2015年度(2016年3月期) 第3四半期業績概況

2015年度(2016年3月期)
第3四半期業績概況
2016年 2月 9日
00
2015年度 第1-3四半期 業績概要
MLSのれん減損の影響により当期純利益は損失を計上
14年度1-3Q
実 績
売上高
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前
当期純利益
法人税等
当期純利益
MLSのれん減損額を
除いた当期純利益
1,541.1
214.0
1,593.8
13.9%
-0.5
213.6
13.9%
-
12.9%
193.7
14.2%
-3.4
12.2%
-99.6
124.0
-7.9
-19.9
-202.2
-0.2%
-222.1
+12.7
96.2
8.8%
対前年同期
増減(率)
+3.4%
+52.7
-12.0
-197.1
83.5
135.1
206.2
-12.5
5.1
218.6
15年度1-3Q
実 績
-6.2%
7.8%
-234.7
-
-3.7%
-
-9.3%
-
-
+15.2%
-
通期修正予想
(2016.1開示)
対通期修正
予想進捗率
75.9%
2,100
257
(単位:億円)
12.2%
80.2%
-
-
245
11.7%
79.0%
-
-
-
-
-
-
-58
166
-2.8%
7.9%
-
74.7%
【経常利益、当期純利益の対前年変動要因】
●営業外損失
・持分法による投資損失(主にBMGL)
●特別損益/法人税等 ・MLSののれん減損(約224億円)
・MLSに対する訴訟に関連した税金費用(実質影響額は2Qより減少し約5億円)
・14年度1-3Q: 固定資産売却に伴う特別利益(約14.8億円)
事業構造改善費用(約8.7億円)
1
2015年度 第1-3四半期 業績概要
売上高は過去最高を更新するも減益
(単位:億円)
14年度1-3Q
実 績
売上高
15年度1-3Q
実 績
1,541.1
321.2
1,006.7
213.2
臨床検査薬(IVD)
受託臨床検査(CLT)
ヘルスケア関連(HR)
(*)
営業利益
受託臨床検査
ヘルスケア関連
(**)
+22.0
+28.6
+2.1
343.2
1,035.3
215.3
13.9% (*)
214.0
24.9%
80.1
109.7
23.5
臨床検査薬
EBITDA
1,593.8
10.9%
11.0%
21.2%
325.9
206.2
87.3
95.7
21.6
317.6
対前年同期
増減(率)
+3.4%
+52.7
12.9%
25.4%
9.2%
10.1%
19.9%
-7.9
+7.2
-14.1
-1.8
-8.3
+6.9%
+2.8%
+1.0%
-3.7%
+9.0%
-12.8%
-7.9%
-2.6%
通期修正予想
(2016.1開示)
対通期修正
予想進捗率
2,100
75.9%
463
1,356
281
74.1%
76.4%
76.6%
257
109
120
28
12.2%
23.5%
8.8%
10.0%
-
80.2%
80.1%
79.7%
77.3%
-
(*) セグメント利益調整額(14年度1-3Q: 0.7億円、 15年度1-3Q : 1.6億円 )を含んでおります。
(**) EBITDA = 営業利益+減価償却費+のれん償却費
※為替レート 14年度1-3Q: 1USD=106.88JPY, 1EURO=140.30JPY; 15年度1-3Q : 1USD=121.71JPY, 1EURO=134.38JPY
売上高
:IVDの海外事業の伸長および為替影響により増収
営業利益 :CLTの利益減をIVDの利益増が補えず減益
2
2015年度 第1-3四半期業績
1. IVD事業 :増収、増益
売上高
(億円)
400
343.2
321.2
350
300
165.7 国内
+ 22.0
250
165.8
( + 6.9% )
200
150
100
177.5 海外
155.4
50
0
14年度1-3Q
15年度1-3Q
100
80
60
80.1
87.3
( 25.4% )
( 24.9% )
+ 7.2
( + 9.0% )
40
20
0
14年度1-3Q
◇製品売上は前年並み
・ LP試薬:前年並み
・ 非LP製品:全体では前年並み
(インフルエンザ検査試薬は売上減)
◇減益
・ LP海外上市に向けたR&D費用の増加
・ プロダクトミックスの影響による限界利益減
◆海外:増収(+22.1億円)、増益(+14.9億円)
営業利益
(営業利益率)
(億円)
◆国内:売上は前年並み、減益(-7.7億円)
15年度1-3Q
◇増収
・ 原材料供給及びLPビジネスの伸長
・ 一過性のロイヤリティ収入(2Q)
・ 為替影響: 12億円
◇増益
・ 売上増に伴う利益増: 6億円
・ 為替影響: 4億円
・ その他: ロイヤリティ収入による利益増等
3
2015年度 第1-3四半期業績
2. CLT事業 :増収、減益
売上高
(億円)
1,200
1,035.3
1,006.7
1,000
国内
+ 28.6
800
◇売上高
796.9
794.0 ( + 2.8% )
600
400
200
238.4 海外
212.7
0
14年度1-3Q
15年度1-3Q
営業利益
109.7 (営業利益率)
(億円)
120
( 10.9%)
95.7
・新規項目及び既存顧客での受託増
・価格下落の影響:約-3%
◇営業利益
・価格下落に伴う限界利益減
・ナビラボ稼働による経費負担増
・新規項目導入に伴う先行投資
( 9.2% )
100
80
- 14.1
60
( - 12.8% )
◆海外:増収(+25.7億円)、減益 (-3.3億円)
40
・為替影響による増収: +29億円
20
0
15年度1-3Q
14年度1-3Q
250
◆国内:微増収(+3.0億円)、減益(-10.8億円)
海外CLT (ドルベース)
($ Million)
200
・平均単価下落の影響: -$9M
・業務量増の影響: +$6M
売上⾼
◇営業利益: -$3.9M
150
100
50
【MLS現地通貨ベース(のれん償却前)】
◇売上高: -$3.2M
199.0 営業利益
20.5
195.9
16.6
・項目/分野ミックス及び価格下落による限界利益減
0
14年度1-3Q
4
15年度1-3Q
2015年度 第1-3四半期業績
3. HR事業 :微増収、減益
(億円)
250
200
150
売上高
215.3
213.2
46.9
予防医学
48.5
+ 2.1
治験
39.2
( + 1.0% ) 36.3
127.1
130.6
14年度1-3Q
15年度1-3Q
◆滅菌事業: 売上高 +3.4億円、営業利益 +1.4億円
・院内事業が堅調に推移、地域拡大(沖縄)等により増収
100
50
滅菌
◆治験事業: 売上高 -2.9億円、営業利益 -2.8億円
0
・単価下落、商談件数の減少による減収が継続
・固定費削減を実施するも効果は未だ限定的
営業利益
(億円)
25
20
15
23.5
(営業利益率)
(11.0%)
21.6
5.0
(10.1%)
(10.6%)
5.2
(13.2%)
4.5
- 1.8
(9.3%)
( - 7.9% )
2.4
予防医学
治験
(6.7%)
10
5
13.3
14.7
(10.5%)
(11.3%)
14年度1-3Q
15年度1-3Q
◆予防医学関連: 売上高 +1.6億円、営業利益 -0.5億円
・介護事業: 安定的な売上成長が継続、
レンタル資産の購入拡大により減益
滅菌
0
5
MLSのれん減損 会計処理について
2015年10月末(減損基準日)時点
累計償却
$85M
(約224億円)
償却差額
$16M
のれん
約$534M
US-GAAP減損
$200M
J-GAAP減損
$184M
累計償却
$100M
US-GAAP
のれん残高
約$450M
※米国会計基準(のれん償却)
J-GAAP
のれん残高
約$434M
減損後の
のれん
約$250M
・2014年1月より、非公開会社は
のれん償却選択が可能
(FASB-ASC Topic350)
・MLS:2014年4月より選択
◆J-GAAPのれん償却額
・買収時より、20年均等償却、累計償却額約$100M(2015年10月末)
◆US-GAAPのれん償却額
・2014年4月より、10年均等償却、累計償却額約$85M(2015年10月末)
◆のれん減損額及び みらか連結業績への影響
・減損テストの結果、$200Mの減損が妥当と判断(US-GAAP)
・J-GAAPでは、US-GAAPより約$16Mのれん償却が進んでおり、これを控除した
約$184M(約224億円)を減損処理し、みらか連結上の特別損失に計上
・のれん償却額は今後通年で約$11M減少(15年度は約$5M減少)
6
MLS 減損損失に至った経緯
($Million)
300.0
【買収後~FY2014 】
売上高
250.0
200.0
4Q
150.0
3Q
100.0
2Q
◆売上は堅調に推移するも、収益性が低下
・公的保険の償還価格の下落に端を発した
価格圧力の高まり
→ 収益構造改善策によりFY14で改善
1Q
50.0
【FY2015】
0.0
FY2012
($Million)
FY2013
FY2014
FY2015
営業利益
30.0
25.0
20.0
4Q
15.0
3Q
10.0
2Q
1Q
5.0
0.0
FY2012
FY2013
*: Physician Owned Laboratory
FY2014
◆事業環境が上期より悪化
・POL(*)による顧客喪失
・病院による医師取り込みによる顧客喪失
◆3Q末で営業利益は前年の8割程度
・公的保険における1検体あたりの検査数制限
を一部保険会社が適用開始(10月)
トリガーイベントの発生を認識し
減損テストを実施 → のれん減損
FY2015
7
MLS 今後の見通し
◆市場環境の見通し
・価 格: 2016年公的保険の償還価格改定はプラス
・検査数: 公的保険における1検体あたりの検査数制限による影響
・検体数: 年3%程度の成長を見込む
◆通期業績の見通し
当2Q、3Q業績のトレンド(売上:ほぼ前年並み、OP:前年の約8割)が継続
◆今後の方向性
①事業改善計画を着実に遂行
・GI:
顧客維持、オペレーション合理化による利益ベースの維持
・Derm: 2015年度1-3Qでは、対前年で検体数+24.6%
ITベンダー提携が奏功、更なる成長へ
・その他: 安定成長を目指す
②収益構造の改善に注力
・新LISの導入、ラボ施設の集約、検査工程の自動化等
8
連絡先:
みらかホールディングス㈱
IR広報グループ
TEL:03-5909-3337
将来見通しに関する注意事項:
資料中の業績見通し数値は、現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣に
よる判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多く
の仮定および考えに基づき作成されたものです。実際の業績は、さまざまな要素によりこれ
ら業績見通しとは異なる結果となり得る事をご承知おきください。
実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢の悪化、為替レートの変動、法律・行政制
度の変化、新製品上市の遅延、競合会社の製品戦略による圧力、当社既存製品の販売力
の低下、販売中止、等がありますが、これらに限定されるものではありません。
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