はじめに（案）近年、少子高齢化による急速な人口減少が本格化し、将来の労働力不足や地域コミュニティの希薄化が懸念されています。こうした中、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任を分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現が必要であり、さらに、市民ニーズの多様化やグローバル化等に対応するためには、女性の活躍の推進がわが国の最重要課題と位置づけられています。本市では、平成 11 年に策定した「加古川市男女共同参画行動計画」をもとに、男女共同参画推進のための施策を総合的かつ計画的に推進することにより、一定の成果をあげてまいりました。しかしながら、私たちを取り巻く制度・慣行の中には、解決しなければならない課題がまだ多く存在します。このたび、加古川市のまちづくりの基本理念「ひと・まち・自然を大切にし、ともにはぐくむまちづくり」のもと、心豊かに暮らすことのできるまちをめざして、「第４次加古川市男女共同参画行動計画」を策定しました。この計画においては、男女共同参画社会の実現に向け、社会情勢の変化や人々の生活、働き方の変化などを考慮した取組の方向性を示しています。今後、職場、地域、学校、家庭などあらゆる場において男女共同参画を推進するため、市はもとより市民、事業者の皆様や関係機関の方々との連携を図りながら、この計画を着実に推進していきたいと考えておりますので、より一層のご支援、ご協力をお願い申しあげます。結びになりましたが、この計画の策定にあたりまして、慎重かつ熱心にご審議いただきました懇話会の委員の皆さまをはじめ、貴重なご意見やご提言をいただきました市民の皆さまに、心より厚くお礼申しあげます。平成 28（2016）年３月加古川市長岡田康裕