鹿沼市公共施設等総合管理計画(案) [1443KB pdfファイル]

鹿沼市公共施設等総合管理計画(案)
平成28年3月
鹿 沼
市
目次
1 公共施設等総合管理計画について
…
1
…
4
…
12
…
15
…
20
(1)公共施設等総合管理計画とは
(2)計画策定の目的
(3)計画の対象
(4)計画期間
(5)計画の位置づけ
2 公共施設の現状と課題
(1)本市の現状
(2)施設の数と面積
(3)施設の管理運営コスト
(4)公共施設の今後の更新について
3 施設再配置、管理の考え方と基本方針
(1)公共施設の適正配置にかかる基本方針
(2)計画推進のための各種実施方針
(3)数値目標
(4)推進体制、フォローアップについて
(5)施設の適正配置にかかる考え方と手法の例
4 施設分類別の基本方針
(1)コミセン・集会施設
(2)学校教育系施設
(3)保健・福祉施設
(4)文化・芸術・スポーツ施設
(5)市営住宅
(6)庁舎・消防施設
(7)上下水・供給処理施設
5 資料集
(1)施設一覧
(2)用語の説明
1
公共施設等総合管理計画について
(1)公共施設等総合管理計画策定の背景と必要性
<背景>
社会経済環境が大きく変化し市民ニーズも多様化する中で、行政が対応を迫られる課題は多岐に
わたり、複数の課題が相互に影響を与え合うなど複雑化しています。
また、厳しい財政事情が続く中で、必要性・効率性・有効性を重視し、量より質に主眼をおいた事
業の展開による、さらなる歳出削減が行政の重要課題であるといえます。同時に、歳入の減少によ
る行政サービスの低下を招かないためにも、時代背景に即した施策を展開し、これからの地方分
権・地域主権型社会、グローバル社会に対応していく必要があります。
<状況>
本市が保有する施設は、行政サービスの向上に伴って増加しており、特に、1980年代以前に整備
された多くの施設は老朽化が進んでいます。老朽化が進めば倒壊等の人命に関わる被害につながる
危険性が高まることから、適切なタイミングで改修や更新を行うことは、市民に安全、安心な施設
サービスを提供する上で最優先とすべき課題です。これらの施設は順次、建替えの時期を迎えてい
くこととなり、その費用は膨大になることが予測されます。
<必要性>
この「公共施設の更新問題」は、本市の今後の行財政運営に極めて大きな影響を及ぼす問題とし
て、深刻に受け止める必要があります。そこで、本計画では、施設の実態をハード面、ソフト面か
らできる限り正確に把握し、今後施設サービスの提供を持続可能なものとするため、施設の整備、
建替えや大規模修繕、管理運営のあり方を示します。また、それらの内容を広く市民に公表し、市
民と危機感・問題意識を共有するとともに、今後進行が予測される、人口減少・少子高齢化等によ
る公共施設に対するニーズの変化を踏まえ、市有施設の長寿命化や維持管理の効率化による維持管
理経費の低減、市有財産の売却・有効活用による歳入確保等を実施するとともに、これらを統括し
ていく仕組みづくりを検討します。
(2)計画策定の目的
計画は、下記の 3 つを目的とし、将来にわたって市民に対する行政サービスの維持向上を図る管
理手法として、経営的な視点を導入し、市有施設の総合的な管理を推進します。
これは、単に公共施設の廃止・縮小を推進するのではなく、中長期的な観点で効果的・効率的に
公共施設の整備・管理運営を行うことで、身の丈にあった公共施設の適正配置を目指します。
目的
① 施設の効果的・効率的な配置
② 施設の長寿命化
③ 管理や利用に関するデータの一元管理
1
☆維持管理費の削減
☆施設の有効活用
☆行政サービスの維持向上
☆必要な施設の更新費用の確保
(3)計画の対象
「公共施設」にも様々なものがあります。市庁舎、学校、コミュニティセンター(コミセン)など
いわゆる「ハコモノ」や、道路、公園、水道、下水道などの「インフラ」、ごみ焼却場や水処理場
などの「プラント」も「公共施設」に含まれ、本計画はそのすべてを対象としています。
これらの中から、特に「ハコモノ」
「プラント」の各施設について現状の調査と分析、課題の抽
出を行い、適正配置の検討を行います。以降は、検討対象の施設を「施設」と表現し、その分類を
下記の表に掲載しています。
また、
「公共施設の総合管理」の検討にあたり、ハコモノと同様に更新時期を迎え、大きな財政
負担となるインフラについても長寿命化を推進します。
計画の対象となる「公共施設」とその分類
公共施設
検討対象とする施設
プラント
ハコモノ
庁舎・コミセン・学校
保育園・市営住宅など
インフラ
ごみ焼却場
水処理場など
道路・橋りょう
上下水道など
【適正配置検討の対象とする施設】
※施設分類、細分類に分類される施設名は 20 ページ以降の施設一覧を参照ください。
施設分類
コミュニティセンター・集会施設
学校教育系施設
細分類
主なもの
コミュニティセンター
集会施設
○公民館等
小中学校
その他教育施設
○学校給食共同調理場等
保育園
保健・福祉・子育て支援施設
文化・芸術・スポーツ施設
子育て支援施設
○学童保育館等
高齢福祉施設
○デイサービスセンター等
その他福祉施設
○あおば園
文化施設
○文化センター
観光・産業系施設
庁舎・消防施設
上下水・供給処理施設
○隣保館等
○文化活動交流館等
図書館
スポーツ施設
市営住宅
○やまびこ荘
○体育館、プール等
市営住宅
産業系施設
○花木センター
庁舎等
○本庁舎
○情報センター等
消防施設
○消防署
○消防団詰所等
その他行政施設
○書庫
上水道施設
○浄水場等
下水道施設
○下水処理場等
プラント施設
○ごみ焼却粗大処理施設等
2
○まちの駅新鹿沼宿等
○斎場等
(4)計画期間
本市の公共施設の耐用年数などの状況から、今後 20 年程度で多くの施設が更新時期を迎える
ため、20 年間に設定しました。
なお、20 年間のうち最初の 5 年間を“短期”、次の 5 年間を“中期”
、後半の 10 年間を“長期”
として、それぞれ検討期間を設定しています。
計画期間:平成 28 年度から平成 47 年度までの 20 年間
① 短期検討期間
平成 28 年度から平成 32 年度(5 年間)
・緊急に対応が必要な取り組み等を短期検討期間に位置づけます。
・期間中に建替え、大規模修繕が決まっている施設や、売却・譲渡の対象となっている施設
等が主な検討対象となります。
② 中期検討期間
平成 33 年から平成 37 年度(5 年間)
・市民の同意を得ながら進める取り組み等を中期検討期間に位置づけます。
・期間中に、建替え・大規模修繕や売却・譲渡の検討が予測される施設等が主な対象となり
ます。
③ 長期検討期間
平成 38 年度から平成 47 年度(10 年間)
・長期的な視点を持って対策を進める取組み等を長期検討期間に位置づけます。
・施設のあり方について根本的な検討が必要な施設や、比較的新しく、中期検討期間以降に
建替え・大規模修繕や売却・譲渡の検討が予測される施設等が主な対象となります。
(5)計画の位置づけ
本計画は、「第6次鹿沼市総合計画」を推進する中で、災害に強いまちづくりや中心市街地な
どのまちづくりと連携し、公共施設の適正配置を行うに当たっての基本的な推進方針を示す計画
であり、本市の公共施設の整備・管理等における最上位の計画に位置付けます。
本計画は、総合計画に基づき、施設ごとに検討・決定されている各種計画との整合性を図りな
がら推進します。
そして、平成29年度からの次期総合計画にも本計画の内容を反映していきます。
総合計画
公共施設等総合管理計画
個別施設計画
個別施設計画
3
個別施設計画
2
公共施設の現状と課題
(1)本市の現状
① 本市の人口について
国勢調査によると、本市の人口は、平成12年の104,764人をピークに減少が始まり、平成
22年で102,348人となっています。
年齢階層別で見ると、老年人口(65 歳以上)の割合の増加と同時に、出生率の低下による
年少人口(0 歳以上 15 歳未満)
、生産年齢人口(15 歳以上 65 歳未満)の割合が減少するとい
う少子高齢社会が着実に進行しています。
今後もこの傾向は継続すると見込まれ、本市の「人口ビジョン」によると、平成 72 年に
は総人口が約 6 万 9 千人、生産年齢人口割合 51%、老年人口割合 35%となる見込みです。
グラフ 2-1 本市の人口の推移とその内訳
(※平成 27 年以降は本市の「人口ビジョン」に基づく予測数値です)
② 本市の財政状況について
平成 17 年度から平成 26 年度までの 10 年間の本市の歳出状況を見ると、義務的経費※は、
起債発行の抑制による公債費の削減や人件費の抑制等の行財政改革により、全体に占める割
合で 0.42%の増とほぼ横ばいですが、扶助費は 7.34%増と着実に増加しており、今後もこ
の傾向は続くと考えられます。
一方、投資的経費※は、増減はあるものの、額・歳出全体に占める割合ともに平成 17 年度
が最大となっており、全体として減少傾向にあります。
経常収支比率※は、90%前後の高い水準で推移しており、財政が硬直化し、市政運営の自由
度は狭まってきています。そして、今後ますますこの傾向は強まっていくおそれがあります。
人口減少、少子高齢化は税収にも影響を与えます。生産年齢人口の減少により、市税収入
の減少が予測され、これによって財政状況はさらに厳しさを増すことが考えられます。
※用語については 23 ページの「用語集」を参照ください
4
グラフ 2-2 性質別歳出総額と内訳及び経常経費比率の推移
グラフ 2-3 過去 10 年間の性質別歳出の内訳割合
グラフ 2-4 本市の人口と市民税収入の推移と予測
(未来の市民税収入は、平成 26 年度の個人市民税収入を生産年齢人口で割り、その額が維持されると
仮定した上で、各年度の生産年齢人口の予測値を乗じた額で算出しており、景気動向などは加味して
いません)
5
(2)施設の数と面積
① 施設の延べ床面積総数と人口の推移
本市の推計人口をみると、昭和 45 年の約 8 万 9 千人から増加し、平成 13 年の約 10 万 4
千人をピークに減少に転じています。それに対し、施設の総延べ床面積は一貫して増加して
います。平成 26 年とほぼ人口が同規模だった昭和 61 年を比較すると、総延床面積は約 2.5
倍に増加しているのに対し、生産年齢人口は、約 8,000 人減少しています。
社会全体が高齢化していけば、福祉関連の支出増加が予想され、施設に振り向けられる予
算はますます減少していくことになります。この傾向はさらに継続すると予測され、現在の
施設をそのまま維持しようとすることが、本市にとって大きな負担となることがわかります。
施設は一貫して増加
生産年齢人口 約 8,000 人減少
グラフ 2-5 本市の総人口と公共施設(ハコモノ)延床面積の推移
② 施設の築年数別分析
平成 26 年現在、施設全体に占める築年数が 30 年以上の施設の割合は、全体の約 3 割となっ
ています。このまま建替がないと仮定した場合、5 年後には約 5 割、10 年後には約 3 分の 2、
20 年後には 9 割近くに達し、建替え・大規模修繕の必要が高まることが予測されます。
10 年間で施設全体の 2/3、
20 年間では 9 割近くが
築 30 年以上に
グラフ 2-6 施設の築年数別割合と今後の推移予測
6
③ 構造別、築年数別分析
構造別でみると、全体の 65.0%が鉄筋コンクリート(RC)及び鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造、
22.0%が鉄骨(S)造、11.9%が木造です。構造別の築年数を見ると、木造、鉄骨造と比較して、
維持補修費の大きいコンクリート造の施設について築 20 年以上を経過した、より“古い”施
設の割合が多く、今後の維持補修費等の増加が予測されます。
グラフ 2-7 本市の公共施設全体に占める構造別延床面積の割合
コンクリート造の施設は
“古い”ものが多い
グラフ 2-8 本市の公共施設における構造別でみた築年数の内訳
7
④ 施設分類別の建築年次と延べ床面積の分析
施設分類別の建築年次と延べ床面積で見ると、建築時期が集中している時期が3つあります。
昭和 49~57 年、昭和 59 年~平成 4 年、平成 6 年~平成 18 年です。これらのことにより将来
的に、建替えや大規模修繕の時期が集中して到来することが予測されます。
・特に昭和 51 年、昭和 59 年、平成 6 年の建築が多く、主なものは以下のとおりです。
建築年
主な建築物
昭和 51 年
鹿沼運動公園(南摩)、貝島西市営住宅、東小及び南押原小体育館、黒川終末処理場等
昭和 59 年
文化センター、板荷・東部台コミセン、睦町市営住宅、石川小等
平成 6 年
花木センター、公設市場、ごみ焼却施設、日吉町市営住宅、加園小等
表 2-1
昭和 51 年、昭和 59 年、平成 6 年に建築された主な施設
築 30 年以上
グラフ 2-9
施設分類別の建築年次と延べ床面積
8
⑤ 施設分類別の割合分析
施設分類別に見ると、学校教育系の施設が最も多く 43.1%を占めます。次いで市営住宅が
15.2%、文化・芸術・スポーツ施設が 11.0%、観光・産業系施設が 7.8%と続きます。
特に学校等の義務教育施設は、地方公共団体が整備することを法律により義務付けられた
施設の一つであり、本市の未来を担う子ども達のためにも施設を良好な状態で維持すること
は重要なことですが、その量は施設総量の相当数を占めていることがわかります。
グラフ 2-10 施設分類別の延床面積の割合
(3)施設の管理運営コスト
① 公共施設の維持管理コストについて
平成23年から平成25年までの3年間の施設の維持管理コストを見ると、徐々に減少してい
るものの、ほぼ横ばいで、その約半分が人件費で構成されています。公共施設はサービス施
設であることから、人件費がその管理運営に大きな割合を占める傾向があります。しかし、
そのため維持補修等へ費用が回らず、施設を良好な状態に維持できないことは、利用者への
サービス低下につながることも危惧されます。
公共施設の維持管理についても、民間の資金、ノウハウを積極的に活用することにより、
同じサービスをより低負担で、または同負担でより質の高いサービスの提供を図ることがで
きる場合もあり、今後は、そういったことを視野に入れた検討が必要になると考えられます。
(千円)
施設の管理運営コストは
年平均約 53 億円
その半分以上は人件費
グラフ 2-11 平成 23~25 年における維持管理コストの推移と内訳
9
(4)公共施設の今後の更新について
① 建替え及び大規模修繕費用について
これまでの分析から、いかにして施設の建替え及び大規模修繕の費用を捻出していくかが
重要な問題となります。
現在の施設を修繕しながら維持し、主要な建物を耐用年数に応じて建替えを行うと仮定し
た場合の、建替え及び大規模修繕の費用を平成 28 年~57 年の 30 年間で試算しました。平成
28 年時点で耐用年数が到来しているものは、平成 28 年~37 年に分配して積み上げ、再計算
しました。計算には総務省が提供する「建替え費用試算ソフト」の数値を使用しています。
試算の結果をみると、平成 28 年~37 年の 10 年間、平成 47 年~56 年の 10 年間に施設建
替え及び大規模修繕が集中する時期が訪れる見込みです。その額は、最大で年間約 75 億円
に達します。
本計画期間中である平成 28 年~47 年の 20 年間に必要な大規模修繕と建替え費用は、総計
約 617 億円必要で、1 年あたりに平均すると、今後 20 年間、毎年約 30.8 億円が必要となる
と試算されます。内訳は下記表のとおりです。
学校教育系施設
文化・芸術・
スポーツ施設
公営住宅
約 267 億円
約 71 億円
庁舎・消防施設
保健・福祉
子育て支援施設
約 48 億円
約 37 億円
表 2-2
約 62 億円
コミセン・
集会施設
約 31 億円
観光・
産業系施設
供給処理施設
約 49 億円
その他施設
約 36 億円
計画期間中の施設建替え及び大規模修繕費用の内訳[単位:億円]
施設建替え、大規模修繕の集中
グラフ 2-12 施設の大規模修繕及び建替えの時期と費用の試算結果
10
約 16 億円
合
計
約 617 億円
② 建替え、大規模修繕費不足分について
今後施設を建替え、大規模修繕(=更新)をする際に、どれだけ費用が使えるかを計算します。
費用については以下のとおりです。
◆今後の建替え及び大規模修繕に必要な費用
◆建築物の建替えに使えると考えられる費用
:約 30.8 億円/年
:約 10.8 億円/年(過去 5 年間の平均)
約 30.8 億円/年 - 約 10.8 億円/年 = 約 20 億円/年
約 20 億円/年
× 20 年
= 約 400 億円
⇒施設の更新費用は約 20 億円/年、20 年間で約 400 億円不足
☞ 統廃合等による、施設の削減、総量規制は避けられないと考えられます。
※決算状況、総務省試算ソフト数値等での試算です。長寿命化、建替えの先送り等により、このようになると
は限りません。
施設の更新に
1 年あたり
約 20 億円が不足
③ 公共施設削減量の試算について
削減が必要な施設の総量を、今後20年間で試算しました。条件は以下のとおりです。
☆条件1:施設の管理運営費用の、53億円/年が今後も使える。⇒ 20年間で1,060億円必要
☆条件2:施設を削減することで、削減できる維持管理費用を不足する更新費用にまわす。
☆条件3:長寿命化等は見込まず、削減のみとして計算。
下図のように減らした施設にかかっていた維持管理費用と、不足する更新費用が同額とな
るところまで、面積を減らします。その結果、
今後20年間で約27.4%の施設削減が必要と試算されます。
20年間の施設維持管理費用
約1,060億円
20年間の更新費用不足分
約400億円
更新費用に
まわす
20年間の維持管理費用
施設削減で不要となる維持管理費
約770億円
約290億円
20年間の更新費用必要額
施設削減で不要となる更新費用
約290億円
約110億円
27.4%削減
表 2-3 施設にかかる維持管理費用と更新費用不足分で見た施設削減量
11
3
施設再配置、管理の考え方と基本方針
(1)公共施設の適正配置にかかる基本方針
現在と同規模同水準の施設を、今後も維持していくことは極めて困難な状況です。施設の
老朽化対策を着実に推進し、変化する市民ニーズに対応できるよう、機能見直しや充実、総
量抑制、
維持管理費削減に取り組むため、
公共施設適正配置の基本方針を次の 4 点とします。
① 新しい施設の整備は基本的に抑制
・原則として、新たな施設は基本的に抑制します。整備する場合は、施設全体の機能等を
精査しながら、総量抑制を推進します。
② 統廃合、複合化により、
「施設の維持」から「機能の維持へ」
・現在ある施設の更新は、単純に「施設を維持」するのではなく、その施設の「機能を維
持」できるよう、統廃合・複合化等の検討を行います。
③ PPP/ PFI※、指定管理など民間活力の導入
・全ての施設について、PPP/PFI や指定管理者制度など、民間活力の導入の検討を進め、
PFI 導入のための指針の策定を進めます。
④ 施設分類別に検討し、計画の推進は市民と議論しながら
・単純に施設削減を進めるのではなく、施設配置について、公共性や必要性、市民ニーズ
など多角的な検証を行うとともに、市民との議論・対話を重視して推進します。
(2)計画推進ための各種実施方針
① 点検・診断等の実施方針
・点検未実施のものも含めた全施設を対象に点検を適切に行います。
・施設の状態や対策履歴等の情報を記録し、結果を蓄積することで状況を把握し、必要な
対策を適切な時期に、効率的かつ効果的に実施するための基礎としていきます。
② 維持管理・修繕・更新等の実施方針
・重要度、公共性、劣化状況等に応じ、長期的視点で優先度をつけ、計画的に施設の更新
を実施します。
・維持管理や修繕に関する情報を蓄積するとともに、新しい技術や考え方を積極的に取り
入れ、維持管理・修繕・更新等を合理的に進めます。
③ 安全確保の実施方針
・点検・診断等によって危険性が認められた施設については、早急に対策を行い、施設を
安全な状態で維持することに努めます。
・防災拠点かどうかや、多数の利用があるか等の視点から、対策の優先度を検討します。
・維持が困難な施設は、安全確保の観点から、早期廃止等適切な措置をとっていきます。
④ 耐震化の実施方針
・鹿沼市建築物耐震改修促進計画に基づき、計画的に耐震化を進めます。
⑤ 長寿命化の実施方針
・インフラを含めた、施設の長寿命化計画の策定を進め、施設の長寿命化を推進します。
・早期の健全度把握と、予防的な修繕等により、ライフサイクルコスト※縮減を図ります。
⑥ 受益者負担適正化の実施方針
・施設の維持管理に必要な費用は、利用者による使用料等とともに、市税などを財源とし
て広く市民が負担しています。特定の方が利用する施設にも、市税が使われるため、
「市
民負担公平性」の観点から、適正な使用料の設定を目指します。
※用語については 23 ページの「用語集」を参照ください
12
(3)数値目標
今後 20 年間で、延べ床面積換算
27.4%の施設削減を目標 とします。
(4)計画を推進するにあたっての推進体制、フォローアップについて
① 推進方法
施設分類ごとの方針に基づいた、計画的な公共施設の再編・再整備を、総合計画、実施
計画の中で推進します。各施設分類の垣根を越えた検討を図るとともに、特に多機能化や
類似機能の共有化等、横断的な検討を行います。
② 推進体制
ア
全庁横断的な推進体制の構築
本計画を具体的に進めるため「資産の管理と活用」の所管を位置づけ、真に市民に必要
な施設のあり方や、整備、建て替えなどについて、行政改革推進本部に諮り、施設の維持
管理や機能等ついて全庁横断的に検討します。
イ
職員の意識醸成と専門技術等の向上
本計画を推進するためには、職員一人ひとりがこの問題を“自分事”としてとらえ、創
意工夫のもとに実践していくことが重要です。このため、職員を対象とした研修会を定期
的に開催するなど、意識啓発や、施設の点検や修繕等に係るノウハウの蓄積・継承に向け
た取組を進めます。
③ 情報の一元管理・共有化
計画推進に必要となる施設情報を一元管理するため、本計画策定により集約した施設情
報の活用を行うとともに、その情報を全庁的に共有して行きます。
④ 市民との情報共有
公共施設の適正配置を推進するためには、市民の理解が必要不可欠となるため、適切な
情報開示により、市民と問題意識を共有し、相互理解のうえ検討を進めます。
特に、施設の再編等については、将来のまちのあり方に関わるものであることから、個
別施設の再編・再整備等を行う事業実施段階においてのみならず、計画策定等の段階にお
いても市民への十分な情報提供、意見聴取の場の設置等を図ります。
⑤ 計画のフォローアップについて
20年にわたる長期計画であることから、PDCAサイクルを用いて、定期的な検証を実施し、
進捗状況の確認と状況に応じた計画の見直しを行います。
PDCA サイクル
方針・計画の策定
Plan
課題の抽出・改善
計画の見直し
取り組みの実行
Action
実施状況の把握・
Do
Check
検証・評価
13
(5)施設の適正配置にかかる考え方と手法の例
現在ある施設の更新は、単純に「施設を維持」するのではなく、その施設の「機能を維持」す
るため、その考え方と手法の一例として下表に 4 つを示します。行政サービスの維持・向上のた
め、今後様々な検討を行います。
手法
内容
イメージ
設置目的が同じで、同一
機能を持つ複数の施設
統廃合
(集約)
統廃合
を、利用状況や地域性等
を考慮し、施設を統合す
る。それによって更新す
る施設の量を削減。
廃止等
複数の施設が持つ同一
多機能化
(複合化)
の機能を、共用部分とす
多機能化
るとともに、異なる機能
(複合化)
を同一の施設に共存さ
せるように一つの施設
にまとめることで、更新
廃止等
する施設の量を削減。
老朽化した施設の不具
長寿命化
合を直し、耐久性を高め
るとともに、機能・性能
長寿命化
を引き上げる改修等を
行うことで、施設の寿命
更新時期延長
を延ばすし、建替え時期
を延長する。
施設の運営等を、民間事
業者や市民等に委託・譲
渡する。又は施設を廃止
民間活力導入
民間へ
し、同様の民間施設を利
民間事業者
市民等
用してもらう。民間のノ
ウハウによるコスト削
減やサービス向上が期
待できる。
14
4
施設分類別の基本方針
施設の適正配置を推進するため、施設分類ごとの方針を以下のとおりとします。なお、短期(平
成 28~32 年) 、中期(平成 33~37 年) 、長期(平成 38~47 年)の 3 つに期間を分けています。
※施設分類、細分類に分類される施設名は 20 ページ以降の施設一覧を参照ください。
(1)コミュニティセンター・集会施設
細分類
短期(平成 28~32 年)
コミュニティセンター
○長寿命化しながら施設維持(状況により建替え・更新を検討)
北犬飼
中期(平成 33~37 年)
長期(平成 38~47 年)
○建替え予定
コミュニティセンター
集会施設
○施設のあり方を見直し、集会施設全体として総量抑制を検討
① コミュニティセンター
〈14 施設〉
コミュニティセンターは、地域コミュニティの中心であり、長寿命化や適切な維持補修
等により、維持管理費用や更新費用の抑制を図りながら、当面は施設を維持します。また
北犬飼コミュニティセンターが5年以内の建替えを計画しています。建替えにあたっては、
市民と議論しながら、複合化や民間活力の導入等を検討します。
② 集会施設
〈5 施設〉
利用者がある程度限定されることや、幅広く利用できる集会施設としてコミュニティセ
ンター・情報センター等があることから、施設のあり方を見直し、譲渡等、全体として総
量抑制を検討します。
(2)学校教育系施設
細分類
短期(平成 28~32 年)
小中学校
○統廃合に取り組み
その他教育施設
○維持補修、設備更新を計画的に実施して当面維持
スクールバス車庫
① 小中学校
中期(平成 33~37 年)
長期(平成 38~47 年)
○倉庫への転用を検討
〈37 施設〉
少子化等の影響により、児童・生徒数は減少の一途であり、今後も減少が続くと予測さ
れることから、今後、小規模校の統合等、統廃合に取り組みます。取り組みの際は、行動
計画を策定し、市民と議論しながら進めます。
② その他教育施設
〈6 施設〉
自然体験交流センターは、市内外の小中学校や、一般等多くの利用があり、利用率が非
常に高い施設です。給食共同調理場は市内小中学校に給食の安定供給に欠かせない施設で
す。本市に必要な施設として、当面は維持しながら、施設・設備の補修・更新を計画的に
進めます。スクールバス車庫については、市有のスクールバスがなくなったため、車庫と
しては活用されていません。今後は、倉庫への転用等有効活用を検討します。
15
(3)保健・福祉・子育て支援施設
細分類
短期(平成 28~32 年)
保育園
○民設民営の推進
○市有施設は長寿命化しながら維持
○民設民営へ移行
○跡地の利活用検討
いぬかい保育園
中期(平成 33~37 年)
子育て支援施設
(学童保育館)
○長寿命化しながら施設維持
高齢者福祉施設
○長寿命化しながら施設維持
デイサービスセンター
その他福祉施設
長期(平成 38~47 年)
○学校空き教室や空き家等の利活用検討
○空き施設の利活用検討
○長寿命化しながら施設維持
① 保育園(児童館を含む)
〈12 施設〉
平成 27 年度に見直した保育園整備計画に基づき、民設民営の推進等、民間活力の導入
等により、保育サービスを維持しながら施設の総量を抑制していきます。また、保有する
施設については、長寿命化や適切な維持補修等で、施設を維持しながら維持管理費用や更
新費用の抑制を検討します。なお、民設民営への移行等により、利用を廃止した施設につ
いては、売却等を含めた利活用を検討します。
いぬかい保育園は、平成 29 年度に民設民営へ移行する予定です。跡地については、売
却等を含めた利活用を検討します。
② 子育て支援施設
〈11 施設〉
子育て支援施設は、利用ニーズも高く、今後も変化する子育て需要に対応するために、
市民が欠かすことのない施設として、長寿命化や適切な維持補修等により、維持管理費用
や更新費用の抑制を図りながら、当面は施設を維持します。将来的には、学校の空き教室
や空き家の利活用等、施設総量の抑制を検討します。
③ 高齢福祉施設
〈15 施設〉
地域包括ケアシステムへの対応を見据え、高齢者福祉に必要な施設として、長寿命化や
適切な維持補修等により、維持管理費用や更新費用の抑制を図りながら、当面は施設を維
持します。
デイサービスセンターについては、社会福祉法人に貸与しています。住民サービス確保
のため、事業者が運営を継続する間は施設を維持します。事業者撤退等により空き施設と
なる場合は、利活用を検討します。
④ その他福祉施設
〈7 施設〉
福祉に必要な施設として、長寿命化や適切な維持補修等により、維持管理費用や更新費
用の抑制を図りながら、当面は施設を維持します。
16
(4)文化・芸術・スポーツ施設
細分類
短期(平成 28~32 年)
図書館
○長寿命化しながら施設維持
文化施設
○長寿命化しながら施設維持
スポーツ施設
○スポーツ施設整備計画に基づき、統廃合・修繕・長寿命化を実施
① 図書館
中期(平成 33~37 年)
長期(平成 38~47 年)
〈3 施設〉
多くの利用があり、代替施設も存在しないため、長寿命化や適切な維持補修等により、維
持管理費用や更新費用の抑制を図りながら、当面は施設を維持します。
② 文化施設
〈7 施設〉
文化施設として多くの利用があり、代替施設も存在しないため、長寿命化や適切な維持補
修等により、維持管理費や更新費用の抑制を図りながら、当面は施設を維持します。
③ スポーツ施設
〈23 施設〉
スポーツ施設整備計画に基づいて施設の統廃合及び修繕、長寿命化を実施していきます。
(5)市営住宅
細分類
短期(平成 28~32 年)
中期(平成 33~37 年)
長期(平成 38~47 年)
○長寿命化しながら施設維持
市営住宅
○老朽化施設の廃止検討
○民間活力を活用した新たな仕組み検討
① 市営住宅
〈21 施設〉
状況に応じて長寿命化を実施し施設を維持するとともに、老朽化が進行する施設について
は、順次施設の廃止を検討しながら、将来的には民間活力を活用した新たな仕組みを検討し、
施設総量の抑制に努めます。
(6)観光・産業系施設
細分類
短期(平成 28~32 年)
観光・産業系施設
○長寿命化しながら施設維持
① 観光・産業系施設
中期(平成 33~37 年)
長期(平成 38~47 年)
〈18 施設〉
長寿命化や適切な維持補修等により、維持管理費用や更新費用の抑制を図りながら、当
面は施設を維持します。
17
(7)庁舎・消防施設
細分類
短期(平成 28~32 年)
庁舎施設
○長寿命化しながら施設維持
本庁舎
○維持補修
中期(平成 33~37 年)
○庁舎整備検討
新鹿沼駅西区画整理
事務所関連施設
消防施設
長期(平成 38~47 年)
○区画整理事業終了後廃止予定
○長寿命化しながら施設維持
旧粟野分署
○廃止・解体
消防団詰所
○施設再編(施設数 57→49) ○施設再編(施設数 49→47)
水防倉庫
○移設・廃止検討
その他施設
○利用状況を見ながら、必要に応じ、利活用、廃止、解体を検討
○延命化工事をしながら維持
斎場
① 庁舎等
○長寿命化又は建替え検討
〈4 施設〉
本庁舎は、建替えを予定していますが、平成 27 年度に計画を延期しました。当面は現庁
舎を使用しますが、定期点検を行い、必要な補修を随時実施します。今後、整備時期など計
画の検討を実施します。
新鹿沼駅西区画整理事務所及び関連施設は、区画整理事業終了後、施設は廃止予定です。
その他の施設については長寿命化や適切な維持補修等により、維持管理費用や更新費用の
抑制を図りながら、当面は施設を維持します。
② 消防施設
〈5 施設〉
地域の消防・防災の拠点であり、長寿命化や適切な維持補修等により、維持管理費用や更
新費用の抑制を図りながら、当面は施設を維持します。なお、旧粟野分署については、有効
利用等について検討していきます。
③ 消防団詰所
〈57 施設〉
消防団組織再編計画の策定に伴い、60 個部から 48 個部に再編されるのに合わせ、計画的
に施設再配置を行い、施設総量の抑制及び維持管理費用の削減を推進します。
④ 水防倉庫
〈2 施設〉
口粟野水防倉庫については、粟野分署への機能を移転し解体し、跡地の有効利用を検討し
ます。日光奈良部町水防倉庫についても同様に移設を検討します。
⑤ その他施設
〈27 施設〉
使用中の施設については長寿命化や適切な維持補修等により、維持管理費用や更新費用
の抑制を図りながら、当面は施設を維持します。使用状況を見ながら、必要に応じ、利活
用・廃止・解体を検討します。斎場については、耐用年数までは延命工事をしながら使用
し、それ以降は長寿命化又は建替えを検討します。
18
(8)上下水・供給処理施設
細分類
短期(平成 28~32 年)
中期(平成 33~37 年)
上水道施設
○計画的に施設の長寿命化を推進
下水道施設
○計画的に施設の長寿命化を推進
プラント施設
○計画的に施設の長寿命化を推進
長期(平成 38~47 年)
粟野清掃センター
ストックヤード
① 上水道施設
○活用の方向性検討
〈15 施設〉
上水道は、市民生活に直結する重要なインフラ、プラント施設であるため、長寿命化計
画を策定し、計画的に施設の長寿命化を推進します。
② 下水道施設
〈10 施設〉
下水道は、市民生活に直結する重要なインフラ、プラント施設であるため、長寿命化計
画を策定し、計画的に施設の長寿命化を推進します。
③ プラント施設
〈6 施設〉
プラント施設は、市民生活に直結する重要な施設であり、計画的に施設の長寿命化を推
進します。
焼却炉については、延命化工事(基幹的設備改良工事)を実施したことで、平成 42 年ま
で延命化を図りました。長寿命化目標年次(平成 42 年)以後に向けて検討していきます。
粗大ごみ処理施設については、ごみ焼却処理施設と一緒に平成 6 年に整備された施設で
あり、老朽化が著しいですが、今後も当面は修繕等で対応していきます。中長期的には、
運営・維持管理費用と大規模改修や新設をする場合の費用を比較しながら、今後の方針を
検討します。
鹿沼フェニックスは、最新の検証で平成 55 年まで施設の残余容量が見込まれるため、
当面施設を維持します。放射能対策等により覆土の量を変更したことから再調査を実施し、
その結果をもとにその後の整備計画を検討していく必要があります。
粟野清掃センターストックヤードについては、利用状況や地域性を考慮しながら、今後
の活用の方向性を検討します。
19
5 資料集
(1)施設一覧
【適正配置検討の対象とした施設一覧】
施設分類
コミュニテ
細分類
施設数
○板荷コミュニティセンター
○西大芦コミュニティセンター
○加蘇コミュニティセンター
○北犬飼コミュニティセンター
コミュニ
○南摩コミュニティセンター
○南押原コミュニティセンター
ティセン
○菊沢コミュニティセンター
○東大芦コミュニティセンター
ター
○北押原コミュニティセンター
○東部台コミュニティセンター
○粟野コミュニティセンター
○粕尾コミュニティセンター
○永野コミュニティセンター
○清洲コミュニティセンター
○与洲多目的集会センター
○上南摩水源地域対策施設
○西沢水源地域対策施設
○西大芦7区生活向上センター
ィセンター
・集会施設
14 施設
集会施設
5 施設
小学校
学校教育系
施設
27 施設
中学校
10 施設
そ の 他
教育施設
6 施設
保育園
12 施設
保健・福祉・
子育て支援
施設
施設名
子育て
支援施設
11 施設
○御殿山会館
○中央小学校
○東小学校
○西小学校
○北小学校
○菊沢東小学校
○菊沢西小学校
○石川小学校
○津田小学校
○池ノ森小学校
○さつきが丘小学校
○みどりが丘小学校
○北押原小学校
○加園小学校
○久我小学校
○西大芦小学校
○板荷小学校
○南摩小学校
○上南摩小学校
○南押原小学校
○楡木小学校
○みなみ小学校
○粟野小学校
○清洲第 1 小学校
○清洲第 2 小学校
○永野小学校
○粕尾小学校上
○粕尾小学校
○東中学校
○西中学校
○北中学校
○北犬飼中学校
○北押原中学校
○加蘇中学校
○板荷中学校
○南摩中学校
○南押原中学校
○粟野中学校
○自然体験交流センター
○学校給食共同調理場
○粟野地区学校給食共同調理場
○西中スクールバス第 1 車庫
○西中スクールバス第 2 車庫
○西中スクールバス第 3 車庫
○こじか保育園
○西保育園
○南保育園
○にっこり保育園
○ひなた保育園
○いぬかい保育園
○なんま保育園
○粟野保育園
○粕尾保育園
○永野保育園
○板荷児童館
○加蘇児童館
○西小学校学童保育館
○菊沢東小学校学童保育館
○石川小学校学童保育館
○津田小学校学童保育館
○さつきが丘小学校学童保育館
○みどりが丘小学校学童保育館
○加蘇学童保育館
○南摩学童保育館
○南押原地区学童保育館
○みなみ小学校学童保育館
○南押原児童館
20
施設分類
細分類
施設数
施設名
○西大芦デイサービスセンター
○上野町デイサービスセンター
○中田町デイサービスセンター
○深津デイサービスセンター
○見野デイサービスセンター
○栄町デイサービスセンター
高齢福祉
○南押原デイサービスセンター
○加蘇デイサービスセンター
施設
○永野デイサービスセンター
○粕尾デイサービスセンター
子育て支援
○南摩デイサービスセンター
○高齢者福祉センター
施設
○高齢者・障害者トレーニングセンター
保健・福祉・
15 施設
その他
福祉施設
7 施設
○粟野福祉センター
○隣保館
○南部地区会館
○支援要保護者緊急滞在施設
○野外趣味活動施設
○掬翠園
7 施設
○川上澄生美術館
○仲町屋台展示収蔵庫
3 施設
○図書館本館
○図書館粟野館
○図書館東分館
○鹿沼市総合体育館
○鹿沼市体育館
○北犬飼体育館
○木のふるさと伝統工芸館
○勤労者体育センター
○粟野トレーニングセンター
○粟野コミュニティスポーツ施設
○清洲コミュニティスポーツ施設
○粕尾コミュニティスポーツ施設
スポーツ
○永野コミュニティスポーツ施設
○上永野柔剣道場
施設
○海洋センター
○市民プール
○北半田プール
○上粕尾プール
○中粟野プール
○永野第 2 プール
○自然の森総合公園
○鹿沼運動公園
○粟野総合運動公園
○御殿山公園
○台ノ原公園
○出会いの森総合公園
施設
23 施設
○児子沼公園
○戸張町市営住宅
○睦町市営住宅
○下横町市営住宅
○貝島町東市営住宅
○貝島町西市営住宅
○上野町市営住宅
○日吉町北市営住宅
○日吉町南市営住宅
○上殿町市営住宅
○みなみ町市営住宅
○東町市営住宅
○緑町東市営住宅
○緑町西市営住宅
○坂田山市営住宅
○西茂呂市営住宅
○仲町市営住宅
○仲町第二市営住宅
○下町市営住宅
○府中町市営住宅
○従業員住宅
○若年勤労者住宅
○まちの駅新鹿沼宿
○花木センター
○農業公社
○公設市場
○つつじの湯
○職業訓練センター
観光・
○前日光牧場
○前日光ハイランドロッジ
産業系
○農産加工所
○粟野農産加工所
○地域産物販売所
施設
○堆肥化センター
○古峰ヶ原ヒュッテ
○大芦渓谷ヒュッテ
○かぬま手作りの里
○永野都市農村交流施設
市営住宅
21 施設
産業系施設
○やまびこ荘
○文化活動交流館
スポーツ
観光・
○あおば園
○屋台のまち中央公園
文化・芸術・
市営住宅
○シルバー人材センター
○市民文化センター
文化施設
図書館
○千寿荘
18 施設
○粟野都市農村交流施設
21
○粕尾ふれあいの郷交流施設
施設分類
細分類
施設数
庁舎等
4 施設
消防施設
64 施設
施設名
○本庁舎
○情報センター
○クリーンセンター
○新鹿沼駅西区画整理事務所
○消防本署
○北分署
○東分署
○旧粟野分署
○口粟野水防倉庫
○粟野分署
○奈良部水防倉庫
○消防団詰所(57 施設)
○酒野谷書庫
○日吉町書庫
○粟一小前書庫
○コミュニティ防災センター
庁舎・
○職員住宅
○新鹿沼駅西地区仮設住宅
消防施設
○旧粟野第三小学校
○旧粟野第二小学校
○旧粟野中学校
その他
○旧粟野支所
○旧勤労者青年ホーム
○貝島分館
行政施
○粟野倉庫
○総合教育研究所分室跡
○上殿町倉庫
設
○職員住宅
○リーバス車庫
○上殿バス車庫
○御殿山会館別館
○御殿山公園駐車場事務所
○野外活動研修施設
○旧菊沢公民館
○斎場
○見笹霊園
○高速バス待合所
○北村休憩施設
27 施設
○JR鹿沼駅前自転車駐輪場
○坂田山配水ポンプ場
○第1浄水場
○第2浄水場
○第3浄水場
上水道
○第4浄水場
○第5浄水場
○下沢浄水場
施設
○野尻浄水場
○口粟野第1浄水場
○口粟野第2浄水場
○粕尾第1浄水場
○粕尾第2浄水場
○永野浄水場
○清洲第1浄水場
○清洲第2浄水場
15 施設
上下水・
○黒川終末処理場
○粟野水処理センター
供給処理
○西沢水処理センター
○古峰原水処理センター
下水道
○下南摩地区農業集落排水処理施設
○北半田水処理センター
施設
○酒野谷地区農業集落排水処理施設
施設
○菊沢西地区農業集落排水処理施設
10 施設
プラン
ト施設
6 施設
合計
○流通センター地域下水処理場
○樅山ポンプ場
○ごみ焼却粗大処理施設
○し尿処理施設
○新リサイクルセンター
○リサイクルセンター
○鹿沼フェニックス
○粟野清掃センターストックヤード
305 施設
22
(2)用語の説明
用
語
PPP
意
味
Public Private Partnership (パブリック・プライベート・パー
トナーシップ)行政と民間がパートナーを組んで事業を行うとい
う、新しい官民連携の考え方。指定管理者制度、市場化テスト、公
設民営方式、さらに包括的民間委託、自治体業務のアウトソーシン
グ等、様々な形態があり、PFI はその代表的な手法の一つ。
PFI
Private Finance Initiative(プライベート・ファイナンス・イニ
シアチブ)公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、ノ
ウハウを活用して、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図る
という考え方。
海外では、有料橋、鉄道、病院、学校などの公共施設等の整備等、
再開発などの分野で活用されている。
義務的経費
地方自治体の一般歳出のうち、支出することが制度的に義務づけら
れている経費のこと。人件費、扶助費および公債費からなる。人件
費は、職員の給料や議員の報酬など、扶助費は、生活保護法や児童
福祉法などに基づき公的扶助制度の一環として対象者に支給する
費用、公債費は国や地方自治体の借入金を返済するために必要な費
用を指す。投資的経費とは異なり、思いのままには削減することが
できない。
経常収支比率
税収などの一般財源に占める義務的経費の割合のこと。財政構造の
弾力性を示す比率として使われている。経常収支比率が大きくなる
と、財政の硬直化が進んでいて、自由に使える予算が少ないことを
表す。
投資的経費
経費の支出の効果が単年度また短期的に終わらず、固定的な資本の
形成に向けられるもの。普通建設事業・災害復旧事業・失業対策事
業を指す。
ライフサイクルコスト
製品や構造物などの費用を、調達・製造~使用~廃棄の段階を合計
して考えたもの。生涯費用ともよばれる。製品や構造物等を低価格
で調達、製造することが出来たとしても、それを使用する期間中に
おける保守・管理、保険料、長期的な利払い、廃棄時の費用までも
考慮した費用の考え方。
鹿沼市公共施設等総合管理計画
平成 28 年 3 月
策定事務局
鹿沼市総務部企画課
財務部財産管理課
23