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2016年3月期 第3四半期
決算説明資料
2016年2月
Copyright(C)2016 JTRUST Co.,Ltd. All Rights Reserved.
1
目次
1.2016年3月期第3四半期決算業績
2.セグメント別業績
3.質疑応答
2
免責事項
・本資料に記載された将来情報などは資料作成時点での当社の認識、意
見、判断又は予測であり、その実現を保証するものではありません。
様々な要因の変化により実際の業績や結果とは大きく異なる可能性が
あることをご承知おき下さい。
・本資料に記載したIFRSベースの数値は、当社が参考値として策定
した未監査の数値であることをご承知おき下さい。
・また、説明会および本資料は、当社をご理解いただくための情報提供
を目的としたものであり、当社または子会社が発行する有価証券への
投資を勧誘するものではありません。
・Jトラストインドネシア銀行のJ-GAAPは同行の決算期をそのまま取り
込んでおります。(第1四半期:1月~3月 第2四半期:4月~6月 第3四半期:7月~9月)
3
4
Key Point
5
Key Point
Point
 IFRS基準における連結営業利益は前四半期比+54億円と
大幅に改善
IFRS基準
連結P/L
※未監査
2016年3月期
4~12月
1Q
4~6月
2Q
7~9月
営業収益
573億円
187億円
183億円
203億円 +20億円
営業利益
△6億円
△18億円
△21億円
33億円 +54億円
40
3Q
10~12月
33
増減
単位:億円
20
0
△ 18
△ 21
4~6
7~9
△ 20
△ 40
10~12
6
Key Point
Point
 IFRS基準において2Q対比では東南アジア金融事業が
大きく改善
IFRS基準
※未監査
2016年3月期
連結調整前セグメント利益
4~12月
1Q
2Q
3Q
4~6月
7~9月
10~12月
増減
国内金融事業
33億円
11億円
8億円
13億円
+5億円
韓国金融事業
△3億円
△8億円
0.7億円
5億円
+5億円
△40億円
△5億円
△30億円
△5億円
+25億円
27億円
-
8億円
18億円
+10億円
5億円
1億円
4億円
△0.3億円
△4億円
△28億円
△17億円
△12億円
2億円
+13億円
△6億円
△18億円
△21億円
33億円
+54億円
東南アジア金融事業
投資事業
非金融事業
調整・その他
合計
7
I.
国内金融事業
⇒営業収益・営業利益とも、計画を上回る進捗
II.
韓国金融事業
⇒事業および韓国決算は順調 通期でIFRS計画達成を目指す
III. 東南アジア金融事業
⇒早期黒字化に向け、営業体制を再構築中
IV. 非金融事業・投資事業
⇒Jトラストアジアの投資事業が東南アジア金融事業の不足分をカバー
8
2016年3月期第3四半期決算概要
9
第3四半期決算概要/各種指標等(グラフ)
Point
 四半期毎の利益項目は大幅に改善
連結P/L
J-GAAP基準
営業利益
単位:億円
四半期毎
経常利益
10
10
5
5
四半期純利益
15
10
6
2
0
△3
0
△5
△5
△ 10
△ 15
△ 10
4
0
△6
△5
12
5
△ 19
△ 10
△ 15
△ 27
△ 20
△ 15
△ 15
△ 25
△ 20
△ 20
4~6
7~9
10~12
△ 30
4~6
7~9
10~12
4~6
7~9
10~12
10
第3四半期決算概要/各種指標等
Point
 四半期毎の利益項目は大幅に改善
J-GAAP基準
連結P/L(J-GAAP)四半期毎
2016年3月期
4~12月
4~6月
7~9月
営業収益
579億円
195億円
182億円
営業利益
△21億円
△19億円
△3億円
2億円
経常利益
△15億円
△15億円
△6億円
6億円 +12億円
△10億円
△27億円
4億円
△3.64% △10.01%
△2.10%
1.13% +3.23%
0.27%
0.75% +0.48%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
営業利益率
ROE
△0.63%
△1.51%
10~12月
増減
201億円 +19億円
12億円
+5億円
+8億円
11
セグメント別業績
12
セグメント別業績/セグメント営業収益
Point
 各事業共に営業収益はおおむね順調に進捗
 連結営業収益は579億円
営業収益
J-GAAP基準
2016年3月期3Q
4~12月
4~6月
7~9月
10~12月
増減
国内金融事業
82億円
26億円
27億円
29億円
+2億円
韓国金融事業
199億円
74億円
59億円
65億円
+6億円
90億円
32億円
29億円
29億円
±0億円
26億円
-
8億円
非金融事業
167億円
51億円
60億円
連結調整後合計
579億円
195億円
182億円
東南アジア金融事業
投資事業
※
18億円 +10億円
56億円
△4億円
201億円 +19億円
※ 期ずれ計上
13
セグメント別業績/セグメント営業利益
Point



国内金融事業・投資事業が大きく貢献
韓国金融事業は前四半期比2億円改善(7~9月=△1億円 10~12月=1億円)
東南アジア金融事業にて保守的に貸倒引当金を追加繰入
※ 第2四半期決算時にIFRS参考値として開示済
J-GAAP基準
セグメント利益
2016年3月期3Q
4~12月
(連結調整後は連結営業利益)
4~6月
7~9月
10~12月
増減
国内金融事業
28億円
9億円
6億円
13億円
+7億円
韓国金融事業
1億円
1億円
△1億円
1億円
+2億円
△57億円
△25億円
△9億円
△23億円 △14億円
25億円
-
7億円
18億円 +11億円
2億円
1億円
2億円
△1億円
△3億円
△21億円
△19億円
△3億円
2億円
+5億円
東南アジア金融事業
投資事業
非金融事業
連結調整後合計
※
※ 期ずれ計上
14
セグメント別業績/J-GAAPとIFRSの比較
Point


第3四半期連結会計期間について、東南アジア金融事業のIFRS基準は
現地10~12月、J-GAAPは7~9月と3ヶ月期ずれ
J-GAAPでは、Jトラストインドネシア銀行ののれん償却が含まれる
セグメント利益
2016年3月期3Q
(連結調整後は連結営業利益)
4月~12月(1~3Q)
IFRS
J-GAAP
差
10月~12月(3Q)
IFRS
J-GAAP
差
国内金融事業
33億円
28億円
+5億円
13億円
13億円
±0億円
韓国金融事業
△3億円
1億円
△4億円
5億円
1億円
+4億円
東南アジア金融事業
投資事業
非金融事業
調整・その他
合計
△40億円 △57億円 +17億円
27億円
25億円
5億円
2億円
△28億円 △20億円
+2億円
△5億円 △23億円 +18億円
18億円
18億円
±0億円
+3億円 △0.3億円
0億円
±0億円
△8億円
2億円
△6億円
+8億円
△6億円 △21億円 +15億円
33億円
2億円
31億円
15
国内金融事業
16
国内金融事業/ハイライト
Point
 営業収益・営業利益とも順調に推移し、計画を上回る実績
 Jトラストカードから受領した配当金123億円は、グループとし
て機動的に活用予定
J-GAAP基準
2016年3月期3Q
営業収益
営業利益
J-GAAP基準
2016年3月期3Q
日本保証
国内金融事業
4~12月
82億円
28億円
4~6月
7~9月
26億円
9億円
27億円
6億円
主要子会社
4~12月
26億円
ハイライト
29億円
13億円
増減
+2億円
+7億円
営業利益の推移
4~6月
※1
10~12月
7~9月
10~12月
増減
8億円
5億円
12億円
+7億円
パルティール債権回収
2億円
0.4億円
0.8億円
0.8億円
±0億円
Jトラストカード
2億円
0.9億円
0.7億円
1億円
+0.3億円
※1
日本保証の営業利益26億円のうち、債権回収分は10億円
※日本基準に基づく単体数値(連結調整前)で記載
17
国内金融事業/保証事業概況
Point


保証残高は計画通りに進捗
アパートローン本承認も順調に積み上がり、今期計画487億円に向け進捗中
日本保証における保証残高の推移
アパートローン本承認累計金額
単位:億円
債務保証残高
アパートローン
合計
250
487
500
453
424
400
単位:億円
368 374
6
7
398
384 391
14
20
21
407
38
200
435
48
64
150
28
208
100
300
179
377 379 386 387 389
362 367 370 371
134
154
107
50
72
36
0
200
4月
6月
8月
10月
12月
2016/03
(計画)
7
11
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
18
国内金融事業/債権回収業概況
Point


第3四半期においても、パルティール債権回収の請求債権残高が増加
今期請求債権残高目標3,841億円を既にクリアし大幅に目標超過
(達成率:121% 2017年3月期の目標もクリア)
請求債権残高の推移
単位:億円
5,000
4,500
4,000
2017年3月期目標 4,409億円
2016年3月期目標 3,841億円
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
2,572
3,492
3,421
2015/03
2015/06
4,612
4,651
2015/09
2015/12
2,833
1,000
500
1,196
1,251
1,471
2010/03
2011/03
2012/03
0
2013/03
2014/03
19
国内金融事業/通期計画
Point
 今期IFRS基準の営業利益は既に103%と目標超過、更なる
プラスアルファが期待
2015/12
2015/12
2016/03
J-GAAP
IFRS
IFRS計画
IFRS計画
進捗率
営業収益
82億円
79億円
111億円
71.2%
営業利益
28億円
33億円
32億円
103.1%
今後の営業利益の積み上げイメージ(IFRS)
35
単位:億円
33
32
2015/12
2016/03
(計画)
30
25
19
20
15
10
11
5
0
2015/06
2015/09
20
韓国金融事業
21
韓国金融事業/ハイライト
Point
 営業収益は順調に推移
 現地営業利益は順調に増加も、J-GAAPでは前期末に計上した
負ののれんが影響し微増
J-GAAP基準
2016年3月期3Q
営業収益
営業利益
J-GAAP基準
2016年3月期3Q
JT親愛貯蓄銀行
JT貯蓄銀行
JTキャピタル
TA資産管理貸付
国内金融事業
ハイライト
4~12月
4~6月
7~9月
199億円
1億円
74億円
1億円
59億円
△1億円
主要子会社
4~12月
20億円
3億円
28億円
10億円
10~12月
65億円
1億円
増減
+6億円
+2億円
営業利益の推移
4~6月
6億円
0.4億円
39億円
1億円
7~9月
6億円
1億円
△5億円
2億円
10~12月
7億円
1億円
△5億円
6億円
増減
+1億円
±0億円
±0億円
+4億円
※日本基準に基づく単体数値(連結調整前)で記載
22
韓国金融事業/新規貸付金額の推移
Point

Jトラストブランドの醸成が奏功し、月間新規貸付金額は12月度
1,409億ウォンと過去最高値を更新
月間新規貸付金額
1,600
1,400
JTキャピタル
1,364
JT貯蓄銀行
JT親愛貯蓄銀行
1,200
1,000
800
115
92
1,284
1,178
113
975
600
400
単位:億ウォン
avg 981
790
298
160
1,022
130
165
102
767
906
avg 979
167
143
261
270
238
213
854
727
516
464
200
1,008
266
223
225
768
avg 156
1,352
1,409
947
905
2015/11
2015/12
652
0
2015/04
2015/05
2015/06
2015/07
2015/08
2015/09
2015/10
1KR₩=0.1033円
23
韓国金融事業/貸付金残高の推移
Point
 貸付金残高は、2015年6月以降着実に純増トレンドとなる
貸付金残高推移
単位:億ウォン
20,500
20,000
合計
売却
19,500
19,000
206
18,500
18,000
20,053
17,500
16,500
112
63
17,000
18,292
17,801
17,327
17,341
17,175
17,212
17,267
17,295
2015/04
2015/05
2015/06
2015/07
2015/08
2015/09
18,481
16,000
15,500
2015/10
2015/11
2015/12
2016/03
(計画)
1KR₩=0.1033円
24
韓国金融事業/営業資産残高推移
Point
 自社与信(貸倒率:3%以内)を付与した債権が着実に増加した事
および不良債権の回収により、不良債権は着実に減少
 今後、更なる貸し倒れコストの圧縮を見込む
貯蓄銀行/キャピタルの残高および不良債権推移
自社与信合計
買取債権合計
単位:億ウォン
延滞率
20,000
18,000
18,481 40.00%
17,327
34.50%
3,786
16,000
35.00%
30.00%
14,000
12,000
25.00%
10,000
20.00%
8,000 6,156
6,000
14,694 15.00%
8.74%
6.62% 10.00%
4,000
5.00%
2,000
0
14/04
05
06
07
08
09
10
11
12
15/01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
0.00%
※不良債権=30日以上の延滞債権
1KR₩=0.1033円
25
韓国金融事業/親愛貯蓄銀行の再生状況
Focus


創業から2年半で通期黒字化達成。破たんした貯蓄銀行の一部資産・
負債を引き継ぎ、再生
第4期におけるJT親愛貯蓄銀行の営業利益は70億ウォンを実現
K-GAAP基準
JT親愛貯蓄銀行の営業利益推移
単位:億ウォン
50
70
11
0
△ 50
△ 180
△ 100
△ 276
△ 150
2年半で
プラスに
△ 200
△ 250
△ 300
2012/10
営業開始
2013/06決算
第1期(9ヵ月間)
2014/06決算
第2期(12ヵ月間)
2015/06決算
第3期(12ヵ月間)
2015/12決算
第4期(6ヵ月間)
決算期変更
※
2015年12月、韓国において全ての貯蓄銀行の決算期が12月に変更
26
韓国金融事業/広報関連1
Point



2015年12月、グローバル総合経済誌アジュ経済による『アジュ経済
金融証券大賞』にて『信頼経営部門』の大賞を受賞
本賞は、韓国内の全金融業界が対象
顧客との信頼関係構築と徹底したコンプライアンス体制による経営の透
明性向上で、信頼できる企業である事が認められた
27
韓国金融事業/広報関連2
Point



2016年度ファーストブランド賞受賞、貯蓄銀行部門(79行中)第1位を
獲得(全54部門)
韓国消費者からの高い評価・支持を得て大きく成長
日本企業の選定はセブンイレブンとJT親愛貯蓄銀行の2社のみ
授賞式の模様
評価方法・項目
評価方法
消費者モニタリング
調査実施時期
国内居住の15歳以上の消費者
852,740人を対象にモニタリング
2015年11月19日~29日
選定評価項目
品質・サービスの満足度
価格に対する満足度
満足度に関する
期待に対する満足度
評価
1位
リピート購入意思
他人への推進→紹介意思
選好度
各部門で最も好むブランドを
選択(2位)
28
韓国金融事業/(参考)のれんの償却による日本基準への影響
Point
 2015年3月期に計上した負ののれん発生益が今期の連結営業利益
に影響
 日本基準に換算した韓国内営業利益合計は61億円となる
のれんの償却が営業利益に与える影響(12月末現在)
単位:億円
SCキャピタル
SC貯蓄銀行
△38
61
JT親愛貯蓄銀行
TA資産管理貸付
△17
△5
日本基準
韓国内連結
(相殺前)
のれん①
NPL売却による
減少額
のれん②
その他の理由による
減少額
その他
1
日本基準
韓国内連結
(相殺後)
29
韓国金融事業/(参考)のれんの償却による日本基準への影響
Point

2015年3月期連結決算に計上したJT貯蓄銀行およびJTキャピタル
買収時における負ののれんが及ぼす影響について
のれんの残高の減少イメージ
単位:億円
※1ウォン=0.1円
4~9
104
NPL
3Q
38
4~12
その他
11
合計
49
その他
6
17
NPL
合計
6
55
その他
55
0
38
4Q(予) 4~3(予)
NPL
50
合計
10
48
6
23
16
71
34
2~4年
JTCK,JTSB買収時
2015/03現在
2015/09実績
2015/12実績
2016/03予想
30
韓国金融事業/通期計画
Point

NPL債権の売却益、営業強化・広告費削減等により、通期計画の達成
を目指す
前四半期まで課題であったIFRS基準貸倒引当金の会計ロジックは12月末
時点で変更済み

2015/12
2015/12
2016/03
J-GAAP
IFRS
IFRS計画
IFRS計画
進捗率
営業収益
199億円
201億円
300億円
67.0%
営業利益
1億円
△3億円
25億円
△12.0%
今後の営業利益の積み上げイメージ(IFRS)
単位:億円
40
30
会計ロジックの変更による
引当金の見直しは完了
20
25
10
0
0.1
△8
△3
△ 10
△ 20
2015/06
2015/09
2015/12
NPL売却益
広告費削減効果
営業強化/
債権買取回収益
のれん償却
2016/03
(計画)
31
東南アジア金融事業
32
東南アジア金融事業/ハイライト
Point
営業収益は横ばい。不良債権処理のため、貸付拡大に未だ注力できて
 テキスト
いない状況。月次での経常収支は2-3億円程度の赤字基調
 テキスト

貸倒引当金の繰入により営業損失が拡大 ※ 第2四半期決算時にIFRS参考値として開示済
東南アジア金融事業
J-GAAP基準
4~12月
2016年3月期3Q
営業収益
営業利益
4~6月
ハイライト
7~9月
90億円
32億円
△57億円 △25億円
10~12月
増減
29億円
29億円
±0億円
△9億円 △23億円 △14億円
■ Jトラストインドネシア銀行 業績の取込みイメージ(営業利益)
IFRS基準
単位:億円
△5
IFRS基準
日本基準
日本基準
2015/06期
△ 25
△ 30
△5
2015/06期
2015/09期
2105/12期
2015/09期
2015/12期
2016/03期
△9
△ 23
2016/03期
33
東南アジア金融事業/ハイライト
Point


1月~3月および7月~9月の赤字は貸倒引当金の繰入が主な要因
IFRS基準第3四半期(10月~12月)は第2四半期(7月~9月)対比25億円
の改善
■ 東南アジア金融事業 会計基準の差異について(営業利益)
2016年3月期
累計
IFRS基準
△40億円
日本基準
△57億円
1~3月
△25億円
4~6月
7~9月
10~12月
△5億円
△30億円
△5億円
△9億円
△23億円
内、貸倒引当金▲14億円
営業損失内訳:
単月経常部分損益(約▲2.5億)×3=▲7.4億+貸倒引当金繰入 ▲5.2億
のれん償却費:
NPL債権売却損失(後発事象のため前倒し計上):
その他連結調整:
連結ベース営業損失:
=
▲12.6億円
▲ 4.7億円
▲ 4.6億円
▲ 0.8億円
▲22.7億円
34
東南アジア金融事業/これまでの取り組み
Point


2015年1月以降、さまざまな施策を実施することで経営の立て直しに注力
不良資産の精査と譲渡、組織再編とリストラ、資本追加注入をスピーディに実行
これまでの取り組み内容
 社名を『Bank J Trust』(Jトラストバンクインドネシア)に変更
 資産内容をさらに精査し、必要な貸倒引当金を計上
 そのうえで、回収業務に特化するため、Jトラストインベストメンツインドネシ
ア(JTII)にNPLを移転
 日本、韓国のノウハウを結集して回収にあたる。人員も派遣済み
 銀行内でも、不良債権に移行しないためのチームを組成
(Special Asset Management Team)
 マネジメントチームの派遣と再構成
 追加の資本注入(3月 3000億ルピア, 9月 4000億ルピア,10月 25百万USドル劣
後債)により、自己資本比率を高め、資産拡大の準備を整える
35
東南アジア金融事業/NPL回収計画
Point


2.4兆ルピア(約220億円)のNPL債権を4,871億ルピア(約43億円)
でJTIIに譲渡
2017年12月迄に7,361億ルピアの回収を見込む
JTIIにおけるNPL回収計画
単位:億ルピア
30,000
24,773
25,000
1,923
NPL
20,000
15,000
14,371
粗利イメージ:2,490億ルピア
(約22億円)
償却済債権
差押済み債権
10,000
5,000
7,361
4,871
8,478
0
請求債権元本
帳簿価格
回収計画
(2017/12迄の累計)1IDR=0.0088円
36
東南アジア金融事業/マネジメント
Point


インドネシア銀行ベスト頭取賞受賞の安藤律男氏を迎え、
体制強化で中期経営計画を遂行
同氏の現地のネットワークを最大限に活用し、優秀なマネジメント
人材を積極的に招へい中
安藤律男氏略歴
1979年 大和銀行(現りそな銀行)入行
1989年 りそなプルダニア銀行(インドネシア)配属
1996年 大和銀行国際部インドネシア室配属
2001年 りそなインドネシアファイナンス社長就任
2007年 アコム入社 同社海外業務開発部長就任
2008年 BNP銀行(アコムインドネシア銀行)副頭取就任
2009年 BNP銀行頭取就任
2013年 「インドネシア銀行ベスト頭取賞2013」を受賞
Best CEO, Indonesian Banking Award 2013
2015年 11月1日付け Bank J Trust Indonesia入行 12月:取締役に就任
37
東南アジア金融事業/ブランディング戦略
Point
 社名を“Bank J Trust”に変更し、今後ジャパンブランドを全面的に
押し出したマーケティング戦略を積極的に展開
 親日国であるメリットを最大限活かした『差別化戦略』へ
商号変更した本店壁面看板(左)と本支店の様子(右)
38
東南アジア金融事業/営業資産と不良債権比率
Point




2015年10月、約220億円の不良債権をJTIIに移管
NPL比率が3%未満となり、資本追加注入と合わせて金融当局特別監理下の
ステータスから通常監理へ移行済み
融資残高拡大トレンドへ完全移行(3ヶ月で1.6兆ルピアの残高積上を実現)
12月度、月間6,697億ルピアの純増は買収後最高の伸び
営業資産残高と不良債権比率の推移
7.50%
100,000
JTIIへ譲渡した
ことにより減少
7.50%
単位:億ルピア
8.00%
6.90%
7.00%
6.40%
80,000
60,000
6.00%
4.50%
4.90%
3ヵ月で純増1.6兆ル
ピアの積上を実現 5.00%
3.00%
40,000
80,735
83,157
83,806
84,081
86,344
88,656
2.80%
87,173
93,870
2.60%
84,374
4.00%
3.00%
2.00%
20,000
1.00%
0
04
05
06
07
08
09
10
11
12
0.00%
1IDR=0.0088円
39
東南アジア金融事業/預金およびCOFの推移
Point




COFは高金利の大口定期預金を交渉し金利を引き下げることで、段階的に低下
CASA比率を向上させるための営業活動を強化し、低金利預金が増加
10-12月期は期末流動性を確保する為の預金獲得を行った為金利が若干増加
ドル建預金を合わせた平均預金金利は8.04%と今期目標(8.20%)をクリア
預金およびCOFの推移
12,000
8.97%
預金
8.87%
8.42%
11,000
単位:億ルピア
Cost of Fund
9.00%
8.30%
8.15%
8.01%
10,000
8.11%
8.00%
7.69%
7.56%
9,000
8,000
10,583
11,013
10,871
10,943
10,530
11,024
10,765
9,881
10,242
7,000
7.00%
6,000
5,0000
04
05
06
07
08
09
10
11
6.00%
0.00%
12
1IDR=0.0088円
40
東南アジア金融事業/その他主要数値
Point


営業資産および平均貸出金利が上昇することで金利収入増大
預金費用低減も寄与し、純金利収入(金利収入-利息費用)は着実にUP
Jトラストインドネシア銀行の主要数値
2016年3月期
4~6月
営業資産残高
平均貸出金利
平均預金金利
純金利収入
7~9月
83,806
9.99%
8.43%
200
10.50%
93,870
11.22%
8.04%
683
純金利収入
11.22%
11.00%
10~12月
88,656
10.55%
7.69%
412
平均貸出金利
11.50%
単位:億ルピア
10.55%
800
683
600
412
9.99%
400
10.00%
200
200
9.50%
9.00%
0
4~6月
7~9月
10~12月
4~6月
7~9月
10~12月
41
東南アジア金融事業/今後の取り組み
Point


融資:新融資チームの組成を通じた積極的な残高積み上げ
預金:個人向けネットバンクの開始、ジャパンデスクを通じたCASAの
獲得によるCOF低下
 大企業から中企業向けへのシフト
 SME向け融資の増大
 個人事業主向け動産担保融資の拡大
 GLFI(グループリースファイナンス
インドネシア)を通じた個人向け割
賦販売金融の拡大
 ジャパンとコリアンデスクの設置
 新預金商品の展開による預金の拡大
とCOF低下
 モバイルバンキング・インターネッ
トバンキングの開始
 日本でルピアベースの商品を開発し、
日本のパートナー金融機関と提携し
低コスト預金を獲得する
42
東南アジア金融事業/通期計画
Point

3月までに貸付残高積上・金利費用および販管費削減により定常的に損益
分岐点に到達見込み
IFRS基準においては、NPLの売却により、延滞率が改善し期末に貸倒
引当金の戻入 が見込まれる
JTIIによるNPL債権の回収が本格的に稼働し収益に貢献

※

※戻入金額については現在精査中
※2015年1月~9月
※2015年4月~12月
2015/12
2015/12
2016/03
J-GAAP
IFRS
IFRS計画
IFRS計画
進捗率
営業収益
90億円
88億円
120億円
73.3%
営業利益
△57億円
△40億円
15億円
△266.7%
今後の営業利益の積み上げイメージ(IFRS)
0
単位:億円
△ 15
△ 20
△ 25
△34
△ 40
△ 60
2015/06
2015/09
△40
2015/12
2016/03
(見込み)
43
非金融事業・投資事業
44
非金融事業・投資事業/ハイライト
Point
 Jトラストアジアの投資事業が大きく貢献
 グループリース株式の転換社債評価益や転換社債実現利益を計上
したことにより、投資事業は25億円の利益を計上
非金融事業・投資事業
J-GAAP基準
2016年3月期3Q
営業収益
営業利益
ハイライト
4~12月
4~6月
7~9月
194億円
27億円
51億円
1億円
69億円
9億円
非金融事業/投資事業
営業収益
10~12月
増減
74億円
17億円
非金融事業/投資事業
+5億円
+8億円
営業利益
単位:億円
単位:億円
△1
26
12
125
42
不動産事業
25
206
3
エンター
テインメント事業
投資事業
企業結合・その他
営業収益4-12
不動産事業
26
△1
エンター
テインメント事業
投資事業
企業結合・その他
営業収益4-12
45
非金融事業・投資事業/通期計画
Point
 連結業績に貢献するべく更なる利益の積み上げを目指す
2015/12
2015/12
2016/03
J-GAAP
IFRS
IFRS計画
IFRS計画
進捗率
営業収益
194億円
194億円
250億円
77.6%
営業利益
27億円
32億円
6億円
533.3%
今後の営業利益の積み上げイメージ(IFRS)
単位:億円
30
25
20
17
15
10
9
5
0
1
2015/06
2015/09
6
2015/12
2016/03
(計画)
46
まとめ
47
まとめ/通期計画達成までの道のり
Point
 東南アジア金融事業の不足分を国内金融事業および投資事業で
カバーし、通期計画の達成を目指す
IFRS基準
通期計画との差異
※未監査
2016年3月期3Q
通期計画
4~6月
7~9月
10~12月
4~12月
通期計画
との差異
国内金融事業
32億円
11億円
8億円
13億円
33億円
+1億円
韓国金融事業
25億円
△8億円
0.7億円
5億円
△3億円
あと28億円
東南アジア金融事業
15億円
△5億円
△30億円 △5億円
△40億円
あと55億円
非金融・投資事業
6億円
1億円
12億円
18億円
32億円
+26億円
-
△17億円
△11億円
2億円
△28億円
-
75億円
△18億円
△21億円
33億円
△6億円
あと81億円
調整・その他
合計
※
※その他:どのセグメントにも属さない損益、および連結調整(為替差損益 介護事業損失 子会社株売却損等)
48
49