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2016
行政書士講座
2016 年 リベンジのための学習法
- 2 -
2016年 リベンジのための学習法
1
1
行政書士試験
合格基準・配点
試験科目・出題数・配点
試験科目
法令等
出題形式
択一式
憲法、行政法、民法、商法、
基礎法学
40問
160点
多肢選択式
3問
24点
3問
60点
46問
244点
14問
56点
60問
300点
記述式
政治・経済・社会、情報通信・
個人情報保護、文章理解
択一式
合計
配点
5肢択一式
計
一般知識等
出題数
5肢択一式
※平成27年度本試験より
※「法令等」は、
「行政書士の業務に関し必要な法令等」の略です。
※「一般知識等」は、
「行政書士の業務に関連する一般知識等」の略です。
※択一式
※記述式
2
5肢択一式:1問につき4点
多肢選択式:1問につき8点
1問につき20点
空欄(ア~エ)1つにつき2点
合格基準
次の要件をすべて満たした者が合格となります。
① 「法令等」の得点が、満点の50%以上(122点以上)である者。
② 「一般知識等」の得点が、満点の40%以上(24点以上)である者。
③ 試験全体の得点が、満点の60%以上(180点以上)である者。
※問題の難易度により、補正的措置が加えられる場合があります。例えば、2014(平成26)
年の合格基準は、試験問題の難易度を評価し、次のとおり補正的措置が講じられています。
① 「法令等」の得点が、110点以上である者。
② 「一般知識等」の得点が、24点以上である者。
③ 試験全体の得点が、166点以上である者。
- 1 -
資格の大原 行政書士講座
2
1
本試験分析
正解率
問題番号
問題1
問題2
問題3
問題4
問題5
問題6
問題7
問題8
問題9
問題10
問題11
問題12
問題13
問題14
問題15
問題16
問題17
問題18
問題19
問題20
問題21
問題22
問題23
問題24
問題25
問題26
問題27
問題28
問題29
問題30
問題31
問題32
問題33
問題34
問題35
問題36
問題37
問題38
問題39
問題40
科目
基礎法学
基礎法学
憲法
憲法
憲法
憲法
憲法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
行政法
民法
民法
民法
民法
民法
民法
民法
民法
民法
商法
商法
商法
商法
商法
正解
1
4
1
4
5
3
3
2
5
1
1
5
2
4
1
※
5
3
2
4
3
2
5
3
4
2
4
5
1
2
4
5
3
5
2
3
1
3
2
5
正解率
問題番号
科目
正解
正解率
46.02%
問題41ア 憲法
19
74.94%
31.88%
問題41イ 憲法
13
92.29%
80.24%
問題41ウ 憲法
15
81.93%
75.42%
問題41エ 憲法
4
83.61%
65.54%
問題42ア 行政法
9
87.95%
55.90%
問題42イ 行政法
13
82.89%
76.63%
問題42ウ 行政法
17
29.16%
51.33%
問題42エ 行政法
7
86.02%
89.86%
問題43ア 行政法
13
94.22%
72.71%
問題43イ 行政法
19
85.54%
82.41%
問題43ウ 行政法
3
97.59%
84.30%
問題43エ 行政法
4
93.01%
82.65%
問題44
行政法
-
-
61.45%
問題45
民法
-
-
86.75%
問題46
民法
-
-
※
問題47
政経社
3
41.40%
33.25%
問題48
政経社
3
64.58%
74.70%
問題49
政経社
1
65.94%
85.99%
問題50
政経社
1
34.46%
89.16%
問題51
政経社
4
77.54%
79.28%
問題52
政経社
2
42.51%
80.72%
問題53
政経社
4
41.40%
66.51%
問題54
情報等
2
39.13%
58.31%
問題55
情報等
5
85.54%
71.33%
問題56
情報等
5
64.34%
77.83%
問題57
情報等
3
87.47%
61.20%
問題58
文章理解
4
59.76%
44.69%
問題59
文章理解
4
92.75%
34.94%
問題60
文章理解
2
60.39%
68.45%
41.20%
※問題16は全員正解となりました。
55.80%
54.35%
55.18%
78.31%
40.58%
27.95%
50.61%
44.10%
12.29%
※ 2015(平成27)年11月10日10時現在 採点サービス利用者415名
- 2 -
2016年 リベンジのための学習法
2
平均点
法令等※
※
一般知識等
全体※
合格率
2011(平成23)年
97.5点
31.0点
128.6点
8.05%
2012(平成24)年
111.6点
31.2点
142.8点
9.19%
2013(平成25)年
113.5点
34.0点
147.5点
10.10%
2014(平成26)年
93.2点
29.9点
123.1点
8.27%
2015(平成27)年
118.4点
34.2点
152.6点
13.10%
記述式は除く
3
科目別ランク一覧
A
B
C
基礎法学
0
1
1
憲法
3
2
0
行政法
13
4
1
民法
1
7
1
商法
0
3
2
多肢選択式
11
0
1
政治・経済・社会
1
5
1
情報通信・個人情報保護
2
1
1
文章理解
1
2
0
5
肢
択
一
式
※ランク A…正解率70%超、B…正解率70%以下40%以上、C…正解率40%未満
4
基礎法学
1.平均正解数
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
2問中1.2問
2問中1.1問
2問中0.8問
- 3 -
資格の大原 行政書士講座
2.内容
問題番号
問題1
問題2
内容
第二次世界大戦後に日本で生じた法変動
「判決」、「決定」および「命令」の形式上の区別
ランク
B
C
弁別指数
11.3%
16.9%
※弁別指数とは、成績上位群の正解率と成績下位群の正解率の差です。この差が大きけれ
ば、合格した方が正解できており、不合格の方は正解できていない問題、つまり、
「差がつ
いた問題」
「合否の分かれ目となった問題」ということになります。
「ランクAの問題」
「ランクBのうちこの指数が25%以上の問題」が正解すべきであった
問題を示していると考えてください。よって、ランク欄では正解すべきランクAを太字に
しています。また、弁別指数欄では正解すべきランクBのうち25%以上を太字にしています。
例えば、基礎法学では、正解すべきであった問題はないということになります。
なお、これはあくまで定量的なデータに基づく分析ですので、場合によっては、数字で
あらわすことのできない定性的な判断が必要となることもあります。例えば、文章理解は
成績上位群と下位群の正解率にほとんど差異がみられませんのでデータ上は正解すべきで
あった問題は1問となっていますが、3問中2問以上の正解を目標とすべきです。
5
憲法
1.平均正解数
①5肢択一式
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
5問中2.8問
5問中2.3問
5問中2.8問
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
空欄4個中3.2個
空欄4個中2.2個
空欄4個中2.6問
②多肢選択式
2.内容
問題番号
問題3
問題4
問題5
問題6
問題7
問題41ア
問題41イ
問題41ウ
問題41エ
内容
外国人の人権
基本的人権の分類についてかつて有力であったある考え方
自衛隊基地建設のために必要な土地の売買契約を含む土
地取得行為と憲法9条の関係を論じた、ある最高裁判所判
決の一節(百里基地訴訟)
司法権の限界
財政
最高裁判所判決の一節(公立図書館の蔵書と著作者の表
現の自由)
- 4 -
ランク
A
A
弁別指数
22.6%
6.5%
B
15.3%
B
A
A
A
A
A
47.6%
20.2%
21.0%
13.7%
22.6%
16.9%
2016年 リベンジのための学習法
6
行政法
1.平均正解数
①5肢択一式
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
19問中12.3問
19問中10.7問
19問中13.1問
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
空欄8個中5.3個
空欄8個中4.8個
空欄8個中5.6問
②多肢選択式
2.内容
問題番号
問題8
問題9
問題10
問題11
問題12
問題13
問題14
問題15
問題16
問題17
問題18
問題19
問題20
問題21
問題22
問題23
問題24
問題25
問題26
問題42ア
問題42イ
問題42ウ
問題42エ
問題43ア
問題43イ
問題43ウ
問題43エ
内容
法理論 裁判による行政上の義務履行確保
法理論 国と国家公務員との法律関係
法理論 行政立法
行政手続法 意見公募手続
行政手続法 行政手続法2条が定める定義
行政手続法 X省がホームページに掲載しようと検討してい
る「行政手続法、よくある質問と回答」の原稿案
行政不服審査法 審査請求に対する裁決
行政不服審査法 処分についての審査請求
行政事件訴訟法 事情判決
行政事件訴訟法 執行停止
行政事件訴訟法
国家補償 国家賠償法1条1項
国家補償 国家賠償法総合(事例)
地方自治法 住民訴訟
地方自治法 特別区
地方自治法 条例・規則
行政法総合 国の行政組織
行政法総合 行政不服審査法・行政事件訴訟法の規定の
空欄
行政法総合 国家公務員に対する制裁措置
行政手続法
行政指導の中止等の求め・処分等の求め
行政事件訴訟法 最高裁判所判決の一節(申請に対する応
答の留保-建築確認)
- 5 -
ランク
B
A
A
A
A
弁別指数
25.0%
22.6%
26.6%
34.7%
33.1%
A
21.0%
B
A
-
C
A
A
A
A
A
B
B
53.2%
25.0%
-
34.7%
31.5%
16.1%
21.8%
21.0%
16.9%
31.5%
29.8%
A
42.7%
A
A
A
C
A
A
A
A
A
8.9%
15.3%
26.6%
26.6%
18.5%
12.9%
25.8%
3.2%
14.5%
資格の大原 行政書士講座
7
民法
1.平均正解数
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
9問中5.9問
9問中3.8問
9問中4.4問
2.内容
問題番号
問題27
問題28
問題29
問題30
問題31
問題32
問題33
問題34
問題35
8
内容
ランク
B
B
C
B
B
B
B
B
A
制限行為能力者
心裡留保および虚偽表示
相隣関係
留置権
代物弁済
債権総合
贈与
不法行為
婚約、婚姻および離婚
弁別指数
24.2%
25.0%
26.6%
26.6%
19.4%
26.6%
27.4%
29.8%
29.8%
商法
1.平均正解数
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
5問中1.9問
5問中2.0問
5問中1.6問
2.内容
問題番号
問題36
問題37
問題38
問題39
問題40
内容
運送営業および場屋営業
株式会社の設立
単元株式
監査役の選任および解任
会社法上、登記を必要とする事項
ランク
B
C
B
B
C
- 6 -
弁別指数
29.8%
0.8%
28.2%
13.7%
3.2%
2016年 リベンジのための学習法
9
政治・経済・社会
1.平均正解数
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
7問中3.6問
8問中4.1問
7問中3.4問
2.内容
問題番号
問題47
問題48
問題49
問題50
問題51
問題52
問題53
10
内容
国際連合と国際連盟
日本の選挙
日本の貧困および生活困窮
今日の日本経済
いわゆる空き家
日本の島
日本における高齢者(65歳以上)
ランク
B
B
B
C
A
B
B
弁別指数
13.7%
28.2%
22.6%
18.5%
16.9%
10.5%
25.8%
情報通信・個人情報保護
1.平均正解数
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
4問中2.6問
3問中1.9問
4問中2.8問
2.内容
問題番号
問題54
問題55
問題56
問題57
11
内容
情報公開法および公文書管理法
情報セキュリティの用語
行政機関個人情報保護法
位置情報
ランク
C
A
B
A
弁別指数
5.6%
13.7%
26.6%
6.5%
文章理解
1.平均正解数
2013(平成25)年
2014(平成26)年
2015(平成27)年
3問中2.3問
3問中1.5問
3問中2.1問
2.内容
問題番号
問題58
問題59
問題60
内容
ランク
B
A
B
空欄補充問題
整除問題
空欄補充問題
- 7 -
弁別指数
0.0%
6.5%
9.7%
資格の大原 行政書士講座
12
記述式
1.行政法
年度
分野
論点
訴訟要件
(原告適格)
申請に対する処分
(申請に対する審査、
応答)
義務付け訴訟
(申請型)
判決
(判決の効力)
h18
行訴
h19
行手
h20
行訴
h21
行訴
h22
行訴
判決
(事情判決)
h23
法理論
行政強制
(即時強制)
h24
行訴
訴訟類型
(形式的当事者訴訟)
h25
行訴
訴訟要件
(狭義の訴えの利益)
h26
地自
公の施設
指定管理者制度
h27
行訴
裁決取消訴訟
原処分主義
問いかけ
…裁判所は、どのような理由で、どのような判
決をすることとなるか。
…A県公安委員会には、その申請への対応とし
て、どのような選択が認められているか。
…Xは、誰を被告として、いかなる種類の訴訟
を提起すべきか。
…外務大臣は、判決のどのような効力により、
どのような対応を義務づけられるか。
…裁判所による判決は、どのような内容の主文
となり、また、このような判決は何と呼ばれる
か。
…その行為形式は、どのような名称で呼ばれ、
どのような内容のものと説明されているか。
…Xは、だれを被告として、どのような訴訟を
提起すべきか。また、このような訴訟を行政法
学において何と呼ぶか。
…この場合、①建築確認の法的効果がどのよう
なものであるため、②工事完了がBの訴えの訴
訟要件にどのような影響を与え、③どのような
判決が下されることになるか。
…地方自治法は何と呼び、また、…どの機関に
よりどのような形式で決定されるか。さらに、
…何と呼ばれるか。
…裁決取消訴訟の被告はどこか、また、…どの
ような主張が許され、こうした原則を何と呼ぶ
か…。
行政事件訴訟法からの出題が最も多く、
「制度の名称」や「制度の内容」が問われること
が多い。
- 8 -
2016年 リベンジのための学習法
2.民法
年度・問題
分野
論点
問45
債権
売買
(手付)
問46
物権
抵当権
(物上代位)
問45
債権
不法行為
(正当防衛)
問46
債権
債務不履行
(金銭債務の特則)
問45
債権
賃貸借
(信頼関係の法理)
問46
債権
債権譲渡
(対抗要件)
問45
債権
保証(求償)
問46
物権
物権変動
(177条の「第三者」
)
問45
債権
弁済による代位
(求償)
問46
債権
相殺(相殺の禁止)
問45
物権
問46
総則
債権
問45
債権
問46
相続
問45
総則
問46
物権
h18
h19
h20
h21
h22
h23
h24
h25
抵当権
(抵当権の消滅事由)
代理
(表見代理)
不法行為
(使用者責任)
保証
(検索の抗弁権)
遺留分
(遺留分減殺請求)
代理
(無権代理人への責任
追及)
動産物権変動
(即時取得)
- 9 -
問いかけ
…買主は、どのような要件のもとであれば、売
買契約を解除することができるか。
…Aは、どのような要件のもとであれば、この
損害賠償請求権に対して抵当権の効力を及ぼ
すことができるか。
…この場合、Cに対する損害賠償責任をBが負
わないためには、どのような要件を満たす必要
があるか。
…それでは、この点のほか、金銭債務の特則二
つを、「金銭債務の不履行の損害賠償について
は、
」に続けて、…記述しなさい。
…賃貸人による解除が認められない場合があ
る。それはどのような場合かについて、…記述
しなさい。
…では、その理由について、「なぜならば、民
法の規定によれば、指名債権の譲渡は、」に続
けて、…記述しなさい。
…Xは、Yに対して、どのような権利について、
どのような契約に基づき、どのような請求をす
ることができるか。
次の【設問】を読み、【答え】の中の〔 〕に
適切な文章を…記述して、設問に関する解答を
完成させなさい。
…Cは、Dを相手にして、どのような権利の確
保のために、どのような手続きを経た上で、ど
のような権利を行使することができるか。
以下の【相談】に対して、〔 〕の中に適切な
文章を…記述して補い、最高裁判所の判例を踏
まえた【回答】を完成させなさい。
…そのほかに、抵当権が消滅する場合を二つ、
…記述しなさい。
…Xは、どのような根拠に基づき、いかなる請
求をすればよいか。
…Cは、Aの請求に対し、どのようなことを証明す
れば弁済を拒むことができるか。
…〔 〕の中に、どのような請求によって、何につい
て遺言を失効させるかを…記述しなさい。
…Bは、Aに対して、どのような要件の下で(どのよ
うなことがなかったときにおいて)、どのような請求
をすることができるか。
…Aは、Dに対し指輪の返還を請求することができ
るか否かについて、必要な、または関係する要件
に言及して、…記述しなさい。
資格の大原 行政書士講座
問45
債権
詐害行為取消権
問46
債権
担保責任
問45
物権
占有の性質の変更
問46
親族
嫡出否認の訴え
h26
h27
…この場合において、Aの他の債権者Xは、自己
の債権を保全するために、どのような権利に基づ
き、誰を相手として、どのような対応をとればよい
か。…記述しなさい。
…解除にあたって、本件契約時に甲土地の所有
権がXに属しないことについて、Yが悪意のと
きは、どのようなことをし、Yが善意のときは、
それに加えてどのようなことをすればよいか。
…記述しなさい…。
…他主占有が、自主占有に変わる場合として2
つの場合がある…もうひとつはどのような場
合か…。
…Cが自分の子でないことを確認するため、A
は誰を相手として、いつまでに、どのような手
続をとるべきか…。
債権からの出題が最も多く、要件や請求内容(対応、手続)が問われることが多い。
- 10 -
2016年 リベンジのための学習法
3
1
2016(平成28)年度試験に向けて
弱点の把握
まず、自己採点をしましょう。
次に、本試験問題には正解すべき問題とそうでない問題があります。すべての問題の対
策をすることは得策ではありません。前ページまでのデータを参照し、「正解すべき問題」
のうちどの問題を正解できなかったのかを確認して、弱点を明確にしましょう。弱点を把
握・意識して、重点的に学習時間を配分してください。
弱点が明確になったら、原因を分析する必要があります。
○
×
正解すべき問題の対策
2
すべての問題の対策
原因と対策
1 学習時間の確保
まず弱点をつくりだす原因として考えられるのが、学習時間の不足です。対策として
学習時間を確保できるようにスケジュールをたてましょう。
皆さんは行政書士試験の試験科目をひととおり学習していますので、ある程度全体像
をつかめているはずです。経験をいかして学習スケジュールをたてましょう。例えば、
週に20時間の学習時間を確保する場合、今から本試験までに40週あるのであれば、確保
することができる学習時間は800時間です。このように、まずおおまかな学習時間を計
算した上でいつまでにどの科目を学習するのかを決めることになります。
大原のような資格スクールをご利用になる場合は、合格に最適なカリキュラムが組ま
れていますので、カリキュラムどおりのスケジュールで学習を進めれば大丈夫です。
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資格の大原 行政書士講座
2 学習範囲・方法の見直し
学習範囲・方法が誤っているため弱点が生じている可能性もあります。演習が不足し
ていることも考えられますし、何を(学習範囲の問題)、どのように理解・記憶すべき
か(学習方法の問題)が誤っていることも考えられます。
過去問をしっかり分析して、どの科目をどのレベルまで学習すべきかを検討しましょ
う。大原のような資格スクールをご利用になる場合は、講師が学習範囲・方法を示して
くれますので、いかに指示どおりに学習できるかがポイントです。
3 本番のシミュレーション強化
本番独特の緊張感や慎重に問題を解く心理状態による解答時間の不足が原因で、解け
るはずの問題が解けなかったという可能性もあります。このような問題は正確な意味で
は弱点ではありませんので、必ずしも重点的に学習時間を配分する必要はありません。
ただ、対策は必要ですので、本番のシミュレーションとして模擬試験を活用しましょ
う。また、皆さんは経験者ですので、当初から解答スピードを意識して問題演習をして
いただくこともお勧めします。
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