変わります!

神戸市教員採用情報
28年度
28年度の
年度の実施から
神戸市の教員採用選考が
変わります!
●「第1次選考免除」の対象を拡大します。
●「第1次選考免除」の対象を拡大します。
●第2次選考の「一般教養」を第1次
第2次選考の「一般教養」を第1次選考に移行します。
を第1次選考に移行します。
●「教職・一般教養」「一般教養」の内容が変わります。
●「中高区分」を高等学校教諭免許状だけで受験できます。
●「英語」の資格等による加点制度を拡充します。
人は 人によって 人になる
神戸の
神戸の教育理念
や っ ぱ り
神 戸
が い い な
WELCOME TO KOBE! BE A TEACHER!!
← 詳しい情報は,ホームページをご覧ください。
発行 : 神戸市教育委員会事務局総務部教職員課
電話 078-322-5765・6446・5767
変わります!神戸の試験!! 《主な変更内容》
●「第1次選考免除」の対象
「第1次選考免除」の対象を拡大します。
「第1次選考免除」の対象を拡大します。
(第1次選考を合格した人は,次年度から第1次選考を免除します)
…平成 29 年度教員採用選考(平成 28 年度実施)の第1次選考合格者から適用します。
【現 行】
選考区分
【改正後】
1次免除対象
一般選考
選考区分
一般選考
社会人経験者区分
現職教員区分
×
×
×
臨時的任用教員区分
○
1次免除対象
社会人経験者区分
○
○
現職教員区分
○
臨時的任用教員区分
○
●臨時的任用教員区分受験者を対象とする「一般教養」を第1次選
考に移行します。
…従来第2次選考で実施していた「一般教養」を第1次選考に移行し,「教職・一般教養」に統合し
ます。
(平成 29 年度採用選考は,一部の臨時的任用教員区分受験者(第1次選考免除者)に対して
のみ第2次選考で「一般教養」を実施します)
●「教職・一般教養」「一般教養」の内容が変わります。
(今までと大きく変わり,「一般常識」と「時事問題」を中心に出題します)
…裏面に見直しのポイントと問題例を掲載しています。
今までの神戸の問題とイメージがちがいますね。すごく試験勉強
しやすくなった気がします。一般常識を問われるのですね。
●「中高区分」を高等学校教諭免許状だけで受験できます。
…中高区分の要件等を次のとおり変更します。
【現 行】
要件
中学校教諭免許状必須
要件
希望
校種
希望できません
希望
校種
【改正後】
中学校教諭免許状
又は
高等学校教諭免許状
希望できます
●「英語」の資格等による加点制度を拡充します。
【改正後】
【現 行】
校種・教科
幼稚園
加点対象
小学校
中高・英語
×
A
×
中高・英語以外
×
高校(工業・商業)
×
特支(小学校)
特支(英語)
×
×
特支(英語以外)
養護
×
×
栄養
×
校種・教科
加点対象
幼稚園
B
小学校
A又はB
又はB
中高・英語
中高・英語以外
高校(工業・商業)
特支(小学校)
特支(英語)
特支(英語以外)
養護
栄養
C
B
B
A又はB
又はB
C
B
B
B
A…英語の中学校・高等学校教諭免許状所有による加点対象
B…英語資格(英検準1級以上,TOEFL iBT80 点以上,TOEIC730 点以上)所有による加点対象
C…英語資格(英検1級,TOEFL iBT95 点以上,TOEIC945 点以上)所有による加点対象
×…加点制度適用なし
「教職・一般教養」と「一般教養」
筆記試験の内容 見直しのポイント
1.位置付け
○「教職・一般教養」と「一般教養」を統合し,教員及び社会人としての
『一般的な知識を身に付けているか』を確認する試験とする。
2.問題内容・出題分野
2.問題内容・出題分野
○出題分野は,「教職教養」及び「一般教養」とする。
○一般教養は,社会人として必要な基礎的・基本的知識・理解を問うものとし,
「一般常識」と「時事問題」を中心に出題する。
「一般常識」と「時事問題」
3.解答選択肢
〇解答選択肢は,従来の5択
5択中心から原則
5択中心から原則4択
中心から原則4択とする。
4択
4.出題
出題数
4.
出題
数・試験時間
○出題数を40
40問
試験時間は50分
40問程度とし,試験時間は
程度
試験時間は50分とする。
50分
5.問題の種類と配点
○問題は,解答に要する時間の見込みにより4タイプに分ける。
Aタイプ…配点1点(短時間問題)
,Bタイプ
Bタイプ…配点2点(短時間・組合せ問題)
,
Aタイプ
Bタイプ
Cタイプ…配点3点(時事問題等),Dタイプ
Dタイプ…配点5点(長文問題)
Cタイプ
Dタイプ
【問題例】
Aタイプの例
25 問程度
Aタイプの例…
の例…1点配点の問題(短時間問題)25
1点配点の問題
【1】四字熟語「五里□中」の□に入る漢字はどれか。
①無
②霧
③夢
④矛
解答②
【2】ダイバーシティの意味として適切なものはどれか。
①多様性
②海底都市構想
③国際貿易
④市民主義
解答①
解答①
Bタイプの例
5 問程度
Bタイプの例…
の例…2点配点の問題(短時間・組合せ問題)5
2点配点の問題
【3】「ある作業」を機械Aは10日,機械Bは15日で終わらせることができる。「ある
作業」をこの機械 A・B 両方にさせると何日で終わらせることができるか。
①4日
②5日
③6日
④7日
解答③
【4】慣用句とその意味の組合せで,間違っているものはどれか。
① 「口がすっぱくなる」:同じことを繰り返し言うこと
② 「口がすべる」:うっかりと言ってしまうこと
③ 「口がかたい」:言葉数が少ないこと
④ 「口車に乗る」:口先でうまく騙されること
解答③
Cタイプの例
Cタイプの例…
の例…3点配点の問題(時事問題等)
3点配点の問題(時事問題等)数
(時事問題等)数問程度
【5】平成 27 年 7 月 28 日に,改正公職選挙法が成立し,参議院の選挙制度であった都道
府県単位の選挙区制度が改められ,2つの県が1つの選挙区となる「合区」が誕生した。
合区となった都道府県の組合せで正しいものはどれか。
①兵庫県と岡山県
②岐阜県と愛知県
③福岡県と長崎県
④島根県と鳥取県
解答④
Dタイプの例
Dタイプの例…
の例…5点配点の問題(長文問題)
5点配点の問題(長文問題)1問
(長文問題)1問
【6】下の文章の内容に適していないものはどれか。
震災から今年で 15 年を迎えた。筆者は当時,中学校の教頭をしていた。校区は被災地であり非
常に厳しい状況下にあったが,自分の居住地は大きな被害を受けなかったため,何か後ろめたい気
持ちを持ちながら仕事に当たった。その内容は多岐にわたったこともあって十分に覚えていないこ
とがあった。
しかし,よく覚えているのは,卒業生の子どもたちが少し落ち着いてから,夕刻にやってきてく
れたことである。ずいぶんと元気な子どもたちであったが,直後の混乱期にもかかわらず地域で活
躍し,周りの大人にほめられたことを誇らしげに報告にきてくれた。そのことが思い出深い。
震災以降,教育活動の手法や形が変わった。一番変わったのは子どもたちの意識が校外に向けら
れたことである。子どもたちは教育活動のなかで,自主的な奉仕活動や募金活動の呼びかけ等のこ
とをボランティアと呼ぶようになった。
台風被害や災害があれば,全国各地で募金などの取組が開始されるが,神戸の子どもたちは,ボ
ランティアをしようとする意識が速く動き,すぐに行動に移している。海外での出来事であっても,
生徒会などの立ち上がりが早く,すぐに活動が始まる。またそれを支える PTA を中心とする保護
者のネットワークも整っており,応援態勢が整っている。
震災 10 年を期に,小・中学校の校長会が出版した「幸せ運べるように」には次のように記録さ
れている。「震災直後,私しか避難所の対応をすることができませんでした。寝食を忘れ,とにか
くがむしゃらでした。避難者の数は 2000 名を超えていました。教室から廊下,体育館へ,グラウ
ンドにも人があふれて,混乱状態でした。地域の方や本校を含めた 6 校の子どもたちが,ボランテ
ィアとなり,避難者への対応や名簿づくり,救援物資の配布をしてくれました。」
震災後の早い時期に,子どもたちがボランティアをしようとしていた。それを見守り応援した家
庭があり大人がいた。子どもは,我々が思っている以上に力を付けていたのである。
(「神戸発 新たな教育創造へ」 神戸市小学校長会・神戸市立中学校長会 編
より抜粋)
① 震災以降,教育活動の手法や形が変わり,一番変わったのは子供たちの意識が校外に
向けられたことである。
② 台風被害や災害があれば,神戸の子供たちは,ボランティアをしようとする意識が
速く動き,すぐに行動に移している。
③ 海外での災害では,生徒会など子供たちの立ち上がりは早いが,保護者のネットワー
クは整っておらず,応援態勢も整っていない。
④ 「幸せ運べるように」には,震災直後の混乱状態でも地域の方や子供たちがボランティア
となり,避難者への対応や名簿づくり,救援物資の配布をしたことが記録されている。
解答 ③