短期大学部 情報メディア学科 石塚 丈晴教授が

掲示期間 H-27-265
2 月 12 日~26 日
この件に関する問い
合わせは広報課へ
短期大学部 情報メディア学科 石塚 丈晴教授が
2016 BREAKTHROUGH PRIZE IN FUNDAMENTAL
PHYSICS を受賞。
Jyusyo
短期大学部の石塚教授がスーパーカミオカンデの共同研究者として
2016 BREAKTHROUGH PRIZE IN FUNDAMENTAL PHYSICS を
受賞しました。
Breakthrough には「突破」とか「進歩」などの意味があり、基礎物
理学での新発見などに対して毎年授与されている賞です。石塚教授は、
昨年ノーベル物理学賞を受賞した東大の梶田教授と 20 年以上も共同
研究をしており、梶田先生を始めとするスーパーカミオカンデ・グル
ープの一員として、ニュートリノ振動の発見(ニュートリノに質量が
あることの発見)により受賞しました。
今回の受賞の対象となった研究は、素粒子であるニュートリノの質量
は物理学の世界では永らく無いとされていたのですが、スーパーカミ
オカンデによるニュートリノ観測データからニュートリノには質量が
あるということを発見した研究で、当時は物理学の教科書を書き換え
なければならない新発見と称されていました。
また、1 月 29 日には東京大学主催の梶田隆章教授ノーベル物理学賞受
《ノーベル賞受賞の梶田 隆章教授と石塚丈晴教授》
賞記念祝賀会が開催されました。
この祝賀会は,主に東大関係者らが招待され、石塚教授は他の共同研
究者と共に招待を受け参加しました。
会場には、五神東京大学総長を始め、富岡文部科学副大臣、有馬元東
大総長・元文部大臣らを始め、約 700 名もの参加者がありましたが、
直接梶田先生にお祝いを述べることができました。
梶田先生と石塚教授の出会いは、石塚教授が新潟大学の大学院生とし
てスーパーカミオカンデの前身のカミオカンデの研究を始めた時に、
当時東大の助教授だった梶田先生にお会いしたのが最初で、以後いろ
いろとお世話になってきました。
石塚教授の梶田先生の印象は、いつもニコニコしていて優しい先生。でも、自分の研究に対する姿勢は厳しく、黙々と研究
をされる方.たとえ他の研究者から異論を言われても、淡々と証拠となる結果を示す。」など,梶田先生の後ろ姿を見なが
ら、すごい人だなぁと思っていました。
実は,梶田先生のノーベル賞授賞の直ぐ後に、石塚教授は東大の研究施設でニュートリノ観測の機器操作をしていたのです
が、その時に、ノーベル財団の公式記録映像のクルーと梶田先生が現れ、目の前で(というか石塚教授の操作している後ろ
で)取材が始まりました。そのときも梶田先生は「お騒がせしてすみませんね.」と相変わらずの優しい表情で仰ったのが
今でも印象に残っているそうです。
石
塚
教
授
が
出
席
し
た
記
念
祝
梶田教授が受賞したノーベル賞
賀
メダルと賞状
会