ご 挨 拶 東和土地改良区 理事長 外 山 弘 美 昨年は、米は作況指数104となり、麦、大豆等も豊作であり、野菜の収量は今一つでしたが価格が高く、 総じて農家にとっては良好な年となりました。また、昨年秋にはTPPが大筋合意となり農業のみに かかわらず各分野でなんらかの影響がある事と思いますが、特に農業においては規模、生産コストが 外国とくらべて大きく違い、北海道の農業産出額への影響はマイナス5,563億と算出され、行き先に不 安を感じる試算となっており、国は農政改革と称して付加価値を高めて販売強化、農業法人の規制を 緩和して株式会社などの農業参入、競争力のある農業などと言われていますが、更なる農業経営安定 並びに生産基盤整備の対策が望まれるところでございます。 土地改良事業につきましては、平成25年度より大雪東川が国営緊急農地再編整備事業に取り組み、 その後、旭東東神楽地区国営緊急農地再編整備事業が立ち上がり、道営事業は現在5地区計画されてい ます。平成27年度は、忠別北地区の道営事業が着工となり大区画のほ場が13.8ha程完成しました。国 営事業も大雪東川第1地区が平成28年度実施計画、調査着手となり平成29年度からほ場に作業機械が 入る事になりそうです。 維持管理につきましては、温暖化の影響によると思われるゲリラ的な豪雨により、特に山際を走る 用水路に土砂が入ったり、用水路が雨水を飲み込めなく越流したりの被害が出ています。当区を含め 各改良区とも対策に頭を悩めているのが実情であり、迅速な対応に努め被害の防止に努めなければな らないと考えております。また、頭首工始め用水路などの施設の老朽化への対応については、総代さん、 愛護組合からの要望を聞き補修箇所は工務委員会で現場検証し補助事業で対応するなど検討して、組 合員の負担の少ない事業で取り組んでいるところでございます。 改良区運営に於いては、土地改良資産の的確な評価、把握、運営の効率化を図るため、平成28年度 から複式簿記による会計処理を行います。 国の農業農村整備予算の北海道割当については、平成28年度当初予算 700億円が見込まれ、平成27 年度補正予算587億円と併せますと、平成21年度政権交代前の予算とほぼ同額になりました。このこ とは国営事業、道営事業の進捗にも良い方向に影響が出てくる事と思っております。農業経営者の年 齢は高くなり当改良区組合員の65歳以上経営者は54%となっていることから、今後は農地の集約化が 加速し、一戸あたりの経営面積も多くなることが予想され、水田の汎用化が言われる中、作業の効率 化なくしては農地を守ることは困難だと考えます。農業者は大規模経営あるいは複合経営を取り入れ、 所得増を図っていかなければならない状況となっており、改良区としても国営、道営事業の早期完了 に向けて組合員の負託に応えるべき努力をしなくてはならいと思っております。 最後になりましたが今回総代改選にあたり、退任されました総代の皆様には長い間改良区の事業運 営にご協力、ご理解をいただいた事に心より感謝いたします。また、新たに総代になられた皆様のご 意見、ご協力をいただきながら、役職員一体となって組織運営にあたって参りますのでよろしくお願 い申し上げ、広報誌発刊の挨拶といたします。 1 水土里ネット東和 冬 2016 総 代 選 挙 執 行 任期満了による東和土地改良区総代選挙が旭川市選挙管理委員会の管理のもとに執行され、3選挙 区とも定数内の立候補につき、1月26日開催の選挙区毎の選挙会にて土地改良施行令第18条の2第3 項により無投票にて当選人が決まり、旭川市選挙管理委員会から当選証書が交付されました。 ◇第1選挙区(東川地区)選挙会 選挙長 青木 哲也(敬称省略) ◇第2選挙区(東旭川地区)選挙会 選挙長 大橋 政美 ◇第3選挙区(東神楽地区)選挙会 選挙長 唐太 強 (表紙写真) 冬の大雪山 土地改良区の概要 (2月1日現在) 組 合 員 1,129人 賦課面積 8,161ha 水土里ネット東和 冬 2016 2 東和土地改良区総代選挙当選者 任期平成 年 月 任期平成28年2月1日∼平成32年1月31日 平成 年 月 (注:立候補届出受付順 敬称省略) 第1選挙区(東川地区)定数14名 受付番号 新/再 当選者名 受付番号 新/再 当選者名 1 再 ㈱ 藤 川 農 場 8 新 江 添 一 夫 2 再 松 倉 龍 秀 9 再 沼 澤 彰 3 再 大 岩 治 10 再 河 野 正 樹 4 新 菅 沼 順 稚 11 新 中 條 勝 彦 5 新 石 﨑 勝 彦 12 新 阿 部 茂 6 新 渡 邊 澄 13 再 新 元 光 男 7 新 守 屋 勝 蔵 14 再 好 井 英 清 第2選挙区(東旭川地区)定数24名 3 受付番号 新/再 当選者名 受付番号 新/再 当選者名 1 新 島 﨑 敏 規 13 再 川 島 輝 夫 2 再 渡 辺 和 紀 14 再 中 村 肇 3 再 押 切 美佐穂 15 新 桃 井 兼 造 4 再 大 懸 勝 一 16 新 佐々木 博 5 再 松 田 茂 幸 17 再 羽 藤 道 夫 6 新 斎 藤 雅 紀 18 再 八重樫 文 夫 7 再 髙 橋 渡 19 再 髙 橋 正 孝 8 新 髙 橋 一 政 20 新 荒 川 清 寿 9 再 笹 田 文 彦 21 再 髙 橋 治 美 10 新 山 本 昭 一 22 再 石 尾 卓 也 11 再 浅 沼 善 明 23 新 大 熊 守 志 12 再 ㈲旭正ファーム 24 新 ㈱うけがわファームDEN-EN 水土里ネット東和 冬 2016 第3選挙区(東神楽地区)定数12名 受付番号 新/再 当選者名 受付番号 新/再 当選者名 1 再 石 井 実 7 再 森 豊毅彦 2 再 青 柳 光 男 8 新 堀 卓 司 3 新 赤 尾 典 泰 9 再 吉 田 博 道 4 新 西 山 智 之 10 再 米 山 壽 一 5 新 藤野戸 祐 介 11 再 宮 武 広 志 6 新 外 山 定 雄 12 再 髙 橋 誠 総代の退任について 今回の総代の改選に伴い、後進に道を譲られ、総代の職をご勇退された方々には、永年にわたり土 地改良区の運営、更には事業の推進に当り、多大のご尽力を賜り厚くお礼申し上げます。 どうぞ今後とも、各位におかれましては、旧に倍しての土地改良区に対するご指導、ご協力を賜り ますようお願い申し上げます。 (敬称省略) 地区名 氏名 在職期間 地区名 氏名 在職期間 東 川 正 満 正 義 8年 東旭川 川 西 忠 一 12年 東 川 溝 口 泰 男 8年 東旭川 矢 部 茂 弘 4年 東 川 舘 林 敦 也 16年 東旭川 加 藤 智 16年 東 川 山 田 貞 治 16年 東旭川 大 山 勉 (20年7ヶ月) 東 川 桑 原 克 範 16年 東旭川 安 田 義 春 (20年7ヶ月) 東 川 ※中 川 光 夫 12年 東神楽 中 村 照 男 4年 東旭川 日比野 薫 12年 東神楽 西 村 博 行 4年 東旭川 石 仙 正 樹 8年 東神楽 小 菅 嘉 顯 8年 東旭川 山 田 登 12年 東神楽 ※島 田 幸 典 9年2ヶ月 ( )は、旧改良区在職期間含む。 ※はH26年2月より理事と兼任され現理事。 水土里ネット東和 冬 2016 4 改良区からのお知らせ 土地改良区の組合員が、その資格に係る権利の目的である土地の全部又は一部について移動 (売買・相続・経営移譲・賃貸借・賃貸借解除等)した場合は、土地改良区に届出なければなり ません。(土地改良法第43条) この届出がなければ名義は変らず賦課金もそのままもとの組合員に賦課されます。なお、市 役所・町役場・農協・共済組合等で名義変更すれば自動的に土地改良区の方も変更されると思 っておられる方がいらっしゃいますが、別途届出が必要ですのでご理解願います。 農地を宅地に転用したり、農地以外に転用したり、道路用地、河川敷地として買収されたと きは、届出を行い、決済金を納めなければなりません。 土地改良区の組合員としての資格に係る農用地には、施設の維持管理費や今まで行ってきた 事業の未償還金、今後予想される土地改良事業費が掛かっております。この農用地を転用する ことにより、その農用地に掛かっている費用を一括して支払う仕組みで、このことにより、今 後も農用地として耕作を続ける組合員に不当な負担を負わせないように定めた規定です。なお、 届出がないとそのまま毎年賦課され賦課台帳から除外になりませんのでご注意願います。 農地の移動(賃貸、売買など)の場合、ほ場整備等の賦課金及び未納賦課金が残る農地を賃貸、 取得しますと土地改良法の規定により、新たな耕作者がその賦課金を納入しなければなりません。 契約にあたって、土地改良区への未納等があるかどうか確かめてから契約するようご注意く ださい。 資格得喪や農地転用についてわからない点がございましたら、総務課までご連絡下さい。 平成28年2月10日発行 発行所 旭川市東旭川町旭正312番地の13 あ と が き 東 お祝い申し上げます。また、ご勇退されました前総代さん 和 土 地 改 良 区 電 話 32-2241 FAX 32-2244 ホームページ http://www.touwa.or.jp/ 発行人 理事長 外山 弘美 編 集 総務課 水土里ネット東和 冬 2016 今回の総代選挙において、ご当選の総代皆様には心から には永年にわたり大変ご苦労さまでした。 今後も組合員皆様へ広報誌やホームページを通じて情報 の発信をいたします。何かお気づきの点があればご一報く ださい。(事務局)
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