確認しているというような状況に なります。ですから、毎回毎回私の方で現場の方を確認をしているというような状況ではご ざいません。 それから、この金額につきましては、設計監理等を設計士の方にお願いしていますので、 そこの積算等については設計士の方で出してもらって、あとはうちの方の職員が額の確認を しているというような形になります。 工期は3月10日までです。当初どおりでございます。 ○6番(福本栄一郎君) 工期が3月10日までで、これから仕事をするということでいいです よね。土屋議員も言っていますけれども、31万1040円を設計業者が決めた、それはいいで す、設計委託をしていますので。 そうしてみると、これから私の方でいきますけれども、総務課長が言った「風が強いから やります」だったら3月10日まで凪のいい、風の吹かない・・、今日は風が吹いていないで しょう。そういったことになるじゃないですか。風のない日をねらって、この31万1000円を うかせるわけじゃないけれども、やったらいいじゃないですか。西風が想定よりも吹いてい る・・、今日は吹いていますか。だったらば、これからのを検証として、気象庁から今日、 何月何日は風が吹いていますという記録を残してください。 8 それと、先ほど町長が言った12メートルもある。これは西風があってもなくても我われの 身長が1メートル60から70、吹いていなくても上に行けば風がきているんです、西風だろう が東風だろうが。それを想定してやるのがこの設計士じゃないですか。当然、労働安全衛生 規則にやらなければならないと約款にもあるじゃないですか。見てください。それが落ちま したから、やってください。当然、上に行けば風は吹いていますよ。西風だろうが東風、南 風も北風も吹いています。それを想定するのが設計士の請負業者じゃないですか、何のため に金を払っているんですか。労働安全衛生規則にあります。労働者の安全のために設計当初 から組むと・・。だから、西風が吹いた・・、西風と言ったって、今日は凪がいいじゃない ですか。だったらば、3月10日まで凪のいい日にやったらどうですか。それと・・、それは いいです。 それで31万1000円、この請負金額7203万6000円に対して何パーセントありますか。何パー セントあるんですか、増額が。 それで町長にお伺いします。松崎町は役場は金のなる木があるんですか。追加、追加でき ていますが、その辺をお願いします。 ○町長(齋藤文彦君) 松崎に金のなる木はありません。いろいろ皆さんに指摘されるところ はいろいろありまして、本当はこちらの不手際もあると思うわけですけれども、自分もやっ ぱり現場を見てみて、風が吹く、吹かないではなくて、本当に最初の設計どおりだとやっぱ り自分もこうやって見て、これは恐怖を感じるなというのがありますので、やっぱり働く人 の安全を考えてこれをやった方が私はいいなと思って、ここでお願いしているわけですので、 よろしくお願いしたいなと思うわけでございます。 ○6番(福本栄一郎君) 町長、そうじゃないんです。私が言っているのは、12メートルとい うのは、これは怖いです。私だって高所恐怖症ですけれども余計に怖いです。下が見えます ので、余計に恐怖を感じます。それが設計業者の・・、どこですか、設計業者も書いてあり ますよね、ちょっと字が細かくて見えませんけれども。当然、労働安全衛生規則という労働 基準法の中の規則があるんです。足場をちゃんと組みなさい、ヘルメットを付けなさい、ち ゃんと安全対策・・、これを加味していないんじゃないですか。だったら設計ミスじゃない ですか。過失責任だと私は思いますよ、設計業者の。 それで監督、善管注意義務なんか怠っていますじゃ、これ全部。それでいて安易に31万 1000円お金をくださいと・・、計算すると0.4パーセントだじゃん、7200万円。このくらい 9 のは業者がのんじゃどうですか。役場にいっていけば、松崎の役場にいっていけば、安易に お金をくれるよ。出してください。その辺の判断は設計士が持ってきたと先ほど総務課長が 答弁したじゃないですか。何でそれが交渉できないんですか。設計者の判断でやってくださ いよと、これはもう払いませんと何で言えないんですか。当然です。当初から当然ですよ。 労働安全衛生規則・・、それは請負業者は知っているでしょう、これは。 総務課長は、確かにここは西風・・、だけども、吹かないじゃないですか西風なんて、今 日なんか吹いていますか。だけども西風がなくたって、もう12メートル、上に行けば風が吹 くんですよ、これは。そうじゃないですか。その辺をもう一度答弁をお願いします。 ○総務課長(山本秀樹君) いろいろおっしゃることは重々わかります。ただ、そういう中 で、先ほど町長も言ったとおり、安全対策自体は施主のとるべき方法かなというような判断 を致しまして、今回は31万1000円の増額をお願いするというものでございます。 ○議長(稲葉昭宏君) 最後にしてください。 ○6番(福本栄一郎君) 町長も、総務課長の言うこともわかる。ですからね、想定外じゃな くて、私が言っているのは請負業者、お金をもらっている業者が労働安全規則で当然、安全 対策をやるのは決まっています、これは。それを落としたんじゃないですか、じゃあ、逆に 言いますと。だから、設計がミスだったからお金をください。こんな安易な考え・・、いい じゃないですか。普通だったらば業者が・・、請負業者が、比率でいくと0.4パーセントじ ゃないですか。普通だったらば業者が泣きますよ、いいですよ。なんでそれを交渉できない ですか、もう一度お伺いします。 我われは厳しい財政の中でやっているわけですよ。31万1000円だって貴重な財源ですよ。 これを安易に「はい、わかりました」と・・、その辺の考え方を教えてください。そして業 者は、交渉したかどうか、泣いてくださいと業者に・・。施工業者じゃないですよ。設計業 者ですよ、これは。その辺をお願いします。 ○総務課長(山本秀樹君) 今回につきましては、施主としてやっぱりやるべきであるという ような考え方からということは先ほど言ったとおりでございます。 なお、今回増えた分については、ネット等の面積も広がっています。その辺については、 それは事業者の方で負担をするというようなところの調整は取らせていただきました。 ○議長(稲葉昭宏君) ほかにありませんか。 ○2番(渡辺文彦君) 町長がおっしゃるように、上に登れば大変怖いわけですよね。素人目 10 で見てもこれはちょっとこのままだったら工事するのは危険だなと思うような状況だとぼく も思います。そういうのを素人が見てもわかるのに、なんで設計者は事前に対策を打ってい ないのか、この辺が疑問でしょうがないんですよ。 これを後になって、柵をやらせてくれとか、危ないとかなんとかさせてくださいとか、ち ょっと話が違うのかなと。仮にこの話が出るにしても、前の補正で屋根を付ける時の話があ りましたよね。その時点の時でも話がされてもよかったような気がするんですよ、もしこの 話がされるならば。別にこの時点じゃなくて、前の段階で、前のタワーの話があった時点で、 屋根の追加工事があったでしょう。あの時の話で出てもよかったような気がするんですけれ ども、今になって出るというのはちょっと正直言って理解に苦しむんですけれども、町長さ んもこの辺は設計ミスだと思いませんか。 ○総務課長(山本秀樹君) この工事につきましては、変更は今回が初めてになります。恐ら く予算繰越とか、その辺の時に屋根の議論をしたのかなと思います。 これは8月に入札をしまして、仮契約を結んで、それからその締結について議会の方に諮 っていますから、おそらくその時の話だと思います。変更については、これが初めての変更 になります。ですから、当初の内容どおりで今まではきたというような形になります。 なお、今回については、本当に当初みておければ、それはそれでよかったのかもしれませ んが、当時これは設計士の方の意見を聞けば、当初はできるだけ安価に、そして過大な投資 をしない中で対応するというような意識も働いてというようなことでございましたので、今 回は現場の状況がそれにちょっとそぐわなかったということで、後付けになりましたけれど も、こういうような足場が必要になったということで、ぜひご理解をお願いしたいと思いま す。 ○5番(藤井 要君) これはあれですか、課長、設計業者が入っていますか、あいだに。今 回の場合、施工業者の西伊豆貨物と松崎に話があったので、設計業者が間に入ってこれは必 要ですよということですか。それとも直接西伊豆貨物さんが「危ないですよ、これは」と工 事をやる段階で。そこはどうですか。 それで、もう1点、これは設計ミスというよりは、これはあれですよね。これは町長の方 がいいと思いますけれども、町長、これは杭を・・、例えば、杭を打っていった、始め例え ば200メートルくらいの杭を打つ、そういうようなことを予想していたところが、その地下 の中で見えない部分があって、そして設計変更しなければならないと、ちょっとそういうの 11 とは違うと思うんですけれども、その2点はどうですか。 ○総務課長(山本秀樹君) まず、今回の変更に設計業者が入っているかということなんです が、設計業者が工事監理で入っていますので、当然そこもそこを通してあがってきていると いうような形になります。 それから、今回杭等見えないところの追加分とどうかということになりますけれども、予 想ができたんじゃないかと言えば、それもあり得る話でありましょうし、逆に当初風が強い からといって足場を組みまして、風だって強い強いといったって本当に足場が必要なほど強 いかどうかわからないと言われて、過大設計だと言われるケースも逆にあるかもしれません。 いずれにしても、今回の場合は、ある程度西風が吹いても親綱と安全帯でいけるというよ うな判断を当初しまして、それで今回の設計になったところが、実態は思ったより作業する のに不安感というか、そういう危険性があったので、今回は足場を追加で採用させてもらっ たというような経緯でひとつここはご理解をお願いしたいと思います。 ○5番(藤井 要君) いま設計業者を通してということで、答弁があったわけですけれど も、この設計業者は町に対してどのような理由というか、しておりますか。 ○総務課長(山本秀樹君) これは、先ほど来言っているように、同じような避難タワーで湖 西、これも海沿いになるわけですけれども、湖西市のタワーを造った時は親綱と安全帯とい うような方法で対応ができていたので、それと同様な対応にしたというようなことで、逆に 言えば、これほど強い風とか、そういうものが吹くという想定がされてなかったと、我われ の方としてもそういうデータを渡してなかったというようなところかもしれませんが、いず れにしても、業者の方と設計者の方としましては、湖西でやったような仕様で当然できると いう判断をしていましたといいうようなことになります。 ○5番(藤井 要君) それでは、設計業者は想定外だということですよね。そういうことを 町に言ってきたということでいいわけですよね、答弁を。 ○総務課長(山本秀樹君) 想定外という言葉は出ませんけれども、そういうことだろうと思 います。 ○議長(稲葉昭宏君) ほかにありませんか。 ○6番(福本栄一郎君) 1点聞きますけれども、静岡県三島市の構建設計ですか、こちらへ 設計料と監理監督料ですか、その辺はいくら支払っているのか、契約しているのか、教えて くれませんか。設計料と監督料ですか、施工監理料ですね。その辺をお願いします。 12 ○総務課長(山本秀樹君) 今回まず設計が162万円になります。それから監理業務委託が149 万400円というような額になっています。 ○6番(福本栄一郎君) 設計料と監理料を入れますと約300万円で31万円で1パーセントで すか、1パーセント。設計料が162万円と言いましたね。監理料が149万円、合せれば約300 万円、今回の増額が31万1000円・・。 (「10パーセント」と呼ぶ者あり) ○6番(福本栄一郎君) 失礼、10パーセント、すみません、失礼しました。3000万円と桁を 間違えました、すみません。それはいいです。だけども、この中の監理料、監督料が約150 万円の中で単なる設計ミスでしたとか、安全のためというのは当然、当然ですよ。一級建築 士ですから、都道府県知事じゃなくて建設大臣ですか、事務所開設は許可をもらっていると 思うんです。その辺で、お客さんからこんかいの料金をいただく、設計料は別としても、監 督料が約150万円で、安全だから、西風が吹いているから、危険だから、確かに、労働安全 衛生・・、これは当然当初予算に組み込むべきじゃないですか。これが落ちていましたから、 「お金をちょうだい」「はい、わかりました」そんな安易なやり方でいいんですか。ですか ら、先ほど聞いたんです、町長に。松崎町は金のなる木があるんですか。こんかいの財源が あれば給食費だって回せばいいじゃないですか、子育て支援、高齢者支援で。その考え方が 私は非常におかしいと思うんですよ。 目的が津波避難対策、それはいいです。地区住民から要望があって町長がつけて、やりま しょう。これはいいんです。だけども設計の段階において、これが落ちていました。普通な ら、一般的な業者、しかも国土交通省から登録を受けているのだったらば、当然これは設計 業者は泣くべき数字ですよ、これは。これを「はい、わかりました」と・・、その辺の考え 方、取り組み方、姿勢ですよ。 この避難タワーに限らず、いろんな土木工事、建築工事もあります。「はい、わかりまし た」「はい、どうぞ、どうぞ」「はい、持っていってください」これじゃあ、金がいくらあ っても足らないです。 ですから最初に聞いたんです。この金は誰が決めたんですかって言ったら、設計業者が決 めました。設計業者は自分のミスです。それが・・、どういうふうにするんですか。これか らの関係もあるんですよ。指名の関係も、これから。指名してくると思うんです。その辺の 考え方はどうですか。将来的に向かって。お願いします。 13 ○総務課長(山本秀樹君) 原則、かかるべき経費については、それは業者持ちで払わないよ と、あんたたちで持ちなさいよというようなことは言えないと思います。ただ、今回につき ましては、我われの方としても業者の方に設計にあたって情報的なそういう条件を提示でき なかったということは、町の方にも十分そこら辺は責任があるのかなというようなことも感 じますので、今回は変更等につきまして必要経費とみて計上させていただいたというような ことでございます。 ○議長(稲葉昭宏君) 福本君、最後にしてください。 ○6番(福本栄一郎君) 将来的、平成28年度以降、もう今年度は入札はないと思うけれど も、これは業者のミスです。ということは、松崎町役場に対して損失を与えたと、それに対 する指名停止という考えがありますか。それは町長でも担当課長でもいいです。指名停止、 これを教えてください。 ○総務課長(山本秀樹君) ○町長(齋藤文彦君) そこは考えておりません。 いろいろ皆さんの意見はわかるわけですけれども、今回の場合は、設 計どおりにやればやれないことはないと思うわけですけれども、やっぱりこれは設計ミスと 言えば設計ミスかもしれませんけれども、あの高さに行ってみるとやっぱりこれはちょっと 恐怖を感ずるものですから、ぜひこれはガードして仕事をする人が安全にやれるようにやっ ていければいいなと私は思うわけでございまして、ここに出してあるわけですから、皆さん のご協力をよろしくお願いしたいなと思うわけです。 ○議長(稲葉昭宏君) ほかに質疑はありませんか。 ○5番(藤井 これはいつ頃話があったのかな。こういう変更の関係は。 要君) そして交渉といっても、この金額からいって先ほどから課長の答弁もいろいろ聞いている とわかるんですけれども、話が一回来れば終わりでいいような質疑かなと思うんですけれど も、だいたいどれくらい交渉をやったりとか、そのような過程がわかれば・・。 ○総務課長(山本秀樹君) 一番最初に話があったのは、やっぱり暮れにかなり強く寒波が来 て風が吹いた12月25日にそういうような話になっています。 (藤井議員「内容は、大まかに・・」と呼ぶ) ○総務課長(山本秀樹君) 内容は先ほど来言っているように、あそこで作業するのは、今の 状況ではなかなか危険があるので、足場を作りたいというような話でございます。 ○議長(稲葉昭宏君) いろいろ意見が出ましたけれども、質疑を終結したいと思いますが、 14 これにご異議ありませんか。 (藤井議員「もう一つだけ」と呼ぶ) ○議長(稲葉昭宏君) じゃあ、最後に。 ○5番(藤井 先ほど言いましたけれども、一回で終わったのかな。話は。 要君) ○総務課長(山本秀樹君) 現場の方の係と、それからうちの方の係とでは何度か現場それか ら役場の方で話し合いをもっているというようなことでございます。 ○議長(稲葉昭宏君) 質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(稲葉昭宏君) 異議なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 ○2番(渡辺文彦君) 本件において、この安全を考慮するということは非常に大切だと思っ て、その辺に関しては支持するものでありますけれども、これが今の時点において、こういう ことをしなければできないということがあがってきたことに対してやはり設計ミスまたは町の 対応の悪さというのが指摘されると思います。 これに関しては、やっぱり業者が責任をもって安全を期して最後までやってもらうのが筋だ と思いますので、この件に関しては賛成できません。 ○議長(稲葉昭宏君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 ○8番(土屋清武君) 本案に賛成するわけでございますが、これについては、先ほど私は質問 したように、この負担の関係については、設計業者と折衝し、極力設計業者に極力負担願うよ う努力していただきたいと思います。これは施工業者は町内業者でもありますし、人命的なこ ともありますので、急いで施工については実施するようお願いしまして、賛成するものであり ます。 ○議長(稲葉昭宏君) これをもって討論を終了します。 これより議案第3号 平成27年度(平成26年度繰越)西区津波避難タワー整備工事請負契 約の変更についての件を挙手により採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手多数) ○議長(稲葉昭宏君) 挙手多数であります。 15 よって、本案は原案のとおり可決されました。 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