平成27年度 第28回 特定テーマ講習会 開催のご案内 「輸送機器の熱処理技術動向」 主催 (一社)日本熱処理技術協会西部支部 共催 (一社)日本鉄鋼協会・(公社)日本金属学会 関西支部 材料開発研究会 会員の皆様方におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 また当支部の運営につきましては、日頃から格別のご支援・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。 本特定テーマ講習会は、毎回その時々で対応が求められている熱処理技術のテーマを特集しており、好 評を得ています。 長い 20 年ものデフレ基調のトンネルを抜け、国内経済もかつての勢いを取り戻しつつありますが、す でにグローバル化した市場と対峙する輸送機器業界では、コスト競争力と同時に独創価値による非価格 競争力に優れた国際競争力のある製品が求められています。 自動車をはじめ鉄道車両、航空機等の輸送機器部品の国際競争力強化のために、基盤技術の一つである 熱処理技術もより一層の改善・改革が求められています。本年度は、 「輸送機器の熱処理技術動向」をメ インテーマとして、優れた日本のものづくり技術の展開として輸送機器部品におけるこれらの取り組み を紹介致します。多数のご参加をお待ちしています。 記 1.日 時:平成28年2月10日(水) 10:00~16:50 2.場 所:大阪国際会議場(グランキューブ大阪) 10階 1009号室 大阪市北区中之島5-3-51 電話:06-4803-5555 http://www.gco.co.jp 3.講 習 内 容 :別紙プログラムをご参照ください。 4.定 員 :130名(定員になり次第締め切りとさせていただきます。) ※受付次第、参加証をお送りしますので当日ご持参ください。 (1週間前までに届かない場合は、事務局までご連絡ください。) 5.参 加 費 :10,000円(会員)15,000円(非会員)1,000円(学生会員) ※お申込みを受け付け次第、請求書をお送りいたしますので着後にお振り込み下さい。 6.申し込み方法 :E-mail FAX 又は にてお申込みください。 (定員になり次第締め切りとさせていただきます。) ※間違い防止のため電話でのお申込みはご遠慮ください。 7.問い合わせ先 : 〒594-1157 大阪府和泉市あゆみ野2-7-1 (一社)日本熱処理技術協会 西部支部 (地独)大阪府立産業技術総合研究所内 山下厚子 E-mail:[email protected] FAX: 0725-51-2527 TEL: 0725-51-2527(月~木 8.昼食と喫煙に ついて : 2F 5F 12F OIC CAFÉ(81席) 大阪国際会議場食堂「まいどおおきに」(152席) レストラン「グラントック」(84席) 昼食持参の方は、講習会場内でお召し上がりいただけます。 喫煙は1Fプラザ 喫煙コーナーでお願いします。 1 10:00~15:00) 「輸送機器の熱処理技術動向」 プログラム 1.10:00~10:10 開会挨拶 (一社)日本熱処理技術協会 西部支部長 小溝裕一 2.10:10~11:10 講 演 ①「自動車用ピストンへのショットピーニング工法の適用」 アート金属工業株式会社 研究開発本部技術開発部先行開発室 室長 藤原 信幸 氏 内燃機関用のピストンは、その機能から高温環境に於いて、燃焼圧力を受けながら高速で往復運動を 繰り返す部品である。昨今環境への対応、特に燃費改善が必要急務であることから、ピストンの軽量化、 低フリクション化の要求が更に高まっている。しかしながら、軽量化・低フリクション化を実現する為 には、薄肉化等によっての軽量化・ピストンスカート部の平滑化が必要であり、信頼性に対して相反す る特性が求められる。そこで, 微粒子衝突法を用い、その相反する要求を両立し高性能化を実現した事 例を報告する。 11:10~11:20 3.11:20~12:20 講 小休憩 演 ②「船舶用大型鋳鍛鋼品の熱処理技術(クランク軸を中心として)」 株式会社神戸製鋼所 鋳鍛鋼事業部 技術開発部 藤綱 宣之 氏 クランク軸を主体とした大型鍛鋼品の熱処理・熱扱いを、設備も含めて紹介する。特に、熱扱いに関する 工程設計の考え方について、大型品故に発生しやすくなる問題点(不具合)の事例を含めて説明するととも に、実製品の熱処理について紹介する。 12:20~13:20 4.13:20~14:20 講 昼食 演 ③「航空機用エンジンの構造と部品素材の熱処理」 KMTLエッジテック株式会社 (元 常務取締役 服部 博 氏 株式会社IHI航空宇宙事業本部) 航空機用エンジンとして、エアラインの旅客機で広く運用されているターボ・ファンエンジンの構造 と構成部品の機能および部品の使用環境を説明する。部品素材に採用されている金属材料(特殊鋼、Ti 合金およびNi基超合金の鍛造材、精密鋳造材)の適用動向をレビューし、代表的な金属材料の熱処理技 術を解説する。また、航空エンジンは高い安全性・信頼性が要求される輸送機器であるので、部品素材 の品質保証の仕組みとして導入されている本産業分野独特の特殊工程認定システムの観点からの熱処理 技術について紹介する。 14:20~14:30 2 小休憩 5.14:30~15:30 講 演 ④「自動二輪車エンジンの軽量化に向けた材料・工法・熱処理事例」 ヤマハ発動機株式会社 エンジンユニット コンポーネント統括部 材料技術部機能評価グループ グループリーダー 久保田 剛 氏 自動二輪車用エンジンへの要求機能を四輪車と比較しながら示し、その結果生じる部品機能や工法へ の要求を概説する。四輪車と要求が異なる代表的な部品としてコンロッドを取り上げ、軽量化に向けた 工夫点を示す。その中から、真空高濃度浸炭窒化による耐面圧の向上事例と、チタンコンロッドの 低コスト化・高剛性化に向けた工法開発事例を紹介する。 15:30~15:40 6.15:40~16:40 講 小休憩 演 ⑤「鉄道車両用車輪・車軸に要求される性能と製造プロセス設計」 新日鐵住金株式会社 交通産機品事業部 製鋼所 シニアスペシャリスト(鉄道車両品)岡方 義則 氏 鉄道車両用の車輪・車軸は、鉄道の安全運行を支える重要部品であり、絶対的な信頼性が要求され る。したがって、第一の要求性能は、強度の確保である。同時に、特に、車輪は損耗によって取り替え る部品であるため、その寿命はメンテナンスコストに直接の影響を与える。本講では、車輪、車軸に要 求される基本性能を整理したうえで、これらを実現するための製造プロセス設計、なかでも特に重要な 工程である熱処理の目的とメカニズムを紹介する。 7.16:40~16:50 閉会挨拶 (一社)日本熱処理技術協会西部支部 常任幹事 3 松本賢治 (一社)日本熱処理技術協会 西部支部 『輸送機器の熱処理技術動向』 日 時 : 平成28年2月10日(水) 10:00~16:50 会 場 : 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)10階 1009号室 大阪市北区中之島5-3-51 http://www.gco.co.jp 電話:06-4803-5555 会場へのアクセス ●京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)駅」(2番出口すぐ) ●JR「大阪駅」駅前大阪市営バスターミナルから、大阪市営バス(53系統 船津橋行) または(55系統 鶴町四行)で約15分「堂島大橋」バス停下車すぐ ●シャトルバスが、「リーガロイヤルホテル」(当会議場東隣)とJR「大阪駅」西側(高架下)の間で運行しており、ご利 用いただけます。 ●中之島ループバスふらら「淀屋橋」バス停(淀屋橋西詰:住友ビル一号館前)から約13分「大阪国際会議場前」バス 停下車すぐ 詳しい乗り場、時刻表等は「北港観光バス株式会社」のホームページをご覧ください。 http://www.hokkohbus.co.jp/index.html 4 平成27年度 第28回 特定テーマ講習会 「輸送機器の熱処理技術動向」 平成28年2月10日(水) 参 加 申 し 込 み 用 (一社)日本熱処理技術協会 西部支部 御中 申込み先 E-mail :[email protected] FAX番号:0725-51-2527 紙 受付No. 勤務先(工場)名 所 在 地 連 絡 担 当 者 参 加 者 氏 〒 氏名: 所属: 電話: E-mail: 名 所 属 部 課 会員 名 ¥ 非会員 名 ¥ 学生会員 名 ¥ 合計:¥ 5
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