2016 年度 認定看護管理者教育課程セカンドレベル (募集要項) 学校法人昭和大学 看護キャリア開発・研究センター 認定看護管理者教育課程セカンドレベル 1. 教育理念 患者・家族・学生・組織・社会のニーズに応えて、患者本位の質の高い医療サービスを提供する ために、組織や個人のマネジメントが遂行できる看護管理者を育成し、看護の質向上や保健医療 福祉に貢献する。 2. 教育目的 1) 第一線監督者または中間管理者に求められる基本的責務を遂行するために必要な知識・技 術・態度を習得する。 2) 施設の理念ならびに看護部門の理念との整合性をはかりながら担当部署の組織目標を設定し、 その達成をめざして看護管理過程が展開できる能力を高める。 3. 教育目標 1) 組織の概念・運営について説明できる。 2) 人材確保と人材育成に必要なキャリア開発と管理過程を理解する。 3) 顧客の視点で部門、部署の戦略が立てられる。 4. カリキュラム 教科目名 内 容 看護組織管理論 1) 組織マネジメントの基本理論 (57時間) ・組織構造と機能 ・組織化の方法(職務設計と職務規程) 2) 組織の意思決定と変革 ・変革理論 ・組織の意思決定 3) 組織文化 ・組織文化とは ・組織文化のマネジメント 4) 組織分析(組織診断) ・所属組織の分析法 ・所属組織の評価方法 ・組織の経営戦略 5) 看護組織のナレッジマネジメント ・ナレッジマネジメント 6) コンフリクトマネジメント ・コンフリクトマネジメント ・交渉術 人的資源活用論 1)人材を育てる看護マネジメント (45時間) ・キャリア開発支援 ・人的資源計画の基本的考え方(採用から異動、退職までの人的資源のフロー計画) ・人材育成計画:クリニカルラダーの基本的概念と活用、ジェネラリストの育成 ・人材育成計画:人材育成プログラムの作り方、院内研修制度 ・人材育成計画:新人看護職員研修の企画・運営 ・人材育成計画:専門性の高い看護師の育成 2)看護人事・労務管理 ・人員配置 ・能力評価 ・目標による管理 ・エキスパート、スペシャリストの育成 ・勤務計画 ・効果的な看護ケア提供方式の構築と活用 ・WLB と勤務形態の管理 ・看護職の健康管理 ・ストレスマネジメント ・タイムマネジメント ・労働関係法規の理解と看護管理の実務 ・労働災害 3)人材を活かす看護マネジメント ・人的資源の活用のためのマネジメント ・スペシャリスト(認定看護師、専門看護師)の活用 ・外部資源の活用 ・動機づけ理論の活用(フィードバック、面接技法、インセンティブシステム) ヘルスケアサー 1)保健・医療・福祉サービス提供組織の仕組みと連携 ビス管理論 ・保健医療福祉サービス提供組織を規定する法律 (45時間) ・専門職チームによるヘルスケアシステムと課題 ・スキルミックス ・看護業務管理 ・ヘルスケアサービスの連携(地域連携における看護職の役割) 2)施設環境のマネジメント ・保健医療福祉施設における施設環境のあり方(療養環境・作業環境・衛生環境) ・施設環境の安全性 3)安全管理 ・看護単位における安全管理 ・事故発生のアセスメント、分析、対処 ・安全管理教育 ・法令順守 ・労務災害とその予防 ・災害の備え 4)クオリティマネジメント ・看護サービスの質保証と改善 ・アウトカムマネジメントの考え方 ・質管理のための研究の活用 ・看護管理に関する研究の動向 5)ヘルスケアサービスへの情報活用とマネジメント ・看護管理に資する情報システムの構築 ・人的資源管理と情報活用 医療経済論 (30時間) 1)我が国における社会保障と医療経済 ・社会保障・保険制度と医療経済 ・生産性、分配 ・個人の医療サービス消費プロセス ・保健医療政策の現状と動向 ・医業収支と医事 ・病院経営指標 2)看護サービスにおける経済性 ・看護サービスの経済性(効率性・公平性) ・効果的、効率的な資源の活用 ・看護活動の経済的評価 ・人事管理と経済性 ・情報管理と経済性 ・時間管理と経済性 統合演習 (18時間) 統合演習 ・専門職業人を育てる 5. 募集定員 6. 開講期間 20 名 2016 年 8 月 25 日(木)~ 11 月 26 日(土) (33 日間) 分散形式(金・土曜日) ただし、講師の都合により平日・日曜日の講義があります。 7. 開催場所 8. 受講資格 昭和大学 15 号館 看護キャリア開発・研究センター 206 号研修室 1 次の 1)2)の要件を満たし、かつ 3)~5)のいずれかに該当する者 1) 日本国の看護師免許を有する者。 2) 看護師免許を取得後、実務経験が通算 5 年以上ある者。 3) 認定看護管理者教育課程ファーストレベルを修了している者。 4) 看護部長相当の職位にある者。 5) 副看護部長相当の職位に1年以上就いている者。 9. 出願手続き 1) 募集期間 2016 年 4 月 4 日(月)~4 月 26 日(火)必着 2) 提出書類 ホームページからダウンロードし、簡易書留で郵送。(折り曲げ厳禁) (1) 2016 年度認定看護管理者教育課程セカンドレベル受講申込書(様式1) (2) 看護師免許証の写し(A4版縮小コピー) (3) ファーストレベル修了証の写し(A4サイズに調整) (4) 勤務証明書(様式2) ・実務経験5年以上の証明 ・現施設で実務経験5年未満の場合は、通算5年以上の証明 ・受講資格4)5)の場合は、職位欄の記載必須 (5) 小論文(様式3) テーマ「看護管理者としての自己の課題」 1,200 字程度 ※ 提出された書類は返却致しません。 3) 送付先 〒142-8555 東京都品川区旗の台1丁目5番8号 昭和大学看護キャリア開発・研究センター 認定看護管理者教育課程宛 ※ 封筒表面に「セカンドレベル願書在中」と朱書きし、簡易書留で郵送して下さい。 10. 選考方法 1) 書類による審査 2) 小論文は教育委員会が定める評価表を基に評価し選考します。 ※ 応募者多数の場合は、下記に示す小論文の評価で優先順位を決定します。 <小論文評価項目> 課題の理解 思考力 論述能力 1. テーマの理解ができている 2. テーマと内容が一致している 3. 共通理解のある事柄を論拠にして自分の議論を展開している 4. 自分自身の意見を明確に持っている 5. 専門用語や概念の解釈が適切である 6. 今後の課題が明確である 7. わかりやすい文章である 8. 文章が論理的に構成されている 9. 適切な用語表現である 10. 所定の文字数である 11. 受講決定 受講者選考の結果は、2016 年 6 月上旬に本人宛に通知する。 12. 受講手続 1) 合格通知時に書類で案内する。 2) 受講料 150,000 円 ※納入された受講料は原則として返還致しません。 ※再審査には、別途料金が発生します。 13. 修了要件 1) 必須教科目(5教科)の各出席時間数が既定の 4/5 以上であること。 2) 小論文(看護組織管理論・人的資源活用論・ヘルスケアサービス管理論・医療経済論)課題の評価 がC以上であること。 3) 統合演習については実践計画書の評価がB以上であること。 【問合せ先】 〒142-8555 東京都品川区旗の台1丁目5番8号 昭和大学看護キャリア開発・研究センター Tel: 03(5749)8903 Fax: 03(3784)6360 提出された個人情報は、本学の個人 情報保護に関する規則に則って取 扱い、業務に使用する以外の目的で は使用致しません。
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