金属内電子の波動関数

金属内電子の波動関数
金属内電子の波動関数をWigner-Seitzのモデルで計算する。
極座標で表したシュレーディンガー方程式は次の通りである。
  r
d 2   2m

  2 E  V (r )    0
2
dr


Runge-Kutta法で計算するために変形する。
y1  
dy1 d

 y2
dr
dr
dy 2 d 2   2m


  2 E  V (r )  
2
dr
dr
 

ポテンシャルV(r)には、Prokofjewの力場の数値を使用し、Eをパラメータとし
てEとrの極小値を求めた。
このrの極小値が原子球の半径に相当する。
波動関数はrの広い範囲で一定であり、電子の存在確率が一様である。
[参考文献]
原島 「物性論概説 改訂版」 裳華房 1967