に対する意見募集について

生活環境文化部
News Release
男女参画・県民協働課
担当:男女共同参画係 熊本、上田
電話:(直通)076-444-3137 (内線)2644
平成 28 年 2 月 12 日
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する
基本計画(富山県DV対策基本計画)〈第 3 次〉(素案)」
に対する意見募集について
富山県では「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」に基づき、
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画(富山県DV対策基本
計画)」を平成 18 年 3 月に策定し、DVの相談、保護等の支援に積極的に取り組んで
きました。また、平成 21 年 3 月には第 2 次計画を策定し、女性相談センターの相談機
能の充実や若年層への予防啓発など、配偶者等からの暴力の防止及び被害者支援等の
施策を総合的に推進してきました。
今般、顕在化しているDV被害の状況や平成 25 年の法改正の趣旨を踏まえつつ、関
係施策を総合的かつ効果的に展開していく必要があること、また、現行の第 2 次計画
が計画期間満了を迎えることから、第 2 次計画を改定することとしました。
このたび、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画(富山
県DV対策基本計画)〈第3次〉(素案)」について、下記のとおり、広く県民の皆
様からご意見を募集します。
1
意見を募集する案件名
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画(富山県DV対
策基本計画)〈第3次〉(素案)」について
2 公表する関連資料
(1)「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画(富山県DV
対策基本計画)〈第3次〉(素案)」の概要
(2)「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画(富山県DV
対策基本計画)〈第3次〉(素案)」
(3)配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律
(4)配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等のための施策に関する基本的な
方針
3
関連資料の公表場所
富山県ホームページ、県庁県民サロン、県情報公開総合窓口、各地方県民相談室
(高岡、魚津、砺波)、県立図書館、富山県民共生センター、県庁男女参画・県民
協働課
1/2
4
募集期間
平成28年2月12日(金)~平成28年3月4日(金)
(郵送の場合は、3月4日(金)の消印まで有効)
5 意見の提出方法及び提出先
(1)郵
送
〒930-8501(住所記載不要)
富山県生活環境文化部
男女参画・県民協働課 男女共同参画係
(2)ファクシミリ
076-444-3479
(3)県ホームページのパブリック・コメント専用フォーム
http://www.pref.toyama.jp/pubcomme-form.html
あて
6 意見募集時の留意事項
(1)提出様式は任意ですが、住所、氏名、電話番号を必ず記載してください。
また、法人の場合は法人名、所在地、電話番号を必ず記載してください。(記
載された個人情報は、当意見募集に係る利用目的以外の目的には使用いたしま
せん。)
(2)電話でのご意見は受付できませんので、あらかじめご了承ください。
7 ご意見の取扱い
(1)皆様からいただいたご意見につきましては、男女参画・県民協働課でとりまと
め、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画(富山県
DV対策基本計画)〈第3次〉(案)」の参考とさせていただきます。
(2)ご意見の概要及びこれらに関する考え方につきましては、後日ホームページ等
で公表いたします。
(3)ご意見に対する個別の回答はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
8
問合せ先
富山県生活環境文化部 男女参画・県民協働課 男女共同参画係
〒930-8501 富山市新総曲輪 1 番 7 号
TEL 076-444-3137
※お問合せは、午前8時30分から午後5時15分までの間(土曜日、日曜
日及び国民の祝日を除く)にお願いいたします。
2/2
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本的な計画( 富 山 県 D V 対 策 基 本 計 画 ) <第3次>(素案)の概要
第3章 計画の目標等
第1章 計画の趣旨
目標
(めざす方向)
※DV防止法の改正(H26.1施行) 生活の本拠を共にする交際相手も法の適用対象に
1 計画策定の趣旨
DV防止法の改正や県民意識の実態を踏まえ、DVの未然防止をはじめとして、被害者の相
談から自立にいたるまでの総合的な施策を着実に 展開し、暴力のない社会をめざすもの
2 計画の性格と役割
(1)DV防止法第2条の3の規定に基づく基本計画
(2)富山県民男女共同参画計画との連携
(3)市町村、関係機関、関係団体等の主体的な参画と、県と連携した積極的な取組みを期待
(4)県民に対して、計画の推進について理解と協力を期待
3 計画期間
平成28年度から平成32年度までの5年間
※国の基本方針の見直しや新たに盛り込む
べき事項が生じた場合は必要に応じて見直し
第2章 富山県におけるDVの現状
■DV相談件数の状況
■一時保護件数
H14年度の1,000件に比べ、H26年度
は2,914件と、近年増加傾向
年度
件数
H14
33件
H20
38件
H26
43件
2,914
2,449
■保護命令発令件数
1,000
県:県女性相談センター、県民共生センター、富山市・高岡市・南砺市(H22~)の各女性相談員が受付・処理した件数
国:配偶者暴力相談支援センターにおける件数
■DVの認識状況
件数
H14
16件
H20
9件
H26
9件
どんな場合でも暴力に
あたると思う割合
長期間の無視
32.7%
(37.5%)
行動の制限
48.9%
(40.7%)
大声でどなる
57.0%
(55.7%)
手でぶつ、足でける
91.9%
物でなぐる、投げつける
91.7%
平手で打つ:83.6%
足でける:87.6%
(90.9%)
状
■配偶者等からの被害経験
22.7%
(15.9%)
⇒ 4~5人に1人は被害経験者
女性:29.6%(21.9%) 男性:13.8%(9.3%)
■配偶者等への加害経験
20.6%
⇒ 5人に1人は加害経験者
女性:13.2%(13.6%) 男性:30.3%(33.0%)
■交際相手からの被害経験
9.0%
課
題
(22.8%)
へ
の
(9.1%)
⇒ 10人に1人は被害経験者
女性:11.8%(12.3%) 男性:5.6%(5.9%)
(資料)「平成26年度男女間における暴力に関する調査」 (
対
)内は前回調査結果(H19年実施)
応
■被害者への支援
■暴力を防止するための対策
現
と
■DVの加害・被害の状況
身体的暴力は夫婦間であっても暴力であるとする割
合が9割を超えているが、精神的暴力は「暴力であ
る」という認識が低い
行為
年度
基本
理念
(1)DVは、犯罪行為をも含む重大な人権侵害
(2)被害者の人権や被害者本人の意思の尊重
(3)DV家庭の子どもや親族も被害者
(4) DV防止、被害者保護、切れ目のない自立支援は国、県、市町村の責務
(5)国、県、市町村等の関係機関と民間団体等の連携・協働
5つの基本目標(17の重点目標)
第4章 計画の内容
1 暴力の根絶を目指す社会づくりの推進
①DV理解のための広報・啓発の実施
②家庭・地域・職場等における啓発
2 若年層への教育・啓発
①小学校・中学校・高等学校等における教育・啓発
②民間団体との連携
③デートDV防止のための啓発
3 調査研究への取組み
①男女間における暴力に関する調査の実施
②加害者対策への取組み
基本目標Ⅱ 通報への適切な対応と安心して相談
できる体制の整備
4 発見・通報等に関する体制整備
①DV発見・通報のための周知
②民生委員児童委員、人権擁護委員等への働きかけ
③児童相談所等との連携
④医療関係者への周知
5 通報への適切な対応
①被害者の緊急時における安全確保
②配偶者暴力相談支援センターにおける対応
③警察における対応
④関係機関の連携による対応
⑤教育機関・医療機関における対応
6 相談体制の充実
①身近な地域での相談窓口の充実
②女性相談センターの相談機能の強化
③警察の相談体制の充実
7 職務関係者等の能力向上への取組み強化
①相談窓口職員の研修の充実
②相談員のメンタルヘルスケアの充実
③職務関係者等に対する研修
8 高齢者・障害者・外国人等への支援の充実
①支援情報の提供
②相談体制の充実
③高齢者世帯等への見守り体制の構築
④男性からの相談への対応
71.8%
64.4%
被害者の心や体のケアを行う施設や
体制を整備する
56.8%
学校または大学で児童・生徒とに対
し暴力を防止する教育を行う
60.6%
警察・役所、民間団体等とのネット
ワークをつくり、被害者を支援する
52.0%
DV防止法の周知状況
加害者への罰則を強化する
53.2%
被害者の子どものケア体制を充実
する
49.8%
犯罪の取り締まりを強化する
45.7%
家庭で保護者が子どもに対し、暴
力を防止する教育を行う
(資料)「平成26年度男女間における暴力に関する調査」
赤字…今回新たに盛り込んだ取組み
青字…現行計画における取組みの充実・強化
基本目標Ⅰ 暴力の根絶を目指す社会づくりの推進
被害者が身近な場所で相談できる
体制を整備する
家庭・学校での教育が上位となっている
男女が互いの人権を尊重し、配偶者等からの暴力のない社会の実現
目標指標(「第3次富山県民男女共同参画計画」目標指標と同一)
指標
現状(H26)
目標(H32)
(法律の名前や内容を知っている人の割合)
84.7%
100%に
近い水準
配偶者暴力相談支援センターの設置数
2箇所
3箇所
DV対策基本計画策定市町村数
5市町
全市町村
基本目標Ⅲ 安全な保護体制の構築
9 女性相談センターを中心とした保護体制の整備
①女性相談センターにおける一時保護体制の充実
②医学的・心理学的ケアの充実
③保護命令の通知を受けた場合の安全確保
④広域連携の推進
10 心身の健康回復に向けた支援
①カウンセリングや特別相談の実施
②女性相談センターを中心としたメンタルヘルスケアの実施
③自助グループの活動支援
11 子どものケア体制の充実
①子どもの支援のための体制づくり
②子どもの学習支援及び安全確保
基本目標Ⅳ 被害者の自立に向けた切れ目のない
支援体制の強化
12 関係機関との連絡調整
①手続きの一元化等
②被害者等に係る情報の保護
13 生活基盤確立のための支援
①各種法制度の情報提供等の充実
②法的な手続きについての支援
③ひとり親世帯の自立支援
④子どもとともに生活する被害者への支援
⑤就業支援の充実
⑥住宅の確保に向けた支援
基本目標Ⅴ 関係機関等の連携・協働による効果
的な施策実施体制の整備
14 地域における取組みの強化
①市町村配偶者暴力相談支援センターの設置促進
②市町村基本計画策定の推進
③身近な地域での相談窓口の充実(再掲)
④市町村における相談体制強化に向けた支援
⑤県と市町村との役割分担・相互協力
15 関係機関の連携協力体制の強化
①富山県DV対策連絡協議会の充実
②配偶者暴力相談支援センター等を中心とした地域に
おけるネットワークの整備
③県と市町村との役割分担・相互協力(再掲)
④他の都道府県との連携
⑤その他の関係機関との連携強化
16 民間団体との連携・協働の推進
①民間団体との連携と協働
②民間団体等への支援
17 苦情処理体制の整備