平成28年度 高分解能高速液体 クロマトグラフ質量分析装置及び 飛行

平成28年度 高分解能高速液体
クロマトグラフ質量分析装置及び
飛行時間型質量分析装置の保守
仕 様 書
※本仕様書は、予告なしに修正又は訂正する場合があります。
その際は、当機構ホームページ上にて仕様書の修正又は正誤表等を
公示いたしますので、必ずご確認下さい。
独立行政法人製品評価技術基盤機構
1.目的
独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「当機構」という。)バイオテクノロジー
センター(以下「バイオセンター」という。)では、保有する微生物株の学術・産業へ
の利活用を促進するため、有用な微生物について発現タンパク質を同定するプロテオー
ム解析を行っている。また、近年はこれらの技術を用いた、法令順守及び社会的リスク
の低減のための技術開発も行っている。
バイオセンターでは、異なる種類の質量分析装置を使うことで、様々なプロテオーム
解析を実施しており、より正確な分子量を得られる機種として、高分解能高速液体クロ
マトグラフ質量分析装置及び飛行時間型質量分析装置を導入している。
当該装置は、常に稼働させており、不具合が発生する前に定期点検を実施することに
より故障を未然に防ぎ効率的に業務を行うこととする。また、故障した場合には業務に
支障のないよう緊急に修理・調整をする必要がある。以上のことから当該装置について
保守契約を行うものである。
2.保守対象装置
(1)高分解能高速液体クロマトグラフ質量分析装置
1式
ブルカーダルトニクス社製 solariX 7T 1台(管理番号:YK-00050-0001341)
(2)飛行時間型質量分析装置 1式
ブルカーダルトニクス社製
ultraflex 1台(管理番号:YK-00050-0000412)
3.保守内容
定期点検及び、故障発生時修理・調整を行うものとし、実施内容は次のとおりとする。
(1)定期点検
定期点検は実施時期をバイオセンター安全・解析課担当職員(以下「担当職員」と
いう。)と協議の上、保守期間中に行うこと。点検回数及び内容は別紙のとおりとす
る。点検の結果、不適合の点検項目があった場合は、その項目につき適合となるまで
修理・調整を行うこと。作業終了後には定期点検報告書を作成し、担当職員に提出す
ること。
(2)故障発生時修理・調整
故障・トラブル等が発生した場合、その都度対応し、適切な処置をとること。保守
作業は、当方からの依頼に基づき可能な限り早急に訪問し、必要な修理・調整を行う
こと。修理・調整後には、正常に作動するか動作確認を行うこと。また、修理・調整
作業報告書を作成し、担当職員に提出すること。
(3)保守作業に関する技術料及び出張料については、保守契約の範囲に含まれるもの
とする。
(4)部品・消耗品については原則として当機構の負担とする。ただし、定期点検時に
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常時発生する真空ポンプ及びヘリウム液化圧縮器の交換部品・消耗品については保守
契約の範囲に含まれるものとする。
4.作業者の条件
上記3.の保守作業は、当該装置に関する知識・技術を修得し、熟練している作業者
が行うものとする。また、ユーザへの適切なアドバイス、技術情報の提供ができる能力
を有し、使用言語は日本語とする。
5.注意事項等
(1)保守作業は、原則として行政機関の休日に関する法律第 1 条に定める日及び当機
構の創立記念日(毎年 5 月 1 日)を除く平日の 9:30~17:00 の時間帯で行うこと。
(2)作業中に担当職員の許可なく、指定区域外へ立ち入ってはならない。指定区域外
に立ち入る必要性が生じた場合は、必ず担当職員の許可を得ること。
(3)作業中に疑義及びトラブルが発生した場合は、速やかに担当職員に連絡し指示を
仰ぐこと。
(4)作業者の過失により、当機構が保有する物品、設備、施設等に損害を与えた場合
は、別途費用を要求することなくこれを補償もしくは復旧を行うこと。
(5)保守作業上知り得た事項について、いかなる場合にも第三者に漏らしてはならな
い。
(6)本仕様書に記載されていない履行上の疑義等については、担当職員と協議の上、
対応すること。
6.窓口体制
電話窓口対応時間: 平日 9:00~17:00
7.保守期間
平成28年4月1日(金)~平成29年3月31日(金)
8.作業場所
東京都渋谷区西原2-49-10
別館3階
独立行政法人製品評価技術基盤機構
プロテオーム解析室(本所 別3北307-310)
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(別紙)
1.高分解能高速液体クロマトグラフ質量分析装置
(1)定期点検回数
年1回
(2)定期点検項目
・液体ヘリウム補充、充填(超伝導磁石格納容器の 98%以上)
・ヘリウム液化圧縮器の消耗度合いの確認、点検、消耗部品の交換
・基本性能確認
・イオン源の洗浄
・真空系の確認、油回転真空ポンプのオイル交換 (ミストフィルター含む)
・ターボ分子ポンプの動作確認、ベアリング、オイル交換
・イオン光学系調整
・総合動作確認
2.飛行時間型質量分析装置
(1)定期点検回数
年2回
(2)定期点検項目
・基本性能確認
・イオン源の洗浄
・真空系の確認、油回転真空ポンプのオイル交換 (ミストフィルター含む)
・ターボ分子ポンプの動作確認、ベアリング、オイル交換
・レーザー、イオン光学系調整
・ターゲット搬送系確認・調整
・総合動作確認