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18歳選挙権に関する学習
校長
青
山
和
弘
冬休みが終わり、生徒が学校に登校し、学校の「日常」が戻ってきました。
先 日 ( 1 月 2 6 日 )、 3 年 生 の 社 会 科 ( 現 在 は 、 地 理 歴 史 科 ・ 公 民 科 と い い ま す 。) の
授業において、生徒が模擬投票を体験する授業を実施しました。
御承知のこととは思いますが、2015(平成27)年6月に、選挙権年齢を「満20歳以上」か
ら「満18歳以上」に引き下げる公職選挙法が成立しました。
こうしたことから、新たに有権者となる若い人たちの政治や選挙への関心を高め、政治
的教養を育む教育の必要性が高まったことから、文部科学省と総務省が連携して、政治や
選挙法に関する高校生向け副教材『私たちが拓く日本の未来
有権者として求められる力
を身に付けるために』を作成しました。
本校では社会科の先生が中心になってこの副教材などを活用した授業を実施しました。
全体では3時間を配当し、最初の時間では主にこの副教材を使用して、世界の国々の選挙
権年齢や日本における投票率の動向、選挙権年齢を引き下げることの背景と意義などにつ
いての学習(中学校社会科公民的分野の内容や高校での「現代社会」の内容も含まれてい
ま す 。)、 次 の 時 間 に は グ ル ー プ に 分 か れ て 、 過 去 の 国 政 選 挙 に お け る 資 料 を も と に そ れ
ぞれの意見や考えを出し合い、政策に関する理解を深めるとともに、投票前にしっかりと
考えることの大切さを学ぶ学習を行いました。最後の3時間目には、過去の衆議院議員総
選挙の「選挙公報」を活用するとともに、町選挙管理委員会と町総務課の御協力をいただ
き、生徒一人一人が受付、投票用紙受け取り、記載台での投票用紙への記入、投票という
一連の流れを体験しました。
限られた配当時間の中で目標を達成するために、担当の先生は副教材に関する教材研究
やグループ学習の準備、そして模擬選
挙の段取りなどに取り組み、3時間の
授業に臨みました。たいへんお疲れさ
までした。
また、選挙管理委員会と町総務課職
員の方々に来校いただき、選挙に関す
るお話をいただくとともに、実際の選
挙に近いかたちで模擬選挙を実施する
ことができました。
お忙しい中、お時間を割いていただ
き、どうもありがとうございました。
雪原の風景(1月17日撮影)