H27年度報告集 - 八戸市総合教育センター

平成27年度
報
告
集
<根城小学校「学区園児との交流学習」より>
八戸市教育委員会
序
市教育委員会では 、「市内全域の幼稚園・保育所(園 )・認定こども園及び小学校の
教職員が、子どもの発達や互いの教育内容についての連携を深め、互いに尊重しあって、
幼児児童の学びの連続性を図る」ことを目的として、平成17年度より「幼保小連携推進
事業」を実施しております。
さて、今年度の本事業の推進に当たっては、関係各位の御理解・御協力を賜り、幼保
小連携研修講座(8月)や代表者研修会(5月・2月)を実施するとともに、各幼稚
園・保育所(園 )・認定こども園及び就学先小学校を通して、就学児保護者用パンフレ
ット「わくわくいっぱい
いちねんせい」(平成27年度版)を配付いたしました。
幼保小連携研修講座では、宮城学院女子大学 児童教育学科 特任教授 渡辺徹先生を
講師にお迎えし 、『気になる子どもの支援と幼保・小の連携』という演題で御講演いた
だき、研修を深めることができました。続いて行われた分科会「幼保小指導者による話
合い」でも、講演に引き続き「特別な支援を要する幼児児童に対する指導や引継ぎにつ
いて」というテーマで、グループごとに活発な情報交換が行われました。
また、各小学校区を中心とした地区会の取組については 、「指導者の交流 」「子ども
の交流・活動 」「保護者とのかかわり」を通して、具体的な取組が着実に進められてい
ることが報告書からうかがえました。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。
近年、急激な少子高齢化や都市化の進展、核家族化など子どもを取り巻く社会状況が
大きく変化する中で、子どもたちの乳幼児期からの成長過程において、コミュニケーシ
ョン力の欠如、規範意識の低下等さまざまな課題が生じています。市教育委員会では、
平成25年度年度から平成29年度までの5年間における重点的な施策や教育の方向性を示
す『八戸市教育振興基本計画』を策定いたしました。その中で 、「子どもの確かな学
力・豊かな心・健やかな体の育成」という方向性を示すとともに 、「就学前教育の充
実」という目標を掲げ、重点取組を「幼保小連携推進事業」としております。
子どもの発達や学びの連続性を保障するためには、幼児期の保育・教育と小学校にお
ける児童期の教育が円滑に接続し、教育の連続性・一貫性を確保し、子どもに対して体
系的な教育が組織的に行われることが重要であります。そして、幼稚園・保育所
(園 )・認定こども園及び小学校における指導内容についての相互理解に努めるととも
に、自校(園)の保育・教育活動に生かしていくことが大切であると考えております。
結びに、将来を担う八戸の子どもたちのよりよい成長のために、今後とも本事業に対
する御理解・御協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成28年3月
八戸市教育委員会
教育指導課長
- 1 -
木村
一夫
目
○
序
○
目
- 八戸市教育委員会
教育指導課長
木村一夫 -
1
次
第1章
2
幼保小連携推進事業の取組
3
○
幼保小連携推進事業全体計画
5
○
幼保小連携推進事業の目的とこれまでの歩み
6
○
地区会実施状況
8
○
幼保小連携研修講座資料
10
第2章
○
次
今年度の幼保小連携推進事業における成果と課題について
25
○
今年度の幼稚園における成果と課題について
27
○
今年度の保育所(園)における成果と課題について
30
○
各小学校からの報告書
33
八戸小………
33
城下小………
34
吹上小………
35
長者小………
36
図南小………
37
中居林小……
38
柏崎小………
39
小中野小……
40
江陽小………
41
湊
42
青潮小………
43
白銀小………
44
小………
白鷗小……… 45
白銀南小…… 46
町畑小……… 47
美保野小…… 48
鮫
小………
49
種差小………
50
大久喜小……
51
金浜小………
52
根城小………
53
白山台小……
54
江南小………
55
田面木小……
56
下長小………
57
城北小………
58
高館小………
59
根岸小………
60
日計ヶ丘小…
61
是川小………
62
三条小………
63
西園小………
64
明治小………
65
桔梗野小……
66
轟木小………
67
多賀小………
68
多賀台小……
69
豊崎小………
70
新井田小……
71
旭ヶ丘小……
72
市野沢小……
73
中野小………
74
鳩田小………
75
島守小………
76
田代小………
77
平成27年度
幼保小連携推進事業
代表者研修会名簿
- 2 -
78
第1章
幼保小連携推進事業の取組
○
幼保小連携推進事業全体計画
○
幼保小連携推進事業の目的とこれまでの歩み
○
地区会実施状況
○
幼保小連携研修講座資料
- 3 -
就学児保護者用パンフレット「わくわくいっぱい
- 4 -
いちねんせい」(平成27年度版)
§ 幼保小連携推進事業全体計画 §
∼心身の健康と基本的生活習慣の育成を目指して∼
【共通指導項目】
あ
き
い
い
さ
ま
の
つ
り
ち
年中児・年長児
低学年児童
家庭・保護者
幼稚園・保育所(園)
小
幼保小連携推進事業
ワーキングチーム
共通理解
全体研修会
学
代表者研修会
地
区
会
参観・交流・情報交換・悩みの共有
《子どもの発達についての相互理解》
○何がどの程度できているのか。何ができていないのか。
○特別な支援を要する子どもについて。
《指導者の資質向上のための実践的研究》
○指導の目標は何か。言葉は適切か。
○互いに学ぶべき指導技術は何か。
《子育てや家庭教育への支援の在り方》
○親への子育て支援について。
- 5 -
校
共通実践
§ 幼保小連携推進事業の目的とこれまでの歩み §
1
目
的
・幼児期の保育・教育から小学校教育への円滑な接続を図る。
・市内全域の幼稚園・保育所(園)・小学校の教職員が、子どもの発達
や互いの教育内容についての連携を深め、互いに理解し尊重しあっ
て、幼児児童の学びの連続性を図る。
① 幼稚園教員・保育士・小学校教員による就学前教育・小学校教
育についての相互理解の促進
② 就学前教育から小学校教育への円滑な接続を図る上で求められ
る指導内容・指導方法の在り方についての実践的研究
③ 子育てや家庭教育に対する支援の在り方についての研究
2
これまでの歩み
年
度
主
な
事
業
内
容
(平成16年度)
・幼稚園・保育所(園)・小学校の各研究団体への打診
・幼小連携協議会授業参観への参加
・幼保小代表者会議、幼保小連携推進協議会の実施
・実態調査(アンケートによる意識調査)
平成17年度
【事業開始】
・共通指導項目「あいさつ・きまり・いのち」の設定
・代表者会議(年2回)・・・方向性や課題について協議
・全体研修会(年1回)
①教育長講話
②「障害児保育への取組について」「給食時間を通して幼児期から小学校への
連携を考える」「地域の保育所との連携について」の発表
・各地区会の取組をまとめた報告集作成
平成18年度
・共通指導項目・代表者研修会・全体研修会・報告書作成は継続実施
・全体研修会(年1回)
①パネルディスカッション「幼保小連携で大切なこと」
②「食に関わる子どもの状況」「幼稚園における食育を考える」「生活科を生か
した交流活動」の発表
平成19年度
・共通指導項目・代表者研修会・全体研修会・報告書作成は継続実施
・全体研修会(年1回)
①パネルディスカッション「保護者との関わりの中で大切なこと」
②「食に関わる体験活動」「本物の味を教えたい」「食育推進計画」の発表
平成20年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・全体研修会・報告書作成は継続実施
・全体研修会(年1回)
①基調講演「発達障害の早期発見・早期支援」
②「保護者支援」の視点から、健康増進課・幼稚園・保育園の発表
平成21年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・全体研修会・報告書作成は継続実施
・全体研修会(年1回)
①行政説明「幼保小連携推進事業の歩みとこれから」
②各小学校における連携の具体的取組の発表
(多賀台小学校・長者小学校・大久喜小学校の発表)
③就学児保護者用パンフレット「わくわくいっぱい いちねんせい」について
の説明
・ワーキングチームによる「入学の手引き」作成
- 6 -
平成22年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・全体研修会・就学児保護者用パンフ
レット配布・報告書作成は継続実施
・全体研修会(年1回)
①就学児保護者用パンフレット「わくわくいっぱい いちねんせい」の活用事
例紹介
②「生活科スタートカリキュラム」の紹介
③分科会「地区会を中心とした話合い」(グループ)
・ワーキングチームによる「学びのプログラム」(年長児を対象とした活動事例
集)作成
平成23年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・全体研修会・就学児保護者用パンフ
レット配布・報告書作成は継続実施
・全体研修会(年1回)
①平成22年度「学びのプログラム」活用事例集紹介
②説明「地区会の実施状況及びアンケートをもとにしたテーマ研究から」
③分科会「地区会を中心とした話合い」(グループ)
・ワーキングチームによる「学びのプログラム」
(生活科スタートカリキュラム)
作成
平成24年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・全体研修会・就学児保護者用パンフ
レット配布・報告書作成は継続実施
・全体研修会(年1回)※「幼保小連携研修講座」として実施
①全体会(講演)
講 師:早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授 小林 宏己 氏
演 題:『確かな学び豊かな心を育てる幼保小連携教育の推進』
②分科会「地区会を中心とした話合い」(グループ)
平成25年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・幼保小連携研修講座・就学児保護者
用パンフレット配布・報告書作成は継続実施
・幼保小連携研修講座(年1回)
①全体会(講演)
講 師:文部科学省 初等中等教育局 幼児教育課 教科調査官
津金 美智子 氏
演 題:『これからの幼保小連携について』
②分科会「幼保小指導者による話合い」(グループ)
平成26年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・幼保小連携研修講座・就学児保護者
用パンフレット配布・報告書作成は継続実施
・幼保小連携研修講座(年1回)
①全体会(講演)
講 師:文部科学省 初等中等教育局 視学官 津金 美智子 氏
演 題:『子どもの豊かな学び育ちにつながる幼保小連携の実際』
②分科会「幼保小指導者による話合い」(グループ)
平成27年度
・共通指導項目・代表者研修会(年2回)・幼保小連携研修講座・就学児保護者
用パンフレット配布・報告書作成は継続実施
・幼保小連携研修講座(年1回)
①全体会(講演)
講 師:宮城学院女子大学 児童教育学科 特任教授 渡辺 徹 氏
演 題:『気になる子どもの支援と幼保・小の連携』
②分科会「幼保小指導者による話合い」(グループ)
- 7 -
§ 地区会実施状況 §
以下の実施率は、市内全小学校からの報告書に記載されている各地区での実施状況を集計したも
のです。
実施率(%)
連携
項 目
実 施 内 容
H25
H26
H27
形態
(47校) (47校) (45校)
ア 情報交換
1
学校だより等の送付
81%
83%
91%
校長・園長等の話合いの場の設定
57%
66%
78%
担当者を交えた話合いの場の設定
96%
94%
98%
79%
77%
84%
70%
70%
80%
入学式・運動会・学習発表会・卒業式等の案
内
94%
94% 100%
上記行事の参観
85%
83%
98%
園児による学校施設や授業等の見学
81%
79%
82%
園児の学校行事への参加、または、児童の園
の行事への参加
57%
57%
67%
児童と園児が触れ合うことをねらいの一つと
した、ともに活動する場の設定
81%
72%
87%
児童と園児が共通のテーマをもち、同等の立
場で学習する場の設定
9%
9%
16%
園の保護者も学校行事に参加できるよう、園
を通じた呼びかけ
9%
9%
16%
園の保護者も対象とした学校行事の開催
9%
6%
9%
園の子育て支援学級への参加
4%
2%
7%
学校の家庭教育学級に園の保護者も参加でき
るよう、園を通じた呼びかけ
6%
2%
9%
入学説明会以外に、園の保護者が学校見学す
る場の設定
26%
28%
38%
学校だより等を通した、幼保小連携に関わる教育
活動についての地域・保護者(小学校)への発信
87%
91%
91%
28%
38%
31%
指
導
幼保関係者による児童の活動の参観
者
の イ 授業・活動の参観
交
学校関係者による園児の活動の参観
流
ウ 行事の案内・参観
2
ア 学校見学
子
ど
イ 行事参加
も
の
交
ウ 交流活動
流
・
活
エ 合同学習
動
ア 行事
3
保
護
者
と イ 子育て支援学級
の
か
か
わ
ウ 学校見学
り
エ 情報発信
4
他
スタートカリキュラム スタートカリキュラムの作成・活用
- 8 -
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
学校便り等の送付
校長・園長等の話合い
担当者等の話合い
幼保関係者の参観
学校関係者の参観
行事の案内
行事の参観
園児による見学
園・学校の行事への参加
児童と園児の触れ合いの場
児童と園児等の学びの場
園の保護者へ行事案内
園の保護者対象の行事
園の子育て支援学級参加
学校の家庭教育学級等の案内
園の保護者による見学
学校便り等の地域配布
H25
H26
H27
【考察】
・ 例年通り「指導者の交流」の項目が高い割合を示している。特に、管理職の積極的な交流や
幼保・小間での参観が着実に増えてきている様子が見られる。
・ 児童と園児の交流も着実に増えてきている様子が見られる。特に行事への参加や児童と園児
が直接触れ合う場が増えてきている。
・ 例年どおり「保護者とのかかわり」の項目の実施校数が少ないが、園の保護者による学校見
学や学校だより等による情報発信が徐々に増えてきている様子が見られる。
・ スタートカリキュラムの作成及び活用について、停滞している様子が見られる。作成途中の
学校が多いことから(10校)、早期な体制作りが望まれる。
- 9 -
気になる子どもの支援と
幼保・小の連携
宮城学院女子大学特任教授・宮城教育大学名誉教授
渡辺 徹
2015.8.5
はじめに
【特別支援教育の背景】2007.4学校教育法改正
1.障害観の変化(WHO・ICF,2001)
・障害の責任は個人から社会へ
2.障害者の自立観の変化
・自立はADLからQOLへ
3.教育観の変化
・インテグレーションからインクルージョンへ
4.特別支援教育体制整備状況(2013.3)
- 10 -
1 気になる子ども①
1.「気になる子ども」とは?
・健常から障害に至るスペクトル(連続性)のなかにある子ども
・後に障害が明白になる子ども(なかには気にならなくなる子ども
もいる。)
・特別な配慮が必要とされる子ども
全体の約7∼8%の割合で存在するのではないか。(他の障害
種を含めると約10%程度)
- 11 -
1 気になる子ども②
2.「気になる」内容
①表情−意識水準の低下・麻痺・見えの調整・遊びの表情・共同注視
②特別な行動パターン−興味関心の偏り・同じことの繰り返し、集団行
動からの逸脱
③言葉−言語発達の遅れ・理解困難・表出困難・やりとり
④動作/運動−不注意・多動・全般的な遅れ・協調運動の困難
⑤対人関係−親子関係・対人関係の形成困難(人とのかかわり)
⑥身辺自立−食事場面・排泄場面・遊具の使い方
2
発達障害関連図
気になる子ども
MR(知的障害)
PDD(広汎性発達障害)
自閉症
(高機能)
ADHD(注意
欠陥多動性
障害)
アスペルガー症候群
LD(学習障害)
- 12 -
ASD
3 特別支援教育の対象①
1.発達障害の特徴
①スペクトラムディスオーダー
気になる子ども
連続性と重複性
②高い出現率
約10%前後
知的障害(MR)1∼2% 学習障害(LD)2∼3%
注意欠如多動性障害(ADHD)3∼5%
広汎性発達障害(PDD)−自閉症を含む
0.2∼0.3%+α 1∼2%
*文科省調査(2012):LD,ADHD,高機能自閉症の疑い児童・生徒約
%
3 特別支援教育の対象②
【知的障害を伴わない発達障害】
2.診断
・診断基準はあるが、実際の診断は専門家でも難しい。
3.教育的な子どものとらえ方
・得意不得意は誰にでもある。 ・得意・不得意がきわだつ子ども。(配慮の必要な個性)
不得意がきわだつと学習や行動に悪影響を与える。
・問題を抱えて困っているのは子ども自身
・「
子どもではなく、
子ども」という見方
*親の躾や子育ての失敗の結果起こるのではない。
- 13 -
4
子どもの支援①
気になる
1.幼児期の支援・・・保護者の
の解消
1)支援の観点
・子育て支援−「障害名の乱発・レッテ ル貼り・問題児扱い」を避ける。
<子育て相談・保育参加の試み><叱り一分に褒め九分>
2)支援の目標
①肯定的な自己像の形成
②援助を受け入れる態度の形成
③保護者の信頼感の形成
4
子どもの支援②
気になる
2. 気になる子どもの対応・・・放置せず、適切な支援を
・学級運営−居心地の良い・安心できる場所
・保育実践−遊ぶこと・かかわり合うことの喜びを得る機会
・クラス担任の役割
①環境の整備
②ルールの明示
③保育の工夫
【長期的・継続的・一貫した支援の必要性】
- 14 -
ライフステージごとの課題と支援
について
概念図
地域
思春期/成人期
本人参加・自己決定
大人としての社
会性獲得
社会貢献
学童期
活動参加の保障/就労支援/
生活基盤整備
支援計画
優先課題
乳幼児期
連携
居場所
生きる力・心と体の育成/放課後ケア/
家族支援
・仲間作り
子育て支援
子育て支援
医療的ケア
医療的ケア
支援の
観点
地域
育児不安の解消
肯定的自己像の形成/援助受け入れの態度育成/家族
支援
支援目標
課題
5 支援の一般的原則
「信頼と
感を確立するための支援」
・「限りなく愛している」
・「あなたを信じている」
・「あなたにしかないよいところがある」
・「あなたを誇りに思っている」
①受容・・・子どもをまるごと受け入れる。
②支援の柔軟性・・・先入観を捨てる。
③保護者・関係機関との連携・・・効果に影響
④情報の共有・・・効果に影響
⑤段階的な目標達成・・・成就感の体得
⑥長所の活用・・・短所は一度脇に置く。
- 15 -
6 具体的支援の方法
①日課・課題を視覚化し、見通しを持たせる。
②少しの努力で達成可能な目標を設定する。
③望ましい具体的行動モデルを常に示す。
④個別的な再指示をする。
⑤賞賛と罰の特別ルールを設定する。
⑥パニックは場面から離し、沈静化するのを待つ。
⑦指示は簡潔で短くする。
⑧気が散るようなものを周囲に置かない。
⑨叱る時は短く、冷静に。
保育参加
おかあさん・おとうさん先生大人気!
- 16 -
7 事例の紹介①-A児(年長組)
1.4歳時:広汎性発達障害(PDD)の診断
2.実態
・音に敏感 ・活動の切り替えが苦手 ・集団の場所の嫌悪 ・大人
とのコミュニケーションは成立するが、子どもとでは攻撃的な言
動 ・音楽好き
3.指導目標
・お友だちとかかわり、助け合ったり、協力したりできるようになる。
- 17 -
7 事例の紹介②
4.担任が行った支援の内容
①活動の切り替え
活動予定カード、砂時計、手動の時計の活用
②保育室に入れない
興味・関心のあることを中心としたゆるい誘い
③一方的なコミュニケーション
友だちへの仲立ちの支援
④誘い方の工夫
比較的中のよい子どもから
7 事例の紹介③
5.担任が意識して本人に伝えたこと
【あなたはあなたの良いところがある】
友だちがいること/元気に幼稚園に来ること/いっぱいお話しをしてくれる
こと/歌が上手なこと/片付けをがんばっていること/「ありがとう・ごめん
なさい」が言えること/挨拶が上手に言えること/絵本が一人で読めること
/笑顔が素敵なこと/お父さんやお母さんはあなたが大好きなこと/あなた
もお父さんやお母さんが大好きなこと
6.コンサルテーションの実施 7.家族への支援 8.機関連携
- 18 -
A児の変容(黒澤礼子・幼児期の発達障害に気づいて
・育てる完全ガイド 講談社 2008)
○年中時
×年長時
5 ひじょうにあてはまる
1 まったくあてはまらない
8 幼保・小の連携①
1.Y県B市の取り組み
①特別支援教育推進委員会の設置(幼保・小中・市教委・専門家
メンバー約20名で年2回)
②発達支援関係課連絡会(福祉課・健康課・子育て支援課・学校
教育課の情報の共有)
③巡回相談/研修講座(ベーシック・初級・中級・上級Co.養成)
④教育相談/適応指導(教育相談員8名)
- 19 -
8 幼保・小の連携②
⑤幼児教育連絡協議会(S58年発足/年2回開催)
構成メンバー15名(幼稚園代表・保育園代表・小学校代表・健
康福祉部・教育委員会)
⑥園長/所長合同研修会 ・幼保小1年担任者等研修会
・各ブロック幼保小連絡会
⑦会誌発行(幼保小に配布)
⑧幼保・小接続のスタートカリキュラムの実施
8 幼保・小の連携③
2.C大学附属校園(特別支援・幼小中)の取り組み
①学習支援室(さぽぉとルーム)設置
・附属特別支援学校の教員(出向)と非常勤講師で運営
・附属小学校内に設置(幼稚園・中学校も利用可)・・・幼は巡回相談・指導
②発達障害を中心にした特別な配慮が必要な児童生徒の通級指導
③附属学校部特別支援部会の運営(特別支援学校が主管)
・校園長/副校園長/幼少中特支・特別支援教育コーデネーター
④個別の指導計画・支援計画の情報共有・・・コーデネーター連絡会年5回
⑤特別な配慮の必要な児童の校園間引継ぎ
- 20 -
個別の指導計画
・個別の教育支援計画、
個別の指導計画様式は
A4判1枚
・担任とコーディネーターが
協働で作成
・引継ぎ
①幼小のコーディネーター
観察・引継ぎ(2月)
②幼稚園年長児担任と小1担任
間の引き継ぎ(3月)
- 21 -
8
幼保・小の連携④
3.I県の取り組み
①就学支援ファイル*(幼保段階から作成、小中校へ引き継ぐ資料)
・子どもの実態/支援内容と方法/医療機関の受診記録など (現状は4割の作成)
②学齢期は個別の教育支援計画を作成し、ファイルに追加
③幼小連携
・保護者の学校見学 ・幼小交流研究会(保育参観・協議/1月)
・幼保小連絡会(2月) ・小学校入学児童保護者説明会(2月)
*Ⅰ家庭の様子 Ⅱ生活習慣の様子(食事・排せつ・着脱・睡眠) Ⅲ集団生活の様子(言葉・運動
/遊び・集団活動・他とのかかわり・その他) Ⅳ医療等の様子 Ⅴ就学についての各項目につ
いて「現状」「具体的支援の内容」を記載
9 連携における留意事項①
1.教育(保育)体制と指導内容を双方で知る。
・保育や授業における相互観察/相互職場体験
(保育園・幼稚園職員による小学校観察/小学校職員による保育園・幼稚園の観察)
・保育士/幼稚園教諭と小学校教諭の問題意識の違いの確認
・幼保・小の合同研修会/幼保・小連携研究(接続期の教育課程研究)
・幼児と児童の交流・・・育ちあい/思いやり
2.保護者の同意を得て、可能な限り情報を共有する。
・保護者/幼保担任/保健師/小教諭(特に担任予定者)
・支援ファイル・個別の教育支援計画の立案
・PDCAのサイクル重視・・・可能な限りシンプルに
- 22 -
9 連携における留意事項②
3.連携のための組織づくりとキーパーソンの配置
・連携のキーパーソンは特別支援教育コーディネーター
・特に就学前は関係機関の関係者(保健師・相談員・医師など)と
つながることは必須
4.最も必要な情報は、
①子どもの問題(困難)状況
②それに対応する支援の工夫
③その支援をした結果(効果)
おわりに
1.保育士・教師の意識改革
・一人で問題を抱え込まない。・・・園・学校全体での支援
・達成可能な具体的目標の絞込みをする。・・・優先順位
2.関係機関/専門家などとの連携
・情報の収集と共有を積極的に行う。・・・教育関係者以外の人・機関との連携
・専門家を巻き込んだコンサルテーション(協働)の取り組み
3.園(校)内の支援委員会の設置
・園(校)内研修・・・インシデントプロセス法による事例検討(子どもの共通理解と支援)
・個別の指導計画/教育支援計画作成・・・PDCAのうち特にC(check)とA(Action)を
- 23 -
講師の言いたいこと
Wendell Johnsonの言葉
『子どもの言うことをよ-く聞くんです。いまその子が言っていることも、いままさに言わん
としていることも、まだ全然言えてないことも。話し手としてのその子を尊重することです。
なにもかもすっかり、よく聞いてあげてください。自分の言うことが聞いてもらえていると
感ずることや、他の人が自分の言っていることに関心を持ってくれていると感ずることは、
成長しつつある人としてのその子にとっては、実に素晴らしいことなんです。子どもはそ
の子なりに、ベストをつくしているんだと思うことです。』
参考文献
1.文部科学省(2011):特別支援教育体制整備状況調査.
2.村井 憲男他(2001):「気になる子どもの保育と育児」福村出版.
3.渡辺 徹編集代表(2005):「特別支援教育への招待」教育出版.
4.渡辺 徹編(2007):「Q&Aクラスのなかの気になる子ども」教育出版.
5.黒澤 礼子(2008):「幼児期の発達障害に気づいて・育てる完全ガイド」講
談社.
6.本田 秀夫(2013):「自閉症スペクトラム」ソフトバンク新書.
- 24 -
第2章
今年度の幼保小連携推進事業
における成果と課題について
○
今年度の幼稚園における成果と課題について
○
今年度の保育所(園)における成果と課題について
○
各小学校からの報告書
- 25 -
「幼保小連携研修講座(平成27年8月5日)」より
「幼保小連携推進事業
代表者研修会(第1回:平成27年5月18日)」より
- 26 -
§ 今年度の幼稚園における成果と課題について §
(23園中18園より回答、回答率78.2%)
成
果
【幼保小連携研修講座を通して】
・受講したことについて、一つ一つ保育の現場で生かしている状況。渡辺先生の話した「具体的
支援の方法」の9項目について教員全体で共通理解のもとで指導できるよう、報告や情報交換
するための会議の回数を増やすなどしている。
・年に一度全体研修会を開催してくれることで、それぞれが抱える現状や課題を理解し合うこと
ができる。
・職員会議の時に、他の職員にも研修会で学んだことを報告している。その上で、子どもの保育
に役立つよう具体的に話し合っている。
・年に一度テーマを設定して語り合うことは大変有意義であり、今回は毎年小学校で行われてい
る就学時健診の実際について聞くことができた。その上で、就学時健診の際に気を付けて診て
いただきたい子どもについて、事前に小学校に伝えるなど、小学校とこまめに連絡を取り合う
ように努めることができた。
・小学校教員の児童や保護者への対応や思いを直接伺い、「気になる子どもへの支援」に生かす
とともに、小学校へ伝えるべき内容や事柄を理解し、整理することができた。
・研修に参加して、支援する方法や方向を見直すとともに、子どもはその子なりにベストを尽く
しているという思いを新たにした。
・近年気になる子どもたちが増え、当園にとっても必要急務な内容を分かりやすく指導いただけ
た。実践上さらに理解の幅が広げられ、より的確な指導と教育をできるようになった。
・講演について、幼稚園にいる間の保護者への伝え方や支援の進め方など、職員間でもう一度共
通理解をもつために話合いや勉強会を行った。
・気になる子どもの支援と幼保・小の連携の話は、普段保育していて困っていることや悩んでい
ることの解決や支援の仕方の勉強となった。情報交換でも他園や小学校のいろいろな話が聞け、
それぞれの事情によって特別支援の体制の違いもあると感じた。
・園内研修の場で話題提供をし、職員全体で話し合うことで、これからの指導の在り方をそれぞ
れが学ぶよい機会としている。
・教職員同士で話合いをしたり、いろいろな機関と連絡を取り合ったりするようになった。
・気になる子どもに対する園としての考え方の方向性を確認することができてよかった。
・情報を共有するための組織作りまではまだできていないが、普段から担任だけではなく他の教
師からも気になる子どもについてよく話をすることで、子どもたちをいろいろな面から見るこ
とができるようにしている。
・気になる子どもの姿を明確に表し、どのように捉えて、どのように支援していくのかという具
体的な支援の方法を学ぶことができた。
・幼小連携について、記録による支援ファイルやスタートカリキュラムの大切さを学ぶことがで
きた。
・小学校の様子を具体的に聞くことができた。また、学校側の要望や他園の取組等を知ることに
より、お互いにどんなかかわりが必要か、園としてどんな指導が適切かなど、連携を考える上
で役立っている。
・園で先生たちに研修会での話をし、クラスで心配な子や保護者に対しての対応に取り組んだり、
教師間で情報交換をし、共通理解を図ったりしている。
・気になる子やその保護者に対する具体的な支援の方法を学ぶことができ、毎日の保育の中での
かかわり方や言葉のかけ方などを職員間でも共通理解しながら対応するようにした。
- 27 -
・小学校や保育園の先生方とのディスカッションを通して、保護者への対応の難しさに、一歩下
がるのではなく、前向き取り組み、子どもにとって一番よい方法を互いに考えることができた。
・幼保小の特別支援を要する子に対する取組などの様子を情報交換したり、就学時健診や学校で
の取組など、それぞれの様子を知ったりすることができてよかった。
【幼児・児童の交流を通して】
・①小学校6年生が来園して園児と交流。②園児が小学校へ訪問し1・2年生と遊んだり給食体
験をしたりする。③互いの行事への参加。①∼③の取組は就学への期待を高める効果がある。
・合同学習会に参加させていただき、小学校での生活を少しでも体験することができ、不安の解
消につながった。また保護者も参観することで、学校生活に向けて生活時間を見直す機会とな
った。
・子どもたちの催し事を通しての交流は 、「進級の楽しみ」になっている。
・運動会での幼児レース参加や小学校参観に年長児が参加することで、入学がスムーズにできた
と思われる。
・年2回交流する機会をいただいているが、年長児にとってよい経験の場となっている。特に上
兄弟のいない園児にとっては、貴重なチャンスとなっている。
【指導者相互の交流を通して】
・地区単位での連携事業では、それぞれの教育活動や子どもたちの具体的な様子を情報交換する
ことができ、指導計画を作成する際の参考にもなっている。
・小学校へ進学してから、どのように過ごしているかが分かり、学校生活のことを頭に入れて、
保育に取り組んでいる。
・園長だけでなく、担任をしている教員も小学校を訪問することにより、卒園児の近況(小学生
としての育ち)を知ることができる。
・小学校の運動会や学習発表会等に出向き、卒園生の成長した姿を確認することができた。授業
参観後に話合いを企画してくれる小学校もあった。
・保育参観が実施でき、子どものかかわりや保育内容を伝えることができた。
・近隣の小学校との情報交換や話合いは、子どもたちを引き継ぐ交流の場となりつつある。
・何年も継続することによって、お互いの理解や結び付きが深まっていることを感じる。
・ お 互 い に 活 動 を 公 開 す る こ と で 、 幼 小 一 貫 し た 取 組が 増 え たり 、 見 直し た り する が で きた。
(便所、言葉の使い方を統一、座り方など)
・保護者はもちろんのこと、こども支援センターや保健所の先生方とも連絡を取り合って、教育
相談を進めている。
・小学校への授業参観や入学前の情報交換などにより、4月からの学校生活が少しでもスムーズ
になるのではと考えている。
・近隣の小学校長に心配な子どもの相談をしたり、実際に観に来ていただいたりした。また小学
校へうかがって現状を説明することもできた。さらに、こども支援センターに相談し、専門の
先生方に指導を受けることができた。
・地域の小学校が幼稚園とのかかわりを心掛けており、お互いに知り合うことにより、子どもの
指導に生かそうとしている。
【幼児の指導等について】
・個別の声がけや指示、達成できそうな小さな成功体験を重ねていけるように支援している。
・勤労感謝を覚えての職場慰問で、年長組が小学校を訪問し、入学への期待が高められた。
・年少児で気になる子は、なるべく支援の教諭を配置し、支援できるようにしている。また、少
しの時間でもその子の話題を出すようにし、全職員が同じ接し方をするようにしている。
・子どもについての記録をよく取り、次年度の担任に伝えている。
- 28 -
課
題
【時間確保、連絡調整等について】
・就学指導委員会への報告、ことばの教室を勧めるなど、園児に対してのかかわりを小学校にも
伝え、親からも相談することができた。
・小学校にとっては、どのような子どもが入学してくるのか知ることが必要である。幼稚園は一
人一人違った子どもの成長を喜び見守ってきている。子どもたちの成長を大切に、ますます相
互の理解と認識を深めていきたい。
・小学校への参加(参観)だけになってしまうことが多いので、幼保側からも発信するものもあ
ってよいと思う。
・「 気になる子」について、小学校ともっと話し合う機会があるといいのではないかと思う。
・授業公開、保育公開に際し、平日ということもあり、少人数しか出席できないのが現状であり、
大変もったいない。
・小学校生活の見学などをして、実際に体験できる活動など幼小が交流する機会をもう少し設け
ていきたい。
・小学校の先生方に園児がどのように過ごしているか、食事や排泄などを含む生活の様子を見に
来ていただく機会があってもよいのではと思う。
・小学校より幼児と児童の交流会の誘いがあり、子どもたちも楽しみにしているが、日程調整が
難しいことがある。
【内容等について】
・幼稚園を修了するまでに身に付けるべき力について、子どもによってはまだ形となって見えな
い成長も大きいだけに、その段階で「できる 」「できない」というのではなく、さらに大きく
成長の道筋を学び合う必要性がある。
・地域の小学校教員にも保育参観をしていただき、幼稚園教育の実体験をしてもらえば、もっと
相互理解を深めることができる。
・もっと小学校との意見交換や相談を密にして、困っている子がスムーズに小学校生活を送れる
ようにしていきたい。
・子どもたちを中心としたよき連携をもちたいと考えていても、現実的には様々な理由により実
現が難しい。
・小さいうちからの対応は難しいところがあるが、発達の遅れ等に気付いた時は、保護者に伝え
る一歩としてどう伝えていくのか、また私たちがもっと相談機関を把握して保護者に不安を与
えない対応を身に付けていきたい。
【自園にとって】
・食事の面(時間内に食べる、偏食を減らす)や落ち着いて話を聞くように、園生活の中でさら
に力を入れて取り組んでいきたい。
・食事にかかる時間に個人差があり、時間内に食べられるよう促していきたい。
・なるべく支援の教諭を配置するようにしているが、なかなか全学年に職員配置をすることは難
しいのが現状である。
【今後の幼保小連携について】
・現在、小学校で抱えている「一番の問題は何であるか」を的確に幼保全体が把握する必要があ
る。その上で幼保がカリキュラムに反映させることで、その課題解決につなげられるよう、踏
み込んだところまでの討論が必要なのではないかと思う。
・教育指導要領改定に向けて、互いの教育の仕方を学び合ったり、学び方の違い等を確認したり
しながら連携を進めることが必要である 。(声がけの仕方、環境設定について、幼保小教員の
授業保育交換等)
・最近の小学生の育ちから、乳幼児期にどのような事が大切か教えていただきたい。人間として
の育ちの連携を学び合っていきたい。
・近年、特別支援学級へ入学する子どもたちが増えているが、特別支援学級の取組について親が
分からず、心配な声があるため、どのような取組をしているか分かるような機会があったらよ
いと思う。
- 29 -
§ 今年度の保育所(園)における成果と課題について §
(73園中30園より回答、回答率41.1%)
成
果
【幼保小連携研修講座を通して】
・内部研修として 、「気になる子どもの支援」という課題で話し合い、参考にした。
・保護者に寄り添って伝えられるよう、個人面談をしたり、園での様子をこまめに伝えたりする
ことで、理解を得られるようになってきた。
・共通の目的に向かい協力しながら活動するようになった。文字や数字、時計の見方など生活や
遊びの中で活用している。
・講座で学んだ内容を園内研修のテーマや課題にし、職員間で共有することで、保育の実践につ
なげている。
・幼保小連携の大切さを感じることができた。
・話の聞き方、挨拶や発表の仕方、正しい姿勢などを見習い、一人一人に身に付くよう、日々の
保育を心掛けている。
・研修の内容を園で伝え、全職員で小学校との連携について知り、就学に向けての準備(基本的
生活習慣)につなげている。
・園内研修を行い、職員間で共有している。気になる子一人一人に対して、具体的な支援方法を
考え、実践している。
・気になる子どもの支援について 、「放置せず、適切な支援を」という点から、就学時健診前に
小学校へ連絡を入れたり、こども支援センターの巡回相談を利用して支援が必要か診てもらっ
たりした。
・職員会議で研修内容を報告してもらい、職員全員が情報を共有している。
・研修に参加することができなかった職員に対して、研修に参加した職員からの発表の場を設け、
気になる子どもの支援について話合いを行った。
・園内研修などで報告し、気になる子へのかかわり方の共通性を身に付けるようにしている。
・研修参加者が全職員対象に研修内容を報告(報告書を作成)し、研修講座の内容を理解した。
・各学年(特に5歳児)の保育カリキュラム作成や園行事で研修内容を取り入れたり、保護者に
対して子どもの発達や生活状況を伝える時に、研修での学びや小学校の意向を意識しながらお
話しさせていただいたりしている。
・講師の具体的な話が参考となった。園内研修に活用し、共通理解を深め、よりよい対応をして
いければと思う。来年度も「気になる子ども」についての研修を引き続き開催していただきた
い。
・現場の声として頭を悩ます問題の一つが今回の演題であり、とても貴重な意見で参考になった。
健常児以上に小学校との連携は欠かせないこと、また月齢が低い時からの小さな気がかりも逃
さず記録したり、様子を見て就学する前に申し送りをしたりすることの大切さを改めて感じた。
・気になる子どもたちが増えている中で、問題を抱えて困っているのは子ども自身「困った子ど
もではなく、困っている子ども」という見方の大切さを園全体で確認し合い、話合いをもちな
がら、子どもたちへの適切な支援ができるよう、取組を進めている。
・気になる子どもの支援について、特別支援教育コーディネーターの重要性を理解し、活動でき
た。
・職員会議において内部研修として取り上げ、研修内容報告で情報共有すると共に、今後の連携
の在り方について、話合いを行った。
・今年度年長児に支援が必要と思われる子が非常に多かったため、講座の内容に納得したり、新
たに勉強になったりする部分があった。資料を添付しまとめたものを全職員で読み、今後の方
針について話し合った。
・日常の保育や生活の中で気になる子に対する理解や教育的な捉え方、具体的な支援をする上で
必 要 な 面 等 を 、 保 育 ・ 教 育 に役 立 てる と共 に 職員 で 共 通 理解 を 図る た め に研 修 内 容 をも と に
日々話し合っている。
・研修内容を職員会議で報告して、職員で理解している。年長児担当以外の職員でも小学校との
連携について共通の意識をもって取り組めるようにしている。
・今年度は「気になる子」について、各園、各小学校でグループ協議する中で、話を聞いたり、
アドバイスをいただいたりと勉強になった。悩んでいることや取り組んでいることに対してこ
のような機会を設けることで、環境作りや体制作り、指導等について参考になる部分が多かっ
た。
- 30 -
【幼児・児童の交流を通して】
・小学校へ訪問し、遊んでもらうイベントに参加し、就学への期待をもてるようになった。
・子どもたちが小学校の雰囲気を味わうことができて、不安解消につながると思う。卒園児と一
緒にゲームができて楽しそうだった。
・年長児の就学に向けた期待感を醸成する機会となっている。
・小学校入学の期待がふくらみ、安心できた。
・子どもたちが、就学に期待と喜びを大いに感じられるとてもよい機会ができた。
・小学校を参観する機会があるので、5歳児は就学への期待感が高まった。
・小学校への行事への参加、学校見学、児童との交流会、情報交換会など定着しつつある。でき
れば今後も継続していきたい。
・ゲームなどの楽しい交流会などもあり、小学校への期待を高めることができた。交流会へ通学
路を使って徒歩で行くことにより予行練習となるため、保護者から登校練習になり助かるとの
意見もあった。
・学内での授業の様子や体育館での交流等で、入学に対する期待と自信が高まった感がある。
・「 おまつり広場」に参加し、小学校の中に入って雰囲気を味わいながら、2年生との交流を深
め、学校に対する親しみをもつことができた。2月には園児授業参観もあるので、入学に対す
る期待ももてると思う。
・年長児を対象に校長先生の話を聞いたり、1年生と一緒に縄跳びの交流をしたりしている。ま
た2年生には、校内(音楽室、図工室、職員室)を案内してもらい、小学校の様子を知ること
ができている。
・年長児を対象に1年生と一緒に歌やゲームを通しての交流を行っている。小学校のトイレの経
験もしている。
・ふれあい活動では、園児と児童との交流を図り、異年齢の子どもたちがかかわりを学ぶ場とな
り、楽しめていた。
【指導者相互の交流を通して】
・指導者の交流によって、接続期の指導が密に行える。
・情報交換を行うことにより、情報共有や問題解決への取組が、よりスムーズに行えるようにな
った。
・連携をとることで、就学に向けての指導や不安(悩み)の理解ができ、双方の指導(保育)校
につながった。
・入学後の参観日の後に、1年生の担任と直接情報を伝え合えたことにより、以前よりも詳しく
様子を知ることができた。
・小学校の先生が保育園の遊びの様子を見学し、その後全学年の卒園児の様子を伝え合った。
・学校だよりと園だよりの交換、就学児の情報交換を行っている。
・年々「気になる子」が増加しているという共通認識のもと、その内容について今までより一歩
踏み込んだ形で話合いがもたれた。
・小学校に上がってから、就学前の情報が生かされたり、重要になったりすることを再認識でき
たので、今まで以上に密に情報交換をする意識が強まった。
・就学前の情報交換に加え、入学後の子どもたちの様子を小学校の先生方から聞く情報交換会を
設けていただき、よかったと思う。
・小学校入学予定者のうち特別な支援を必要とすると思われる幼児について、就学時健診前後の
連絡により、小学校と情報を共有することができた。
・運動会や卒園式に校長先生を招いて成長を見ていただいたり、小学校の行事へ実際に参加した
りすることで、学校や子どもたち(小学生)とかかわることができた。
・小学校との情報交換ができてよかった。保育園側としては環境変化に子どもたちが対応できる
か不安であるが、学校側でいろいろと配慮していただけることに安心した。
・こども支援センターの方に見ていただき教えていただいた。また小学校の先生方にも早い段階
から複数回情報交換の場を設けさせていただくことができた。
・入学前の情報交換をしていて、入学前児童の様子を理解していただいたり、入学までに身に付
けておくことなど参考になっている。
【幼児の指導等について】
・事前に自己紹介の仕方を練習していたので、当日も自信をもって発表できた。
・給食を時間内に食べられなかったり、嫌いないものが多く残したりすることが多いと聞いたの
で 、「ごほうびシール」をあげるなどしながら、就学に向けての期待感を膨らませている。
・アプローチカリキュラムを作成し、小学校との話合いにより、具体的な取組について目標を定
めることができた。
- 31 -
課
題
【時間確保、連絡調整等について】
・子どもたちが実際に通う小学校を見学できるとよい。小学校生活を見る機会がほしいと思う。
話合いの場がほしいと思う。
・回数が少ないので子どもの意識を持続させることが難しいが、やむを得ないと思っている。
・連携をとる回数が少なく、お互いの現状の情報交換しかできないので、指導者同士の密なかか
わりや計画を立て、進めることが必要。
・情報の収集と共有を積極的に行う。園内外の研修会に参加したり関係機関との連携をしっかり
と行い、職員の質の向上を図りたい。
・気になる子どもの個別の指導計画、支援計画等の情報共有のため、年に数回程度、小学校や関
係機関との連絡会議が必要。
・無理なく交流できる場を考えて行かなければと思う。交流活動を行っていく上では、前年度の
内に計画を立てていかなければならない。
・交流会の時期が秋から冬にかけてのため、感染症の心配もあり、できればもう少し早い時期に
行ってほしい。
【内容等について】
・小一の壁が無いとは言えないので、なるべく子どもたち(保護者も含む)の就学への不安を知
り、小学校に行く前に解決できるようにしたい。
・給食メニューで苦手なものにも挑戦できるようにしていきたい。
・授業の様子を見ることができたり、楽しいゲームを用意してくださったりと有意義な交流会で
あった。音楽会で発表した歌や合奏などを披露していただけたら、さらに感動も加わったので
はないかと思う。
・気になる子どもの就学について 、「保護者の同意を得て、可能な限り情報を共有する」という
点で、上手に小学校へ接続できるかが課題だと思う。
・気になる子どもの支援について、親の協力や理解を得るための適切な対応について、職員と共
に学ぶ必要がある。
・気になる子へのかかわり方において、その時々の状況判断が難しいところがある。
・一人担任の中で、気になる子への対応の仕方、クラス全体の活動の中でかかわることの難しさ
がある。
・幼児期において気になる部分が、性格や個性なのか見極める難しさがあり、小学校側の観点と
少々温度差を感じる面がある。
・給食交流会は実現可能か。
・園から学校に行くことはあるが、学校側が園児の様子を見に来る機会があまりないので、就学
前の子どもたちの発達状況を見に来ていただきたい。
・入学するに当たり、元気に挨拶できるようにしたい。椅子に座ってられるようにしたい。
【自園にとって】
・小学校に進学するまでにどのような方向性で進めていけばよいか難しいと感じた。計画的に経
過観察することが大きな課題となっている。
・保育園から小学校へうまく連携がなされているか、入学してからの様子を知り得るよう、小学
校に向けて働きかけもしていきたい。
・同地域の幼保小の連携を図るための組織作りをし、活動を広げていきたい。
・自園に対しての保育の理解が増したとはいえ、実際に小学校就学で求められるものと自園が保
育で大切にしたい部分の隔たりがある。それを少なくし就学をよりスムーズにするためにも、
現場に触れる職員同士の交流をもっと進めたいと考える。
・カリキュラムを作成していなかったため、幼保小連携として市に認めてもらえなかったことが
残念だった。次年度以降、カリキュラムの作成、この連携のための会議録の作成の必要性を感
じた。
【今後の幼保小連携について】
・このまま連携が続いていくことを願う。
・今後も交流の場や情報交換の実施を継続していく必要がある。
・保護者自身が「気になる子」の特徴(ADHD、LDHD、アスペルガー症候群等)の知識が不足して
いるように思われるので、それにかかわる市内共通のパンフレットを配布して認識を高めるこ
とも必要ではないか。
・日程調整で難しいと思うが、7月∼8月以外の時期にも、あと一回このような研修があると情
報交換の機会が増えると思う。
- 32 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
橋
八戸
小学校
向
久美子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
本校学区に幼稚園・保育園がないため、地区会という形では取り組んでいないが、本校に入
学予定園児が多く、かつ本校に近い幼稚園・保育園とは入学前(2月下旬)に交流活動を実施
する予定である。
・まほろば幼稚園
・南売市保育園
・青葉保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・上記1のような状況から実施していない。
(2)幼児・児童相互の交流について
・日時
平成28年2月22日(月)
・場所
八戸小学校
・主な内容
・学校生活の様子を1年生が園児に簡単に説明したり、園児からの質問に1
1年生教室等
年生が答えたりして学校生活への意欲を高めさせる。
・1年生と園児が一緒に折り紙や簡単な工作等を行ったり、ゲームをしたり
して交流を深める。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・上記1のような状況から実施していない。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
学区に近い幼稚園・保育園(就学予定者39名中16名在園)と入学前に交流活動を行う
ことにより、園児に入学への期待感と安心感をもたせることができている。また、学校とし
ても集団の中での園児の様子を観察したり、幼稚園・保育園の先生方と情報交換をしたりし
て、就学に向けての準備をする上で参考となっている。
(2)課題
上記のように交流がある幼稚園・保育園は3園で、それ以外の幼稚園・保育園とどのよう
に連携をとっていくかが継続的な課題となっている。特に特別支援的な対応が必要な園児に
ついては関係の幼稚園・保育園、関係機関と連携を深めて対策を講じていきたい。
- 33 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
城下
小
泉
小学校
孝
一
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・城下保育園
・青葉保育園
・こばと保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・各種行事の案内−どの行事にも卒園生の様子を見に元担任等が交代で来校。
・12月∼3月にかけての新入学児童についての情報交換及び聞き取り。
・2月2日−新入学児童保護者説明会の席上での学童保育についての説明及び情報交換。
(2)幼児・児童相互の交流について
・3月上旬に学区内保育園(城下・青葉・こばと)の年長児を学校に招いて、1・2年生
と交流。
<体験内容>
・1年生−体育の時間を活用してなわとびを一緒に跳んだり跳び方を教えたりしな
がらの、運動を通したふれ合い。
・2年生−2年生と年長児がバディーを組んで学校を案内し、学校の様子を伝えな
がらのふれ合い。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・就学時健康診断後、小学校入学について不安をもっている保護者への相談活動。
(必要に応じて検査や教育相談・通級による指導を実施)
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
①保育園児を迎え、1年生はお兄さん、お姉さんとして接することにより、成長の場とし
て貴重な体験をすることができた。
②1年生、2年生それぞれが新入学してくる幼児を迎えることで、進級の心構えをつくる
機会や自分の成長を確認する機会となった。
③校長、教頭、教務主任、養護教諭及び低学年担任が来校した幼児の様子を見ながら、就
学時健診の状況と照らし合わせ、行動の様子に関する個性を見ることができ、新年度の
準備のための情報を得る貴重な機会となった。
(2)課題
①学区内保育園以外から就学してくる幼児の体験参加が難しい 。(連絡調整、引率などの
都合上)それに合わせて、幼児の状況を確認する機会をつくることが難しい。
②保育園や幼稚園との交流の機会を増やすことで、一層円滑な接続ができると考えている
が、学校、幼稚園及び保育園それぞれの計画等の関係や、時数確保の観点から交流機会
を拡大することは、現時点では難しい。
- 34 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
1
八戸市立
吹上
校長
河 原 木
小学校
聡
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・千葉幼稚園
・吹上保育園
・ほうりん保育園
・類家南保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・学校行事や授業参観への案内を出し、来校していただいた際に、情報交換を行っている。
・1月下旬には、本校の1学年の担任が4つの園を訪問し、本校入学予定の園児について、
情報提供をしていただいている。
(2)幼児・児童相互の交流について
・今年度は、平成28年2月10日(水)に、上記の4つの園の年長児を本校に招待し、1
年生の授業を参観してもらったり、参観後に一緒にゲームをするなどの交流をしたりする
予定である。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・特になし。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・本校入学予定の園児の中で、就学時健診の結果等から、入学後に配慮が必要と思われる園
児については 、特別支援学級担任が各園を訪問して情報収集を行い 、就学指導に役立てた 。
・本校入学予定の全ての園児について、1・2学年担任が分担し、2月上旬までに園の訪問
や電話連絡による聞き取りを行う。得られた資料を、学級編制や入学後の指導に役立てる
予定である。
・授業参観や交流活動を通して、招待した4園の年長児に、新入学についいての期待や希望
をもたせることができる。
(2)課題
・幼稚園・保育園からの聞き取りをもとに、その年度の新入学児童にふさわしいスタートカ
リキュラムを作成・活用することによって、見通しをもった指導を行い、新入学児童が安
心して小学校生活を始められるようにしたい。
- 35 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
長者
嶋
脇
小学校
郁
夫
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・長者幼稚園
・たいなか保育園
・はくさん保育園
・福聚保育園
・サンフラワー保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
幼稚園・保育園訪問の実施
〈訪問内容;年長児童の授業参観、年長園児と卒園児童の情報交換を行う〉
○
7/30(木)10時∼
サンフラワー保育園・たいなか保育園訪問
福聚保育園・はくさん保育園訪問
○10/29(木)10時∼
長者幼稚園訪問
幼保小合同学習会の実施
〈学習内容;一般授業参観と合同学習園児指導〉
○11/17(火)10時∼
幼保小懇談会の実施
〈内
○
容;授業参観のあと、それぞれの代表者と事業について反省する〉
2/29(月)13時∼
(2)幼児・児童相互の交流について
幼保小合同学習会の実施
〈学習内容;1年生の授業参観と2年生との合同学習、各教室での会食〉
○11/17(火)10時∼
(3)その他(保護者等とのかかわり)
○11/17(火)10時∼
○
3
2/
幼保小合同学習会参観
9(火)14時∼ 保護者説明会(資料を関係幼稚園・保育園にも配付)
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
昨年の反省を生かし、今年度も5つの園の参観を行った。次年度入学する園児や卒園児
童の情報交換を定期的にすることで信頼関係を深めることができている。
(2)課題
11月実施の合同学習会では、本校に入学する年長児以外も招いているため大人数の行
事となっている。2年生の負担が大きいことから、何らかの工夫を加えて事業を進めてい
きたい。
- 36 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
図南
小
関
小学校
恵
子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・図南保育園
・大杉平保育園
・長者幼稚園(参観・訪問のみ)
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・8月保育園訪問(保育の様子見学)
・10月幼稚園訪問(指導の様子見学)
・3月保育園・幼稚園訪問(新入学児童の情報収集)
(2)幼児・児童相互の交流について
・秋を楽しむ会への招待(10月28日・・・焼き芋体験)
・1・2年による生活科「遊びランド」への招待(12月4日・・・遊び体験)
・1年生とのなかよし給食会実施( 1月18日・・・給食体験 )
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・特になし
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・行事への参加を継続していることで、小学校・園ともに、年間の見通しをもった連携がで
きるようになっている。
・保育園児の世話をしたり、喜んでもらえる活動を計画したりすることにより、進級に向け
ての自覚やめあてを新たにもつことができた。
・小学校での学習や給食を体験することにより、小学校入学に向けて園児の意識に変化が見
られ、以前より時間を意識した活動ができるようになってきた。
・様々な交流活動を通し、保育園側には小学校の雰囲気を体験してもらうことができ、小学
校側には、園児の実態の一端を知り、今後の指導や入学後の配慮について参考にすること
ができ、スムーズな移行のための一助となっている。
(2)課題
・生活科の学習で保育園との合同授業等を取り入れるなど、工夫した活動を検討していきた
い。
- 37 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 中居林 小学校
印
校 長 中 村 雅 臣 □
1
2
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・駒沢幼稚園、中居林こども園、千葉幼稚園、藤覚保育園、芽生保育園
(各種行事へ来賓で参加)
・入学予定の児童がいる幼稚園と保育園全園(情報交換の予定)
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・5月運動会10月学習発表会等各種行事への案内
・中居林こども園、駒沢幼稚園、千葉幼稚園のお遊戯会や運動会等の行事に、来賓として
参加した。
・就学時健診で、就学指導の対象となる可能性を感じた園児について、教務主任が電話で
情報を得た。その後、冬季休業中に人数の多い園には教頭と教務主任、1学年担任が訪
問し、他園児も併せて聞き取り調査を行った。人数の少ない園には、教務主任が電話を
し、必要があると判断した場合、訪問を行った。
(2)幼児・児童相互の交流について
・平成28年2月9日(火)中居林こども園:駒沢幼稚園:藤覚保育園の3園の年長児に
来校してもらい、1年生児童との「ふれあい交流会」を実施している。
内容は、下学年業間活動の縄跳び運動を見学した後、各園半数ずつに分かれて1年生の
各学級に行き、3校時の授業を見学する 。(授業の前半は見学で、後半は一緒に活動す
る)そして、最後に学校長に挨拶をして終了となる。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・特別支援学級に入級を希望している保護者が来校し、普段の授業の様子を参観した。ま
た、就学時健康診断の時には、早めに来校して受付し、児童の様子によっては途中切り
上げなど柔軟に対応するように共通理解を図った。
・新入学児童保護者を対象に説明会を実施する 。(2月15日予定)学校生活のきまりや
協力してほしいことなどの共通理解を図る。終了後は、申し出があった保護者に対し、
養護教諭や事務が個別に相談に乗っている。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・「 ふれあい交流会」では、1年生がお兄さんお姉さんとなって、活動をリードしていく
ことで、進級への心構えと、新入生を歓迎しようとする気持ちを育てることができた。
またそれが、キャリア教育の人間関係形成能力を養うことにもつながると考える。
(2)課題
・新入学児童の情報提供について、集団の中でうまく活動できない園児について、幼いだ
けなのか、障害があるのかの見極めが難しい。そのため、就学指導にかかわる検査等に
ついて、就学前に保護者に働きかけていくのか、入学してから働きかけていくのかの判
断に迷う。各園との情報交換の機会を増やし、教育委員会へも相談しながら進めていく
ことが今後の課題と考える。
- 38 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
柏崎
髙
野
小学校
康
一
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・幼保連携型認定こども園 むつみ保育園
・幼保連携型認定こども園 類家保育園
・みどり幼稚園
・八戸学院短期大学附属幼稚園聖アンナ
・八戸幼稚園
・イメルダ幼稚園
2 地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
「おまつりひろば」での交流
①第1回情報交換会
日時・場所:平成 27 年 6 月 12 日(金) 柏崎小学校会議室
参加:園 (園 長 、 教 頭 、 主 幹 保 育 教 諭 ) 学 校 (校 長 、 教 頭 、 1 ・2 学 年 主 任 )
内容:入学式後の児童の様子、今年度の連携計画、気になる子についての情報交換
②第2回情報交換会
日時・場所:平成 28 年 1 月 18 日(月) 柏崎小学校会議室
参加:園 (園 長 、 教 頭 、 主 幹 保 育 教 諭 ) 学 校 (校 長 、 教 頭 、 1 学 年 主 任 )
内容:今年度の交流の振り返りと次年度へ向けて、園児授業参観について等
(2)幼児・児童相互の交流について
①幼保園児・児童交流会
日時・場所:平成 27 年 9 月 17 日(木) 柏崎小学校体育館
参加:各園の年長児、柏崎小2年生
内容:柏崎小学校2学年生活科「おまつりひろば」へ招待及び交流
②園児授業参観
日時・場所:平成 28 年 2 月 5 日(金) 柏崎小学校1学年教室等
参加:各園の年長児、柏崎小1年生
内容:1学年の授業参観・体験学習、ミニ学校探検
(3)その他(保護者等とのかかわり)
①新入学児童保護者説明会
日時・場所:平成 28 年 2 月 15 日(月) 柏崎小学校第2アリーナ
参加:新入学保護者
内容:小学校生活、準備、PTA 活動等について質疑応答
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・園児と児童の交流により、児童は先輩としての自覚を感じて、「おまつりひろば」へ
の取組に進んで参加し、園児を楽しませようと優しく接していた。また、園児は交流を
楽しむとともに、その後の園の生活で小学校への意識が高まり大きな成長がみられた。
さらに、園ではみられない園児の言動について新たな発見があり、園での指導に役立っ
た、と各園からの報告を受けた。
・職員同士の情報交換を行うことにより、指導に配慮する児童の対応と成長を話し合うこ
とができた。
(2)課題
・子どもの健やかな成長のために、幼稚園・保育園・小学校、そして中学校とも連携し、
「早寝・早起き・朝ご飯」等を含めた基本的生活習慣づくりをしていく必要がある。
- 39 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
小中野
井
上
小学校
貫
之
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・小中野幼稚園
・小中野保育園
・千草保育園
・他新入学予定児童在籍園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・1月下旬から2月にかけて特別支援及び低学年の学級担任が上記3園に訪問し、次年度入学
予定児童の状況について聞いたり、1年生での指導の配慮事項について情報交換したりする
場を設定する予定である。
(2)幼児・児童相互の交流について
・春の運動会に向けた練習場面を園児が見学する場を設定した。
・2月3日に、上記3園との「幼保小交流会」を行う予定である。この中で、1年児童が次年
度入学予定児童に向けて学校紹介をしたり、ボールを使ったゲームやダンス等で交流したり
する予定である。
・2月18日に行う「えんぶり鑑賞会」の招待状を上記3園に送っている。座席を1・2年生
の間に設定して、鑑賞とともに園児・児童相互理解の意識付けを図っている。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・学校のブログ更新を頻繁に行い、教育活動公開の促進を図った。新入学児童の保護者が学校
はどんなところかと関心をもって見ているという話が聞こえてきている。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・校長が園に出向いて科学教室を行った。また、学校の教員が園に直接出向いての情報交換を
積極的に積み重ねたことにより、園側の本校への理解が深まり、気軽に情報交換できるよう
になった。
・園との情報交換を通して、低学年の担任を中心に幼児教育に関する意識が高まりつつある。
(2)課題
・情報公開は積極的に行っているが、まだ園児の保護者に対しての働きかけが十分とは言えな
い。地区合同運動会が定着し、園児の競技への参加場面も設定しているが、今後は、学習発
表会やふれあいマーケットなどの行事を通して、もっと積極的に保護者へのアプローチを図
っていく。
・学校の教員は園児を「幼い者」としてとらえる傾向にある。そこで、今まで以上に園の行事
等に参加するなどして、園児のもっている力を把握していく必要がある。
- 40 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 江陽
校長 堰 合
1
2
小学校
雅 弘
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・江陽こども園
・桐の葉保育園
・テレジア保育園
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
内
容
日
時
場
所
参
加
者
① 1年生についての 8月19日
情報交換
9:30∼11:00
江陽こども園
桐の葉保育園
テレジア保育園
1年担任
② 小学校職員による 8月20日
保育園参観
10:00∼11:00
江陽こども園
桐の葉保育園
テレジア保育園
教頭
1年担任
特別支援担任
③ 入学予定児につい 1月 8日
ての情報交換
13:30∼15:00
江陽こども園
テレジア保育園
桐の葉保育園
1年担任
教務主任
④ 今年度の反省と
来年度の計画
江陽小学校
3園の園長
本校校長・教頭
江陽小学校
(参観日)
保育園職員
1月26日
10:00∼11:00
⑤ 保育園職員による 3月
小学校参観
1日
(2)幼児・児童相互の交流について
日時 9月18日 9:20∼10:10
場所 本校 体育館
内容 3保育園年長児と小1年生との交流活動
・グループでの自己紹介
・1年生が作ったカードのプレゼント
・ゲーム(かもつれっしゃ)
・新聞でっぽうで遊び、プレゼント
(3)その他(保護者等とのかかわり)
日時 2月 2日 15:00∼16:30
場所 本校図書室
内容 新入生保護者説明会
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
①本校教員による夏期休業中の保育園参観と情報交換をしたことで、保育園の様子や基本的
生活習慣等について理解を深めることができた。また、保育園職員と指導に配慮を要する
児童について情報交換し、対応について話し合うことができた。
②3園の園児が本校に同時に集まり交流したことで、来年度入学する園児の様子を実際に把
握することができた。また、小学校生活に対する園児の不安を解消し、小学校入学への期
待をふくらませることができた。
(2)課題
児童と園児の遊びの交流にとどまることなく、学習を参観したり、体験したりできるよう
な場の設定も必要だと考える。
- 41 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
湊
田
小学校
中
昭
子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・( 就学時健診前から)
・湊保育園・明星こども園・湊高台こども園・ひまわり保育園・小中野保育園
・八戸短期大学附属幼稚園・さくら幼稚園
(就学時健診後)
・うぐいす保育園・三島保育園・太陽と海の子保育園・松園保育園・チェリー保育園
・百石幼稚園・かもめ幼稚園・まほろば幼稚園・桂堂学園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・4月…校長が各園を訪問・観察・相談
・4月…第1回目の参観日を幼稚園・保育園の教職員が参観
・5月…校長が各園の運動会に参加・観察・相談
・6月…校長と未就学児教育相談員で各園を訪問し、気になる子について情報交換
・1月…来年度入学児の在籍するすべての園に対して、小学校教員が連絡・訪問・相談
(2)幼児・児童相互の交流について
・2月…1年生と2年生が、生活科の授業の一環として地域の保育園児を招待して一緒に活
動する。
・各学校行事(運動会、ポプラ祭り、学習発表会等)を園児が見学する。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・校長が各園の保護者参観日に、就学に向けて必要なことを講話。今年度は明星こども園・
湊保育園・湊高台こども園で実施。
・就学時健診後に気になる子の園に連絡し 、情報交換 。その後 、対象児の保護者と教育相談 。
・地域密着型教育の地域学校連携協議会において、必ず地域の幼稚園・保育園の代表に委員
をお願いし、御意見をいただいている。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
各園との信頼関係が成立していることにより、課題のある子どもや気になる子どもについ
て、積極的な情報提供が得られた。大変スムーズになった。また、複数回校長が訪問したこ
とにより 、園児の変容や成長がより具体的に分かるようになったし 、園児が校長の顔を覚え 、
会話することを通して、小学校生活を楽しみにしている様子が窺えた。
入学後の生活に心配のある幼児について、状況をある程度掌握した状態で就学時健診を行
うので、その後の保護者との教育相談が大変スムーズで、信頼関係を築きやすかった。
(2)課題
小学校においては、中学校とのジョイントスクール事業もあり、教職員の交流の時間を取
ることはなかなか難しいため 、まずは管理職が各園を訪問することで「 顔の見える関係作り 」
を行っている。教職員相互の交流の場を設けた場合、どうしても情報交換が主になり、議論
を深めるまでには至らないことが予想される。
- 42 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
2
青潮
大久保
小学校
伸
夫
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・八戸短大附属幼稚園
・さくら幼稚園
・千草保育園
・ひまわり保育
・虹の丘保育園
・小久保保育園
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
①入学式、運動会、学習発表会、卒業式等の案内を出し、お出でいただいた際には行事の参観
及び校長・園長・担当者を交えた話合いを実施している。
②就学時健診実施前には、気になる子の情報をいただいている。また、就学時健診実施後、本
校より出向いて、新一年生に関する情報交換を実施している。
(2)幼児・児童相互の交流について
学習発表会(児童対象)への参加や,1年生との交流会を通して,園児は小学校へ入学する
ことに希望をもつことができたようである。また,1年生児童にとっては ,「もうすぐ自分た
ちは、お兄さん・お姉さんになるんだ」という意識付けができる。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
①就学時健診及び入学保護者説明会の際に、学校全体を見学できるように配慮している。
②学校便りを通して、学校の様子や学校行事について情報発信している。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
◆入学することに希望をもつことができたようである。また、現1年生にとっては「もうすぐ
自分たちはお兄さんお姉さんになるんだ」という意識付けができる。
◆気になる子についてのより詳しい情報交換ができた。その後、保護者と面談する上で説得力
があり、保護者からの理解も得やすかった。
(2)課題
本校は、30前後の園から入学してくる。保育園・幼稚園により保育・教育理念やカリキュラ
ムが異なるので接続期に児童も教職員も保護者も苦労している。カリキュラムを作ることは可
能であり、重要なことである。しかし、「そろえること」と「園の独自性を尊重すべきこと」を分
けていくことの重要性は、頭では理解しているが、現実にはかなり難しいことと思われる。
- 43 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
梅
白銀
小学校
村
千鶴子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・太陽と海の子保育園
・白銀保育所
・三島保育園
・白鷗保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
28.1.8(金)12(火 )、各幼稚園・保育所(園)
入学予定児が在籍する全ての幼稚園保育園(今年度は16園)を訪問し、直接担任の先生
から園での様子や家庭環境などについて情報交換を行っている。その情報が、入学後のきめ
細かい指導に大いに役立っている。
(2)幼児・児童相互の交流について
27.10.14(水)白銀小学校体育館
本校の校内学習発表会に、学区の4つの保育園の年長児を招待している。
今年度は、三島保育園と太陽と海の子保育園の2園の園児が、17名来校した。
自分の園の先輩たちを見つけたり 、発表を楽しんだりする中で 、
「 早く小学校に入りたい 。」
という気持ちを強くすることにつながっている。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
特にはありません。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・園児の様子や情報を知ることが、新入生の学級編制や入学後の指導に役立つ。
・特に支援が必要な児童に対して、入学当初から適切な対応を考えることができる。
・新入学児童の入学時の安心感、学校への期待感につながる。
・幼・保のきめ細かい指導から、小学校教員が学ぶべきことがある。
(2)課題
・校内学習発表会の参観だけでなく、児童・園児が触れ合う活動も考えていきたい。
- 44 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 白鷗
校長 田 村
1
小学校
元
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・しみず保育園
・すみれ保育園
・岬台保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
①幼保小の打合せ会を実施(日時:9月1日 場所:本校会議室)
3保育園の職員と本校教務主任が参加
今年度の事業計画案についての話合いを実施
②幼稚園・保育園訪問を予定(日時:主に2月10日)
本校に来年度入学予定の園児が通う全ての幼稚園・保育園を6学年担任以外の教員が訪問
し、一人一人の園児について、行動面や健康面、家庭面の様子について情報交換を行う予
定
(2)幼児・児童相互の交流について
①児童対象学習発表会に招待(日時:10月20日 場所:本校体育館)
各園の年長児が来校し、1年生の劇や他学年の発表を鑑賞
②1・2年生の授業を参観(日時:11月20日 場所:本校1・2学年教室)
各園の年長児が園の職員と一緒に、本校1・2学年の各教室(4学級)で、小学校での学
習の様子を参観
③あそびランドに招待(日時:11月20日 場所:本校体育館)
2年生が生活科で作ったお店(あそびランド)を体験
1年生が年長児を案内しながら、一緒に各コーナーの遊びを楽しんだ。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
○新入生保護者説明会(日時:2月4日 場所:本校図工室)
新入生の保護者を対象に、入学までの心得(基本的な生活習慣、学習への準備、登下校の
準備等)や保健管理、日課表、学校徴収金、学童保育などについて説明し、入学に際して
の不安を解消するよう努める。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・園児の様子を観察したり、児童の活動の様子を参観させたりすることによって、指導者
同士の情報交換をすることができた。
・特別に支援が必要な園児に対して、早期に保護者と教育相談を行うことができた。
・児童と園児の交流を図るとともに、園児が小学校の授業を参観・参加することにより、
入学への期待感を高めることができたと考える。
(2)課題
・入学する園児の所属幼稚園数・保育園数が増加し、すべての園と情報交換を行う時間の
確保が難しくなってきている。情報交換の充実が課題である。
- 45 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
白銀南
佐
藤
小学校
修
士
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・八戸工業大学附属さくら幼稚園
・八戸学院短期大学附属幼稚園
・こざくら保育園
・白銀台保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・幼保小連携会議
日時
6月19日(金)9:30∼11:00
場所
白銀南小学校
内容
幼稚園・保育園職員による1学年の授業参観
幼児・児童の実態や年間行事等についての情報交換情報交換
・幼稚園・保育園訪問
期間
12月24(木)∼2月末日
場所
各幼稚園・保育園等
内容
園児について情報交換情報交換
(2)幼児・児童相互の交流について
・平成28年2月2日(火)
年長児の小学校見学(1・2年の授業参観)
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・校長が幼稚園の保護者を対象に、講演を行った。(さくら幼稚園)
・平成28年3月3日(木)の学校参観日の案内を、次年度本校に入学予定の園児の保護
者にも幼稚園・保育園を通してお知らせする。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・連携会議等を設定することで、各園の関係者が顔を合わせ、行事、各園の状況、保護者
の状況について情報交換をすることができた。
・次年度本校に入学予定園児の小学校見学は、小学校へ上がるギャップを減らすことがで
きる。
(2)課題
・職員の参観や保育士・幼稚園教諭との話合いの機会を、年1回でも設けたいが、時間が
とれないのが現状である。
- 46 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
町畑
蔦
林
小学校
洋
司
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・小久保保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
①7月22日10:00∼11:00保育園にて
学校教職員4名による保育園訪問・情報交換
②下記の「幼児・児童相互の交流」の機会の前保育園または電話にて
交流に関する事前打ち合わせ
③2∼3月保育園にて
新入学児童に関する情報交換
④学校参観日小学校にて
保育園職員が小学校の授業参観
(2)幼児・児童相互の交流について
①5月23日小学校にて
小学校運動会に園児が遊戯で参加
②10月29日10:0∼11:00保育園にて
2学年生活科「町たんけん」の学習で、保育園訪問
③2月小学校にて
年長児の校舎見学、1年生児童と年長児の交流学習
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・特に実施していない。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・園児との交流の機会を得て、自分の成長に気付き、先輩としての自覚を感じて優しく接し
ようという気持ちをもつことができた。
・保育園訪問を行ったことで、園児の様子を把握するとともに、保育園の教育活動について
理解することができ、その後の指導に生かすことができた。
(2)課題
・成果をもとに今後の連携のよりよい進め方について話し合う場を持ち、さらに工夫改善を
図る。
- 47 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
小学校
内
哲
山
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・小久保保育園
2
美保野
・湊高台こども園
・洋野町みどりが丘保育園
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
地区会としては実施していないが、来年度の就学児童の在籍する保育園を訪問した。また、
本校に保育園が来校した時に交流した。
・小久保保育園
(10/30
訪問
葛西・吉田)
・湊高台こども園
(
訪問
葛西・吉田)
・洋野町みどりが丘保育園
(1/15
1/7
来校)
(2)幼児・児童相互の交流について
・「 新1年生と仲良くする会」
日時
H28.2.5(金)
14:30∼15:30
場所
美保野小学校ホール
内容
2月の保護者説明会の時に、来年度入学する子どもたちと在校生が交流する場
とし
て「新1年生と仲良くする会」を実施している 。「仲良くする会」では、来年度入学
する子どもたちに学校生活への安心感と希望をもたせるために、学校生活の様子を伝
えたりゲームを一緒にしたりしている。また、在校生からお手紙や折り紙などのプレ
ゼントを渡すなどして交流を深める予定である。
・洋野町みどりが丘保育園の年長の園児全員が来校し、来年度入学する児童が挨拶をした。本
校児童会長が歓迎の言葉を話し、児童全員で出迎え交流をした。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・来年度入学予定児童は、全員本校に在籍している児童の弟や妹にあたるため、随時保護者と
は情報交換をしている。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・本校は極小規模校のため、幼保小地区会は実施していない。しかし、適切な指導計画を作り
入学後の学校生活に備えている。
・就学時の在籍する保育園とは2学期から冬休みにかけて情報交換をし、気になる児童につい
ては、その後も数回電話連絡等をして情報を得た。
(2)課題
・本校に入学する子どもがいる保育園と情報交換する機会や方法を充実させることが必要であ
る。入学後の日常生活や行事などの様子を学校だよりに掲載し保育園に配付するなどして幼
・保・小の連携を深めていきたい。
- 48 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
鮫
白
小学校
石
哲
志
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・かもめ幼稚園
・ファチマ幼稚園
・うぐいす保育園
・さめ保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・6月19日(金)13時50分から15時40分まで、鮫小学校において1年生の授業公
開と1年生の学習や生活の様子についての情報交換。また幼保小の概要(経営)説明。
・9月9日(水)10時00分から11時30分まで、かもめ幼稚園において保育活動公開
と園児についての情報交換。
・2月1日(月)16時から鮫小学校に於いて、次年度の計画予定。
(2)幼児・児童相互の交流について
・5月16日(土)の運動会において、幼児種目として次年度入学する園児の出場機会を設
定した。
・11月27日(金)10時35分から11時20分まで、鮫小学校において次年度入学す
る園児と本校1年生を2年生が「遊びの国」へ招待。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・運動会や学芸発表会、参観日などの案内配布。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・2年生が幼稚園、保育園の園児を招待して行う「あそびのくにへようこそ」は、園児が学
校の雰囲気に慣れ、児童との交流を通して入学の期待を高めるなど、幼稚園、保育園側か
らも高い評価を得ている。
・入学前の子どもの傾向を把握することができ、今後の指導の参考になった。
(2)課題
・小学校の教育活動も幼稚園、保育園の保育活動も多岐にわたるようになり、園児との交流
や幼稚園、保育園の参観など、年々日程調整が困難になってきている。
・授業公開、保育活動公開の際、補欠授業の関係から2、3名しか出席できない。
- 49 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
種差
小
野
小学校
一
樹
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・南浜児童館
2
地区会の状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流
①日時
平成27年12月8日
②場所
南浜児童館
③内容
情報交換
15:30∼16:30
(2)幼児・児童相互の交流について
・避難訓練時に南浜児童館館児と一緒に訓練をした。
・2月に本校低学年の生活科学習で児童館館児と交流活動を実施予定。
※平成26年度の交流会の様子 (平成27年度の新入生と児童館館児との交流活動「あそびの国」)
(3)その他(保護者とのかかわり)
・特に実施していない。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・近隣の南浜児童館との交流が、例年より充実した。今後も、避難訓練や生活科の授業など
で交流を続けたい。また、本校児童の学校や児童館での様子について情報交換をすること
により、児童館と共通理解のもとに指導を行うことができた。
(2)課題
・少子化に伴い本校に就学する児童が少ないことから、幼保小連携推進事業に取り組むこと
は難しいが、入学する児童が小学校生活に適応できるように配慮する必要がある。
- 50 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 大久喜 小学校
印
校長 神
彰 彦 □
1
なわとび大会
○園児の学校行事参観
◇「芸術鑑賞教室」
・7月13日(月)13:30 ∼ 15:00
・大久喜小学校体育館
・南浜地区の小中学校・こども園が合同で実施
◇「砂浜マラソン大会」
・10月27日(火)10:20 ∼ 11:20
・大久喜海岸
◇「なわとび発表会」
・2月12日(金)10:20 ∼ 12:20
・大久喜小学校体育館
◇「授業参観 」「給食試食会」
・3月4日(金)11:30 ∼ 13:00
・大久喜小学校1年教室
砂浜マラソン応援
(2)幼児・児童相互の交流について
○交流会
◇「大久喜のつどい」
・11月20日(金)10:35 ∼ 12:00
・大久喜小学校体育館
・もちつきと会食
授業参観
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
○保育研修会
◇8月21日(金)9:30 ∼ 11:00
・おおくきこども園
・園児の活動の参観・情報交換
◇9月27日(日)10:20 ∼ 11:30
・保小合同教育講演会
・その都度研修テーマを設け 、小学校職員・保護者 、
こども園職員による研修会
大久喜のつどい
2
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
○おおくきこども園
(3)その他(保護者等とのかかわり)
○学校だよりや学校行事の案内を地域全戸に配布
○入学児童保護者説明会で、学年PTAを組織
・学校の教育活動やPTA活動の周知と協力への依頼
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・交流会や学校行事参観を通して 、園児に入学への期待をもたせることができた 。児童は 、
園児や園の職員に見てもらうことにより、活動意欲が高まった。そして、次年度になっ
たら温かく迎えようとする気持ちをもたせることができた。
・全教員が園を訪問し、参観したり情報交換を行ったりしたことにより、幼児の発達段階
についての理解を深めるとともに、入学予定の園児の様子を把握することができた。(入
学児童のほとんどがおおくきこども園の卒園生である。)
(2)課題
・学区以外の保育園や幼稚園から入学する児童が、小学校生活へスムーズに適応 できるよ
うに、訪問して情報交換をするなどの配慮をしていく必要がある。
- 51 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
金浜
馬
場
小学校
悦
子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・おおくきこども園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
平成27年6月3日(水)
南浜中学校区ジョイントスクール推進事業の一環として、懇親会を実施。
(2)幼児・児童相互の交流について
なし
(3)その他(保護者等とのかかわり)
なし
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
懇親会で子ども園の先生方と直接話し合うことで、詳しい情報交換ができるとともに、
和やかなコミュニケーションが図られ、その後の連携がしやすくなっている。
(2)課題
今年度は1年生に2名入学し、2年生1名との複式学級であるが、地理的要因から、幼
保小連携推進事業に積極的に取り組むことが難しい状況である。
担当職員間の情報交換は、南浜地区小中ジョイントスクール推進事業の懇親会で行って
いるのが現状である。
- 52 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
2
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・まほろば幼稚園
・長坂保育園
・根城保育園
・エンゼル子どもの家保育園
・めぐみ幼稚園
根城
赤
石
小学校
和
枝
印
□
・南売市保育園
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
① 根城地区幼保小連絡会議①
日
時:平成27年7月10日(金)
場
所:根城小学校
主な内容:今年度の連携の計画、各園と 1 年担任との情報交換等
② 学区内幼稚園・保育園の活動参観及び情報収集
時
期:平成27年9月∼10月
場
所 :ま ほろ ば 幼稚 園 ・長 坂保 育園 ・ 根城 保 育園 ・南 売市 保 育園 ・ サン フラワー
保育園・エンゼル子どもの家保育園
主な内容:職員が直接各園に出 向き、活動の様子を参 観した。また、新入学 予定園児
の特別支援教育に関する情報収集を行った。
③ 新入学予定園児の情報収集
時
期:平成27年12月∼平成28年1月(冬季休業中予定)
場
所 :ま ほろ ば 幼稚 園 ・長 坂保 育園 ・ 根城 保 育園 ・南 売市 保 育園 ・ エン ゼル子ど
もの家保育園・ウルスラ幼稚園・サンフラワー保育園・千葉幼稚園
主な内容:職員が直接各園に出向き、新入学予定園児の情報収集を行う。
④ 根城地区幼保小連絡会議②
日
時:平成28年2月中旬予定
場
所:根城小学校
主な内容:今年度の連携の成果と課題について、情報交換等
(2)幼児・児童相互の交流について
① 児童対象音楽会の鑑賞
日
時:平成27年10月22日(木)
場
所:根城小学校
主な内容:根城地区幼保による根城小校内音楽会の鑑賞。
② 学校見学・交流学習会
<交流学習会>
日
時:平成27年11月27日(金)
場
所:根城小学校
主な内容:年長児を招いた1年授業見学や2年生との交流学習。(生活科あそびランド)
(3)その他(保護者等とのかかわり)
① 新入生保護者説明会
日
時:平成28年2月9日(火)予定
場
所:根城小学校
主な内容: 週時程・ 日課表等学校 生活につ いて、入学ま で身に付 けてほしいこ と、新
入 学用 品等 につ いて 、健 康管 理に つい て、 PT A活 動に つい て等 の説 明と
質疑応答
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・参観日や各行事の際には学区の幼稚園・保育園にも案内をし、子どもたちの様子を参観
していただき意見をうかがうことができた。
・7 月の園の先生との情報交換では、1 年生学担が児童についての理解を深め、特別に支
援を要する児童に係る情報や特徴等の情報を収集することができた。
・学区の園と の学校見 学・交流学習 会を11 月に実施でき た。交流 学習は2年生 にとっ
て も上級生 の自覚 が芽生 える機会 となっ た。生 活科の授 業と関 連させ た交流学 習を計
画したため、準備などの負担軽減につながった。
(2)課題
・情報交換にかかる係の負担感を軽減するため、取組を積み重ねるとともに、かかわりを
密にするよう計画の充実を図りたい。
- 53 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
白山台
奥
山
小学校
一
夫
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・白山台保育園
・みどりのかぜエデュカーレ
・みどりのかぜ北ウィング
・入学予定園児が在籍する保育園や幼稚園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・2学期末から3学期はじめにかけて 、本校の1 、2年生担任や知的障害特別支援学級担任 、
自閉症・情緒障害学級担任が、入学する園児が在籍する幼稚園や保育園に出向いたり、電
話をしたりするなどしながら、入学園児について情報交換を行った。その中で、子どもた
ちの様子や課題、対応策などについて情報を得ることができた。
(2)幼児・児童相互の交流について
・2月に、学区内の保育園に通う年長組の園児を対象に、小学校訪問を実施する。1年生の
授業を参観したり、和式トイレの使い方を学んだりする機会を設けることで、入学後の小
学校生活へ少しでも適応できることを期待している。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・学校便りを地域にも配布し、学校の様子や行事について知ってもらうように働きかけてい
る。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・次年度の入学児童について情報交換することで、学級編制等に役立てることができた。ま
た、特別な支援を要する児童について、事前に具体的な支援の手立てを準備することがで
きた。
(2)課題
・西白山台小学校ができることを考え、白山台地区における幼保小連携の在り方を考えてい
く必要がある。
- 54 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 江南 小学校
印
校長 荒 木 興 一 □
1
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・まほろば幼稚園
・根城保育園
・長坂保育園
・南売市保育園
・エンゼル子どもの家保育園
・八戸めぐみ幼稚園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
○保育園訪問① 平成27年8月21日
まほろば幼稚園・長坂保育園・南売市保育園・エンゼル子どもの家保育園
根城保育園
園児の参観と情報交換
○保育園訪問② 平成28年2月下旬 南売市保育園・まほろば幼稚園等
入学児童についての情報交換
○根城地区幼保小連絡会 平成27年7月10日 根城小学校
平成28年2月22日 根城小学校
各校・各園の代表者による、幼保小連携の共通理解と情報交換
(2)幼児・児童相互の交流について
○運動会体験会 平成27年5月23日 江南小学校
本校5、6年生との交流競技
※長坂保育園・南売市保育園・根城保育園の年長組が参加
○給食試食会① 平成27年10月9日 江南小学校
小学校の給食の手順や食べ方の体験、学校見学
※エンゼル保育園の年長組が参加
○給食試食会② 平成27年11月4日 江南小学校
小学校の給食の手順や食べ方の体験、学校見学
※南売市保育園の年長組が参加
(3)その他(保護者等とのかかわり)
○本校の学校新聞・PTA新聞(年3回)、学校文集(年1回)、学校便り(月1回)を配
布し、情報提供を行っている。
○長坂保育園 、南売市保育園園長を地域学校連携協議会の委員として参加してもらい 、
学校運営について意見をいただいている。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
地域の幼稚園、保育園に運動会等の行事にできるだけ参加してもらうように働きかけて
いるため、本校に対する親近感が増してきているように思われる。また、園児と接した児
童にとっても、思いやりの気持ちを育むよい機会となっている。教職員相互の交流を通し
て、互いの教育活動や指導の現状を知ることができ、連携して児童を育てていこうという
意識を高めることができた。
(2)課題
年々教職員間の連携や行事の連携が深まり、相互によい関係を築けていることから、今
後は課題解決につながる授業交流や合同研修会などの開催について検討していく必要があ
る。
- 55 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
田面木
内
山
小学校
伸
治
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・上田面木保育園
・田面木保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・地区会を実施していないが、就学前と入学後に園に出向いて、学校の担当者と各園の保育
士さんと情報交換を行っている。
(2)幼児・児童相互の交流について
○ ふれあい遊びランド
11月9日(月)9:25∼11:40
・4学年以上がテーマを持ちながら遊びを企画、運営。その遊びに全校児童、保育園児、老
人クラブの方々が参加。そのときに1、2学年の授業を参観。遊びを通して、児童と園
児、老人クラブの方が交流を図る。
【ボーリング】
【ボール運び 】
(3)その他(保護者等とのかかわり)
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・児童会行事への参加や授業参観を通して、園児と児童との交流を図り、異年齢の子どもたち
がかかわりを学ぶ場となっている。また、園児にとっても小学校見学の場ともなり、楽しみ
にしている様子である。保育園と学校双方にとってプラスとなっている。
・就学時健康診断前に情報交換を行い 、その情報を生かしながら健診を進めたことはよかった 。
(2)課題
・平成28年度は地区会又は教職員相互の交流について実施する予定である。
・例年活動をした後に反省を取り、少しずつ改善をしているが、今後も検討していく必要があ
る。
- 56 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
下長
小学校
中
眞理恵
田
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・下長保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・特になし。
(2)幼児・児童相互の交流について
・年に一度、入学前に行っている 。(今年度は2月5日に実施予定)
( 交流以外では 、下長保育園児が学校の外の施設見学に来たり 、避難訓練で来たりしている 。)
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・特になし。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・入学者の情報交換を行うことで 、入学に対して不安を抱いている保護者に素早く対応できる 。
また 、入学後もきめ細かな指導ができるため 、保護者との信頼関係の構築にも役立っている 。
・入学前の園児が学校を訪問し、1年生の授業参観、校内見学、給食体験(1年生といっしょ
に食べる)を行っている。園児にとって有意義な体験になっている。また同時に、1年生に
とってもお兄さん・お姉さんとして張り切って活動できるとても貴重な体験となっている。
・スタートカリキュラムを作成。
(2)課題
・児童と園児が交流学習する場を設定することは、時間的に余裕がないためできなかった。
・情報交換をもっと行いたいが、小学校、幼稚園・保育園ともに忙しいため、時間的余裕がな
くできなかった。顔を合わせる機会があると積極的に情報交換を行うよう努めている。
- 57 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
城北
小学校
野
聡
中
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・すぎのこ保育園
・河原木中央保育園
・高館幼稚園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
①第1回幼保小連携事業推進協議会(6月9日:城北小学校)
・今年度の事業計画の確認と情報交換
②新入学児童に関する情報交換(6月18日:城北小学校)
・保育士の1年生の授業参観、1年生担任と保育士との新入学児童に関する情報交換
③新入生保護者説明会(2月1日:城北小学校)
・新入生保護者説明会に保育園の保育士が出席
④第2回幼保小連携事業推進協議会(3月:城北小学校)
・今年度の事業の振り返りと次年度の年間行事予定の確認
⑤学校行事の案内・見学(入学式・運動会・学習発表会・卒業式・自由参観日)
(2)幼児・児童相互の交流について
①すぎのこ保育園児と5年生との交流給食会(11月16日:城北小学校)
・すぎのこ保育園年長園児が本校を訪問し、5年生と一緒の交流給食
(3)その他(保護者等とのかかわり)
①すぎのこ保育園避難訓練(8月3日:城北小学校)
・津波を想定して、保育園児が本校4階へ避難する訓練を実施
②学校だより「城北」を保育園へ送付
③本校に入学予定園児の保護者にアンケート(質問や意見、不安なこと等)をお願いし、新
入生保護者説明会において説明する。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・児童や園児の安全確保についてそれぞれの立場で情報交換をして、非常災害時や緊急時
における園と学校との連絡体制について確認をすることができた。
・特別な支援を必要とする児童や園児が増えてきている状況から、園と学校における指導
や保護者との連携について情報交換をすることができた。
・新1年生について得た情報が、入学後の指導に大変役立っている。
(2)課題
・児童と園児とのふれあい活動や教職員相互の交流の場を設定するのが難しい。保育園職
員から話を聞いたり情報交換をしたりする場(校内研修等)を意図的に設定していくこ
とを考えていく。
- 58 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
高館
木
津
小学校
正
博
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・高館幼稚園
・日計保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
①本校小第1回参観日
27年4月17日(金)
・校内を一巡し、小学校の授業の様子、新入学児童の様子を参観する。
・教職員間で新入学児童の様子等について情報交換をする。
②高館幼稚園運動会参観
27年6月20日(土)
③日計保育園運動会参観
27年9月12日(土)
④本校第3回参観日・PTAバザー
27年9月26日(土)
・校内を一巡し、小学校の授業の様子、バザーの様子などを参観する。
⑤日計保育園のクリスマス会参観
⑥幼稚園・保育園訪問
27年12月16日(水)
28年2月1日(月)∼
・本校教務主任が、次年度入学予定園児のいる幼稚園・保育園を訪問して、園児の様
子を参観し、担当者から情報を得る。
⑦幼保小連携交流会
28年2月12日(金)
・本校の校内を一巡し、小学校における学習活動を参観、特別教室を見学する。
・教職員間で、次年度入学する児童等について情報交換をする。
(2)幼児・児童相互の交流について
①幼 保小 連携 交流 会
28年2 月12 日(金 )
・ 5年 生児 童が 幼稚 園児・保 育園児 と手を つ
ない で校 内を 一巡 し、小学 校を案 内する 。
・ 1・ 2年 生児 童が 「遊びの 国」を 運営し 、
園児と交流を図る。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
特に実施していない
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・幼保小連携交流会において、1・2年生児童は「遊びの国」の準備・運営を通して1年
間の成長を考えるとともに、次年度への希望をもつことができた。5年生児童は園児の
お世話を通して来年度6年生になる自覚をもつことができた。
・園児が小学校を訪問し 、学習の様子や校内の様子を見ることで 、小学校の雰囲気を感じ 、
小学校入学への希望や期待をもつことができた。
・交流会において、近隣幼稚園・保育所職員との貴重な情報交換をすることができた。
(2)課題
・園の保護者との交流の場のもち方について検討していく。
- 59 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
根岸
大
浦
小学校
和
典
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・根岸保育所
・すぎのこ保育園
・高州保育園
・日計保育園
・第二千葉幼稚園
・高館幼稚園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・授業参観(10月・根岸小学校・年長担当幼保の先生方が1年生の授業を参観する)
・情報交換会(10月、2月・根岸小学校、各園・年長担当幼保の先生方との情報交換)
(2)幼児・児童相互の交流について
・体験入学(2月・根岸小学校・入学予定園児の体験活動)
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・新入学児童保護者説明会(2月・根岸小学校・入学予定児童の保護者への学校説明会)
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・幼保での平仮名や計算の指導の様子、園の方針などを知ることで、入学後の指導の参考にな
った。
・幼保からの入学児童の情報提供を受けることで 、学級編制での学級間の偏りが少なくなった 。
(2)課題
・入学後通常学級での指導が困難だと予想される園児を、各幼保園で年長時に検査・就学指導
委員会にかけることはできないか。
- 60 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
日計ヶ丘
西久保
雅
小学校
庸
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・第二千葉幼稚園
・日計保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
①8月∼1 1月(3 回)
担当職 員が各園 に出向き,園 の担当者 と新入生につ いての
情 報交換 や1・ 2年生と 幼稚園 ・保育 園との交 流会に ついて の打ち合 わせ、 学校行
事の案内を行った。
②1月∼3月(3回)
担当職員が入学予定児童のいる園に出向き、情報交換を行った。
(2)幼児・児童相互の交流について
①平成27年10月20日(火)日計ヶ丘小学校体育館
第二千葉幼稚園・日計保育園年長児を校内学習発表会に招待した。
②平成27年10月29日(木)日計ヶ丘小学校
「一日1 年生の会 」日計保育園 年長児と 2年生との交 流会。体 育の授業参加 (簡単
なゲーム)、校舎案内、水飲み場・トイレの使用、合同給食等の交流を行った。
③平成27年11月5日(木)日計ヶ丘小学校
「一日1年生の会」第二千葉幼稚園年長児と1年生との交流会。体育の授業参加(簡
単なゲーム)、校舎案内、水飲み場・トイレの使用、合同給食等の交流を行った。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
新入生保護者説明会の際に、3学期の授業参観の案内をした。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・実際に授 業や給食 等を体験する ことによ り、園児が小 学校入学 への希望や期 待をも
つことができた。
・1・2年生が年下の園児の世話をすることで、自己肯定感を高めることができた。
・児童の交流の計画を通じて担当職員同士が意見交換を行うことで、幼・保・小が協力し
て子どもを育てようとする意識が高まった。
(2)課題
・保育園・幼稚園の保育参観や職員間の交流の機会を設けていきたい。
- 61 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 是川
校長 田 村
1
小学校
滋 子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・マリアンハウス幼稚園、こどもの城保育園、是川保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・入学予定児に係る情報収集
日時 1月8日(金)、12日(火)、15日(金)
場所 各幼稚園、保育園
内容 入学予定児一人一人の子どもの様子について聞き取り
・幼保関係者の新入生保護者説明会への参加
日時 2月4日(木)
場所 是川小学校
内容 入学前の躾等
・幼保関係者との情報交換会
日時 2月4日(木)
場所 是川小学校
内容 小学校入学にあたっての子どもに係る共通理解
・幼保関係者による小学校授業の参観と交流体験
日時 2月16日(火)
場所 是川小学校
内容 1年生の授業参観
・各種行事の参観
日時及び内容
4月 7日(火)是川小学校入学式
5月30日(土)是川小学校運動会
6月20日(土)マリアンハウス幼稚園運動会
9月12日(土)こどもの城保育園運動会
10月 4日(日)是川保育園運動会
10月18日(日)是川小学校学習発表会
3月
各幼・保卒園式、小学校卒業式
(2)幼児・児童相互の交流について
・園児による小学校授業見学
日時 2月16日(火)
場所 是川小学校
内容 1年生の授業を参観
・児童と園児の交流活動
日時 2月16日(火)
場所 是川小学校
内容 入学予定児と1年生の合同体験学習
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・新入生保護者説明会の実施
日時 2月4日(木)
場所 是川小学校
内容 入学前の躾等
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
○幼稚園・ 保育園と 小学校が連携 交流し継 続的に指導す ることで 健やかな児童 育成を
図ることができる。
○入学前に園児の情報収集を行うことで、4月からの指導に役立てることができる。
○入学前に 小学校の 授業を見学し たり、小 学校1年生と 交流した りすることで 、小学
校生活に対する期待や希望、夢をもたせることができる。
○新入生保 護者説明 会とその後の 情報交換 会に幼稚園・ 保育園の 担当者にも参 加して
もらうことで、小学校生活のねらいや取組内容の共通理解が図られる。
(2)課題
●今後も子どもたちの交流や担当者の情報交換会の場を意図的に設定することで、互いの
意向を理解しより良い信頼関係のもと連携していく必要がある。
- 62 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 三条
校長 山 内
1
2
小学校
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・認定こども園 八戸文化幼稚園
・三条保育園
・第三千葉幼稚園
・三条児童館
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
昨年度の交流給食
(1)教職員相互の交流について
10月27日に本校で幼保小連携会議を行い、情報交換を行ったり今年度の連携事業に
ついて話し合ったりした。就学時健康診断の前には、教務主任が各園と情報交換を行い、
健診に役立てた。就学時健康診断後の11月中旬には、教務主任と1年担任2名がそれぞ
れ八戸文化幼稚園と三条保育園へ出向いて給食活動の様子を参観した。その様子を職員に
報告し、共通理解を図った。また、2月上旬には、教務主任と低学年の教員4名で、来年
度入学予定の児童がいる幼稚園・保育園を全部で7カ所訪問する予定である 。その際には 、
簡単な資料を用意してもらって 、入学予定児童についての情報交換を行う 。3月1日には 、
第2回幼保小連携会議を開いて、今年度の反省と来年度の予定について話し合う。
(2)幼児・児童相互の交流について
11月 5日…………第三千葉幼稚園年長組が 、校長に勤労感謝の気持ちを伝えに来校 。
その後、1年生2学級の授業参観を行った。
2月23・24日…4園の年長児を2グループに分け 、本校1年生と交流給食を行う 。
食事の前には、本校1年生が学校紹介を行う。この取組は、各園
から大変好評である。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
新入生保護者説明会の時に参観日の案内をし、入学前でも本校の授業の様子を参観でき
るようにする。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
指導者や子どもの交流を通して、お互いの取組や活動の様子についての理解が深まる。
また、園からの要望に沿った交流活動を行ったり、子どもたちや保護者についての情報を
共有し合ったりすることができている。就学時健康診断では、様子を注意深く観察するこ
とができ 、来年度の新1年学級編成に向けた適切な準備につながる 。この連携事業により 、
新1年生への理解が深まり、小学校への移行がスムーズになっている。
(2)課題
園の保護者が、本校の行事や諸活動を気軽に参観できるように案内の仕方をさらに工夫
する。次年度は、参観日(バザー)の時にも園の保護者へ案内を出す予定である。また、
本校ホームページやブログを活用して、本校の教育活動の情報を発信していきたい。
- 63 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 西園
校長 齋 藤
1
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・第三千葉幼稚園
・尻内保育園
・ほぞの保育園
・ことり保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・7月7日(火)西園小学校
第1回打合会:①連携事業年間計画について
②情報交換
・8月31日(月)西園小学校
交流活動事前学習会:6年生の幼稚園、保育園訪問について
・10月6日(火)西園小学校
交流活動打合会:低学年との交流活動計画の打合せ
・2月9日(火)西園小学校
年度末連絡会:①今年度の活動についての反省
②来年度の計画案について
③新入学児童についての情報交換
小学校
和香美
印
□
(2)幼児・児童相互の交流について
・9月10日(木)各幼稚園・保育園
6年生が1日保育士の体験活動
・11月9日(月)西園小学校
1年生、2年生が各幼稚園・保育園の年長園児を「あそびのひろば」へ招待
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・特になし
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・お互いに育ち、成長するような交流の積み重ねにより、交流がイベント的なものでは
なく、子どもの発達にとって必要な学習の場であるとともに互いの学び合いの場とな
っている。
・小学生は事前・事後の学習を通して、園児との交流体験への思いや願いを膨らませた
り、自分自身の成長を感じたりすることができた。
・園児が小学校への期待を高めることができた。
・子ども同士の交流の中で、それぞれの発達の段階に応じた思いやりの気持ちがはぐく
まれた。
・情報交換を行うことにより、入学後の指導に役立った。
(2)課題
・連携幼稚園の1つである第三千葉幼稚園が27年度で閉園するため、新たな連携幼稚
園として文化幼稚園(学区に比較的近く本校に入学する子どもが多い)との連携の在
り方を計画していく必要がある。
- 64 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
明治
田
中
小学校
利
男
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・松葉保育園
・一日市保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・4月、1学年担任が学区内の2園に出向き、入学した児童についての在園中の様子や
家庭環境等について情報交換を行っている。
・年に3回地域連絡協議会を本校で実施している。松葉・一日市保育園の園長先生にも
出席頂き、情報交換を行っている。
・校長と教頭が学区内の保育園の行事、運動会や卒園式を参観している。
・12月に実施している1年生と園児との交流活動で情報交換を行っている。就学児童
や1年生の様子に限らず、2年生以上の児童についても顕著なことがある場合は、話
題提供をし合っている。
・12月の就学時健診の前に 、生活面等で気になる園児について情報をいただいている 。
・入学式の代表児童挨拶の練習を、3月の早いうちから小学校だけでなく地区の保育園
にも練習の協力をお願いする。
(2)幼児・児童相互の交流について
・12月14日、本校の体育館で、松葉・一
日市保育園の年長組と 1 年生とでゲーム等
をして交流した。その後、園児が全学年の
授業見学を行った。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・10月4日、地区の総合防災訓練日をフリー参観日として、学区にお知らせし未就学
児の保護者も自由に参観できるよう公開している。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・新1年生の様子や家庭環境について情報交換したことをもとに、入学当初から配慮や
支援体制を整え、きめ細かな指導を行うことができている。
・1年生と保育園児との交流活動を行ったことで、1年生にお兄さんお姉さんになると
いう意識付けをすることができた。
(2)課題
・基本的生活習慣を身に付けさせるために、児童への指導だけでは困難で家庭に協力を
得なければならないことがある。しかし、保護者の価値観が多様化していたり保護者
の我が子への指導や対応がなかなかうまくいかなかったりで、幼保小ともに、家庭・
地域と連携した指導の在り方が課題と言える。
- 65 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
2
桔梗野
四
戸
小学校
慶
子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・桔梗野幼稚園
・桔梗野保育園
・高舘幼稚園
・江渡幼稚園
・轟保育園
・百石幼稚園
・南売市保育園
・川口保育園
・八戸めぐみ幼稚園
・日計ヶ丘保育園
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
12月∼1月中に主な幼稚園、保育園を小学校教員が訪問して、就学児についての情報交
換を行った。
(2)幼児・児童相互の交流について
5月23日の運動会に桔梗野保育園の子どもたちを招待し、見学していただいた。
11月17日に本校1年生の児童と、桔梗野幼稚園園児、桔梗野保育園園児との「幼保小
交流会」を実施した。桔梗野幼稚園園児35名、桔梗野保育園園児25名が参加し、自己紹
介をし合ったり、ゲームをしたりといった交流活動を行った。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
就学児の保護者に案内をし、入学説明会後の2月26日の参観日に、授業の様子を参観し
ていただく予定である。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・入学児童についての情報交換が密に行われるため、入学当初の指導が適切に行われた。
・小学校から教員が主な園に直接出向いて話を聞くことにより、情報交換や担当同士の連携
がとりやすくなっている。
(2)課題
・幼稚園や保育園が小学校に求めることと、小学校が幼稚園や保育園に求めることを、互い
に知ることが必要である。
・小学校で10月に行われる児童対象音楽会に、桔梗野幼稚園、桔梗野保育園を招待したが
鑑賞に来てもらえなかった。年度の初めから日時をお知らせし、鑑賞してもらえるように
働きかけていきたい。
・交流活動を適切に行うためにも、前年度のうちにある程度の連携の計画を立てておくとと
もに、詳細な計画もできるだけ早く連絡し合うようにしたい。
- 66 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
轟木
髙
橋
小学校
晋
也
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・轟木保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・1月12日 に、小学 校教諭2名が 、保育園 を訪問。新入 生や在校 児童の情報交 換を行
っ た。また 、保育 園の小 学校に対 する要 望や地 域の様子 などに ついて の情報も 聞くこ
とができた。
(2)幼児・児童相互の交流について
・運動会(5月23日)に保育園の年長児童が、小学校で遊戯を披露した。
・学習発表会(10月17日)に保育園の年長児童が来て、発表を参観した。
・2月の中頃に、3年生による保育園訪問をする予定。年長の子どもたちに縄跳びや歌、
合奏などを披露したり、かるたやゲームで一緒に遊んだりすることになっている。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・特になし。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・入学する児童のことや保護者の様子を聞くことができたので、入学後の参考にできる。
・小学校に対しての要望や疑問点など、保育園側の声を聞くことができた。
・今後の学校 行事に対 しての予定を 話し合い 、協力し合え る点につ いて確認する ことが
できた。
(2)課題
・私立の保育園と八戸市立の小学校では、立場が違うので、保育園の全ての提案や要望に賛
同することは難しい。
- 67 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
多賀
田名部
小学校
喜
郎
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・浜市川保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
①日時:8月21日(金)
11:30∼12:30
場所:浜市川保育園
内容:浜市川保育園園児の食事の様子を参観させてもらい、その後、情報交換・交流。
②日時:2月下旬
17:30∼18:30
場所:多賀小学校
内容:浜市川保育園との交流会。小学校から、教育活動の様子を紹介。保育園から、次
年度入学予定者の紹介。その後、情報交換・交流。
(2)幼児・児童相互の交流について
①日時:5月30日(土)
午前
・
場所:多賀小学校
内容:小学校の運動会で、浜市川保育園園児がお遊戯を披露。
②日時:1月21日(木)
11:10∼13:00
・
場所:多賀小学校
内容:浜市川保育園年長園児が小学校を訪問 。校舎の様子や1年生の授業を見学した後 、
1年生と一緒に給食を試食。
③日時:2月4日(木)
10:30∼13:00
・
場所:浜市川保育園
内容:1年生が浜市川保育園を訪問。園児に小学校生活の紹介をしたり、園児からの質
問に答えたりする。その後、園児と一緒に昼食。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
①日時:11月1日(日)
午前
・
場所:多賀小学校
内容:浜市川保育園の年長園児・保護者と、市川中学校区の保育園・幼稚園の次年度本
校入学予定の園児・保護者を、餅つき会に招待。児童・保護者の前で自己紹介。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
浜市川保育園とは、交流を頻繁に行うことで職員同士や園児・児童のつながりが強まり、
良好な関係を築くことができた。学童保育を浜市川保育園で行っていることもあり、結びつ
きが強い。
(2)課題
すぐ隣にある浜市川保育園との連携は密に行われているが、近隣の他の幼稚園・保育園と
の連携は、餅つき会への招待以外は取り組めなかった。
- 68 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 多賀台 小学校
印
校長 八 戸 邦 彦 □
1
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・百石幼稚園・桔梗野幼稚園・さつき幼稚園・高館幼稚園・多賀台保育園・轟木保育園
・川口保育園・浜市川保育園・尻内保育園・桔梗野保育園・三田保育園
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
○幼保小情報交換会 7月13日(月)13:55∼16:30(多賀台小学校)
・1年 生の出身 幼稚園・保育 園の先生 方を招き、全 校の学習 の様子を参観 しても
らい、その後、校長・教頭・教務・1・2年担任が同席し、情報交換した。
○入学予定者の情報交換 12月
(桔梗野幼稚園・百石幼稚園・多賀台保育園・轟木保育園・桔梗野保育園
・川口保育園・三田保育園)
・来年 度入学予 定者のいる幼 稚園や保 育園を訪問し たり、電 話で話を聞い たりし
て 、児 童の様 子の 聞き取 りを した。 教頭 ・教務 ・特 別支援 担任 が手分 けし て訪
問して情報を収集した。その後、全職員で情報共有した。
(2)幼児・児童相互の交流について
○11月10日(火)10:10∼11:20(多賀台保育園)
・生活 科の地域 の施設を調べ る学習で 、2年生が多 賀台保育 園を訪問し、園につ
いて調べたり、園児と交流したりした。
○12月4日(金)10:30∼13:10(多賀台小学校)
・2年 生の生活 科の学習の「 子どもの たからじま」 で、様々 なゲームコー ナーを
つ くり 、多賀 台保 育園を 招待 し、一 緒に 遊んだ 。そ の後、 1年 生と園 児が 一緒
に給食を食べるなどの交流をした。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
○2月2日(火)14:00∼15:50(多賀台小学校)
・新入 学保護者 説明会を開き 、学校教 育の説明・入 学式案内 ・質疑応答を 行い、
入学するまでの連絡をする。
○地域行 事(夏祭 り・敬老会・ どんと焼 き祭)や学区 運動会で は、小学生と 保育園
児が一緒に参加する場面があり、交流をしている。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・ 7 月 の情 報 交換 会 や入 学 予 定者 の 情報 交 換で は 、 園で の 様子 や 家庭 の 事 情等 の情
報を詳しく聞くことができるので、児童理解につながり、より良い対応の仕方を考
えることができる。また、幼稚園や保育園の先生方に参観してもらい、在園時と比
較した感想を聞くことで、成長の様子を把握することができる。
・生活科の学習では、小学生の「お兄さん・お姉さん」になるという自覚を高めるこ
とができる。また、保育園からも後日お礼のお手紙をもらうことができ、温かい心
の交流が深まる。
(2)課題
・基本的生活習慣を身に付けさせるために、家庭の協力を得られなければならないこと
も多く、幼保小ともに、家庭・地域と連携した指導の在り方が必要である。
- 69 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
金
豊崎
小学校
谷
誠
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・豊崎児童館
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
3月
入学予定児童の情報交換会
(2)幼児・児童相互の交流について
5月17日
豊崎小運動会の幼児種目に参加
5月27日
学校田
9月
6日
豊崎小校内相撲大会への幼児の参加
10月
8日
学校田
田植え体験
稲刈り体験
10月17日
豊崎小学校学習発表会に出演
11月22日
豊崎小学校PTAバザーに柿を寄贈
3月
入学予定児童の体験授業
(3)その他(保護者等とのかかわり)
2月
3
5日
新入生保護者説明会
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
普段行っている連携は児童館と予定表を交換するなどの情報交換である。また安全面に
おいては台風など災害時の下校について連絡を取り合って連携して対応してきた。このほ
か、5年生が一緒に田植えや稲刈りをして米作り体験ができたことや運動会の幼児レース
参加や学習発表会の遊戯出演を依頼するなど学校行事への参加を通して交流ができた。今
年度は児童館児が校内相撲大会に参加することになり、事前に相撲の礼儀作法勉強会にも
参加したことで、さらに交流の機会が増えた。
(2)課題
豊崎児童館との連携事業も3年目を迎え、見通しをもって計画・実施することができる
ようになった。今後も交流活動を継続し、より深い有意義な連携に努めていきたい。
- 70 -
( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 新井田 小学校
印
校長 寺 地 義 道 □
1
2
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・千葉幼稚園
・八戸学院短大附属幼稚園
・貴福保育園
・新井田保育園
・旭ヶ丘幼稚園
・木の実園
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
第1回 … 平成27年6月11日(木) 新井田小学校
13:55∼14:40 1学年 5校時の授業公開
15:00∼16:00 懇談、情報交換会
場所:会議室
1
2
校長挨拶
全体会
(1)自己紹介
①小学校からの参加者
②幼稚園、保育園、保育所の方
(2)情報交換
①学校目標及び学年目標・指導方針等について
②入学後の2ヶ月を振り返って
③質疑、応答(児童の様子、授業、指導方針等について)
(3)第2回の連絡会について
①時期…冬休み中または冬休み明け
②内容…新入予定児童についての引継ぎ、その他
3 学級毎の情報交換
*情報交換が終わり次第、学級毎に終了
参加者… 学校:校長、教務主任、1学年担任、養護教諭、特別支援担当
幼保:各幼稚園・保育園の担当の先生方
第2回
…
冬休み中または冬休み明け 各幼稚園・保育園
情報交換会(新入生についての引き継ぎ・その他)
(2)幼児・児童相互の交流について
・2月に、新井田保育園児による、学校施設や授業等の見学を行う。
・幼児・児童相互の交流については実施していない。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・2月に行う新入生保護者説明会で、市教育委員会作成の「入学までに身に付けさせたい
こと」を参考資料として活用し、共通理解を図りたい。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・毎年6月 、入学してきた園に案内状を出し 、1年生の授業公開と懇談会を設定している 。
実際の指導場面や卒園児の様子を見ていただくことで、具体的な情報交換ができた。
(2)課題
・本校には30以上の園から児童が入学してくる。学級編成等に役立てるため、電話での
情報交換は全ての園と行っている。しかし、全ての園を訪問することはできないので、
電話での情報と就学時健診時の様子や診断結果に頼る部分が大きい。
- 71 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立 旭ヶ丘 小学校
印
校長 今 井 裕 一 □
1 今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・旭ヶ丘幼稚園
・旭ヶ丘保育園
・第二しののめ幼稚園
・はちのへ幼児学園
2 地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
○8月夏期休業中の情報交換
給食試食会の様子
(場所)旭ヶ丘保育園
(内容)入学予定児童の園での様子を参観し、その後、園の職員と情報交換をする。
○8月下旬に実施した自由参観日
(場所)本校全教室
(内容)本校1年生が卒園した全ての幼稚園や保育園に案内をし、児童の成長ぶりを見ていただく。
○2月中旬∼下旬の園児の活動参観
(場所)本校に入学予定の園児がいる幼稚園や保育園
(内容)本校の低学年担任と教務主任が手分けをして、入学予定園児がいる幼稚園や保育園に出向き、
園との情報交換を行うことで、来年度入学してくる児童の様子を把握し、学級編成や来年度の
指導に生かしていく。
(2)幼児・児童相互の交流について
○11月17日(火)・12月2日(水)に実施した給食試食会
(場所)本校1年1組・2組教室
(内容)小学校入学前に本校1年生と一緒に小学校の給食を食べ、給食の量や片付けを一部体験し、
滑らかな接続を図る。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
○2月上旬∼平成28年度入学児童保護者説明会
(場所)本校
(内容)園児の保護者に学校の様子を知らせる機会を設定し、保護者や新入児童の不安を和らげる。
○2月下旬∼授業参観
(場所)本校
(内容)園児の保護者が授業を見学する機会を設定し、入学準備の参考として学校の様子を知らせる。
3 今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・行事の参観を通して、卒園児童たちの成長ぶりを見ていただくことができた。
・給食試食会では、1 年生の教室で 1 年生の児童と一緒に楽しく食べることを通して、小学校の給食
の量や食べる時間、片付けを体験させることができた。
・低学年担任の園児の活動参観や、幼稚園・保育園の職員・保護者の授業参観により、保護者の不安
の軽減や、園との情報交換ができた。(実施予定含む)
(2)課題
・園児や児童の行事への相互参加が、日程が合わず実施できていない。また、授業参観する園や保護者の
数も限られている。今後も相談しながら、連携を進めていきたい。
- 72 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
市野沢
佐々木
小学校
典
子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・市野沢保育所
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・学校だよりを保育所に持参し、園児の様子や行事等の情報交換をするようにしている。
ま た、保育 所の運 動会、 お遊戯会 、卒園 式に校 長が来賓 として 出席し た際に情 報交換
をしている。
・2月中旬に 「市野沢 保育所と市野 沢小学校 の交流会」を 実施し、 入学予定児童 の状況
や1年生での指導の状況等について、職員間の情報交換の場を設定する予定である。
・保育所と小学校の行事についてお互いに案内を出し、参加できるようにしている。
(2)幼児・児童相互の交流について
・5月17日 (日)の 運動会におい て幼児種 目として、次 年度入学 する園児や年 中・年
少 の園児が 走る種 目を設 定・実施 してい る。そ の中で、 次年度 入学す る園児に ついて
簡単な自己紹介の時間を設定している。
・2月中旬の 「市野沢 保育所と市野 沢小学校 の交流会」に おいて、 市野沢保育所 からの
入 学予定の 園児が 1年児 童の学習 の様子 を見た り、一緒 に活動 したり するなど の交流
を図る予定である。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・2月4日( 木)新入 学児童保護者 説明会に おいて、本校 の学校経 営方針や教育 活動、
PTA活動、家庭との連携などについて説明する。
・教育講演会 やPTA バザーな等の 学校行事 について、保 育所や地 域住民に参加 や協力
を呼びかけた。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・市野沢保育 所との交 流を始めて7 年目、保 育所の行事や 園児の情 報などについ て情報
交換することができた。
・定期的に学 校だより を保育園に掲 示してい ただいたり、 就学時健 診の確認など を掲示
していただいたりすることで、保護者とのつながりをもてるようになってきている。
・運動会や交流会などで、園児が実際に学校や本校児童とかかわることができた。
・保育所と学校が離れており、園児と児童の交流のための移動手段の確保が必要になる。福
祉バスなどを計画的に活用するなどの工夫をしている。
(2)課題
・平成28年度は本校が「南郷小学校」に、市野沢保育所が民営化される。保育所のスタッ
フや経営方針等が変わっても、これまでの連携を維持しつつ、教職員の交流や行事の連携
など、保育所と学校の連携を深め、無理なく交流できるよう協力体制を確立する必要があ
る。
- 73 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
中野
佐々木
小学校
智
子
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・市野沢保育所
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
○日
時
11月28日(土)
場
所
中野小学校
内
容
中野小学校閉校式典において、出席した職員と卒園児童の情報交換を行っ
た。
○その他
日常的に市野沢保育所職員と交流し、情報交換を行った。
(2)幼児・児童相互の交流について
中野小学校の児童が市野沢保育所の行事に参加し、交流を行った。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
なし(新年度入学予定児童がいないため)
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
・閉校式典で情報交換をしたことにより、卒園児童の様子を知らせることができた。ま
た 、日常的に保育園職員と交流したことにより 、保育園児の様子を知ることができた 。
(2)課題
・新年度入学予定児童がいないため、保護者とのかかわりがなかった。
- 74 -
(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
今
鳩田
小学校
井
昇
印
□
※平成28年度、統合にともなって、本校での「新入生1日入学」及び「就学時健診」は、
実 施しておりま せん。市 野沢小におい て、統合 する3校(鳩 田、中野 、市野沢)で 、新入
学予定児童に関する情報交換は、予定しています。
1
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・市野沢保育所(平成27年度
2
入学式前後に、現1年児童の情報交換を行いました。)
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
〇情報交換
・日
時
1月下旬(予定)
・場
所
市野沢小学校
・内
容
新入学予定児童に関する情報交換
(2)幼児・児童相互の交流について
〇新入生1日入学
※今年度の本校での実施はありません。
〇運動会・140周年式典
運動会では、幼児レースに学区在住の保育園児も参加した。
140周年式典には、学区在住の幼児・園児も参加した。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
3
〇就学時健診
※今年度の本校での実施はありません。
〇新入生1日入学
※今年度の本校での実施はありません。
今年度の取組についての成果と課題
(1) 成果
・学区在住の幼児・園児の保護者との情報交換をしたことにより、入学児童の様子を
把握することができた。
(2)課題
・参観日や行事の案内をし、学校の取組や現状を理解していただけるように努める。
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( 別紙 様式 1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市立
校長
1
島守
荒
内
小学校
信
一
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・八戸市立市野沢保育所
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
年1回(今年度は2月初旬実施予定 )、保育所との連絡会議を設け、次年度に入学す
る児童の様子や今年度入学した1年生の成長した様子についての情報交換を行ってい
る。
(2)幼児・児童相互の交流について
平成26年3月に島守保育所が閉鎖となり、島守地区の未就学児は、主に市野沢保育
所に通園することになった。これまで、島守保育所の園児を学校に招待し、交流学習を
行っていたが、市野沢保育所には、市野沢小学校をはじめ4つの小学校の地域から通所
し、広域にわたるため日程の調整が難しく、交流学習は実現していない。また、来年度
から民間への委譲が決定しているため、今後の交流の在り方については、次年度以降の
懸案事項である。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
市野沢保育所との連絡会議で、新入生の保護者や家庭環境に関しても密に情報交換を
行っている。また、島守保育所の統合に伴い、南郷地区以外の保育園・幼稚園の在園児
もみられることから、就学前の情報交換を市野沢保育所以外にも拡大し、連携を図るこ
ととした。また、一日入学(1月25日実施予定)の際に、小学校の取り組みや入学ま
でに身に付けてほしいことを詳しく説明する予定である。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
今年度も学校だよりを直接持参し、園児の様子について情報交換を行い、職員間の交
流を図ることができた。就学時検診の際には、新入学予定児7名の様子を見ることがで
きた。これから実施する連絡会で、さらに詳しい実態を知ることで、児童一人一人に対
応した指導へ繋げていくことができるものと考える。
(2)課題
今までのところ保育所から小学校への連結は円滑に行われている。運動会・学習発表
会等へ保育所長等を招待しているが、4小学校の行事が集中するため、全ての行事に保
育所側が来校するのが難しい状況となった。就学時検診時の様子ならびに日頃の情報交
換では、新入学児童7名は、集団生活が難しい児童はほとんどいないものと認識してい
る。これかれも情報交換を密にし、入学までに保育所で指導すべきこと、また、小学校
で留意すべきことについて共通理解を図り、実践していきたい。
また、新年度からの民営化後も可能な範囲での連携を図っていきたい。
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(別紙様式1)
平成27年度「幼保小連携推進事業」報告書
八戸市階上町学校組合立田代小学校
校長
1
本
間
孝
浩
印
□
今年度連携した幼稚園・保育所(園)名
・なし
2
地区会の実施状況(日時・場所・主な内容)
(1)教職員相互の交流について
・特になし
(2)幼児・児童相互の交流について
・運動会・学区民運動会
5/31(日)
学校に関係する幼児・児童が多数幼児競技に参加した。
伝統芸能えんぶりや地域消防団員による梯子乗りの披露な
どに触れる機会となった。
・文化祭
10/25(日)
地域の方とともに多数来校した。劇や合唱合奏の発表や
作品展示を見学していただいた。日頃の学習活動の様子や
成果に触れる良い機会となった。
(3)その他(保護者等とのかかわり)
・運動会・学区民運動会
地区毎に3軍に分かれて競技に参加し、親子いっしょに
運動会を楽しむことができた。例年行われている校庭整備
の際には、「ひまわりの道」の植え付けにも協力いただい
た。
・田代子ども祭り
家族や地域の高齢者、お世話になっている地域の方々を
招待し、児童が計画したグランドゴルフやゲームで交流し
た。
3
今年度の取組についての成果と課題
(1)成果
本学区には、幼稚園・保育所・保育園がないので、施設
同士の交流はないが、学区についての情報交換は、PTA
や地域連携協議会・学校組合教育委員会等の場で話題となり適宜連絡を取り合うことが
できている。地域の活動や学校行事を通して、保護者相互の交流ができており、民生委
員の呼びかけで、就学前の子ども達の母親が交流する場も設けられた。
(2)課題
28年度も『入学者なし』ということになったが、「地域に支えられる学校」として、
各行事を核に今後も交流を深められるよう組んでいきたい。
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平成27年度 幼保小連携推進事業 代表者研修会名簿 (敬称略)
区
分
所属名
役職名
氏 名
認定こども園桔梗野幼稚園
園 長
幼
稚
園 認定こども園八戸文化幼稚園
代
表
田 頭 初 美
園 長
油 川 育 子
八戸学院短期大学附属幼稚園
園 長
道 合 康 子
江陽こども園
園 長
今 川 一
園 長
伊 東 健
白山台保育園
園 長
菊 地 倫 子
八戸市立吹上小学校
校 長
河原木 聡
八戸市立根城小学校
校 長
赤 石 和 枝
八戸市立白銀小学校
校 長
梅 村 千鶴子
認定こども園八戸文化幼稚園
保護者
小笠原 光 佑
旭ヶ丘保育園
保護者
荒 谷 美由紀
八戸市立江南小学校
保護者
富 岡 朋 尚
教育委員会 学校教育課
指導主事
寺 井 健 司
福祉部 こども未来課
副参事
森 林 崇 浩
福祉部 子育て支援課
副参事
角 濱 真紀子
教育委員会 教育指導課
課 長
木 村 一 夫
教育委員会 教育指導課
指導主事
出 貝 幸 浩
教育委員会 教育指導課
指導主事
松 橋 祐 哉
保
育
所
(
園 認定こども園すぎのこ保育園
)
代
表
小
学
校
保
護
者
代
表
関
係
行
政
機
関
事
務
局
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平成27年度
幼保小連携推進事業報告集
編集発行:八戸市教育委員会 教育指導課
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