香川県地域福祉支援計画(平成 25 年 3 月策定)の進捗状況 1 計画の概要

資料4
香 川 県 地 域 福 祉 支 援 計 画 ( 平 成 25 年 3 月 策 定 ) の 進 捗 状 況
1
計画の概要
(1) 計 画 の 位 置 づ け と 役 割
役割
位置づけ
・ 社 会 福 祉 法 ( 第 108 条 ) に 基 づ く 計 画
・「 せ と う ち 田 園 都 市 香 川 創 造 プ ラ ン 」
の部門別計画
・県の行動計画
・市町、民間団体の活動指針
・市 町 地 域 福 祉 計 画 の ガ イ ド ラ イ ン
・高 齢 者 、障 害 者 、児 童 に 関 す る 各 計 画
と横断的に連携、補完
(2) 計 画 期 間
平成25年度から平成29年度までの5か年間
(3) 計 画 の 基 本 目 標
「主体的に参画し
ともに支え合い
誰もがその人らしく安心して暮らせる地域社会の実現」
(4) 重 点 課 題 ( 計 画 実 現 に あ た っ て 重 点 的 に 取 り 組 む 課 題 ) と 施 策 の 方 向
重点課題1 互いに支え合う「地域づくり」
《施策の方向》
1 総合的な地域福祉の推進
2 地域福祉活動への住民参加の促進
3 さまざまな主体による地域福祉活動の支援
4 多様な住民活動の推進
5 福祉のまちづくりの推進
重点課題2 ともに支え合う「人づくり」
《施策の方向》
1 福祉意識の醸成
2 地域における人づくりの推進
3 福祉人材の養成・確保と資質向上
重点課題3 安心と自立を支える「基盤づくり」
《施策の方向》
1 利用者本位の総合的サービスの提供
2 福祉サービスを適切に利用できる環境づくり
3 福祉サービスの情報提供
- 1 -
2 重点課題ごとの主な取組状況及び課題と施策展開
【 重 点 課 題 1 : 互 い に 支 え 合 う 「 地 域 づ く り 」】
1-1
総合的な地域福祉の推進
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
H26 年 度 末
目標年次
目標水準
・地域福祉計画策定市町数
13 市 町
14 市 町
H29
17 市 町
・日常生活自立支援事業利用数
413 人
498 人
H26
500 人
・市民後見人養成事業実施市町数
1 市町
2 市町
H26
10 市 町
6 市町
11 市 町
H29
12 市 町
・法人後見実施市町社会福祉協議
会数
<主な取組状況>
① 市町地域福祉計画の総合的・計画的な推進
・
市町地域福祉計画策定率
82.4%
(策定準備中:直島町、まんのう町、
策定未定:多度津町)
② 人権尊重のまちづくりの推進
・
「 香 川 県 人 権 教 育 ・ 啓 発 に 関 す る 基 本 計 画 」に 基 づ き 、1 2 月 の「 人 権 週 間 」
等を中心に、
「 じ ん け ん フ ェ ス タ 」を 開 催 す る な ど 、国 、市 町 、関 係 団 体 等 と 連
携し各種啓発活動を実施するとともに、隣保館事業に対して補助を行い、交流
活動の促進を図った。
③ 権利擁護体制の充実
・
全 て の 市 町 に お い て 日 常 生 活 自 立 支 援 事 業 の 利 用 実 績 が あ り 、 平 成 26 年 度
の 利 用 者 数 は 498 人 で 対 前 年 度 比 9.0% の 増 、 相 談 件 数 は 27,279 件 で 対 前 年
度 比 11.0% の 増 と な っ て お り 、 毎 年 、 利 用 者 及 び 相 談 件 数 が 増 加 し て い る 。
・
県 社 会 福 祉 協 議 会 、N P O 法 人 後 見 ネ ッ ト か が わ 及 び N P O 法 人 手 を つ な ぐ
香 川 後 見 セ ン タ ー に 委 託 し 、成 年 後 見 制 度 の 普 及 啓 発 や 法 人 後 見 の 普 及 に 努 め
た。
・
平成26年度においては、1市が市民後見人を活用した成年後見を実施し、
1市が市民後見を実施できる体制を整えた。
・
市町担当者や警察等との研修・情報交換会を実施し、児童虐待防止に係る連携
の強化に努めた。
・
各市町をはじめとする関係機関からなる県障害者虐待防止連絡調整会議を開
催し、障害者虐待防止に係る連携体制の強化に努めた。
・
県 障 害 権 利 擁 護 セ ン タ ー 、市 町 障 害 者 虐 待 防 止 セ ン タ ー 及 び 相 談 支 援 事 業 者
等 関 係 機 関 に よ る 障 害 者 虐 待 の 事 例 検 討 を 圏 域 ご と に 実 施 し 、早 期 発 見 、迅 速
な対応及びその後の適切な支援に努めた。
- 2 -
1-2
地域福祉活動への住民参加の促進
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H26 年 度 末
目標年次
31.4%
57.8%
H26 年 度
42%
常設の居場所設置市町数
3 市町
10 市 町
H26 年 度
17 市 町
買い物弱者対策実施市町数
2 市町
12 市 町
H26 年 度
17 市 町
56 か 所
56 か 所
H26 年 度
60 か 所
15 か 所
20 か 所
H26 年 度
16 か 所
6 市町
8 市町
H26 年 度
7 市町
一時預かり事業実施箇所数
71 か 所
64 か 所
H26 年 度
85 か 所
病児・病後児保育実施箇所数
16 か 所
18 か 所
H26 年 度
24 か 所
Ⅰ型利用者数
210 人 / 日
206 人 / 日
Ⅱ型
115 人 / 日
159 人 / 日
Ⅲ型
144 人 / 日
84 人 / 日
高 齢 者 の 声 か け・見 守 り の 実 施 率
(民生委員・老人クラブ除く)
地域子育て支援センター設置箇
所数
つどいの広場設置箇所数
H23 年 度 末
ファミリーサポートセンターの
設置市町数
目標水準
地域活動支援センター
H26 年 度
259 人 / 日
133 人 / 日
152 人 / 日
<主な取組状況>
① 地域で支え合う仕組みづくり
・
一 人 暮 ら し 高 齢 者 等 の 声 か け 見 守 り 体 制 に つ い て は 、地 域 に お け る 地 域 団 体 、
ボ ラ ン テ ィ ア 、 N P O 、 企 業 等 と の 連 携 ・ 協 働 が 進 み 、 小 学 校 区 で は 57.8%
まで増加した。
・ 日 用 品 や 食 料 品 の 買 物 が 困 難 な 一 人 暮 ら し 高 齢 者 等 を 対 象 と し て 、買 物 代 行 、
買物同行その他の方法により、2市町以上の広域で買い物弱者を支援する民間
事業者等に対して、その初期経費を補助し、現在、12市町の地域で当該事業
が実施されている。
・
ファミリー・サポート・センターは、平成26年度新たに1か所設置され、
設 置 市 町 数 は 、8 市 町 と な っ た 。ま た 、県 内 1 8 か 所 の 病 児 保 育 施 設 に お い て
病児・病後児保育が実施された。
・
各障害福祉圏域での市町が設置する協議会や県自立支援協議会等の開催を通
じて、障害者に係る相談支援体制の充実を図っている。
- 3 -
② 地域住民の交流促進
・
県 内 1 6 の 市 町 に お い て 高 齢 者 が 定 期 的 に 集 え る 居 場 所 を 設 置 し て お り 、週
に1回以上開設している常設型の居場所については10市町に増加した。
・
市町が実施する地域生活支援事業において障害者に対する理解促進を図り、
地域住民との交流の促進に努めた。
③ 地域住民に関する情報提供
・
県 、市 町 、県 社 会 福 祉 協 議 会 、市 町 社 会 福 祉 協 議 会 な ど の 広 報 誌 や ホ ー ム ペ
ージにより、地域福祉に関する情報提供を実施した。
1-3
さまざまな主体による地域福祉活動の支援
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
地域福祉活動計画策定率
H26 年 度 末
36.3%
47.1%
目標年次
目標水準
H29 年 度
100.0%
<主な取組状況>
① 県・市町社会福祉協議会活動の充実
・
県社会福祉協議会に対し、
「 社 会 福 祉 活 動 指 導 員 等 設 置 費 」を 助 成 す る ほ か 、
「地域福祉推進支援事業」を委託し、地域福祉活動の推進を図った。
② 民生委員・児童委員活動の充実
・
民 生 委 員・児 童 委 員 の 辞 職 等 に 伴 い 、平 成 2 6 年 度 は 新 た に 3 0 名 の 委 員 を
委嘱し、担当区域内で積極的に活動している。
・
単 位 民 児 協 会 長・副 会 長 、中 堅 民 生 委 員 児 童 委 員 や 主 任 児 童 委 員 に 対 す る き
め細かな研修を実施した。
③ 地域団体、ボランティア、NPO活動の促進
・
ボランティアに関する感動的な活動、勇気づけられる活動、心温まる活動を
顕彰するボランティア大賞については、平成26年度には1団体及び1個人が
受賞した。
・
ま た 、香 川 県 N P O 基 金 へ の 寄 附 状 況 は 、平 成 2 6 年 度 に つ い て は 、7 件 で
5,203,000 円 と な っ て い る 。
・
県社会福祉協議会で実施しているボランティアコーディネーター研修などの事
業に対し補助を行い、ボランティア活動の中核を担う人材の育成に努めた。
④ 企業等との連携推進
・
新聞配達員や電気料金検針員などによる一人暮らし高齢者等の見守りを実施
した。
- 4 -
1-4
多様な住民活動の推進
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
自主防災組織の活動カバー率
刑法犯認知件数
H26 年 度 末
目標年次
目標水準
72.6%
92.5%
H27 年 度
80%
9,198 件
8,802 件
H27 年 度
8,500 件 以 下
76 人
52 人
H27 年 度
47 人 以 下
17.0 人
11.9 人
H27 年 度
10 人 以 下
261 件
295 件
H27 年 度
280 件
交通事故死者数
高 齢 人 口 10 万 人 当 た り の 交 通
事故による高齢死者数
通訳等ボランティア登録件数
<主な取組状況>
① 防災・防犯のまちづくりの推進
・
市 町 に お い て 災 害 時 要 援 護 者 情 報 を 把 握 す る こ と に よ り 、避 難 行 動 要 支 援 者 名
簿 の 作 成 を 促 進 す る と と も に 、一 般 避 難 所 で の 避 難 生 活 が 困 難 な 要 配 慮 者 の 受 入
れ場所として福祉避難所の指定を働きかけ、災害時の管理体制の充実に努めた。
・
県社会福祉協議会で実施する災害ボランティア研修や災害ボランティアセンタ
ー運営者研修等の事業に対する補助を行うなど、災害時に円滑かつ効果的に活動
できるよう機能充実を図った。
② 交通事故のない安全な社会づくりの推進
・
県 民 の 交 通 安 全 意 識 を 高 め る た め 、か が わ 交 通 マ ナ ー ア ッ プ コ ン テ ス ト を 実 施
し た ほ か 、6 5 歳 以 上 の 高 齢 者 が 、一 定 期 間 、無 事 故 を 目 指 す キ ャ ン ペ ー ン を 実
施するなど、県民総ぐるみで交通事故抑止に取り組んだ。
③ 地域で暮らす外国人住民への支援
・
「 か が わ 国 際 フ ェ ス タ 」を 開 催 す る な ど 外 国 人 と 地 域 住 民 と の 交 流 イ ベ ン ト を
開催した。また、県国際課ホームページや県国際交流協会ホームページで情報
提供を行ったほか、申込みのあった外国人に対し定期的に生活情報や各種イベ
ント情報などの「お役立ち情報」の送付を行った。
- 5 -
1-5
福祉のまちづくりの推進
<進行管理の目安となる指標>
項
目
福祉のまちづくり条例適合証交付
施設数
かがわ思いやり駐車場利用証交付
件数
パソコンボランティア養成数
H23 年 度 末
H26 年 度 末
目標年次
目標水準
182 施 設
194 施 設
H29 年 度
220 施 設
1,762 件
5,352 件
H29 年 度
4,000 件
245 人
242 人
H26 年 度
243 人
点訳ボランティア登録者数
159 人
162 人
H26 年 度
160 人
音訳ボランティア登録者数
125 人
129 人
H26 年 度
130 人
手話ボランティア登録者数
517 人
569 人
H26 年 度
524 人
要約筆記ボランティア登録者数
326 人
337 人
H26 年 度
330 人
<主な取組状況>
① バリアフリーとユニバーサルデザインの推進
・
県 福 祉 の ま ち づ く り 条 例 の 適 正 な 執 行 を 図 り 、同 条 例 適 合 証 交 付 施 設 数 は 、194
施 設 と な っ た 。ま た 、鉄 道 駅 の バ リ ア フ リ ー 化 整 備 と し て 、平 成 2 6 年 度 は 、コ
トデン沖松島駅のスロープ設置事業に対して補助を行った。
・
手 話 通 訳 者 や 要 約 筆 記 者 の 派 遣 に つ い て は 、市 町 に お け る 実 施 が 困 難 な 場 合 に
は 、広 域 的 な 行 事 に 対 す る 派 遣 を 県 が 実 施 す る な ど 、コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 支 援 を
推進した。
② 思いやりのある社会づくり
・
人 権 教 育・啓 発 に 関 す る 基 本 方 針 と 施 策 の 方 向 を 示 し た「 香 川 県 人 権 教 育 ・ 啓
発 に 関 す る 基 本 計 画 」 に 基 づ き 、 8 月 の 「 同 和 問 題 啓 発 強 調 月 間 」、 12 月 の 「 人
権 週 間 」を 中 心 に 、ポ ス タ ー の 掲 示 、テ レ ビ ス ポ ッ ト の 放 映 、講 演 会 の 開 催 な ど 、
各種施策を総合的かつ計画的に推進した。
・
障 害 者 や 介 護 の 必 要 な 高 齢 者 、妊 産 婦 等 に 配 慮 し た 社 会 づ く り を 推 進 す る た め 、
店 舗 な ど に 設 置 さ れ て い る 障 害 者 等 用 駐 車 場 の 適 正 利 用 を 推 進 す る「 か が わ 思 い
や り 駐 車 場 制 度 」の 普 及 啓 発 及 び 不 適 正 利 用 の 巡 回 監 視 を 実 施 し た 。ま た 、制 度
の協力店舗の確保や対象者への利用証の交付などを行った。
- 6 -
【 重 点 課 題 2 : と も に 支 え 合 う 「 人 づ く り 」】
2-1
福祉意識の醸成
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
福祉教育やボランティア学習に
取り組んでいる市町社会福祉協
議会数
11 市 町
H26 年 度 末
11 市 町
目標年次
目標水準
H29 年 度
17 市 町
<主な取組状況>
① 地域福祉の普及・啓発
・
県 広 報 誌 や ホ ー ム ペ ー ジ「 か が わ 健 康 福 祉 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク 」、
「かがわ共助のひ
ろ ば 」、 県 社 会 福 祉 協 議 会 や 市 町 社 会 福 祉 協 議 会 の 広 報 誌 な ど に よ り 、 福 祉 に 関 す
る 情 報 や 地 域 住 民 の 福 祉 活 動 に 関 す る ボ ラ ン テ ィ ア や イ ベ ン ト 情 報 を 発 信 し 、そ の
普及啓発に努めた。
② 福祉教育・学習の推進
・
小 学 生 向 け 福 祉 読 本 「 支 え あ う か ら 『 人 』」 の 小 学 校 へ の 提 供
平成26年度実績:
・
177 校 に 対 し 、 9,857 部 を 配 布 し た 。
(公財)かがわ健康福祉機構において、福祉体験学習(グループ・団体ふれ
あい体験講座)を受入れた。
2-2
平成26年度実績:
114 回 、 4,152 人 参 加 。
地域における人づくりの推進
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
介護支援ボランティア制度実施
目標年次
目標水準
3 市町
3 市町
H26 年 度
6 市町
4,843 人
5,690 人
H26 年 度
6,500 人
22.7%
32.0%
H26 年 度
40.0%
21,343 人
48,528 人
H27 年 度
25,000 人
市町数
介護予防サポーター
介護予防サポーター登録者稼働
率
認知症サポーター養成数
H26 年 度 末
<主な取組状況>
① 地域における担い手の育成支援
・
高齢者に地域でのボランティア活動や交流活動の場を紹介する役割等を担う
高齢者いきいき案内所を平成26年7月に県社会福祉協議会内に開所した。
・
平 成 26 年 度 は 、 1 2 市 町 で 介 護 予 防 サ ポ ー タ ー 養 成 研 修 が 実 施 さ れ た 。
・
ボランティア、NPO活動への理解を深め、参加するきっかけとなるよう、
ホームページやメールマガジンをはじめとする様々な広報媒体を活用した情報
提供や広報啓発を行うとともに、NPOネットワークプラザにおける相談、情
報収集・提供機能の充実に努めた。
- 7 -
② 福祉活動の中核となる担い手の育成
・
県社会福祉協議会で実施しているボランティアコーディネーター研修などの
事 業 に 対 し て 補 助 を 行 い 、地 域 の 福 祉 活 動 の コ ー デ ィ ネ イ ト を 行 う 人 材 の 育 成
と資質の向上を図った。
2-3
福祉人材の養成・確保と資質向上
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
H26 年 度 末
目標年次
目標水準
1,645 人
H26 年 度
1,700 人
9,504 人
12,072 人
H27 年 度
12,100 人
介護員養成研修終了者数
24,262 人
27,146 人
H26 年 度
27,000 人
介護支援専門員登録者数
5,261 人
5,964 人
H26 年 度
6,000 人
328 人
481 人
H27 年 度
500 人
1,600 人
2,063 人
H26 年 度
2,000 人
908 人
1,446 人
H26 年 度
1,200 人
1,380 人
社会福祉士登録者数
介護福祉士登録者数
主任介護支援専門員数
相談支援従事者研修修了者数
サービス管理責任者研修修了者数
<主な取組状況>
① 福祉人材の安定的確保
・
県社会福祉協議会に委託して、県福祉人材センターにおいて、無料職業紹介
事業や福祉の職場説明会を開催し、福祉分野への就業を希望する者への支援を
行ったほか、潜在的有資格者や離職者等に対して、再就業促進研修を開催し、
再就業を働きかけた。
※
・
平成26年度実績:人材センターを通じての就職者数145人
県社会福祉協議会において、介護福祉士養成施設へ進学した者に対し、介護
福祉士等修学資金の貸付を行った。
貸 付 額 : 1 月 当 た り 5 万 円 以 内 、 入 学 ・ 就 職 準 備 金 20 万 円 ず つ 加 算 可 能 。
生活保護世帯加算あり。
返還免除:5 年以上県内で介護又は相談援助業務に従事すれば免除される。
年度
貸付人数
貸付額
24
53 人
70,840 千 円
25
49 人
69,090 千 円
26
35 人
54,260 千 円
・
1 1 月 1 1 日 の「 介 護 の 日 」に 、福 祉・介 護 の 仕 事 に つ い て の 理 解 促 進 を 目
的 と し た 新 聞 広 告 を 掲 載 し た ほ か 、中 学 生・高 校 生 向 け の ガ イ ド ブ ッ ク「 福 祉・
介護のお仕事」を作成し、配布した。
② 福祉人材の資質向上と定着支援
・
福祉・介護人材の適切なキャリアパス及びスキルアップを促進し、安定的な
定着を図ることを目的とした研修等を開催した団体に対して補助を行った。
・
(独)福祉医療機構が実施する「社会福祉施設職員等退職手当共済事業」に
対 し て 助 成 を 行 い 、 福 祉 職 場 の 処 遇 改 善 を 行 っ た 。 ( H26: 207,700 千 円 )
- 8 -
【 重 点 課 題 3 : 安 心 と 自 立 を 支 え る 「 基 盤 づ く り 」】
3-1
利用者本位の総合的サービスの提供
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
H26 年 度 末
目標年次
目標水準
指定一般相談支援事業所数
―
31 か 所
H26 年 度
32 か 所
指定特定相談支援事業所数
―
48 か 所
H26 年 度
36 か 所
障害児相談支援事業所数
―
41 か 所
H26 年 度
27 か 所
17 市 町
H29 年 度
17 市 町
市町社会福祉協議会相談窓口数
14 市 町
<主な取組状況>
① 福祉・介護、保健、医療の連携
・
平成27年3月に第6期香川県高齢者保健福祉計画を策定し、第5期計画の
取組みを発展させるとともに、市町において地域の実情に応じた地域包括シス
テムの構築が本格的に進むよう、市町をはじめ、保健、医療、福祉等の関係者
と連携し、各種取組みを総合的に推進した。
・
平成27年2月に、医師会、地域包括支援センターをはじめ、市町、病院関
係者、在宅関連事業所・施設などを含めた在宅医療に関わる多職種多機関が集
まり、在宅医療、地域包括ケア、多職種連携の推進に向けて考える研修会を行
った。
② 相談支援体制の充実強化
・
高齢者虐待が起った際に市町が迅速かつ適切な対応をするためには、民生委
員 、介 護 施 設 、警 察 署 な ど の 関 係 機 関 と の 連 携 が 重 要 で あ る こ と か ら 、市 町( 地
域包括支援センター)を中心とした高齢者虐待対応ネットワークづくりを働き
かけた。
・
子 ど も 女 性 相 談 セ ン タ ー に お い て は 、引 き 続 き 、24 時 間 365 日 相 談 に 応 じ る
体制の整備や関係機関との連携により、虐待の早期発見・早期対応のための体
制の充実を図った。また、市町担当者、警察、教育委員会等の関係機関との連
絡会を開催し、連携の強化を図った。
・
県自立支援協議会において、障害者の相談支援体制の充実や市町が設置する
協議会との連携強化に努め、相談体制の充実を図った。
③ 県、市町、民間組織・団体の連携
・
県のホームページに事業者向けの情報を掲載するなど情報共有を図った。
④ 新たな課題に対応し、安全・安心を支える福祉の実現
・
県社会福祉協議会、市町社会福祉協議会において、生活福祉資金貸付制度の
適正な運用により、低所得者等に対して効果的な支援の実施に努めた。
・
民生委員やコミュニティなどによる要援護者や災害時の避難誘導体制を把握
するとともに、全市町において福祉避難所の指定を行うなど地域ぐるみでの安
全確保に努めた。
- 9 -
3-2
福祉サービスを適切に利用できる環境づくり
<進行管理の目安となる指標>
項
目
H23 年 度 末
H26 年 度 末
目標年次
目標水準
27 施 設
46 施 設
H29 年 度
60 施 設
福祉サービス第三者評価受審施設
数
<主な取組状況>
① 福祉サービス苦情解決体制の整備
・ 香川県社会福祉協議会内に運営適正化委員会を設置し、福祉サービスの苦情解
決のために必要な調査、助言、斡旋などを行っている。
(平成26年度受付件数:苦情27件、相談等34件)
② 福祉サービス第三者評価制度等の推進
・
平成24年度6施設、平成25年度6施設、平成26年度7施設が福祉サー
ビ ス 第 三 者 評 価 制 度 を 受 審 し 、そ の 結 果 を 公 表 し て い る 。ま た 、県 で は 、評 価 者
養成研修、評価者継続研修を実施している。
③ 社会福祉施設の活用
・
川部みどり園、ふじみ園及びかがわ総合リハビリテーションセンターにおい
ては、体育館を一般開放するなど、スプリングフェスタ、夏祭り等を開催し、
地域住民等との交流を図った。また、かがわ総合リハビリテーション福祉セン
ターにおいて、健康にかかる講演会を開催した。
3-3
福祉サービスの情報提供
<進行管理の目安となる指標>
項
目
香川県健康福祉関係情報
ホームページアクセス件数
(年度内)
H23 年 度 末
H26 年 度 末
目標年次
目標水準
22,747 件
86,294 件
H29 年 度
30,000 件
<主な取組状況>
① 情報提供体制の整備促進
・
「 か が わ 健 康 福 祉 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク 」、「 か が わ 介 護 保 険 情 報 ネ ッ ト 」 等 の ホ
ームページを随時更新し、福祉・介護・保険・医療に関するさまざまな情報の
提供を行った。
② 事業者による情報提供の促進
・
利用者の立場に立った良質な福祉サービスを提供するよう、事業運営に関わ
る自己評価や福祉サービス第三者評価等の結果の開示や社会福祉法人の公共性
と透明性を確保するための情報公開を促すとともに、社会福祉法人に対する指
導監査を実施した。
- 10 -