講義名 経営管理特殊講義Ⅸ:PBLによる戦略策定 実践講座基礎編 単位数 2 単位 開講曜日 土曜日 担当教員 時限 酒元 謙二 (実務家) 登録日 4/15 初回授業 期間 前学期 5 時限目(16 時 20 分~17 時 50 分)と 6 時限目(18 時 00 分~19 時 30 分) ■授業内容と方法 本授業は PBL(Project Based Learning:課題解決型授業)方式をベースに、企業や自治体が直面している課題をテーマとして 掲げ、受講生が主体的かつ協力的にそのテーマを紐解き、具体的な戦略や政策を企画提案書としてまとめ上げ、最終的には、課 題を提供してくれた企業や自治体に対して、戦略・政策提言することを目的としている。本授業の特徴は、3現主義(現場に赴き・ 現物を見て・現実的な決断を下す)をベースとして、事実に基づく思考と判断を重要視している。具体的には、授業での議論に必 要な情報やデータ、意見や考え方を収集するための事前フィールドワークを現場(実際の企業や自治体)で行い、そこで得られ た知識や情報を授業に持ち込み、各課題を紐解くためのグループワークを行うことが、本授業の基本的な進め方である。 加えて、本年度前学期のメインテーマは、 「新卒人材の育成・確保と組織づくり」を取り上げる。本授業においては、 “大学主 導で行う企業・自治体向け講座”という長所を活かした取り組みを行う。具体的には前述の課題解決に向け、多くの新しい動き が生まれつつある“産学連携”をより幅広い視点、従来と異なる視点で捉え、受講生全員で解決につながる人事組織の強化・改 善(戦略・戦術)を引き出したい。併せて、社会人と学生の合同授業というメリットを活かし、両者間の異なる環境からの異質の 「やる気・判断・行動」の相互刺激・感動による受講者個々人の変化・成長を促すことを目指す。本授業の期待できる効果は以 下の3点である。 ① 人事ビジョンの明確化及び(特に新卒生に対する)研修設計・育成力向上 ② 受講者の「自ら考えて行動する力」及び経営参加意識(やる気)の向上 ③ 大学と企業(自治体)の人事的な交流促進(研修などの相互活用)と組織強化紐解く ■授業計画 第1回 最終登録手続きとオリエンテーション 第 2 回 「CIS 行動学」ミニ体験Ⅰ(知識を伸ばすのではなく、意識を変える→グループディスカッション) 第 3 回 「CIS 行動学」ミニ体験Ⅱ(不安だから行動しない&行動しないから不安→グループディスカッション) 第4回 戦略策定の基本と必要性 (ビジョンと人事計画の作成→グループディスカッション) 第5回 計画的組織構築と人事戦略(自社の人事課題発見→PBL テーマの絞り込み) 第 6 回 「新卒確保・育成」を考える(沖縄県の地域特性とこれから→グループディスカッション) 第7回 自社の「新卒確保・育成」を考える(チーム別ワークショップ→PBL) 第8回 大学と企業の関係(連携)研究(変化する教育・変化する大学→グループディスカッション) 第9回 大学と企業の連携企画 (チーム別ワークショップ→PBL) 第 10 回 望ましい産学連携の形 (大学の年間活動を知る・活動を活かす→グループディスカッション) 第 11 回 大学が目指すもの・企業が目指すもの(チーム別ワークショップ→PBL) 第 12 回 研修設計のノウハウ (良い研修と良い設計を考える→グループディスカッション) 第 13 回 システムで育てる・仲間で育てる(チーム別ワークショップ→PBL) 第 14 回 地域社会が求める・自社が求める人材(産学連携への提案作成→PBL) 第 15 回 自社ビジョン(人事戦略)と組織強化(自社のアクションプラン作成→グループディスカッション) ※授業方法:①座学による理論・原則の紹介、②グループディスカッション、③チーム別ワークショップ ■教科書 ■参考書 特に指定しない。必要に応じて授業中に資料を配布する。 ■注意事項 CIS とはコミュニケーション、イマジネーション、センスの頭文字で、社会人に求められる汎用的スキルのこと ■メールアドレス [email protected] -2-
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