2016年度認定看護管理者教育課程ファーストレベル募集要項

2016 年度
認定看護管理者教育課程ファーストレベル
(募集要項)
学校法人昭和大学
看護キャリア開発・研究センター
認定看護管理者教育課程ファーストレベル
1.
教育理念
患者・家族・学生・組織・社会のニーズに応えて、患者本位の質の高い医療サービスを提供する
ために、組織や個人のマネジメントが遂行できる看護管理者を育成し、看護の質向上や保健医療
福祉に貢献する。
2.
教育目的
1) 看護専門職として必要な管理に関する基本的知識・技術・態度を習得する。
2) 看護を提供するための組織化並びにその運営の責任の一端を担うために必要な知識・技術・
態度を習得する。
3) 組織的看護サービス提供上の諸問題を客観的に分析する能力を高める。
3.
教育目標
1) 看護管理に必要な知識体系を学び、看護管理者の役割と活動を理解する。
2) 論理的な思考を学び、正確な言葉を使って考えることができる。
3) 患者の視点に立って、看護の質改善に必要な情報収集や活用ができる。
4.
カリキュラム
教科目名
内 容
(時間)
看護管理概論 1)看護管理の概要
(15)
・看護管理の歴史/・看護管理の定義/・看護管理過程、機能、PDCAサイクル
2)看護管理に必要な基礎知識
・組織の成り立ちと構造/・システム論
3)看護管理者の役割と活動
・看護管理者の活動の動向/・看護管理者の役割
4)労働者として学ぶ労務管理の基礎知識
・ 雇用契約 /・ 雇用形態 /・ 勤務時間 /・ 勤務体制
・ 労働時間管理 /・ 賃金体系 /・ ワークライフバランス等
・ 健康管理 (メンタルヘルス含む)
看護専門職論 1)看護専門職の役割と機能
(30)
・ 看護専門職の自律性と責務
・ 看護業務の行動指針(看護業務基準、業務遂行基準、職務規程)
・ 看護専門職としてのキャリア発達 /・ 看護基礎教育制度と継続教育
・ 看護専門職の動向/・ 看護実践における倫理的問題の把握と意思決定
2)看護実践における倫理
・ 看護者の倫理綱領 /・ 対象の権利と人権擁護
3)看護の社会的責務と法的根拠
・ 看護関連法規 /・ 保健師助産師看護師法
・ 看護師等の人材確保に関する法律
・ 医療法をはじめ、保健医療福祉に関する法律
・ 医療保健福祉関連職種に関する法律 等
ヘルスケア
システム論
(15)
1) 我が国におけるヘルスケアシステムの構造
・ 医療保険制度 /・ 社会保障制度 /・ 国民医療費と医業に関する費用
・ 診療報酬、介護報酬 /・ 看護活動の診療報酬上の評価
2) 保健医療福祉の動向
・ 保健医療福祉の動向/・ 保健医療福祉のニーズと政策
・ 保健医療福祉関連職種の理解と活動の場
看護サービス 1) 看護サービスの概要
提供論
(36)
・ サービスとは /・ 看護サービスの概念 /・ 看護ケア提供方式
2) 問題解決:BSCの基礎知識
・ 論理的思考 /・ 問題解決思考 /・ 問題解決過程
3) 看護サービスの質管理
・ 看護サービスの質評価と改善/・ 看護サービスの安全管理
・ 看護サービスと記録/・ 看護記録と安全管理
グループ
1) グループマネジメントの基礎理論
マネジメント
・ リーダーシップとメンバーシップ /・ アサーティヴネス
(30)
・ 集団の基本概念 /・ 集団力学(グループダイナミクス)
・ 人間関係論 /・ コミュニケーション
2) 看護チームのマネジメント
・ 看護業務の割り当て /・ 権限委譲/・チーム医療と連携・協働
3) チーム医療と連携
・ チーム医療と看護の専門性 /・ チーム医療における看護の役割
・ カンファレンスの運営、ファシリテーション
人材育成論
(15)
1)人材育成の基礎知識
・ 成人学習の考え方 /・ 動機づけ理論 /・ 新人教育と社会化 /・ 役割理論
2)人材育成の方法
・ メンタルサポート /・ OJT/・ コーチング、ティーチング
・ 看護単位における研修プログラムの企画と運営 /・ 実習支援
看護情報論
1) 医療・看護情報の概要
(15)
・ 医療情報とは /・医療情報の活用
・ 看護における情報の種類と特徴 /・ 看護用語の標準化
2) 看護情報の倫理的側面と対応
・ 患者権利と情報開示 /・ 情報セキュリティ
・ 看護者の守秘義務対策と実際 /・ 個人情報保護への対策と実際
3) 看護実践に活かす情報管理
・ 情報検索・収集/・看護情報の記録 /看護の評価、改善のための情報活用
・ 根拠に基づく看護実践のための情報管理 /・ 看護管理への活用
・ 電子情報システムの活用
5.
募集定員
6.
開講期間
40 名
2016 年 6 月 4 日(土)~ 8 月 20 日(土) (28 日間)
分散形式(土・日曜日)※講師の都合により平日の講義があります。
7.
開催場所
8.
受講資格
昭和大学 15 号館 看護キャリア開発・研究センター206 号 研修室 1
次の 1)~3)のすべてに該当する者
1) 日本国の看護師免許を有する者。
2) 看護師免許を取得後、実務経験が通算 5 年以上ある者。
3) 臨床実習指導者、プリセプター、チームリーダー等の経験があり、認定看護師活動や管理
的業務を期待されている者。
9.
出願手続き
1) 募集期間
2016 年 2 月 4 日(木)~2 月 24 日(水)必着
2) 提出書類
ホームページからダウンロードし、簡易書留で郵送。(折り曲げ厳禁)
(1) 2016 年度認定看護管理者教育課程ファーストレベル受講申込書(様式1)
(2) 看護師免許証の写し(A4版縮小コピー)
(3) 勤務証明書(様式2)
・実務経験5年以上の証明
・現施設で実務経験5年未満の場合は、通算5年以上の証明
(4) 小論文(様式3)
テーマ「私が直面している管理課題」 1,200 字程度
※ 提出された書類は返却致しません。
3) 送付先
〒142-8555
東京都品川区旗の台1丁目5番8号
昭和大学看護キャリア開発・研究センター
認定看護管理者教育課程宛
※簡易書留で郵送して下さい。
※封筒表面に「ファーストレベル願書在中」と朱書きして下さい。
10. 選考方法
1) 書類による審査
2) 小論文は教育委員会が定める評価表を基に評価し選考します。
※ 応募者多数の場合は、下記に示す小論文の評価で優先順位を決定します。
<小論文評価項目>
課題の理解
思考力
論述能力
1.
テーマの理解ができている
2.
テーマと内容が一致している
3.
共通理解のある事柄を論拠にして自分の議論を展開している
4.
自分自身の意見を明確に持っている
5.
専門用語や概念の解釈が適切である
6.
今後の課題が明確である
7.
わかりやすい文章である
8.
9.
文章が論理的に構成されている
適切な用語表現である
10. 所定の文字数である
11.
受講決定
受講者選考の結果は、2016 年 3 月下旬、本人宛に通知する。
12.
受講手続
1) 合格通知時に書類で案内する。
2) 受講料
120,000 円
※納入された受講料は原則として返還致しません。
※レポート再審査には、別途料金が発生します。
13. 修了要件
1) 必須教科目(7教科)の各出席時間数が既定の 4/5 以上であること。
2) 小論文課題の評価がC以上であること。
【問合せ先】
〒142-8555
提出された個人情報は、本学の個人
東京都品川区旗の台1丁目5番8号
昭和大学看護キャリア開発・研究センター
Tel: 03(5749)8903
Fax: 03(3784)6360
情報保護に関する規則に則って取
扱い、業務に使用する以外の目的で
は使用致しません。