2 震災対策編(本文全体見え消し版)(PDFファイル)

北上市地域防災計画(震災対策編)
見直し(素案)
(本文見え消し文)
北上市消防防災課
(平成28年2月4日版)
- 630 -
目
次
第1章
総
第1節
計画の目的
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 635
第2節
計画の性格
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 635
第2節の2
則
災 害 時 に お け る 個 人 情 報 の 取 扱 い・・・・・・・・・・・・・・・・635
第3節
防災関係機関の責務及び業務の大綱
第4節
地 震 の 想 定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 642
第2章
災害予防計画
第1節
防 災 知 識 の 普 及 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 643
第2節
自 主 防 災 組 織 等 育 成 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 647
第3節
防災訓練計画
第3節の2
第4節
第5節
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 651
災 害 医 療 体 制 整 備 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 652
要 配 慮 者 の 安 全 確 保 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 653
第5節の2
第6節
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 648
通 信 確 保 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 649
避難対策計画
第4節の2
・・・・・・・・・・・・・・・・ 636
食 料 ・ 生 活 必 需 品 等 の 備 蓄 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 654
孤 立 化 対 策 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 655
第57節
防災施設等整備計画
第68節
都市防災計画
第79節
交 通 施 設 安 全 確 保 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 661
第 8 10 節
ライフライン施設等安全確保計画・・・・・・・・・・・・・・・
第 9 11 節
危険物施設等安全確保計画
第 1012 節
地 盤 災 害 予 防 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 669
第 1113 節
火災予防計画
第 1214 節
震災に関する調査研究
第 1315 節
防 災 ボ ラ ン テ ィ ア 育 成 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 675
第 16 節
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 656
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 658
663
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 668
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 671
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 674
事 業 継 続 対 策 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 676
第3章
災害応急対策計画
第1節
活動体制計画
第2節
地震情報等の伝達計画
第3節
通信情報計画
第4節
情報の収集・伝達計画
第5節
広報広聴計画
第6節
交通確保・輸送計画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 677
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 688
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 692
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 693
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 696
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 699
- 631 -
第7節
消防活動計画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 701
第8節
県 、 市 町 村 相 互 応 援 協 力 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 702
第9節
自衛隊災害派遣要請計画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 703
第 10 節 防 災 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 704
第 11 節
義 援 物 資 、 義 援 金 等 の 受 付 ・ 配 分 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 705
第 1112 節 災 害 救 助 法 の 適 用 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 706
第 1213 節 避 難 ・ 救 出 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 707
第 1314 節 医 療 ・ 保 健 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 709
第 1415 節 生 活 必 需 品 供 給 計 画
第 15 節 食 料 供 給 計 画
第 16 節 給 水 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 711
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 712
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 713
第 17 節 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 等 及 び 応 急 修 理 計 画
第 18 節 防 疫 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 714
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 716
第 19 節 廃 棄 物 処 理 ・ 障 害 物 除 去 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 717
第 20 節 行 方 不 明 者 等 の 捜 索 及 び 遺 体 の 処 理 ・ 埋 葬 計 画
第 21 節 応 急 対 策 要 員 確 保 計 画
第 22 節 文 教 対 策 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 718
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 719
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 720
第 23 節 公 共 土 木 施 設 ・ 鉄 道 施 設 等 応 急 対 策 計 画
第 24 節 ラ イ フ ラ イ ン 施 設 応 急 対 策 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 721
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 722
第 25 節 危 険 物 施 設 等 応 急 対 策 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 723
第 26 節 防 災 ヘ リ コ プ タ ー 活 動 計 画
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 724
第4章
災害復旧・復興計画
第1節
公共施設等の災害復旧計画
第2節
生活の安定確保計画
第3節
復興計画の作成
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 726
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 727
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 728
- 632 -
- 633 -
第1章
総
則
- 634 -
第1章
総
第1節
則
計画の目的
こ の 計 画 は 、 市 域 並 び に 市 民 の 生 命 、 身 体 及 び 財 産 を 地 震 災 害 か ら 保 護 す る た め、
北 上 市 、 指 定 地 方 行 政 機 関 、 指 定 公 共 機 関 、 指 定 地 方 公 共 機 関 等 の 各 防 災 機 関 が 、そ
れ ぞ れ 全 機 能 を 有 効 に 発 揮 し 、 相 互 に 協 力 し て 防 災 の 万 全 を 期 す る た め に 必 要 な 災害
予防対策、災害応急対策及び災害復旧対策に関する事項を策定するものである。
な お 、 こ の 計 画 は 、 こ れ ま で 、 本 市 に お け る 過 去 の 地 震 災 害 の 発 生 状 況 か ら 、 三陸
沖 を 震 源 地 と す る 地 震 ( 地 震 の 規 模 は マ グ ニ チ ュ ー ド 7.5 以 上 ) を想 定 し て い た が、
近 年 に お い て 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 、 新 潟 県 中 越 地 震 な ど 大 規 模 な 地 震 災 害 が 発 生 し てい
る 状 況 を 踏 ま え 、、ま た 、近 年 に お い て 阪 神・淡 路 大 震 災 や 新 潟 県中 越 地 震 の ほ か 平成
23 年 3 月 11 日 の 東 日 本 大 震 災 津 波 等 の 大 規 模 な 地 震 災 害 が 発 生 し て い る 状 況 、 さら
に は 、 県 が 実 施 し た 被 害 想 定 調 査 の 結 果 ( 平 成 9 年 度 「 地 震 被 害 想 定 調 査 」、 平 成 15
~ 16 年 度「 地 震・津 波 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 及 び 被 害 想 定 調 査 」を 実 施 )や 三 陸 沖 か ら房
総 沖 に か け て の 地 震 活 動 の 長 期 評 価 の 改 訂 ( 平 成 23 年 度 に 国 の 地 震 調 査 研 究 推 進本
部 が 実 施 ) を 踏 ま え 、 東 日 本 大 震 災 津 波 並 び に 過 去 の 最 大 ク ラ ス の 地 震 、 ま た 、 家屋
の 倒 壊 な ど 甚 大 な 被 害 が 予 想 さ れ る 震 度 6 弱 以 上 の 陸 地 を 震 源 地 と す る 大 規 模 な 地震
にも対応できる体制の整備を図ることを目的とする。
第2節
計画の性格
こ の 計 画 は 、 災 害 対 策 基 本 法 第 42 条 の 規 定 に 基 づ い て 作 成 さ れ て い る 「 北 上 市地
域 防 災 計 画 」 の 「 震 災 対 策 」 編 と し て 市 防 災 会 議 が 作 成 す る 計 画 で あ り 、 こ の 計 画に
定 め の な い 事 項 に つ い て は 、「 北 上 市 地 域 防 災 計 画 」 の 本 編 に 定 め る と こ ろ に よ る 。
第2節の2
災害時における個人情報の取扱い
【本編・第1章・第3節の2
参照】
- 635 -
第3節
第1
1
防災関係機関の責務及び業務の大綱
防災関係機関の責務
県
県 は 、市 町 村 を 包 括 す る 広 域 の 地 方 公 共 団 体 と し て 、地 域 並 び に 地 域 住 民 の 生 命、
身 体 及 び 財 産 を 災 害 か ら 保 護 す る た め 、 関 係 機 関 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を得
て 、 防 災 に 関 す る 計 画 を 作 成 し 、 こ れ を 実 施 す る と と も に 、 市 町 村 及 び 指 定 地 方公
共団体が処理する防災に関する事務又は業務を支援し、かつその総合調整を行う。
ま た 、 大 規 模 地 震 に つ い て 国 が 定 め る 地 震 防 災 戦 略 を 踏 ま え た 地 域 目 標 の 策 定 に努
める。
2
市
市 は 、 基 礎 的 な 地 方 公 共 団 体 と し て 、 地 域 並 び に 地 域 住 民 の 生 命 、 身 体 及 び 財産
を 災 害 か ら 保 護 す る た め 、 関 係 機 関 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を 得 て 、 防 災 に関
す る 計 画 を 作 成 し 、 こ れ を 実 施 す る 。 ま た 、 大 規 模 地 震 に つ い て 国 が 定 め る 地 震防
災戦略を踏まえた地域目標の策定に努める。
3
指定地方行政機関
指 定 地 方 行 政 機 関 は 、 地 域 並 び に 地 域 住 民 の 生 命 、 身 体 及 び 財 産 を 災 害 か ら 保護
す る た め 、 指 定 行 政 機 関 及 び 他 の 指 定 地 方 行 政 機 関 と 相 互 に 協 力 し 、 防 災 活 動 を実
施 す る と と も に 、県 及び 市 の 活 動 が 円 滑 に 行 わ れ る よ う 、支 援 、協力 、勧 告 、指 導 、
助言等を行う。
4
指定公共機関及び指定地方公共機関
指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 は 、 そ の 業 務 の 公 共 性 及 び 公 益 性 に 鑑 み 、防
災 に 関 す る 計 画 を 作 成 し 、 こ れ を 実 施 す る と と も に 、 県 及 び 市 の 活 動 が 円 滑 に 行わ
れるよう、その業務に協力する。
5
公共的団体及び防災上重要な施設の管理者
公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 は 、 平 素 か ら 災 害 予 防 体 制 の 整 備 を図
り 災 害 時 に は 、 災 害 応 急 措 置 を 実 施 す る と と も に 、 市 そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 の 防災
活動に協力する。
第2
1
防災関係機関の業務の大綱
県、市
機関名
岩手県
業務の大綱
(1)
県防災会議、災害対策本部、現地災害対策本部、災害警戒
本部の設置、運営に関すること。
(2)
防災に関する施設及び組織の整備に関すること。
- 636 -
(3)
防災訓練の実施に関すること。
(4)
防災知識の普及及び教育に関すること。
(5)
災害に関する情報の収集、伝達及び広報に関すること。
(6)
自衛隊、他の都道府県、関係機関等に対する応援要請に関すること。
(7)
災害応急対策の実施に関すること。
(8)
災害時における犯罪の予防、取締りなど社会の秩序維持に関すること。
(9)
被災施設の復旧、被災地域の復興に関すること。
(10)
北上市
(1)
市町村及び防災関係機関の災害対策の総合調整に関すること。
市防災会議、災害対策本部、現地災害対策本部、災害警戒
本部の設置、運営に関すること。
2
(2)
防災に関する施設及び組織の整備に関すること。
(3)
防災訓練の実施に関すること。
(4)
防災知識の普及及び教育に関すること。
(5)
災害に関する情報の収集、伝達及び広報に関すること。
(6)
他の市町村、関係機関等に対する応援要請に関すること。
(7)
災害応急対策の実施に関すること。
(8)
被災地の復旧、被災地域の復興に関すること。
消防機関
機関名
業務の大綱
北上地区消防組合
(1)
消防活動に関すること。
北上市消防団
(2)
救急救助業務に関すること。
(3)
災害予防対策の実施協力に関すること。
(4)
災害応急対策の実施協力に関すること。
3
指定地方行政機関
機関名
東北農政局奥州地域セン
業務の大綱
(1)
災害時における米穀及びパンの供給に関すること。
ター
東北森林管理局
(1)
国有林野の保安林、保安施設等の整備に関すること。
岩手県南部森林管理局
(2)
山火事防止対策に関すること。
(3)
災害復旧用材の供給に関すること。
(1)
事業場における労働災害の防止に関すること。
(2)
被災労働者の救済に関すること。
花巻労働基準監督署
- 637 -
岩手河川国道事務所
(1)
直轄公共土木施設の整備及び災害防止に関すること。
(水沢出張所)
(2)
指定河川の洪水予警報の発表及び伝達に関すること。
(水沢国道維持出張所)
(3)
水防活動の指導に関すること。
(4)
災害時における交通通行規制及び輸送の確保に関すること。
(5)
直轄公共土木施設の復旧に関すること。
(6)
緊 急 を 要 す る と 認 め ら れ る 場 合 、申 合 せ に 基 づ く 適 切 な 緊 急 対 応
の実施に関すること。
北上郵便局
(7)
災害対策支援に係る調整に関すること。
(1)
災害時における郵便局業務の確保に関すること。
(2)
災害時における郵政事業に係る特別事務取扱及び援護対策に関
すること.
仙台管区気象台
(1)
盛岡地方気象台
気象、地震及び水象の観測並びにこれらの成果の収集及び発表に
関すること。
(2)
気象業務に必要な観測体制の充実並びに予報、通信等の施設及
び設備の整備に関すること。
(3)
気 象 、地 象( 地 震 に あ っ て は 、発 生 し た 断 層 運 動 に よ る 地 震 動 に
限 る 。)及 び 水 象 の 予 報 及 び 特 別 警 報・警 報 ・注 意 報 並 び に 台 風 、大
雨、竜巻等突風に関する情報等の適時・的確な防災機関への伝達、
並びにこれらの機関や報道機関を通じた住民への周知に関するこ
と。
(4)
気象庁が発表する緊急地震速報(警報)の利用の心得などの周
知・広報に関すること。
(5)
市 が 行 う 避 難 勧 告 等 の 判 断・伝 達 マ ニ ュ ア ル や ハ ザ ー ド マ ッ プ 等
の作成に係る技術的な支援・協力に関すること。
(6)
災 害 の 発 生 が 予 想 さ れ る と き や 災 害 発 生 時 に お い て 、県 及 び 市 町
村に対する気象状況の推移やその予想の解説等の実施に関するこ
と。
(7)
都道府県、市町村その他の防災関係機関と連携した防災気象情報
の理解促進や防災知識の普及啓発活動に関すること。
4
自衛隊
機関名
陸上自衛隊第9特科連隊
岩手駐屯部隊
5
業務の大綱
(1)
災害派遣要請又は出動命令に基づく応急救援及び応急復旧に関
すること。
指定公共機関
機関名
業務の大綱
- 638 -
東日本電信電話㈱岩手支店
(1)
電気通信設備の整備及び災害防止に関すること。
エヌ・ティ・ティ・コミュ
(2)
災害時における通信の確保及び気象予警報の伝達に関するこ
ニケーションズ㈱
ソフトバンクテレコム㈱
と。
(3)
電気通信設備の復旧に関すること。
日本赤十字社岩手県支部
(1)
災害時における医療救護に関すること。
北上地区支部
(2)
救援物資、義援金品等の受付及びの配分に関すること。
(3)
義援金の受付に関すること。
㈱エヌ・ティ・ティ・ドコ
モ東北
㈱NTTドコモ
KDDI㈱
ソフトバンクモバイル㈱
(3)(4)
日本放送協会盛岡放送局
防災ボランティアの連絡調整等に関すること。
(1)
気象予警報等の放送に関すること。
(2)
災害状況及び災害対策についての放送に関すること。
(3)
県知事からの要請に基づく災害放送に関すること。
東日本高速道路㈱東北支社
(1)
高速自動車道の整備及び災害防止に関すること。
北上管理事務所
(2)
災害時における交通規制及び輸送の確保に関すること。
(3)
高速自動車道の復旧に関すること。
東日本旅客鉄道㈱盛岡支社
(1)
鉄道施設の整備及び災害防止及び災害復旧に関すること。
北上駅
(2)
災害時における鉄道による緊急輸送に関すること。
(3)
鉄道施設の災害復旧に関すること。
(1)
災害時における車両による緊急輸送に関すること。
(1)
電力施設の整備及び災害防止に関すること。
(2)
災害時における電力供給に関すること。
(3)
電力施設の災害復旧に関すること。
日本通運㈱北上支店
北東北福山通運㈱北上支店
佐川急便㈱北上店
ヤマト運輸㈱岩手主管支店
東北西濃運輸㈱
東北電力㈱北上営業所
日本郵便㈱北上郵便局
(1)
災害時における郵便局の業務運営の確保に関すること。
(2)
災害時における郵便局の業務に係る災害時特別事務取扱及び援
護対策に関すること。
- 639 -
6
指定地方公共機関
機関名
業務の大綱
㈱アイビーシーIBC岩手放
(1)
気象予警報等の放送に関すること。
送
(2)
災害状況及び災害対策についての放送に関すること。
㈱テレビ岩手
(3)
県知事からの要請に基づく災害放送に関すること。
(1)
災害時における車両による緊急輸送に関すること。
(一 社 )岩 手 県 高 圧 ガ ス 保 安 協
(1)
ガス施設の整備及び災害防止に関すること。
会北上支部
(2)
災害時におけるガス供給に関すること。
(3)
ガス施設の災害復旧に関すること。
(一 社 )社 団 法 人 北 上 医 師 会
(1)
医療救護に関すること。
北上歯科医師会
(2)
遺体の検視、身元確認及び処理に関する協力に関すること。
㈱岩手めんこいテレビ
㈱岩手朝日テレビ
㈱エフエム岩手
(校 舎 )
岩手県交通㈱北上営業所
7
公共的団体その他防災上重要な施設の管理者
機関名
社会福祉法人北上市社会福祉
業務の大綱
(1)
災害ボランティアの連絡調整等に関すること。
(1)
義援金の募集及び受付けに関すること。
協議会
社会福祉法人岩手県共同募金
会北上市委員会
農業協同組合
(1)
共同利用施設の災害応急対策及び災害復旧に関すること。
森林組合
(2)
農林関係に係る県及び市が実施する被害調査、応急対策に対
する協力に関すること。
(3)
被災農林家に対する融資及び融資のあっせんに関すること。
(4)
被災農林家に対する種苗その他営農資材の確保あっせんに関
すること。
商工会議所
(1)
商工業関係の県、市の実施する被害調査及び応急対策に対す
る協力に関すること。
(2)
被災商工業者に対する融資及び融資のあっせんに関するこ
と。
(3)
災害時における物価安定についての協力に関すること。
- 640 -
(4)
生活必需品、復旧資材等防災関係物資の確保についての協力
に関すること。
一般病院
(1)
収容患者に対する災害時の避難体制の確保に関すること。
診療所
(2)
災害時における負傷者等の収容及び医療救護に関すること。
一般運送事業者
(1)
災害時における緊急輸送に関すること。
ダム施設の管理者
(1)
ダム施設の防災上の整備及び管理に関すること。
土地改良区
(1)
水 門 、水 路 た め 池 等 の 施 設 の 整 備 及 び 災 害 防 止 に 関 す る こ と 。
(2)
水門、水路ため池等の災害復旧に関すること。
危険物関係施設の管理者
(1)
災害時における危険物の保安措置に関すること。
㈱岩手日報社
(1)
災害情報及び災害対策についての報道に関すること。
㈱朝日新聞社盛岡支局総局
(2)
県知事からの要請に基づく災害報道に関すること。
㈱毎日新聞社盛岡支局
㈱読売新聞社盛岡支局
㈱河北新報盛岡支社総局
㈱産業経済新聞社盛岡支局
㈱日本経済新聞社盛岡支局
㈱岩手日日新聞社
全国新聞情報農業協同組合連
合会東北支部
㈱日本農業新聞東北支社
㈱日刊工業新聞社盛岡総局
(一 社 )共 同 通 信 社 盛 岡 支 局
㈱時事通信社盛岡支局
【本編第1章第5節第2
参照】
- 641 -
第4節
第1
1
地震の想定
地震の想定の基本的な考え方
岩 手 県 に 将 来 甚 大 な 被 害 を も た ら す お そ れ の あ る 地 震 の 災 害 像 を 過 去 事 例 等 から
明 ら か に し 、 地 震 ・ 津 波 発 生 時 の 各 種 構 造 物 等 の 被 害 量 及 び 被 害 分 布 を あ ら か じめ
予 測 し 、 被 害 想 定 を 行 っ た 上 で 、 岩 手 県 地 域 防 災 計 画 の 見 直 し を も と に 北 上 市 地域
防災計画に反映させてきたところである。
【 地 震 被 害 想 定 調 査 結 果 ( 平 成 9 年 度 実 施 ) 資 料 編 5 -1 -1 】
【 津 波 及 び 想 定 宮 城 県 沖 連 動 地 震 に 係 る 被 害 想 定 調 査 ( 平 成 15~ 16 年 度 実 施 )資
料 編 5 -1 -2 】
平 成 23 年 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 の 被 害 の 多 く は 、 従 前 の 被 害 想 定 を は る か に超
2
え る 結 果 と な っ た と こ ろ で あ り 、 こ の こ と を 踏 ま え 、 そ の 要 因 の 調 査 分 析 並 び に新
たな被害想定の実施及びそれに基づく減災目標の策定を進める。
3
当 面 の 防 災 対 策 に つ い て は 、 地 震 の 規 模 が 想 定 よ り も 大 き い 可 能 性 も 十 分 に 視野
に 入 れ て 、 平 成 23 年 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 並 び に 過 去 の 最 大 ク ラ ス の 海 溝 型 の地
震と内陸直下型地震を想定する。
第2
想定する地震の考え方
本 市 に 影 響 を 及 ぼ す お そ れ の あ る 地 震 と し て 、 内 陸 直 下 型 地 震 に つ い て は 北 上低
地 西 縁 断 層 群 北 部 地 震 及 び 北 上 低 地 西 縁 断 層 群 南 部 地 震 を 想 定 し 、 海 溝 型 地 震 につ
い て は 平 成 23 年 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 及 び 過 去 に 発 生 し た 最 大 ク ラ ス の 地 震 を想
定する。
- 642 -
第2章
災害予防計画
- 643 -
第2章
第1節
第1
災害予防計画
防災知識の普及計画
基本方針
市 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 ( 以 下 、 本 節 中 「 防 災 関 係 機 関 等 」 と い う 。) は、
職 員 に 対 し て 防 災 教 育 を 実 施 す る と と も に 、 広 く 住 民 等 に 対 し て 防 災 知 識 の 普及
に努め、自主防災思想の普及、徹底を図る。
な お 、 防 災 知 識 の 普 及 を 図 る 際 に は 、 高 齢 者 、 障 害 者 等 の 災 害 時 要 援 護 者 要配
慮 者 に 十 分 配 慮 す る と と も に 、 地 域 に お い て 、 災 害 時 要 援 護 者 要 配 慮 者 を 支 援す
る 体 制 の 整 備 を 図 る 。 ま た 、 被 災 時 の 男 女 の ニ ー ズ の 違 い 等 男 女 双 方 の 視 点 にも
配慮する。
第2
1
防災知識の普及
防災知識普及計画の作成
【本編・第2章・第1節・第2・1
2
参照】
職員に対する防災教育
(1)
防 災 関 係 機 関 等 は 、 職 員 に 対 し 、 災 害 時 に お け る 適 正 な 判 断 力 を 養 成 し 、 円滑
な 防 災 活 動 に 資 す る た め 、 講 習 会 、 研 修 会 若 し く は 検 討 会 等 を 開 催 し 、 又 は 防災
関係資料も配布して、防災教育の普及徹底を図る。
(2)
3
防災教育は、次の事項に重点をおいて実施する。
ア
震災対策関連法令
イ
防災対策、防災組織その他防災活動に関する事項
ウ
震災に関する基礎知識
エ
災害を防止するための技術
オ
住民に対する防災知識の普及方法
カ
震災時における業務分担の確認
住民等に対する防災知識の普及
(1)
防 災 関 係 機 関 は 、 住 民 等 の 防 災 に 対 す る 意 識 の 高 揚 を 図 り 、 震 災 時 に お い て、
住 民 一 人 一 人 が 正 し い 知 識 と 判 断 を も っ て 行 動 で き る よ う 、 防 災 士 そ の 他 防 災に
関 す る 知 識 を 有 す る も の と 連 携 し な が ら 次 の 方 法 等 を 利 用 し て 防 災 知 識 の 普 及徹
底を図る。
ア
講習会、研修会、講演会、展示会の開催
- 644 -
イ
インターネット、広報誌の活用
ウ
起震車等による災害の疑似体験
エ
新聞、テレビ、ラジオ等各種報道媒体の活用
オ
防災関係資料の作成、配布
カ
防災映画、ビデオ、ラジオ等の制作、上映、貸出し
キ
自主防災活動に対する指導
(2)
防災知識の普及活動は、次の事項に重点をおいて実施する。
ア
地域防災計画及び各防災関係機関の防災体制の概要
地震に関する一般的知識
イ
避難指示等の意味及び内容
イウ
平常時における心得
①
避難場所、避難道路等を確認する
②
3 日 分 の 食 料 、 飲 料 水 、 携 帯 ト イ レ 、 ト イ レ ッ ト ペ ー パ ー 等 の 備 蓄 及 び非
常 持 出 品( 救 急 箱 、お 薬 手 帳 、懐 中 電 灯 、ラ ジ オ 、乾 電 池 等 )の 準 備 を 行 う。
(3)
③
いざというときの対処方法を検討する。
④
防災訓練等へ、積極的に参加する。
⑤
災害時の家族内の連絡方法や避難の仕方を決めておく。
⑥
家庭動物との動向避難や避難所での飼養の方法を決めておく。
エ
地震発生時の心得
オ
心肺蘇生法、止血法等の応急措置
カ
電気通信事業者が災害時に提供する伝言サービスの仕組みや利用方法等
キ
災害危険箇所に関する知識
ク
過去の主な災害事例
ケ
地震対策の現状
防 災 知 識 の 普 及 に 併 せ 、 被 災 地 に 小 口 ・ 混 載 に よ る 支 援 物 資 を 送 る こ と は 被災
地 方 公 共 団 体 等 の 負 担 と な る こ と か ら 、 支 援 に 当 た っ て は 、 現 地 の ニ ー ズ を 踏ま
え た う え で 行 う よ う に す る な ど 、 被 災 地 支 援 に 関 す る 知 識 を 整 理 す る と と も に、
その普及に努める。
4
児童、生徒等に対する教育
【本編・第2章・第1節・第2・4
5
(1)
参照】
防災文化の継承
防 災 関 係 機 関 等 は 、 地 震 ・ 津 波 災 害 の 経 験 や 教 訓 を 次 世 代 に 継 承 し 、 防 災 を文
化にまで昇華し、
「 防 災 文 化 」と し て 将 来 に 活 か す こ と に よ り 、地 域 防 災 力 の 向上
を図る。
(2)
防 災 関 係 機 関 等 は 、地 震・津 波 災 害 の 経験 や 教 訓 を 次 世 代 に 継 承 し て い く た め、
地 震 ・ 津 波 災 害 に 関 す る 資 料 を 収 集 ・ 整 理 ・ 保 存 し 、 住 民 等 が 閲 覧 で き る よ う公
- 645 -
開 に 努 め る と と も に 、 地 震 ・ 津 波 災 害 に 関 す る 石 碑 や モ ニ ュ メ ン ト 等 の 持 つ 意味
を正しく次世代に伝えていくよう努める。
(3)
住 民 等 は 、 自 ら 地 震 ・ 津 波 災 害 の 経 験 や 教 訓 を 次 世 代 に 継 承 す る よ う 努 め 、防
災関係機関等は、各種資料の活用等により、これを支援する。
6
国際的な情報発信
防 災 関 係 機 関 等 は 、 地 震 ・ 津 波 災 害 対 応 の 経 験 か ら 得 ら れ た 知 見 や 教 訓 を 、 国際
会議等の場を通じて諸外国に対して広く情報発信・共有するよう努める。
- 646 -
第2節
自主防災組織等育成計画
地域防災活動活性化計画
第1
1
基本方針
市 は 、 地 域 住 民 が 「 自 分 達 の 地 域 は 自 分 達 で 守 る 」 と い う 、 自 主 的 な 防 災 活 動を
促 進 す る た め 、 自 主 防 災 組 織 の 育 成 、 強 化 を 図 る 。 そ の 際 、 女 性 の 参 画 の 促 進に
努めるものとする。
2
県 及 び 市 は 、 地 域 に お け る 消 防 防 災 の 中 核 と し て 重 要 な 役 割 を 担 う 消 防 団 の 活性
化を推進する。
3
市 は 、 市 内 の 一 定 の 地 区 内 の 住 民 等 か ら 市 地 域 防 災 計 画 に 地 区 防 災 計 画 を 位 置づ
け る よ う 提 案 を 受 け た と き は 、 そ の 必 要 性 を 判 断 し た 上 で 、 市 地 域 防 災 計 画 に 地区
防災計画を含める。
第2
自主防災組織等の育成
【本編・第2章・第2部・第2
第3
消防団の活性化
【本編・第2章・第2部・第3
第4
参照】
参照】
住民等による地区内の防災活動の推進
【本編第2章第2節第4参照】
- 647 -
第3節
第1
防災訓練計画
基本方針
市 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 震 災 時 に お け る 防 災 活 動 を 円 滑 に 実 施 す るた
め、単独又は合同して、震災に関する各種の訓練を実施する。
第2
1
実施要領
実施方法
【本編・第2章・第3節・第2・1
2
参照】
実施に当たって留意すべき事項
【本編・第2章・第3節・第2・2
参照】
訓練の実施に当たっては、訓練のシナリオに緊急地震速報を取り入れるとともに、
具 体 的 か つ 実 践 的 な 訓 練 を 行 う な ど 、地 震 発 生 時 の 対 応 行 動 の 習 熟 を 図 る よ う 努 め る。
3
各訓練項目において留意すべき事項
市は、震災に関する訓練の実施に当たっては、次の事項に留意して実施する。
(1)
通信情報連絡訓練
震 災 に よ り 、 通 常 の 通 信 手 段 が 途 絶 し た 場 合 を 想 定 し 、 非 常 無 線 等 そ の 他 の手
段 防 災 行 政 情 報 通 信 ネ ッ ト ワ ー ク 及 び 衛 生 携 帯 電 話 を 用 い た 通 信 訓 練 を 実 施 する
こと。
(2)
職員非常招集訓練
震 災 に よ り 、 通 常 の 交 通 手 段 が 途 絶 し た 場 合 を 想 定 し 、 徒 歩 に よ る 非 常 参 集訓
練等を実施すること。
(3)
消防訓練
震 災 に よ り 、 消 火 栓 の 使 用 が 不 可 能 と な っ た 場 合 等 を 想 定 し 、 自 然 水 利 等 その
他の水利を用いた消火訓練を実施すること。
(4)
避難訓練
地震により災害が発生した場合を想定し、住民の避難訓練を実施すること。
(5)
水防訓練
地 震 に よ り 水 害 が 発 生 し た 場 合 を 想 定 し 、 業 務 従 事 者 の 安 全 を 確 保 し た 上 での
水門等の閉鎖、水防工法、住民広報等の訓練を実施すること。
(6)
救出・救助訓練
地 震 に よ り 家 屋 が 倒 壊 し た 場 合 を 想 定 し 、 負 傷 者 の 救 出 ・ 救 助 訓 練 を 実 施 する
こと。
(7)
施設復旧訓練
震 災 に よ り ラ イ フ ラ イ ン 機 能 が 途 絶 し た 場 合 を 想 定 し 、 こ れ ら の 施 設 の 応 急復
旧訓練を実施すること。
- 648 -
第3節の2
第1
1
通信確保計画
基本方針
市 そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 災 害 時 に お け る 通 信 を 確 保 す る た め 、 情 報 通 信 技術
の 活 用 及 び 通 信 施 設 の 整 備 に 努 め る と と も に 、 通 信 連 絡 系 統 を 定 め 、 通 信 手 段 の適
切な運用を図る。
2
災 害 時 に お い て も 通 信 を 確 保 す る こ と が で き る よ う 、 通 信 施 設 ・ 設 備 の 被 災 する
お そ れ の な い 場 所 へ の 設 置 、 耐 震 化 、 耐 浪 化 及 び サ ブ シ ス テ ム 化 並 び に 代 替 通 信手
段の確保に努める。
ま た 、 通 信 施 設 等 が 損壊 し た 場 合 に お い て 、迅 速 に 応 急 復 旧 が で き る よ う 要 員 及
び資機材の確保に努める。
第2
通信施設の整備等
【本編第2章第4節の2第2参照】
- 649 -
第4節
第1
1
避難対策計画
基本方針
市 は 、 地 震 に よ る火 災 、 水 害 等 の 災 害 か ら 住 民 の 生 命 、 財 産 を 守 る た め 、 避 難計
画 を 作 成 し 、 避 難 場 所 、 避 難 道 路 等 の 整 備 を 進 め る と と も に 、 住 民 へ の 周 知 徹 底を
図る。
2
学 校 、 病 院 、 社 会 福 祉 施 設 等 の 管 理 者 は 、 施 設 内 に い る 者 の 避 難 を 迅 速 、 確 実に
行うため、避難計画を作成し、その周知徹底を図る。
3
住 民 は 、 災 害 時 に 的 確 な 避 難 行 動 を と れ る よ う 、 平 常 時 か ら 災 害 に 対 す る 備 えに
努める。
第2
避難計画の作成
1
市 町 村 の 避 難 計画
【本編・第2章・第5節・第2第1項参照】
市 は 、避 難 勧 告 等 を 住 民 等 に 周 知 し 、迅 速・的 確 な 避 難 行 動 に 結 び つ け る よ う、
その伝達内容等を定める。
2~3
4
[略]
広域一時滞在
【本編第2章第5節第2第3項参照】
第3
避難場所等の整備等
【本編・第2章・第5節・第3参照】
第4
避難所の運営体制の整備
【本編第2章第5節第2第3項参照】
第5
避難行動要支援者名簿
【本編第2章第5節第2第3項参照】
第46
避難に関する広報
【本編・第2章・第5節・第4参照】
第57
避難訓練の実施
【本編・第2章・第5節・第5参照】
- 650 -
第4節の2
第1
1
災害医療体制整備計画
基本方針
災 害 発 生 直 後 か ら 災 害 中 長 期 に わ た り 、 災 害 や 被 災 地 の 状 況 に 応 じ た 適 切 な 医療
救護を行うための体制をあらかじめ構築する。
2
ラ イ フ ラ イ ン の 機 能 停 止 、医 療 施 設 自 体 の 被 災 に よ る 機 能 低 下 等 に 対 応 す る た め、
災害拠点病院等を整備することにより、後方医療体制の確保を図る。
第2
災害拠点病院
【本編第2章第5節の2第2参照】
第3
岩手DMATの体制強化
【本編第2章第5節の2第3参照】
第4
医薬品及び医療資機材の供給体制の整備
【本編第2章第5節の2第4参照】
第5
広域災害・救急医療情報システムの整備
【本編第2章第5節の2第5参照】
第6
災害中長期への備え
【本編第2章第5節の2第6参照】
- 651 -
第5節
第1
1
要配慮者の安全確保計画
基本方針
県 は 、 市 そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 、 災 害 時 要 援 護 者 関 係 団 体 、 介 護 保 険 事 業 者 、社
会福祉施設等及び地域住民等と協働して、高齢者、障がい者、難病患者、外国人、
乳 幼 児 及 び 妊 産 婦 等 の 災 害 時 要 援 護 者( 以 下、本 節 中「 要 援 護 者 」と い う 。)の 安 全
確 保 を 図 る た め 、災 害 時 の 情 報 収 集・伝 達 及 び 避 難 誘 導 等 の 体 制 づ く り を 支 援 す る 。
特 に 、市 に 対 し て は 、
「 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 支 援 ガ イ ド ラ イ ン 」を 参 考 に し た要
援護者の情報の収集及び防災関係機関への提供のための体制づくりの支援を行う
とともに、その進捗状況等を確認する。
2
市 は 、 避 難 勧 告 等 の 判 断 ・ 伝 達 マ ニ ュ ア ル 及 び 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 計 画 等を
策 定 す る と と も に 、 実 際 に 避 難 訓 練 等 を 行 う な ど 、 県 等 の 防 災 関 係 機 関 、 介 護 保険
事 業 者 、 在 宅 医 療 提 供 者 、 社 会 福 祉 施 設 等 及 び 地 域 住 民 等 の 協 力 を 得 な が ら 地 域社
会全体で要援護者の安全確保を図る体制づくりを進める。
第2
1
実施要領
要援護者の実態把握
【本編第2章第6節第2第1項参照】
2
災害情報等の伝達体制の整備
【本編第2章第6節第2第2項参照】
3
避難誘導
【本編第2章第6節第 2 第3項参照】
4
避難生活
【本編第2章第6節第2第4項参照】
5
社会福祉施設等の安全確保対策
【本編第2章第6節第2第5項参照】
6
要援護者に配慮した防災訓練等の実施について
【本編第2章第6節第2第6項参照】
7
外国人の安全確保対策について
【本編第2章第6節第2第7項参照】
- 652 -
第5節の2
第1
食料・生活必需品等の備蓄計画
基本方針
市 は 、 災 害 発 生 直 後 か ら 飲 料 水 、 食 料 、 生 活 必 需 品 等 の 物 資 の 流 通 が 確 保 され
る ま で の 間 、 被 災 者 の 生 活 を 支 え る た め 、 必 要 な 物 資 の 備 蓄 を 行 う と と も に 、県
民及び事業所における物資の備蓄を促進する。
第2
1
市及び県の役割
市の役割
【本編第2章第6節の2第2第1項参照】
2
県の役割
【本編第2章第6節の2第2第2項参照】
第3
1
市民及び事業所の役割
市民の役割
【本編第2章第6節の2第3第1項参照】
2
事業所の役割
【本編第2章第6節の2第3第2項参照】
- 653 -
第6節
第1
1
孤立化対策計画
基本方針
県 は 、 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り な が ら 、 災 害 時 に お け る 孤 立 化 対 策 を 総 合 的 に 推進
する。
2
市 は 、 道 路 状 況 や 通 信 手 段 の 確 保 の 状 況 等 か ら 孤 立 化 が 想 定 さ れ る 地 域 を あ らか
じめカルテ化し、最新の状況を随時把握するなど、予防対策に努める。
第2
災害時孤立化想定地域の状況
【本編第2章第 7 節第2参照】
第3
1
孤立化想定地域への対策の推進
通信手段の確保
【本編第2章第7節第3第1項参照】
2
避難先の検討
【本編第2章第7節第3第2項参照】
3
救出方法の確認
【本編第2章第7節第3第3項参照】
4
備蓄の奨励
【本編第2章第7節第3第4項参照】
5
防災体制の強化
【本編第2章第7節第3第5項参照】
- 654 -
第57節
第1
防災施設等整備計画
基本方針
災 害 時 に お い て 、 迅 速 か つ 的 確 な 災 害 応 急 対 策 が 実 施 で き る よ う 、 防 災 施 設等
を整備し、災害時における応急活動体制の整備を推進する。
第2
北上市地震防災緊急事業五箇年計画
市 は 、「 岩 手 県 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 」( 平 成 18~ 22年 度 ) に 基 づ き 、 地
震防災上緊急に整備すべき施設・設備を計画的に整備する。
整備する施設
事業の概要
避難地、避難路
農村公園、山村広場、緑地広場、農道、林道、避難路等
消防用施設
水 槽 付 消 防 ポ ン プ 自 動 車 、消 防 ポ ン プ 自 動 車 、高 規 格 緊 急 自 動
車 、救 急 工 作 車 、小 型 動 力 ポ ン プ 付 自 動 車 、防 災 水 槽 、耐 震 性
貯水槽、コミュニティ防災資機材、消防団拠点施設等
緊急輸送のための道路
路整備・補修、橋梁整備・補修、交通信号機等
公的医療機関
病院の改築
社会福祉施設
養 護 施 設 、保 育 所 、養 護 老 人 ホ ー ム 、特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 等 の
改築、補強
公立小中学校、養護特別支
小中学校、養護学校特別支援学校等の改築、補強
援学校等
河川管理施設
堤防、水門、陸閘、水門等
砂防設備、地すべり防止施
え ん 堤 工 、渓 流 保 全 工 、山 地 治 山 施 設 、地 す べ り 防 止 施 設 、急
設等
傾斜施設、ため池等
その他
防災行政無線
第3
防災施設等の機能強化
【本編・第2章・第6節・第2
第4
参照】
公共施設等の整備
1
市は、道路施設、河川施設等の公共土木施設について耐震性の確保に努める。
2
市 は 、 避 難 路 、 避 難 地 等 を 整 備 す る と と も に 、 避 難 所 と な る 学 校 等 の 公 共 施 設の
耐震性の確保に努める。
3
防 災 関 係 機 関 は 、 災 害 応 急 対 策 上 の 多 数 の 収 容 す る 重 要 施 設 等 に つ い て 耐 震 性の
確保に努める。
第5
1
(1)
通信施設の整備
市防災行政無線
移動系無線局、携帯無線局等の整備により機能強化に努める。
- 655 -
[資料編2-6-1
防災行政無線整備状況]
(2)
市防災行政無線、その他の通信施設に係る非常電源の整備に努める。
(3)
防災行政無線、防災行政情報通信ネットワークの周辺の耐震化を図る。
2
その他の通信施設
【本編・第2章・第6節・第4・2
第6
(1)
参照】
消防施設の整備
市 は 、 地 域 の 実 情 に 即 し た 消 防 車 両 、 消 防 水 利 、 そ の 他 の 消 防 施 設 、 施 設 を整
備拡充し、常時点検整備を行う。
(2)
市 は 、地 震 災 害 時 の 消 防 水 利 を 確 保 す る た め 、貯 水 槽 、自 然 水 利 等 を 整 備 す る。
[資料編2-6-2
第7
1
消防施設等整備状況〕
防災資機材等の整備
市 は 、 大 規 模 な 災 害 に お い て 、 市 等 が 行 う 災 害 応 急 対 策 活 動 を 実 施 す る た め 、次
の資機材を整備し、定期的に点検整備を行い、必要な補充を行う。
(1)
水防用資機材
〔資料編2-6-3
水防用備蓄資機材一覧表〕
(2)
林野火災消火用資機材
〔資料編2-6-4
林野火災消火機材備付状況〕
2
市 は 、 大 規 模 な 災 害 に お け る 災 害 対 策 本 部 又 は 災 害 対 策 現 地 指 揮 本 部 の 機 能 を果
たすために必要な資機材を整備する。
- 656 -
第68節
第1
都市防災計画
基本方針
都 市 災 害 を 防 止 し 、 震 災 の 被 害 を 最 小 限 に 食 い 止 め る た め 、 市 内 に お け る 建築
物 の 耐 震 化 、 不 燃 化 の 促 進 、 防 災 空 間 の 確 保 、 市 街 地 の 再 開 発 等 を 推 進 す る こと
により、都市の防災化対策を図る。
第2
建築物の耐震性向上の促進
1
防災上重要な建築物等の耐震性確保
市 は 、 既 存 建 築 物 の 耐 震 性 の 向 上 を 図 り 、 都 市 防 災 を 推 進 す る た め 、 別 に 定め
る 「 岩 手 県 既 存 建 築 物 耐 震 改 修 推 進 促 進 計 画 」 に 準 じ て 、 次 に 定 め る 対 策 を 推進
する。
(1)
防災上重要な建築物の設定
次 の 建 築 物 を「 防 災 上 重 要 な 建 築 物 」と し て 位 置 付 け 、耐 震 性 の 確 保 に 努 め る。
ア
庁舎、病院、学校等被災後応急・復旧活動の拠点となる公共性の高い施設
イ
建 築 基 準 法 第 12 条 に 規 定 す る 定 期 報 告 の 対 象 と な る 特 殊 建 築 物
ウ
放送局、新聞社等情報伝達業務の中心となる施設
エ
建 築 物 の 形 態 、 工 法 、 構 造 壁 の 設 置 等 か ら み て 建 築 構 造 上 弱 い と 考 え ら れる
特殊建築物
(2)
県及び市所有施設の耐震強化
防 災 上 重 要 な 建 築 物 の う ち 、 昭 和 56 年 6 月 1 日 改 正 後 の 建 築 基 準 法 の 適 用を
受 け て い な い 県 及 び 市 所 有 の 既 存 建 築 物 に つ い て は 、 耐 震 性 を 確 保 す る た め 、耐
震 診 断 の 実 施 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 る も の と し 、 防 災 上 重 要 な 建 築 物 に 該 当し
ない施設についても、重要度に応じて耐震性の確保に努める。
(3)
民間の防災上重要な建築物の耐震性を確保
市 は 、 防 災 上 重 要 な 建 築 物 の 耐 震 性 を 確 保 す る た め 、 民 間 の 防 災 上 重 要 な 建築
物 の う ち 、 昭 和 56 年 6 月 1 日 改 正 後 の 建 築 基 準 法 の 適 用 を 受 け て い な い 建 築物
の所有者に対し、耐震診断及び耐震改修の促進指導に努める。
(4)
設備・備品の安全対策
防 災 上 重 要 な 建 築 物 に つ い て は 、 設 備 、 備 品 の 転 倒 、 破 損 等 に よ る 被 害 を 防止
す る た め 、 テ レ ビ 、 パ ソ コ ン 、 事 務 機 器 、 書 棚 、 医 療 機 器 等 の 固 定 ・ 転 倒 防 止対
策や、薬品、実験実習機器等の危険物管理の徹底を図る。
2
木造住宅の耐震性確保
木 造 住 宅 の 耐 震 性 を 確 保 す る た め 、 市 民 に 対 し 、 耐 震 性 確 保 の 重 要 性 を 啓 発 する
と と も に 、 建 物 所 有 者 が 行 う 耐 震 性 能 の 自 己 診 断 方 法 に つ い て の 普 及 を 図 り 、 必要
に応じた改修の実施を促進する。
- 657 -
3
一般建築物の耐震性確保
耐 震 性 の 確 保 に つ い て 広 く 市 民 に 普 及 啓 発 を 行 い 、 既 存 建 築 物 に つ い て は 必 要に
応 じ た 耐 震 診 断 の 促 進 を 図 る 。 ま た 、 新 規 に 建 設 さ れ る 建 築 物 に つ い て の 耐 震 性を
確保するため、関係団体に対し、設計、工法、監理についての指導を行う。
4
工作物の耐震性確保
煙 突 、 広 告 塔 、 高 架 水 槽 、 鉄 塔 等 の 工 作 物 の 耐 震 性 に つ い て 、 広 く 市 民 の 認識
を深めるとともに耐震診断の実施を促進する。
5
建 築 物 の 窓 ガ ラ ス、 外 装 タ イ ル 等 の 耐 震 性 確 保
道 路 に 面 す る 3 階 以 上 の 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 、 窓 ガ ラ ス 、 外 装 タ イ ル 等 の 落下
防 止 の た め 、 専 門 技 術 者 を 通 じ て 定 期 的 に 点 検 す る よ う 指 導 す る 。 特 に 、 通 学 路及
び 避 難 場 所 周 辺 に つ い て は 、 市 に お い て も 点 検 を 行 い 、 改 修 を 要 す る 建 築 物 の 所有
者に対しては、強力に改修指導を行う。
6
既存コンクリートブロック塀の耐震性確保
道 路 沿 い の コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク 塀 の 所 有 者 に 対 し 、 建 築 基 準 法 に適 合 し た も の
とするよう強力に指導する。
特 に 、 通 学 路 沿 い 及 び避 難 場 所 周 辺 の コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク 塀 の 所 有 者 に 対 し て
は、定期点検、補強を指導するとともに、市においても定期的に点検する。
7
家具等の転倒防止対策推進
負 傷 の 防 止 や 避 難 路 の 確 保 の 観 点 か ら 、 住 宅 、 事 務 所 等 の 建 築 物 内 に 設 置 さ れて
い る 食 器 棚 、 書 棚 等 の 家 具 及 び ブ ロ ッ ク 塀 等 の 地 震 時 に お け る 転 倒 、 移 動 に よ る被
害 を 防 止 す る た め 適 正 な 防 止 方 法 等 に つ い て 、 広 報 誌 等 に よ り 市 民 へ の 啓 蒙 、 普及
を図る。
8
地震保険の加入推進
地 震 保 険 は 、 地 震 等 に よ る 被 災 者 の 生 活 の 安 定 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と し た 公的
保 険 制 度 で あ り 、 被 災 者 の 住 宅 再 建 に と っ て 有 効 な 手 段 の 一 つ と し て 、 市 は そ の制
度の普及や加入促進に努める。
9
関係団体との協力
市 は 、 県 及 び 社 団 法 人 岩 手 県 建 築 士 会 等 建 築 物 の 設 計 、 検 査 、 調 査 、 診 断 、 改修
に 係 る 関 係 団 体 と 協 力 し て 、 耐 震 診 断 促 進 指 導 、 広 報 活 動 を 行 う と と も に 、 講 習会
の実施による耐震診断技術者の育成に努める。
10
岩手県既存建築物耐震改修促進連絡協議会との協力
市 は 、 県 及 び 関 係 団 体 で 構 成 す る 岩 手 県 既 存 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 連 絡 協 議 会 と相
互に連絡調整を図りながら、既存建築物の耐震改修を進める。
第3
1
建築物の不燃化の促進
防火地域、準防火地域の指定
避 難 場 所 周 辺 及 び 幹 線 道 路 沿 い の 防 火 地 域 の 見 直 し を 行 い 、 地 域 指定 を 促 進 す る 。
- 658 -
2
公営住宅の不燃化促進
公 営 住 宅 、 改 良 住 宅 等の 公 的 住 宅 の 不 燃 化 を 促 進 し 、 住 宅 団 地 の 防災 強 化 を 図 る
と と も に 周 辺 地 域 の 防 災 拠 点 と し て も 利 用 で き る よ う 、 オ ー プ ン ス ペ ー ス 等 の 適切
な配置を考慮した団地造りを推進する。
3
民間住宅の不燃化促進
市 街 地 に お け る 住 宅 の 不 燃 化 等 、 防 災 面 で の行 政 指 導 を 強 化 し 、 民間 住 宅 の 不 燃
化を積極的に促進する。
第4
1
防災空間の確保
緑に基本計画
都 市 に お け る 良 好 な 生 活 環 境 の 形 成 と 都 市 防 災 に 資 す る 効 果 を 考 慮 し 、 都 市 公園
の 整 備 や 緑 地 保 全 地 区 の 決 定 等 総 合 的 な 施 策 を 体 系 的 に 位 置 付 け る た め 、 緑 の 基本
計画を策定し、緑地の配置計画に従って都市公園及び緑地を整備する。
2
都市公園の整備
都 市 に お け る 大 規 模 地 震 火 災 大 震 火 災 に 対 す る 安 全 延 焼 防 止 や 避 難 場 所 、 防 災拠
点 な ど の 防 災 的 機 能 を 発 揮 す る 空 間 を 確 保 す る た め 、 防 災 空 間 と し て の 都 市 防 災機
能をもった都市公園の整備を推進する。
第5
1
市街地開発事業による都市整備
土地区画整理事業の推進
市 街 地 の 土 地 区 画 未 整 理 地 域 に お い て は 、 公 共 施 設 の 整 備 と 宅 地 の 利 用 増 進 を図
り 、 道 路 、 公 園 、 緑 地 を 確 保 し 、 も っ て 防 災 機 能 の 充 実 を 図 る た め 、 区 画 整 理 事業
を推進する。
2
市街地再開発事業の推進
市 街 地 の 合 理 的 か つ 健 全 な 高 度 利 用 と 都 市 機 能 の 更 新 を 図 る と と も に 、 防 災 機能
を一層充実するため、市街地開発事業を推進する。
〔 資 料 編 2 - 16- 2
市街地再開発事業及び土地区画整理事業の状況〕
- 659 -
第79節
第1
交通施設安全確保計画
基本方針
震 災 時 に よ る 道 路 施 設 及 び 鉄 道 施 設 の 被 害 を 防 止 し 、 又 は 軽 減 し 、 交 通 機 能を
確保するため、施設の耐震性の向上や、災害対策等資機材の整備等を図る。
第2
1
道路施設
道路の整備
【本編・第2章・第8節・第2・1
2
参照】
橋梁の設備
震 災 時 に お け る 橋 梁 機 能 を 確 保 す る た め 、 所 管 橋 梁 に つ い て 、 耐 震 点 検 調 査 を実
施し、補修等対策工事の必要箇所を指定して、道路橋の整備を進める。
(1)
「 橋 、高 架 道 路 な ど の 技 術 基 準 」
(道路橋耐震設計指針)
( 昭 和 46 年 3 月 建 設 省
道 路 局 長 及 び 都 市 局 長 通 達 ) に 適 合 す る 構 造 の 改 善 補 強 を 行 う 必 要 の あ る 橋 梁を
把握するため、橋梁耐震点検調査を実施する。
(2)
上 記 調 査 に 基 づ き 、 補 修 等 対 策 工 事 が 必 要 と さ れ た 橋 梁 に つ い て 、 老 朽 橋 の架
替、補強橋座の拡幅、落橋防止装置の整備等、耐震補強を実施する。
(3)
新 設 の 橋 梁 は 、 道 路 の 位 置 付 け 、 橋 梁 の 重 要 性 を 勘 案 の 上 、 最 新 の 耐 震 設 計基
準に基づき計画する。
3
横断歩道橋の整備
震 災 時 に お い て 、 横 断 歩 道 橋 が 落 下 等 に よ り 交 通 障 害 物 に な る こ と を 防 止 す るた
め 、 所 管 横 断 歩 道 橋 に つ い て 、 耐 震 点 検 調 査 を 実 施 し 、 補 強 等 対 策 工 事 の 必 要 箇所
を指定して、横断歩道橋の整備を進める。
(1)
本体と階段の取付部を中心とした横断歩道橋の耐震点検調査を実施する。
(2)
上 記 調 査 に 基 づ き 、 補 修 等 対 策 工 事 が 必 要 と さ れ た 横 断 歩 道 橋 に つ い て 、 落下
防止補強工事を実施する。
4
トンネルの整備
【本編・第2章・第8節・第2・2
5
参照】
障害物除去用資材の整備
【本編・第2章・第8節・第2・3
第3
1
参照】
鉄道施設
鉄道施設の整備
橋 梁 、 木 工 造 物 等 の 線 路 建 造 物 及 び 電 気 、 建 築 施 設 を 主 体 に 、 線 区 に 応 じ た 補強
対策を推進し、耐震性の向上を図る。
2
(1)
防災業務施設・設備の整備
気 象 予 警 報 の 伝 達 、 情 報 の 収 集 、 観 測 施 設 相 互 間 の 連 絡 等 に 必 要 な 気 象 観 測設
- 660 -
備、通信連絡設備、警報装置等を整備する。
(2)
一 定 規 模 以 上 の 地 震 が 発 生 し た 場 合 に 列 車 を 早 期 に 停 止 さ せ る 設 備 等 を 整 備す
る。
(3)
大 規 模 な 地 震 等 が 発 生 し た 場 合 の 情 報 収 集 、 連 絡 等 を 行 う た め 、 携 帯 電 話 、可
搬 型 衛 星 通 信 装 置 な ど 無 線 系 通 信 設 備 を 配 備 す る な ど 、 通 信 施 設 の 整 備 充 実 を図
る。
3
復旧体制の整備
【本編・第2章・第8節・第3・3
参照】
- 661 -
第810 節
第1
ライフライン施設等安全確保計画
基本方針
震 災 時 に よ る 電 力 、 ガ ス 、 上 下 水 道 、 電 気 通 信 等 の ラ イ フ ラ イ ン 施 設 の 被 害を
防 止 し 、 又 は 軽 減 す る た め 、 施 設 等 の 耐 震 性 の 向 上 、 災 害 対 策 用 資 機 材 の 整 備等
を図るとともに、巡視点検の実施安全対策に万全を期する。
第2
電力施設
電 力 事 業 者 は 、 電 力 事 業 者 は 、 震 災 に よ る 電 力 施 設 の 被 害 を 防 止 し 、 又 は 軽減
す る た め 、 電 力 施 設 の 耐 震 性 の 向 上 、 資 機 材 の 整 備 等 を 図 る と と も に 、 電 気 工作
物の巡視、点検、広報活動の実施等により、電気事故の防止を図る。
1
施設の耐震性の向上
発電設備
(1)
ダ ム に つ い て は 、発 電 用 水 力 設 備 に 関 す る 技 術 基 準 、河 川 管 理
施 設 等 構 造 令 及 び ダ ム 設 計 基 準 に 基 づ き 、堤 体 に 作 用 す る 地 盤 振
動に耐えるよう設計する。
(2)
水路工作物並びに基礎構造が建物基礎と一体である水車及び
発 電 機 に つ い て は 、地 域 別 に 定 め ら れ た 地 盤 震 度 を 基 準 と し て 構
造物の応答特注を考慮した修正震度法により、設計する。
(3)
そ の 他 の 電 気 工 作 物 に つ い て は 、発 電 所 設 備 の 重 要 度 、そ の 地
域 で 予 想 さ れ る 地 震 動 な ど を 勘 案 ほ か 、発 電 用 水 力 設 備 に 関 す る
技術基準に基づき、設計する。
(4)
送 電
架空電線路
設備
地中電線路
建物は、建築基準法により耐震設計とする。
電気設備の基準に基づき、設計する。
(1)
終 端 接 続 箱 、 給 油 装 置 に つ い て は 、「 変 電 所 等 に お け る 電 気 設
備の耐震対策基準」に基づき、設計する。
(2)
洞 道 に つ い て は 、土 木 学 会「 ト ン ネ ル 標 準 示 方 書 」等 に 基 づ き 、
設計する。
(3)
地盤条件に応じて、可とう性のある継手や管路を採用するな
ど、耐震性に配慮する。
変電設備
(1)
機 器 に つ い て は 、変 電 所 設 備 の 重 要 度 、そ の 地 域 で 予 想 さ れ る
地 震 動 等 を 勘 案 す る ほ か 、「 変 電 所 等 に お け る 電 気 設 備 の 耐 震 対
策指針」に基づき設計する。
(2)
配 電
設備
建物は、建築基準法により耐震設計とする。
架空配電線路
電気設備の基準に基づき、設計する。
地中配電線路
地 盤 条 件 に 応 じ て 、可 能 性 の あ る 継 手 や 管 路 を 採 用 す る な ど 、耐 震
- 662 -
性に配慮する。
通信設備
2
屋内設置装置については、構造物の設地階を考慮して設計する。
電気工作物の予防点検等
【本編・第2章・第9節・第2・2
3
参照】
災害対策用資材の確保
【本編・第2章・第9節・第2・3
4
参照】
ヘリコプターの活用
【本編・第2章・第9節・第2・4
第3
参照】
ガス施設
ガ ス 事 業 者 は 、 災 害 に よ る ガ ス 施 設 の 被 害 を 防 止 し 、 又 は 軽 減 す る と と も に、
二 次 災 害 を 防 止 す る た め 、 施 設 、 資 機 材 等 の 整 備 を 図 る と と も に 、 需 要 家 に 対す
る器具の取扱い方法等の周知徹底を図る。
1
施設等の耐震性の向上
LPガス施設
製造施設及び貯
蔵所
二 次 災 害 を 防 止 す る た め 、緊 急 遮 断 弁 、消 化 設 備 、保 安 用 電 力 の 確 保
等の整備を行う。
容器置場
火 気 と の 距 離 を 確 保 す る た め に 、消 費 先 の 容 器 置 場 に 隔 壁 を 設 置 す る
場 合 は 、耐 震 性 を 考 慮 し て 施 工 す る と と も に 、既 設 の 隔 壁 等 に つ い て は 、
耐震性の評価を実施し、必要に応じ、強化等の措置を講じる。
容
器
容 器 の 転 落 、転 倒 を 防 止 す る た め 、適 切 な 鎖 掛 け 等 を 行 う と と も に 定
期点検を実施する。
配
管
ア
配 管 は 、可 能 な 限 り 露 出 管 化 す る と と も に 、埋 設 配 管 を 設 置 せ ざ る
を得ない場合は、耐震性の高い配管を設置する。
イ
既 設 の 埋 設 配 管 に つ い て は 、計 画 的 に 、露 出 管 化 又 は 耐 震 性 の 高 い
配管へ切り替えを行う。
安全器具
ア
災害防止に効果のあるマイコンメーターの設置を進める。
イ
容 器 等 か ら の ガ ス 漏 れ を 防 止 す る た め 、ガ ス 放 出 防 止 器 等 の 設 置 を
進める。
ウ
ガ ス 放 出 防 止 器 等 の 設 置 に 当 た っ て は 、容 器 の バ ル ブ の 閉 止 が 困 難
な高齢者世帯等を優先的に行うよう配慮する。
2
災害対策用資機材の確保等
震災時に必要な資機材の在庫管理を行い、調達を必要とする資機材については、
その確保体制を整備する。
3
防災広報活動
震 災 時 に お け る 二 次 災 害 の 防 止 等 を 図 る た め 、 平 常 時 か ら 、 需 要 家に 対 し 、 次 の
- 663 -
四〔
〕北
上
防
五
四
事項についての周知徹底を図る。
(1)
ガ ス 栓 の 閉 止 等 、 地 震 が 発 生 し た 場 合 に お い て ガ ス 器 具 に 対 し て と る べ き 措置
(2)
ガス漏れ等の異常に気づいた場合の措置
第4
1
上下水道施設
上水道施設
水 道 事 業 者 及 び 水 道 用 水 供 給 事 業 者( 以下「 水 道 事 業 者 等 」とい う 。)は 、災 害 に
よ る 上 水 道 施 設 の 被 害 を 防 止 し 、又 は 軽 減 す る た め 、
「水道の耐震化計画等策定指針」
( 厚 生 労 働 省 )及 び「岩 手 県 水 道 広 域 的 防 災 構 想 」を 踏 ま え 、施 設の 耐 震 性 の 向 上、
資機材の整備等を図る。
(1)
施設の耐震性の向上
水 道 事 業 者 等 は 、「 水 道 耐 震 化 計 画 指 針 」( 厚 生 労 働 省 ) 及 び 「 岩 手 県 広 域 的水
道防災構想」を踏まえ、計画的に水道施設の耐震化を図る。
貯水、取水
ア
導水施設
管路は、耐震性継手、伸縮継手、緊急遮断弁など耐震性を考慮した構
造、材質とする。
イ
水 源 に つ い て は 、取 水 口 上 流 等 周 辺 の 状 況 を 把 握 し 、地 震 時 の 原 水 水 質
の安全が保持できるかを確認し、複数水源間の連絡管の敷設地下水等予
備水源の確保を図る。
浄水施設
ア
ポ ン プ 回 り の 配 管 、構 造 物 と の 取 付 管 、薬 品 注 入 関 係 の 配 管 設 備 等 に つ
いて、耐震化のための整備増強を図る。
送、配水施設
イ
被災時の停電を考慮して、必要最小限の自家発電設備の整備を図る。
ア
送 、配 水 幹 線 は 、耐 震 継 手 、伸 縮 可 と う 管 な ど 耐 震 性 の 高 い 構 造 工 法 と
するほか、配水系統間の相互連絡を行う。
イ
配 水 管 は 、管 路 の 多 系 統 化 、ル ー プ 化 、ブ ロ ッ ク シ ス テ ム 化 等 を 行 う 。
ウ
既設管については、漏水防止作業を実施し、破損及び老朽管を発見し
て、敷設替え等の改良を行う。
(2)
給水体制の整備
市 及 び 水 道 事 業 者 は 、災 害 時 に お い て 、被 災 者 が 必 要 と す る 最 小 限 の 飲 料 水(一
人 当 た り 1 日 3 リ ッ ト ル 以 上 ) の 供 給 を 確 保 で き る よ う 、 ろ 水 器 の 配 備 、 給 水車
の増強、応急配管及び応急復旧用資機材の備蓄増強を図る。
2
下水道施設
【本編・第2章・第9節・第4・2
第5
1
参照】
通信施設
電気通信施設
電 気 通 信 事 業 者 は 、 災 害 時 に お け る 通 信 の 確 保 を 図 る た め 、 施 設 、 資 機 材 の 整備
等を図る。
(1)
設備の耐震性の向上
- 664 -
ア
電 気 通 信 設 備 及 び そ の 附 帯 設 備 ( 建 物 を 含 む 。 以 下 「 電 気 通 信 設 備 等 」 とい
う 。) の 防 災 設 計 を す る 。
①
豪雨、洪水等のおそれのある地域の電気通信設備等については、耐水構造化を
行う。
②
地震又は火災に備え、主要な電気通信設備等については、耐震及び耐火構造を
行う。
イ
災 害 が 発 生 し た 場 合 に お け る 通 信 の 確 保 を 図 る た め 、 次 に よ り 、 通 信 網 の整
備を行う。
①
主要な伝送路を、多ルート構成又はループ構成する。
②
主要な中継交換機を、分散配置する。
③
主要な電気通信設備については、必要な予備電源を設置する。
④
重要加入者については、当該加入者との協議により、2ルート化を推進する。
(2)
重要通信の確保
ア
災害時に備え、重要通信に関するデータベースを整備する。
イ
常時、そ通状況を管理し、通信リソースを効率的に運用する。
ウ
災 害 時 に は 、 設 備 の 状 況 を 監 視 し つ つ ト ラ ヒ ッ ク コ ン ト ロ ー ル を 行 い 、 電気
通信のそ通を図る。
(3)
災害対策用機器及び車両の配備
保管場所及び数量を指定して、次に掲げる機器、機材、車両等を配備する。
- 665 -
第911 節
第1
危険物施設等安全確保計画
基本方針
危 険 物 災 害 の 危 険 物 災 害 の 発 生 及 び 拡 大 を 防 止 す る た め 、 施 設 、 設 備 、 災 害対
策 用 資 機 材 等 の 整 備 を 図 る と と と も に 、 保 安 教 育 、 指 導 等 に よ る 保 安 体 制 の 整備
強化を図る。
第2
1
石油類等危険物
保安教育の実施
(1)
県は、法令の定めるところにより、危険物取扱者の保安講習を実施する。
(2)
危 険 物 施 設 の 所 有 者 は 、 危 険 物 取 扱 者 、 危 険 物 施 設 保 安 員 等 に 対 し 、 保 安 管理
の 向 上 を 図 る た め 、 消 防 機 関 等 と 連 携 し 、 講 習 会 、 研 修 会 等 の 保 安 教 育 を 実 施す
る。
2
指導強化
(1)
県 は 、 市 が 行 う 許 可 及 び 消 防 機 関 に よ る 立 入 検 査 等 に 対 し 、 指 導 助 言 を 行 い、
災害防止に努める。
(2)
消 防 機 関 は 、 危 険 物 施 設 の 所 有 者 に 対 し 、 既 存 危 険 物 施 設 の 耐 震 構 造 の 促 進を
指 導 す る と と も に 、 新 設 又 は 変 更 許 可 に 当 た っ て は 、 地 震 動 に よ る 慣 性 力 等 によ
って生じる影響を十分考慮したものとするよう指導する。
(3)
消 防 機 関 は 、 危 険 物 施 設 に 対 し 、 次 の 事 項 を 重 点 に 、 立 入 検 査 等 を 実 施 す る。
ア
危険物施設の位置、構造及び設備の維持管理の検査
イ
危険物の貯蔵、取扱い、運搬、積載等の方法の検査及び安全管理指導
ウ
危険物施設の所有者等、危険物保安監督者等に対する非常時にとるべき措
置指導
エ
3
地震動及び水害等による危険物施設等への影響に対する安全措置指導
屋外貯蔵タンクからの流出油事故対策
(1)
沈下測定の実施
危 険 物 施 設 の 所 有 者 等 は 、 屋 外 貯 蔵 タ ン ク の 沈 下 測 定 を 定 期 的 に 行 い 、 そ の実
態の把握に努める。
(2)
不等沈下の著しいタンクの措置
ア
消 防 機 関 は 、不 等 沈 下 の 著 し い タ ン ク に つ い て 、法 令 の 定 め る と こ ろ に よ り、
タ ン ク の 底 部 の 厚 さ 、 溶 接 部 の 損 傷 、 亀 裂 、 腐 食 等 の 欠 陥 の 有 無 の 確 認 等 保全
検査を実施する。
イ
消 防 機 関 は 、 欠 陥 が 発 見 さ れ た タ ン ク に つ い て 、 必 要 な 修 繕 を 行 わ せ る とと
も に 、 タ ン ク の 基 礎 の 修 繕 に よ り 不 等 沈 下 を 是 正 さ せ 、 保 安 の 確 保 に 努 め る。
(3)
敷地外流出防止措置
- 666 -
県 及 び 消 防 機 関 は 、 危 険 物 の 流 出 事 故 が 発 生 し た 場 合 に お け る 敷 地 外 又 は 河川
等 へ の 流 出 に よ る 二 次 災 害 を 防 止 す る た め 、 危 険 物 施 設 の 所 有 者 等 に 対 し 、 防油
堤 ・ 流 出 防 止 提 の 設 置 、 土 の う 、 オ イ ル フ ェ ン ス 等 の 流 出 油 防 除 資 機 材 の 整 備な
ど必要な措置を講じるよう指導する。
4
(1)
自衛消防組織の強化措置
危 険 物 施 設 の 所 有 者 等 は 、 自 衛 消 防 隊 の 組 織 化 を 推 進 し 、 特 に 、 震 災 時 に おけ
る自主的な災害予防体制の確立を図る。
(2)
危 険 物 施 設 の 所 有 者 等 は 、 隣 接 す る 事 業 所 と の 相 互 応 援 に 関 す る 協 定 を 締 結す
るなど、効率ある自衛消防力の確立を図る。
5
化学防災資機材の整備
市は、化学消防車等の整備を図り、化学消防力の強化を推進する。
第3
高圧ガス及び火薬類災害予防対策
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3
第4
毒物、劇物災害予防対策
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 10 節 ・ 第 4
第5
参照】
参照】
放射線災害予防対策
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 10 節 ・ 第 5
参照】
- 667 -
第 1012 節
第1
1
地盤災害予防計画
基本方針
地 震 発 生 に 伴 う 地 す べ り 、 崖 崩 れ 等 の 地 盤 災 害 を 防 止 す る た め 、 危 険 地 域 の 実態
を調査するとともに、危険な箇所における必要な災害防止対策を実施する。
2
地 盤 の 弱 体 化 を 招 く 宅 地 造 成 工 事 の 規 制 、え ん 堤 施 設 の 保 全 に 関 す る 適 正 な 管 理、
指導を行う。
第2
1
崩壊危険地の災害防止対策
地すべり防止対策事業
通 常 の 地 す べ り は 、 地 層 の 移 動 が 継 続 的 、 か つ 、 緩 慢 で あ る が 、 地 震 、 台 風 によ
っ て 発 生 す る 地 す べ り は 、 移 動 が 急 激 で 土 量 も 多 く 、 悲 惨 な 災 害 を も た ら す 場 合が
ある。本市の地すべり危険箇所は、4箇所指定されている。
〔 資 料 編 2 - 14- 4
2
地すべり危険箇所一覧表〕
土石流対策事業
最 近 に お け る 災 害 の 一 つ の 特 徴 と し て 、 一 見 安 定 し た 河 状 及 び 林 相 を 呈 し て いる
地 域 に お い て 、 集 中 豪 雨 、 地 震 後 の 降 雨 等 に よ り 土 石 流 が 発 生 し 、 人 家 集 落 が 悲惨
な 災 害 を 受 け た 事 例 が 多 い 。 こ の よ う な 事 態 に 対 処 す る た め 、 土 石 流 危 険 予 想 渓流
を 調 査 し た 結 果 、 要 注 意 箇 所 が 14 箇 所 と な っ て い る 。
土 石 流 危 険 渓 流 に 対 す る 予 防 措 置 と し て 、 特 に 、 土 石 流 が 発 生 す る お そ れ の 高い
渓 流 、 保 全 対 象 と な る 人 家 又 は 公 共 的 施 設 の 多 い 渓 流 に つ い て 、 重 点 的 に 砂 防 工事
の実施に努める。
〔 資 料 編 2 - 14- 2
3
土石流危険渓流一覧表〕
山地災害予防事業
近 年 、 開 発 が 逐 次 山 地 に 向 か っ て 進 ん で い る た め 、 山 地 荒 廃 に よ る 人 家 、 公 共施
設等への自然気象による災害が多発する傾向がある。
山 地 災 害 は 、 本 市 に お い て は 、 台 風 、 集 中 豪 雨 に よ っ て 発 生 す る こ と が 多 い が、
地震によって発生することもある。
こ の 場 合 の 山 津 波 、 崖 崩 れ 、 落 石 等 は 短 時 間 に 猛 威 を 振 る い 、 人 的 被 害 が 顕 著と
なる。特に降雨と地震が重なった場合は、災害の発生確率が高まる特徴がある。
本 市 に お け る 山 地 災 害 危 険 地 域 は 、 54 箇 所 指 定 さ れ て い る 。
〔 資 料 編 2 - 14- 3
4
山地災害危険地区一覧表〕
急傾斜地崩壊対策事業
市 土 の 約 51% が 山 林 原 野 と な っ て お り 、古 く か ら 崖 地 に 近 接 し た 集 落 が 多 く 、特
に 、 近 年 都 市 周 辺 に お い て 宅 地 造 成 等 が 増 加 し た 結 果 、 地 震 、 集 中 豪 雨 時 に 崩 壊事
故が増加していく傾向にある。
- 668 -
本 市 に お け る 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 は 10 箇 所 指 定 さ れ て い る 。
〔 資 料 編 2 - 14- 1
第3
1
急傾斜地崩壊危険箇所一覧表〕
宅地防災対策
市 は 、 都 市 計 画 法 の 開 発 許 可 制 度 及 び 建 築 基 準 法 に 基 づ き 、 崖 崩 れ 、 擁 壁 の 倒壊
等 の 地 盤 災 害 を 未 然 に 防 止 す る た め 、 地 盤 の 弱 体 化 を 招 く 宅 地 造 成 工 事 に つ い て は、
宅地造成等規制法に基づく宅地造成工事規制区域の設定等の規制を実施する。
2
防 災 パ ト ロ ー ル を 強 化 し て 、 違 反 宅 造 、 危 険 宅 地 の 発 見 に 努 め 、 こ れ に 対 し て是
正措置を強力に指導し、宅地防災対策について万全を期する。
第4
1
ダム防災対策
県 内 に 堤 高 15 メ ー ト ル 以 上 の ダ ム は 、 40 ダ ム ( 国 土 交 通 省 管 理 5 、 農 林 水 産省
管 理 4 、 県 管 理 18、 そ の 他 13) 設 置 さ れ て お り 、 耐 震 設 計 で 施 工 さ れ て い る 。
2
そ の 他 の ダ ム 及 び 農 業 用 の た め 池 等 の う ち 、 老 朽 化 の 著 し い も の 又 は 耐 震 構 造に
不 安 が あ る も の に つ い て は 、 調 査 等 を 実 施 し 、 下 流 に 及 ぼ す 被 害 が 大 き い と 予 測さ
れるものから順次対策を講じる。
(1)
現 地 調 査 測 量 、 必 要 に 応 じ て 堤 体 及 び 地 下 構 造 を 探 る 弾 性 波 探 査 法 、 比 抵 抗を
測る電気探査法等の地質調査を実施し、施設の危険度を測定する。
(2)
測 定 し た 資 料 を 基 に 速 や か に 堤 体 の 補 強 、 漏 水 防 止 、 余 水 吐 、 取 水 施 設 等 の改
善を行うとともに、適切な維持管理を行うよう管理団体を指導する。
3
ダ ム の 管 理 は 、 そ れ ぞ れ の 管 理 主 体 に お い て ダ ム 検 査 規 定 等 に 準 拠 し 、 万 全 の点
検、維持管理を行う。
- 669 -
第 1113 節
第1
1
火災予防計画
基本方針
地 震 発 生 時 に お け る 同 時 多 発 的 な 火 災 の 発 生 を 防 止 し 、又 は 拡 大 を 防 止 す る た め、
防火思想の普及、出火防止、初期消火の徹底等を図る。
2
消防施設の整備等による消防力の充実強化を図る。
第2
1
出火防止、初期消火体制の確立
火災予防の徹底
(1)
市 は 、 出 火 防 止 等 を 重 点 と し た 講 演 会 、 講 習 会 、 座 談 会 等 の 実 施 、 ポ ス タ ー、
パ ン フ レ ッ ト 等 の 印 刷 物 の 配 付 、 そ の 他 火 災 予 防 週 間 中 に お け る 車 両 等 に よ る広
報を実施し、火災予防の徹底を図る。
(2)
市 は 、 出 火 防 止 又 は 火 災 の 延 焼 拡 大 防 止 を 図 る た め 、 地 域 住 民 に 対 し 、 初 期消
火 に 必 要 な 消 火 資 機 材 、 消 防 用 設 備 等 の 設 置 及 び こ れ ら 器 具 等 の 取 扱 い 方 に つい
て、指導の徹底を図る。
対
象
一般家庭
指
ア
導
内
容
すべての住民が参加できるよう全区域を対象に防火指導等を行
い、火災や地震の恐ろしさ、出火防止、初期消火の重要性等につい
ての知識の普及を図る。
イ
火災予防週間等には、重点的に各家庭への巡回指導を実施し、出
火防止に関する適切な指導啓発を行う。
ウ
①
火気使用設備の取扱方法
②
消火器の設置及び取扱方法
③
耐震自動消火装置付石油ストーブの普及促進及び点検励行
④
住宅用防災機器(火災警報器)の設置及び取扱方法
寝たきり高齢者、独居高齢者等に対しては、家庭訪問を行い、出
火防止及び避難方法等について、詳細な指導を行う。
職場
予防査察、火災予防運動、上級防火管理者講習会、防災指導等の機
会をとらえ、関係者に対する防火思想の普及、高揚を図る。
2
ア
災害発生時における応急措置要領の作成
イ
消防用設備等の維持管理及び取扱方法の徹底
ウ
避難、誘導体制の確立
エ
就業後における火気点検の励行
オ
自衛消防隊の育成
地域ぐるみの防火防災訓練、民間防火組織の育成
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 16 節 ・ 第 2 ・ 2
参照】
- 670 -
3
予防査察の強化
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 16 節 ・ 第 2 ・ 3
4
参照】
防火対象物の防火体制の進出
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 16 節 ・ 第 2 ・ 4
5
参照】
危険物等の保安確保指導
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 16 節 ・ 第 2 ・ 6
第3
参照】
消防力の充実強化
市 は 、 大 地 震 火 災 等 に 対 処 し う る 消 防 力 を 確 保 す る た め 、 消 防 力 の 充 実 強 化に
努める。
1
総合的な消防計画の策定
地 震 災 害 が 発 生 し た 場 合 に お け る 防 災 活 動 に 万 全 を 期 す た め 、 次 に 掲 げ る 事 項を
踏まえた総合的な消防計画を策定する。
災害警防計画
消 防 機 関 が 適 切 、か つ 、効 果 的 な 警 防 活 動 を 行 う た め の 活 動 体 制 、活 動 要
領の基準等を定める。
火災警防計画
火 災 が 発 生 し 、又 は 発 生 す る お そ れ が あ る 場 合 に お け る 消 防 団 員 の 非 常 招
集、消防隊の出動基準、警戒等を定める。
危険区域の
木 造 建 築 物 の 密 集 地 域 、消 防 水 利 の 状 況 等 に よ り 火 災 が 発 生 す れ ば 拡 大 が
火災防御計画
予想される地域について定める。
特殊建物の
建 物 の 構 造 、業 態 、規 模 が 火 災 の 対 象 事 象 の い ず れ か ら 判 断 し て も 延 焼 拡
防御計画
大、人命救助の必要のある高層建築物等について定める。
危険物の
爆 発 、引 火 、発 火 そ の 他 火 災 の 防 御 活 動 上 危 険 な 物 品 を 貯 蔵 す る 建 物 、場
防御計画
所について定める。
ガス事故
ガ ス 漏 洩 事 故 、ガ ス 爆 発 事 故 等 に 際 し 、消 防 機 関 を は じ め 関 係 機 関 相 互 の
対策計画
協力のもとに被害の軽減を図るための対策について定める。
2
消防活動体制の整備強化
火 災 発 生 時 の 初 動 体 制 を 確 立 す る た め 、 消 防 署 、 分 署 、 出 張 所 等 の 分 散 配 置 、消
防機械装備の近代化等に努めるとともに、広域消防体制の整備を図る。
3
消防施設等の整備強化
(1)
消防特殊車両等の増強
ア
特殊車両等の増強
建 築 物 の 高 層 化 、 複 雑 化 に 伴 う 火 災 の 立 体 化 、 特 異 化 に 対 応 し た 人 命 救 助及
び 消 化 活 動 を 実 施 す る た め 、は し ご 車 、化 学 車 等 の 特 殊 装 置 の 整 備 増 強 を 図 る。
イ
可搬式小型動力ポンプの増強
震 災 時 に は 、 道 路 の 損 壊 等 に よ る 交 通 障 害 下 に お い て 、 同 時 多 発 火 災 に 対処
できるよう、消防署等への可搬式小型動力ポンプの増強を図る。
ウ
救助用資機材の整備
- 671 -
倒壊家屋等から人命救助を行うために必要な資機材の整備充実を図る。
(2)
[資 料 編 2 - 6 - 2
消防施設等整備状況]
[資 料 編 3 - 6 - 4
ヘリポートの現況]
[資 料 編 3 - 7 - 1
相互応援協定の締結状況]
消防水利の確保
地 震 に よ る 同 時 多 発 火 災 に 備 え 、 消 火 栓 に の み に 偏 る こ と な く 、 防 火 水 槽 、耐
震 性 貯 水 槽 の 整 備 、 河 川 等 自 然 水 利 の 活 用 、 水 泳 プ ー ル 、 た め 池 等 の 指 定 消 防水
利 と し て の 活 用 等 に よ り 、 消 防 水 利 の 多 様 化 を 図 る と と も に 、 そ の 適 正 な 配 置に
努める。
(3)
消防通信施設の整備
災 害 応 急 対 策 活 動 時 に お け る 防 災 関 係 機 関 と の 情 報 連 絡 を 円 滑 に 実 施 す る た め、
消防通信施設の整備充実を図る。
(4)
ヘリコプターの離着陸場の確保
ヘ リ コ プ タ ー に よ る 空 中 消 火 活 動 を 実 施 す る た め 、 ヘ リ コ プ タ ー の 飛 行 場 外離
着 陸 場 そ の 他 ヘ リ コ プ タ ー が 離 着 陸 で き る 場 所 の 確 保 及 び 適 正 な 配 置 に 努 め る。
- 672 -
第 1214 節
第1
震災に関する調査研究
基本方針
地 震 災 害 は 、 地 震 災 害 は 、 災 害 事 象 が 広 範 か つ 複 雑 で あ り 、 地 域 社 会 へ 及 ぼす
被害は連鎖的、広域的なものへと波及する特徴を有している。
し た が っ て 震 災 対 策 を 総 合 的 、 計 画 的 に 推 進 す る に 当 た り 、 被 害 を 最 小 限 とす
る 有 効 な 具 体 策 を 樹 立 す る た め の 指 標 と し て 、 各 種 災 害 の 要 因 、 態 様 、 被 災 想定
及びその対策等について、検証及び科学的な調査研究を行う。
第2
調査研究
防 災 関 係 機 関 は 、 平 成 2 3年 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 に よ る 津 波 等 の 対 応 に 関 する
検 証 を 十 分 に 行 う と と も に 、 研 究 機 関 等 と の 連 携 を 深 め 、 次 の 調 査 研 究 の 推 進を
図る。
1
被害想定に関する調査研究
2
地盤に関する調査研究
3
構造物の耐震性に関する調査研究
4
大規模地震火災に関する調査研究
5
避難に関する調査研究
6
その他必要な調査研究
- 673 -
第 1315 節
第1
防災ボランティア育成計画
基本方針
1
防災ボランティア活動についての普及啓発を図る。
2
防災ボランティアのリーダー、コーディネーター等の養成に努める。
3
防災ボランティアの登録、活動拠点の確保等その受入体制の整備に努める。
[本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 19 節 ・ 第 1 参 照 ]
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 19 節 ・ 第 2 参 照 】
第3
1
実施要領
防災ボランティア・リーダー等の養成
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 20 節 ・ 第 3 第 1 項 参 照 】
2
防災ボランティアの登録
【 本 編 第 2 章 第 1920 節 第 3 第 2 項 参 照 】
3
防災ボランティアの受入体制の整備
【 本 編 第 2 章 第 1920 節 第 3 第 3 項 参 照 】
4
関係団体等の協力
【 本 編 ・ 第 2 章 ・ 第 19 節 ・ 第 3 ・ 4 参 照 】
- 674 -
第 16 節
第1
1
事業継続対策計画
基本方針
企 業 等 は 、 災 害 時 の 企 業 等 の 果 た す 役 割 ( 生 命 の 安 全 確 保 、 二 次 災 害 の 防 止 事業
の 継 続 、 地 域 貢 献 ・ 地 域 と の 共 生 ) を 十 分 に 認 識 し 、 自 ら 防 災 体 制 の 整 備 や 防災
訓練に努めるなど防災力向上を図る。
2
市及び関係団体は、企業等の防災力向上の促進に努める。
3
市 は 、 災 害 時 に 重 要 業 務 を 継 続 す る た め 、 業 務 継 続 計 画 を 策 定 す る よ う 努 め る。
第2
事業継続計画の策定
【 本 編 第 2 章 第 21 節 第 2 参 照 】
第3
企業等の防災活動の推進
【 本 編 第 2 章 第 21 節 第 3 参 照 】
- 675 -
第3章
災害応急対策計画
- 676 -
第3章
災害応急対策計画
第1節
第1
1
活動体制計画
基本方針
市 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 地 震 に よ る 災 害 が 発 生 し 、 又 は 発 生 す る お それ
が あ る 場 合 に お い て 、 複 合 災 害 ( 同 時 又 は 連 続 し て 2 以 上 の 災 害 が 発 生 し 、 災 害応
急 対 応 が 困 難 に な る 事 象 を い う 。)の 発 生 可 能 性 も 認 識 し 、各 自 の 行 う べ き 災 害 応 急
対 策 が 迅 速 か つ 的 確 に 行 わ れ る よ う 、 あ ら か じ め 、 そ の 組 織 体 制 及 び 動 員 体 制 につ
いて計画を定めておく。
2
職 員 の 動 員 計 画 に お い て は 、 夜 間 、 休 日 等 の 勤 務 時 間 外 に お け る 災 害 の 発 生 に当
っても、職員が確保できるよう配慮する。
3
震 災 時 に お け る 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 当 っ て は 、 十 分 な 人 員 を 確 保 で き る よ う各
部各班間における人員面での協力体制を確立する。
4
災 害 応 急 対 策 の 総 合 的 か つ 円 滑 な 実 施 を 図 る た め 、 市 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機関
は 、 あ ら か じ め 連 絡 調 整 窓 口 、 連 絡 方 法 等 を 確 認 す る と と も に 、 連 絡 調 整 の た めの
職員を相互に派遣することなどにより情報共有を図るなど、 相互の連携を強化し、
応援協力体制の整備を図る。
ま た 、 震 災 時 に お け る 各 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 係 る 関 係 業 者 ・ 団 体 と の 協 力 体制
の強化を図る。
4
市 は 、 退 職 者 や 民 間 人 材 等 の 活 用 も 含 め 、 災 害 応 急 対 策 等 の 実 施 に 必 要 な 人 員の
確保に努める。
5
市 は 、 円 滑 な 災 害 応 急 対 策 の 実 施 の た め 、 必 要 に 応 じ 、 外 部 の 専 門 家 等 の 意 見・
支援を活用する。
6
市 は 、 複 合 災 害 が 発 生 し た 場 合 に お い て 、 災 害 対 策 本 部 が 複 数 設 置 さ れ た 場 合に
は、情報の収集・連絡・調整のための要員の配置調整など、必要な調整を行う。
第2
市の活動体制
市 は 、 市 の 地 域 に 地 震 災 害 が 発 生 し 、 又 は 発 生 す る お そ れ が あ る 場 合 は 、 その
所 掌 事 務 に 係 る 災 害 応 急 対 策 を 実 施 す る た め 、 北 上 市 災 害 警 戒 本 部 ( 以 下 、 本節
中 「 災 害 警 戒 本 部 」 と い う 。)、 又 は 北 上 市 災 害 対 策 本 部 ( 以 下 、 本 節 中 「 災 害対
策 本 部 」 と い う 。) を 設 置 す る 。
1
災害警戒本部の設置
災 害 警 戒 本 部 は 「 北 上 市 災 害 警 戒 本 部 設 置 要 領 」 に 基 づ き 設 置 し 、 主 に 災 害 情報
の収集を行う。
〔資料編4-5
北上市災害警戒本部設置要領〕
- 677 -
(1)
設置基準
市内に震度4又は5弱の地震が発生した場合
(2)
組
織
災害警戒本部の組織は、次のとおりとする。
本
部
長
本部職員
消防防災部
副 本 部 長
消防防災課
企 画 部 長
消防防災課職員
長「
長
農 林 部 長
政策企画課職員
都市整備部長
農林企画課職員
本部長が指名
道路環境課職員
本 部 員
する各部長
【本編第3章第1節第2-2参照】
(3)
分掌事務
ア
地震に関する気象警報等の受領及び関係機関への伝達
イ
震度及び水位等に関する状況及び被害発生状況の把握
ウ
市の対応状況の把握
エ
その他の情報の把握
(4)
関係各班の防災活動
災 害 警 戒 本 部 の 設 置 と 平 行 し て 、関 係 各 課 に お い て 、次 の 防 災 活 動 を 実 施 す る。
部
企
画
担当班
部
総務班
消防防災部
担
当
内
1
地震等に関する状況、気象予警報等の伝達
2
水位情報の収集
3
災害情報の収集
4
災害警戒本部員の召集、配置及び運用
財務部
被害調査班
人的被害及び住家被害情報の収集
保健福祉部
救護班
1
要支援者支
21
援班
2
農林部
農林対策班
農業施設被害情報の収集
建設部
土木対策班
1
交通規制情報の収集
2
土木施設関係の被害情報の収集
都市整備部
上下水道部
(5)
上水道班
容
人的被害及び住家被害の収集
社会福祉施設等の被害情報の収集
避難行動要支援者の対策
水道施設の被害情報収集
廃止基準等
ア
災 害 警 戒 本 部 は 、 気 象 警 報 等 が 解 除 さ れ た 場 合 に お い て 、 市 本 部 長 が 、 災害
発生のおそれがなくなったと認めるときに廃止する。
イ
市 本 部 長 は 、 災 害 に よ る 被 害 が 相 当 規 模 を 超 え る と 見 込 ま れ る 場 合 は 、 災害
- 678 -
警戒本部を廃止し、災害対策本部を設置する。
2
災害対策本部
(1)
災 害 対 策 基 本 法 第 23 条 の 規 定 に よ り 、北 上 市 災 害 対 策 本 部を 設 置 し 、災 害 応 急
対策を迅速、的確に実施する。
(2)
災 害 対 策 本 部 は 、 県 の 非 常 災 害 現 地 対 策 本 部 又 は 緊 急 災 害 現 地 対 策 本 部 が 置か
れたときは、これと密接な連絡調整を図り、支援、協力等を求める。
ア
設置基準
①
相 当 規 模 の 災 害 が 発 生 す る お そ れ が あ り 、 災 害 予 防 及 び 災 害 応 急 対 策 の実
施上必要があるとき
②
災 害 が 発 生 し 、 そ の 規 模 及 び 範 囲 か ら し て 災 害 応 急 対 策 の 実 施 上 必 要 があ
るとき
③
災 害 警 戒 本 部 を 設 置 し 、 被 害 が 発 生 し た 場 合 、 及 び 震 度 5 弱 又 は 5 強 以上
の地震が発生し大規模災害のおそれのあるとき
④
配置区分
区分
設置基準
配備職員の範囲
警 戒
1
市内に震度5強の地震が発生した場合
部 長 、課 等・ 公 所 の 長 及 び 課 長 補 佐 、
配備
2
その他本部長が特に必要と認めた場合
防災担当係長等、緊急初動特別部員
○すべての課長補佐相当職以上の職
員
○消防防災課職員
○その他、市長が必要と認める職員
1 号
相当規模の災害が発生した場合
すべての課等・公所の係長相当職以
非 常
配置
上の職員
1
市内に震度6弱の地震が発生した場合
○すべての係長相当職以上の職員
2
その他本部長が特に必要と認めた場合
○消防防災課職員
○その他、市長が必要と認める職員
2 号
1
大 災 害 が 発 生 し た 場 合 に お い て 、本 部 の
非 常
す べ て の 組 織 、機 能 を あ げ て 、災 害 応 急 対
配置
策を講ずる必要があると認められる場合
2
全ての職員
市内に震度6弱以上の地震が発生した
場合
1
市内に震度6強又は震度7の地震が発
生した場合
2
イ
その他本部長が特に必要と認めた場合
組織
北上市災害対策本部の組織は、次のとおりとする。
- 679 -
組織
部
本部
市
長長
副本部
本部
本
部
員
副
長市長
教付
育長
各
部
長
緊急初動
本編3章第1節
特別部
第 2・2・(2)別
上下水道部長
表1のとおり
教 育 部 長
議会事務局長
現地災害対策本部
調査班
本部長会議
現地作業班
①
本部員会議
本 部 員 会 議 は 、 災 害 応急 対 策 の 総 合 的 方 針 を 決 定 す る と と も に 、 各部 に お
いて実施する災害応急対策の連絡、調整を行う。
②
部
・
部 は 、 災 害 活 動 組 織 と し て 、 本 部 員 会 議 の 決 定 し た 方 針 に 基 づ き 、 災害
応急対策に当たる。
・
各 部 に は 、 本 部 長 の 命 令 の 伝 達 、 各 部 間 の 連 絡 調 整 及 び 情 報 収 集 を 行う
ため、各部長が当該部内の職員のうちから指名本部連絡員を置く。
③
現地災害対策本部
・
現 地 災 害 対 策 本 部 は 、 大 規 模 な 災 害 が 発 生 し 、 災 害 応 急 対 策 を 実 施 する
た め 、 本 部 長 が 必 要 と 認 め た と き に 設 置 し 、 災 害 地 に あ っ て 災 害 対 策 本部
の 事 務 の 一 部 を 行 う 組 織 と し て 、 災 害 情 報 の 収 集 、 現 地 作 業 班 等 の 指 揮、
監督、県地方支部等との連絡調整を行う。
・
現 地 災 害 対 策 本 部 は 、 現 地 災 害 対 策 本 部 長 及 び 現 地 災 害 対 策 本 部 員 その
他 の 職 員 で 構 成 し 、 本 部 長 が 副 本 部 長 、 本 部 員 そ の 他 の 職 員 の う ち か ら指
名する。
④
調査班
・
調 査 班 は 、 本 部 長 が 必 要 と 認 め る と き に 設 置 し 、 災 害 現 地 に お け る 被害
状況の調査の上、本部長に報告する。
・
班 長 は 、 本 部 長 が 指 名 し 班 員 は 企 画 部 長 が 関 係 部 長 と 協 議 の 上 、 指 名す
る。
⑤
現地作業班
・
現 地 作 業 班 は 、 本 部 長 が 災 害 現 地 に お け る 応 急 対 策 活 動 上 必 要 が あ ると
認 め る と き に 設 置 し 、救 護 、 防 疫 の 指 導 そ の他 災 害 応 急 対 策 の 実 施 又 は 指
導に当たる。
- 680 -
・
⑥
班長及び班員については、所管の部長が指名する。
緊急初動特別部
・
本 部 長 は 夜 間 、 休 日 等 の 勤 務 時 間 外 に お け る 災 害 発 生 時 に お い て 、 災害
対 策 本 部 の 活 動 体 制 が 整 う ま で の 間 の 初 動 体 制 を 確 立 す る た め 緊 急 初 動特
別班部を設置する。
・
緊 急 初 動 特 別 班 部 は 、 本 部 の 活 動 体 制 が 整 う ま で の 初 動 組 織 と し て 活動
する。
・
緊 急 初 動 特 別 班 部 は 、 本 部 の 配 備 指 令 が あ っ た 場 合 は 又 は 災 害 対 策 本部
2 号 非 常 配 備 に 係 る 設 置 基 準 に 該 当 す る 事 態 が 発 生 し た と 認 識 し た 場 合 は、
直ちに所定の参集場所に参集し、担当業務を遂行する。
・
企 画 部 長 は 、 本 部 の 体 制 が 整 い 、 緊 急 初 動 特 別 班 部 が 初 期 の 目 的 を 達成
したと認める場合は、これを解除し、所属先に身分を移管する。
【本編第3章第1節第2-2参照】
ウ
分掌事務
①
災 害 対 策 本 部 の 分 掌 事 務 は 、 本 編 第 3 章 第 1 節 第 2 - 2 ウ 別 表 ② の と おり
②
各 部 は 、 所 管 す る 次 の 事 項 に つ い て 、 活 動 マ ニ ュ ア ル を 作 成 す る な ど 、迅
速 か つ 円 滑 な 災 害 応 急 対 策 の 実 施 方 法 を 定 め 、 及 び 当 該 活 動 マ ニ ュ ア ル に基
づ い て 訓 練 を 行 う な ど 、 災 害 時 の 分 掌 事 務 を 遂 行 す る た め に 必 要 な 準 備 を行
う。
区分
活
動
項
災
1
事前の情
(1)
震度の状況の把握及び分析
害
報収集、連絡
(2)
地震に関する気象予警報の迅速な伝達
発
調整
(3)
盛岡地方気象台、北上地区振興局、その他防災
目
生
関 係 機 関 と の 連 絡 、配 備 体 制 及 び 予 防 対 策 の 事 前 打 合 せ 及 び 警 戒 態 勢 の 強
前
化
2
災害用備
(1)
災害対策用物資及び機材の点検整備
蓄資機材の点
(2)
医薬品及び医療資器材の点検整備
検整備
(3)
防疫薬品及び防疫資器材の点検整備
3
避難対策
避難勧告、指示及び避難誘導の準備
4
活動体制
(1)
本部員となる部長による対策会議の設置
(2)
地方振興局に対する対策動向の連絡
(3)
自衛隊連絡員の本市への派遣要請
(4)
保健福祉部医療班の活動開始準備
(1)
本部の配備体制及び職員の動員指令の徹底
(2)
報道機関に対する本部設置の発表
の整備
5
活動体制
の徹底
- 681 -
(3)
市及び防災関係機関に対する本部設置の通知
(4)
災害応急対策用車両等の確保
(5)
各部の配備状況の把握
(6)
市内の被害速報の収集、報告の指令(人的及び住家被害情報の優先)
(1)
被害状況の迅速、的確な把握
(2)
被害速報の集計及び報告
発
(3)
災害情報の整理
生
(4)
災害情報の各部及び防災関係機関への伝達
後
(5)
地震に関する情報の把握及び伝達
(6)
警察等との災害情報の照合
(1)
災害の規模及び動向の把握
(2)
災害情報及び現地報告等に基づく災害応急対策の検討
(3)
自衛隊災害派遣要請
(4)
災害救助法の適用
(5)
災害応急対策の調整
(6)
配備体制の変更
(7)
現地災害対策本部の設置及び調査班、現地作業班の派遣
(8)
本部長指令の通知
(1)
災害情報及び災害応急対策の報道機関への発表
(2)
災害情報及び災害対策の庁内放送
(3)
災害写真、災害ビデオ等の撮影、災害情報等の広報資料の収集
(1)
避難勧告、指示及び避難誘導
(2)
被災者の救出救護
(3)
交通規制の実施
(1)
避難勧告、指示の放送依頼
(2)
避難状況の把握
(3)
避難所の設置、運営
(1)
孤立地帯の偵察及び救援
(2)
被災者の捜索、救助
(3)
給食給水活動
(1)
被災者の捜索、救助要請
(2)
食料、生活必需品及び災害応急対策資機材の調
災
1
害
活動
2
情報連絡
本部員会
議の開催
3
4
災害広報
救出救護
対策
5
6
避難対策
自衛隊災
害派遣要請
7
県に対す
る応援要請
達及びあっせん要請
8
防災ボラ
(3)
災害応急対策活動要員の派遣要請
(1)
防災ボランティア活動のニーズの把握
- 682 -
ンティア活動
(2)
防災ボランティア活動の受付・登録
対策
(3)
防災ボランティア活動の調整
(4)
防災ボランティア活動の受入体制の整備
災害救助
(1)
被害状況の把握
法適用対策
(2)
災害救助法の適用基準該当の有無の判定
(3)
救助の種類の判定
(4)
災害救助実施計画の策定
(5)
災害救助法に基づく救助の実施
現地災害
(1)
編成指示
対策本部の
(2)
編成
設置並びに
(3)
派遣
機動力及
(1)
災害応急対策用車両等の確保
び輸送力の確
(2)
道路、橋梁等の被害状況の把握
保
(3)
道路上の障害物又は災害廃棄物の除去
(4)
道路交通の確保
(5)
空港施設の被害状況の把握
(6)
航空輸送の確保
(1)
応急医療・保健活動の実施
健対策
(2)
医薬品、医療用資機材の調達あっせん
13
食糧、生
(1)
災害用応急米穀の調達あっせん
活必需品物資
(2)
乾パンの調達あっせん
の応急対策
(3)
副食物等の調達あっせん
(1)
食料の調達あっせん
(2)
被服、寝具その他の生活必需品等物資の調達あっせん
9
10
調査班及び
現地作業班
の派遣
11
12
14
医療・保
生活必需
被服、寝具その他の生活必需品の調達あっせん
品応急対策
1516
給水対
策
1617
防疫対
策
1718
文教対
(1)
水源の確保及び給水方法の決定
(2)
応急給水用資機材の調達あっせん
(1)
防疫活動の実施
(2)
食品衛生活動の実施
(3)
防疫用資機材の調達あっせん
(1)
応急教育の実施
- 683 -
策
(2)
県立学校等施設の応急対策の実施
(1)
県関係機関等へ要望書及び陳情書の提出
(2)
災害に対する国、県の動向把握及びその対象
(3)
下水道応急対策の実施
(4)
直営工事応急対策の実施
(5)
浸水対策の実施
(6)
地すべり等危険地域における被害対策の徹底
県等へ
(1)
県関係機関等へ要望書及び陳情書の提出
の陳情要望対
(2)
災害に対する国、県の動向把握及びその対策
(1)
被災者(死亡、行方不明、及び全壊家屋)見舞
1819
土木応
急対策
1920
策
2021
被災者
見舞対策
のための職員派遣
(2)
被災者(死亡、行方不明、及び全壊家屋)への
見舞金等の措置
2122
被災者
(1)
物価の値上がり防止対策
に対する生活
(2)
被災者の住宅対策
確保対策
(3)
世帯更生資金対策
(4)
農林水産復旧対策
(5)
租税及び学校授業料等の減免並びに奨学金の貸
与
エ
(6)
商工業復旧対策
(7)
土木公共公共土木施設関係復旧対策
(8)
見舞金及び義援金品の受入及び配付
廃止基準
災害対策本部は、次の場合に廃止する。
3
(1)
(1)
本部長が、市の地域に災害が発生するおそれがなくなったと認めるとき。
(2)
本部長が、おおむね災害応急対策が終了したと認めるとき。
緊急初動特別班は、次の各班で構成する。
市 本 部 長 は 、 夜 間 、 休 日 等 の 勤 務 時 間 外 に お け る 災 害 発 生 時 に お い て 、 災 害対
策 本 部 の 活 動 体 制 が 整 う ま で の 間 の 発 動 体 制 を 確 立 す る た め 、 緊 急 初 動 特 別 班を
設置する。
(2)
緊急初動特別班は、毎年度、各部長の推薦に基づき、企画部長が指名する。
(3)
緊 急 初 動 特 別 班 は 、 企 画 部 長 直 属 の 組 織 と し 、 市 本 部 の 活 動 体 制 が 整 う ま での
初動組織として活動し、次の班で構成する。
- 684 -
班
名
総務班
対策班
本
配置場所
部
掌
事
務
企画部室
(1)
本部員会議及び本部連絡会議の開催
又は本部室
(2)
本部長の指令等の伝達
(3)
関係機関との連絡調整
消防防災部室
(1)
災害派遣要請
又は本部室
(2)
各部の実施する災害応急対策の調整
(3)
市民からの要請の処理
(1)
災害応急対策に係る情報収集及び指示
(2)
関係機関との連絡調整
企画部室
(1)
気象予警報の受領及び伝達
又は本部室
(2)
被害状況災害応急対策の実施状況等の情
各所属課
情報班
分
報収集
広報班
(4)
(3)
県に対する報告
企画部室
(1)
災害情報の発表
又は報部室
(2)
放送要請
(3)
災害応急対策に関する広報
緊 急 初 動 特 別 班 は 、 市 本 部 か ら 配 備 指 令 が あ っ た 場 合 、 又 は 災 害 対 策 本 部 2号
非 常 配 備 体 制 に 係 る 設 備 基 準 に 該 当 す る 事 態 が 発 生 し た と 認 識 し た 場 合 は 、 直ち
に所定の参集場所に参集し、担当業務を遂行する。
(5)
生 活 環 境 部 長 は 、 市 本 部 の 体 制 が 整 い 、 緊 急 初 動 特 別 班 が 所 期 の 目 的 を 達 した
と認める場合は、これを解散し、所属先に身分を移管する。
(6)
市災害対策本部設置の公表
市 長 は 、 北 上 市 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し た 場 合 は 、 県 に 報 告 す る と と も に 、 報道
機関に公表するものとする。廃止の場合も同様とする。
(7)
市本部職員等の明示
本部職員及び本部車両を明示するため、腕章及び車旗を交付する。
(8)
北上市災害対策本部の設置
北上市芳町1番1号
北上市役所2階庁議室
TEL
第3
1
0197-64-2111
内線3291
市の職員動員配備体制
配備体制
災害対策本部及び警戒本部は、次のとおりとする。
- 685 -
配
備
災
害
区
警
戒
分
本
配
部
備
体
制
消防防災課職員
警戒配備
各 部 長 、課 等・公 所 の長 及 び 課 長 補 佐 、防 災担 当 係 長 等
災 害 対 策 1号非常配備
すべての課等、公所の係長相当職以上の職員
本部
全職員
2
2号非常配備
動員の系統
動員は、次の系統によって通知する。
(1)
災害警戒本部
配備決定
市
本
部
(消防防災部)
消防防災課
本部員
消防団
本部職員
(団長)
分
団
(分団長)
長
(2)
災害対策本部
配 備 決 定
本 部 連 絡
緊急初動特別班員
員
市
本
部
企
画
部
各
主管課長
各部長
配備従事各課長
課
消防防災部
員
本
区
部
分
(分団長)
(団長)
付
伝
勤務時間内
庁内放送、電話等
勤務時間外
電話、防災無線
(3)
各分団
消防団
副 本 部 長
達
方
団員
法
各 課 長 は 、 勤 務 時 間 外 に お け る 職 員 の 動 員 を 迅 速 か つ 円 滑 に 行 う た め 、 次 の事
項について定めておく。
ア
配備指令の系統及び順位
ウ
- 686 -
所属公所に参集できない場合の参
集先
イ
職員ごとの参集方法及び所要時間
エ
その他必要な事項
配備指令の伝達は、次の方法で行うものとする。
区
分
伝
達
勤務時間内
防災行政無線、庁内放送、電話等
勤務時間外
防災行政無線、携帯電話、電話等
4
方
法
自主参集
各 配 備 指 令 の 対 象 と な る 職 員 は 、 市 内 に 震 度 5 弱 以 上 の 地 震 が 発 生 し 、 又 は 警報
が発令された場合は、配備指令を待たずに、直ちに所属公所等に参集する。
5
所属公所に参集できない場合の対応
(1)
職 員 は 、 夜 間 、 休 日 等 の 勤 務 時 間 外 に お い て 災 害 が 発 生 し 、 交 通 機 関 の 途 絶、
火 災 等 に よ り 所 属 公 所 に 参 集 で き な い 場 合 は 、 最 寄 り の 市 庁 舎 そ の 他 の 出 先 機関
に 参 集 し 、 参 集 先 の 機 関 の 長 に 到 着 の 報 告 を 行 い 、 直 ち に そ の 指 示 に 従 い 、 必要
な業務に就く。
(2)
参 集 先 の 機 関 の 長 は 、参 集 状 況 を と り ま と め の 上 、速 や か に 市 本 部 長( 各 部 長)
に 報 告 し 、 そ の 後 の 状 況 に よ っ て 、 所 属 以 外 の 職 員 を 所 属 先 へ 移 動 可 能 と 判断
した場合は、所属長と調整の上、移動を命ずる。
【本編第3章第1節第3参照】
第4
市の活動体制
市 の 地 域 に 地 震 に よ る 災 害 が 発 生 し 、 又 は 発 生 す る お そ れ が あ る 場 合 に お いて
は 、 第 一 次 的 に 災 害 応 急 対 策 を 実 施 す る 機 関 と し て 、 法 令 、 県 計 画 及 び 市 計 画の
定 め る と こ ろ に よ り 、 県 及 び 防 災 関 係 機 関 と の 連 携 の も と に 、 災 害 応 急 対 策 を実
施し、このための組織、配備体制及び職員の動員計画を定める。
なお、市本部の設置基準、配備体制の種別及び基準は、県計画に準ずる。
第54
防災関係機関の活動体制
防 災 関 係 機 関 は 、 市 の 地 域 に 地 震 に よ る 災 害 が 発 生 し 、 又 は 発 生 す る お そ れが
あ る 場 合 に お い て は 、 法 令 防 災 業 務 計 画 及 び 市 計 画 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 その
所 管 す る 災 害 応 急 対 策 を 実 施 し 、 そ の た め 必 要 な 組 織 の 整 備 を 図 り 、 県 、 市 との
連携を図り実施する。
【本編第3章第1節第4参照】
- 687 -
第2節
第1
地震情報等の伝達計画
基本方針
地 震 等 に 関 す る 情 報( 以 下 、本 節 中「 地震 情 報 等 」と い う 。)及 び 災 害 が 発 生 す る
お そ れ の あ る 異 常 な 現 象 に 係 る 伝 達 、 通 報 を 迅 速 、 か つ 確 実 に 実 施 し 、 通 信 設 備が
被 災 し た 場 合 に お い て も 、 地 震 情 報 等 を 関 係 機 関 に 伝 達 で き る よ う 、 通 信 手 段 の複
雑化に努める。
第2
実施機関(責任者)
実施機関
活
動
の
内
容
市本部長
地震情報等の周知
県本部長
地震情報等の関係機関に対する伝達
東北地方整備局
地震情報等の関係機関に対する通知
(岩 手 河 川 国 道 事 務 所 )
東日本電信電話㈱
地震情報等の関係市町村に対する伝達
盛岡地方気象台
1
地震情報の発表
2
上記情報等の関係機関に対する通知
日本放送協会盛岡放送局
地震情報等の放送
㈱アイビーシーIBC岩手放送
㈱テレビ岩手
㈱岩手めんこいテレビ
㈱岩手朝日テレビ
㈱エフエム岩手
〔市本部の担当〕
部
企
第3
1
画
班
部
総
務
担
班
当
内
容
地震情報等の伝達、被害情報等の収集、広報
実施要領
地震情報等に関する情報の種類及び伝達
(1)
地震動の警報及び地震情報の種類
ア
緊急地震速報(警報)
気 象 庁 は 、 震 度 5 弱 以 上 の 揺 れ が 予 想 さ れ た 場 合 に 、 震 度 4 以 上 が 予 想 され
る 地 域 に 対 し 、緊 急 地 震 速 報( 警 報 )を 発 表 す る 。日 本 放 送 協 会( N H K )は、
テレビ、ラジオを通じて住民に提供する。
イ
地震情報の種類と内容
- 688 -
震度速報
地
※1
震
地震情報
各 観 測 点 に 設 置 し た 震 度 計 の デ ー タ か ら 、震 度 3 以 上 の 地 域 の
最大震度とその地域名を速報する。
震 源 の 位 置 、 地 震 の 規 模 (マ グ ニ チ ュ ー ド )震 度 3 以 上 の 地 域
情
名、大きな揺れが観測された市町村名を発表する。
報
各地の震度に関す
る情報
※1
測点などを発表する。
震度速報は、盛岡地方気象台から直接の伝達は行わない。
種類
震度速報
震 源 地 の 位 置 、地 震 の 規 模( マ グ ニ チ ュ ー ド )震 度 1 以 上 の 観
発表基準
内容
・震度3以上
地 震 発 生 約 1 分 半 後 に 、震 度 3 以 上 を 観 測 し
た地域名と地震の揺れの発現時刻を速報。
〔気象庁震度階級表等
資 料 編 3-2-1〕
震源に関
・震度3以上
地 震 の 発 生 場 所( 震 源 )や そ の 規 模( マ グ ニ
する情報
(津波警報又は注意報を発表し
チ ュ ー ド )を 発 表 。
(「 津 波 の 心 配 が な い 」又
た場合は発表しない)
は「 若 干 の 海 面 活 動 が あ る か も し れ な い が 被
害 の 心 配 は な い 」 旨 を 付 加 。)
震源・震
以下のいずれかを満たした場合
地 震 の 発 生 場 所( 震 源 )や そ の 規 模( マ グ ニ
度に関す
・震度3以上
チ ュ ー ド )、 震 度 3 以 上 の 地 域 名 と 市 町 村 名
る情報
・津波警報又は注意報発表時
を発表。
・若干の海面変動が予想される
震 度 5 弱 以 上 と 考 え ら れ る 地 域 で 、震 度 を 入
場合
手 し て い な い 地 点 が あ る 場 合 は 、そ の 市 町 村
・緊 急 地 震 速 報( 警 報 )を 発 表 し
名を発表。
た場合
各地の震
・震度1以上
震 度 1 以 上 を 観 測 し た 地 点 の ほ か 、地 震 の 発
度に関す
生 場 所( 震 源 )や そ の 規 模( マ グ ニ チ ュ ー ド )
る情報
を発表。
震 度 5 弱 以 上 と 考 え ら れ る 地 域 で 、震 度 を 入
手 し て い な い 地 点 が あ る 場 合 は 、そ の 地 点 名
を発表。
その他の
・顕著な地震の震源要素を更新
顕著な地震の震源要素更新のお知らせや地
情報
した場合や地震が多発した場合
震が多発した場合の震度1以上を観測した
など
地震回数情報等を発表
・震度5弱以上
観 測 し た 各 地 の 震 度 デ ー タ を も と に 、 1 km
推計震度
分布図
四 方 ご と に 推 計 し た 震 度( 震 度 4 以 上 )を 図
情報として発表。
遠地地震
国外で発生した地震について以
地 震 の 発 生 時 刻 、発 生 場 所( 震 源 )や そ の 規
- 689 -
に関する
下のいずれかを満たした場合等
模 ( マ グ ニ チ ュ ー ド ) を 概 ね 30 分 以 内 に 発
情報
・ マ グ ニ チ ュ ー ド 7.0 以 上
表。
・都市部など著しい被害が発生
日本や国外への津波の影響に関しても記述
する可能性がある地域で規模の
して発表。
大きな地震を観測した場合
2
伝達系統
地震等の発表機関及び伝達系統は、次のとおりとする。
地震情報の区分
地 震 に つ い て の 情 報 (速
発
表
機
関
仙台管区気象台
報・情報)
地震に関する情報
(1)
達
系
統
本 編 の 気 象 予 警 報 伝 達 系 統 図 1 、2 、3
による
仙台管区気象台
盛岡地方気象台
3
伝
本 編 の 気 象 予 警 報 伝 達 系 統 図 4 、5 に よ
る
伝達機関の責務
地 震 情 報 等 の 発 表 機 関 及 び 伝 達 機 関 は 、 発 表 、 伝 達 、 周 知 等 が 迅 速 か つ 正 確に
行 わ れ る よ う 、 伝 達 体 制 の 整 備 を 図 る と と も に 、 所 管 す る 防 災 事 務 に 基 づ き 、伝
達 先 そ の 他 必 要 な 事 項 を 定 め 、 伝 達 に 当 っ て は 、 夜 間 、 休 日 等 の 勤 務 時 間 外 にお
ける体制の整備について留意する。
(2)
伝 達 機 関 は 、 災 害 に よ る 通 信 設 備 が 損 壊 し た 場 合 に お い て も 、 気 象 予 警 報 等の
伝達ができるよう、通信手段の複雑化に努める。
4
(1)
市の措置
市 長 は 、 地 震 情 報 等 を 受 領 し た 場 合 は 、 直 ち に 、 そ の 内 容 を 関 係 機 関 に 通 知す
るとともに、地域内住民、団体に対して広報を行う。
(2)
市長は、あらかじめ、通知をすべき機関及び通知方法を定めておく。
(3)
地 震 情 報 等 の 受 領 後 に お い て は 、 ラ ジ オ 、 テ レ ビ 等 の 、 報 道 内 容 に 注 意 す ると
と も に 、 地 方 支 部 、 及 び 関 係 機 関 と の 連 絡 を 蜜 に す る な ど 、 的 確 な 地 震 情 報 の把
握に努める。
(4)
市 長 は 、 同 報 系 防 災 行 政 無 線 の 整 備 等 に よ り 、 住 民 、 団 体 等 に 対 す る 地 震 情報
の伝達手段の確保に努める。
(5)
地震情報の広報は、おおむね、次の方法による、
ア
防災行政無線
エ
電話
イ
有線放送
ウ
CATV
エ
電話
オ
携帯端末の緊急速報メール機能
- 690 -
カ
ソーシャルメディア
キ
広報車
ク
サイレン及び警鐘
ケ
自主防災組織等の広報活動
5
防災関係機関の措置
(1)
東日本電信電話㈱北上営業所
地 震 情 報 を 受 領 し た 場 合 は 、一 般 通 信 に 優 先 し て 電 話 回 線 に よ り 市 に 伝 達 す る。
(2)
放送事業者
ラ ジ オ 放 送 に お い て は 番 組 を 利 用 し 、 ま た 、 緊 急 の 場 合 は 番 組 を 中 断 し 、 テレ
ビ放送においては、字幕・スーパー等により放送する。
(3)
その他の防災機関
それぞれの所管事務に応じて、関係団体等に通知する。
6
異常現象発生時の通報
(1)
異常現象発見者の通報義務
ア
地 震 に 関 す る 異 常 な 現 象 を 発 見 し た 者 は 、 速 や か に 最 寄 り の 市 長 又 は 警 察官
に通報する。
イ
異 常 現 象 の 通 報 を 受 け た 警 察 官 等 は 、 そ の 旨 を 市 長 に 通 報 す る と と も に 別に
定めた担当機関の長に通報するよう努める。
(2)
市長等の通報先
ア
通 報 を 受 け た 市 長 等 は 、 盛 岡 地 方 気 象 台 ( 各 測 候 所 ) 及 び 県 総 合 防 災 室 に通
報する。
イ
市 長 等 か ら 通 報 を 受 け た 県 総 合 防 災 室 消 防 防 災 担 当 課 長 は 、 予 防 等 の 措 置を
講ずべき所管の関係課長に通知する。
市
一
関 関
係
機 係
関 機
消防防災部
般
消防防災課
住
民
(3)
盛岡地方気象台
長
警
関
県総合防災室
察
異常現象の種類
通 報 を 要 す る 気 象 、 地 象 、 水 象 に 関 す る 異 常 現 象 は 、 お お む ね 次 の と お り であ
る。
区
分
異
常
現
象
の
内
地震に関する事項
数日間にわたり頻繁に感ずるような地震
その他に関する事項
通報を要すると判断される上記以外の異常な現象
- 691 -
容
第3節
第1
1
通信情報計画
基本方針
市 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 震 災 時 に お け る 通 信 を 確 保 す る た め 専 用 通 信施
設 の 整 備 に 努 め る と と も に 、 有 線 、 無 線 を 通 じ た 災 害 時 に は 、 通 信 施 設 ・ 設 備 の被
災 状 況 及 び 通 信 状 況 を 把 握 す る と と も に 、 通 信 連 絡 系 統 を 定 め 、 通 信 手 段 の 適 切な
運用確保を図る。
2
震 災 時 に お い て も 通 信 を 確 保 で き る よ う 、 通 信 施 設 ・ 整 備 の 耐 震 化 及 び サ ブ シス
テム化並びに代替通信手段の確保に努める。
2
通 信 施 設 等 が 損 壊 し た 場 合 に お い て は 、 代 替 通 信 手 段 の 確 保 及 び 迅 速 な 応 急 復旧
に努める。
3
災 害 時 に お け る 通 信 は 、 原 則 と し て 専 用 通 信 施 設 に よ り 行 う も の と す る が 、 災害
に よ り 使 用 で き な い 場 合 又 は 緊 急 を 要 す る 場 合 に お い て は 、 他 の 防 災 関 係 機 関 等の
有 す る 専 用 通 信 施 設 等 を 利 用 し 通 信 の 確 保 を 図 る も の と し 、 東 北 地 方 非 常 通 信 協議
会等を通じて防災関係機関相互の連携を強化する。
第2
市本部の担当
部
企
画
班
部
総務班
担
通信情報全般に関すること。
消防防災部
第3
1
実施要領
電気通信施設の利用
【本編・第3章・第3節・第3・1
2
参照】
防災相互通信用無線の整備
【本編・第3章・第3節・第3・4
5
参照】
電気通信設備が利用できない場合の通信確保
【本編・第3章・第3節・第3・3
4
参照】
専用通信施設の利用
【本編・第3章・第3節・第3・2
3
当
参照】
通信専用マニュアルの作成等
【本編・第3章・第3節・第3・5
参照】
- 692 -
内
容
第4節
第1
1
情報の収集・伝達計画
基本方針
震 災 時 に お け る 災 害 応 急 対 策 を 円 滑 か つ 的 確 に 実 施 す る た め 、 災 害 情 報 の 収 集及
び伝達を行う。
2
災害情報の収集、伝達に当たっては、防災関係機関と密接に連携を図る。
3
地 震 に よ り 、 通 信 設 備 等 が 被 災 し た 場 合 に お い て も 、 災 害 情 報 を 関 係 機 関 に 伝達
できるよう、通信手段の複雑化を図る。
4
災 害 応 急 対 策 を 実 施 す る に 当 た り 、 重 要 な 情 報 を あ ら か じ め 選 定 し 、 そ の 情 報を
優先的に収集、伝達する。
第2
実施機関(責任者)
【本編・第3章・第4節・第2
参照】
[市 本 部 の 担 当 ]
部
企
画
班
部
総
務
担
班
消防防災課
財
務
部
保健福祉部
当
内
1
関係機関に対する発生・被害状況の報告
2
情報収集、被害調査の応援要請
3
消防・高圧ガス・火薬類施設関係の被害報告
財
政
班
市有財産・通信施設被害報告
調
査
班
人的、住家等の被害調査、報告
医
療
班
医療施設の被害調査、報告
救
助
班
社会福祉施設等の被害調査、報告
容
農
林
部
農
林
班
農業、林業、畜産等の被害調査、報告
商
工
部
商
工
班
観光施設、商工関係の被害調査、報告
都市整備部
土
木
班
土木施設関係の被害調査、報告
都市計画班
都市計画施設の被害調査、報告
上水道班
水道施設の被害調査、下水道施設の被害調査、報告
上下水道部
下水道班
教
育
部
総
務
班
学校教育班
教育施設等・文化財施設・社会教育施設・体育施設等の被
害調査、報告
社会教育班
体
第3
1
(1)
育
班
実施要領
災害情報の収集、報告
市
- 693 -
ア
市 本 部 長 は 、 各 災 害 情 報 ご と に 、 そ の 収 集 、 報 告 に 係 る 責 任 者 、 調 査 要 領、
連絡方法等を定める。
イ
市 本 部 長 は 、 災 害 情 報 の 総 括 責 任 者 を 選 任 し 、 災 害 情 報 の 収 集 、 総 括 及 び報
告に当たらせ、所轄警察署と緊密な連絡のもとに行う。
ウ
市 本 部 長 は 、 災 害 情 報 の 収 集 に 当 っ て は 、 所 轄 警 察 署 と 緊 密 に 連 絡 を 行 う。
エ
市 本 部 長 は 、 災 害 の 規 模 及 び 状 況 に よ り 、 市 本 部 に お け る 情 報 の 収 集 及 び被
害 調 査 が 不 可 能 又 は 困 難 と 認 め た 場 合 は 、 次 の 事 項 を 明 示 し て 、 県 本 部 長 、地
方支部長及びその他の防災関係機関の長に対して、応援要請をする。
①
職種及び人種
④
応援業務の内容
②
活動地域
⑤
携行すべき資機材等
③
応援機関
⑥
その他参考事項
オ
市 部 長 は 、 被 害 状 況 を 地 方 支 部 長 に 報 告 す る が 、 緊 急 を 要 す る 場 合 は 、 県本
部長に報告する。
カ
市 部 長 は 、 当 該 市 の 区 域 内 で 震 度 5 以 上 を 記 録 し た 場 合 に は 、 第 1 報 を 県本
部 長 及 び 消 防 庁 に 対 し て 原 則 的 と し て 、 覚 知 後 30 分 以 内 で 可 能 な 限 り 迅 速に
報告する。
キ
市 部 長 は 、 県 本 部 と 連 絡 が と れ な い 場 合 は 、 直 接 、 消 防 庁 に 対 し て 被 害 状況
を報告する。
ク
市 本 部 長 は 、 被 害 状 況 を 地 方 支 部 長 に 報 告 す る が 、 緊 急 を 要 す る 場 合 に は、
県 本 部 長 に 報 告 し 、 県 本 部 長 と 連 絡 が と れ な い 場 合 は 、 直 接 消 防 庁 に 対 し て被
害状況を報告する。
ケ
市本部長は、災害情報の収集、報告に当たっては、次の事項に留意する。
①
一 部 未 確 認 な 点 や 不 明 な 点 が あ っ た と し て も 、 そ の 旨 を 明 ら か に し て 、遅
滞なく報告する。
②
収 集 し た 災 害 情 報 は 地 域 別 、 対 策 別 、 組 織 別 及 び 確 認 、 未 確 認 別 に 整 理の
上、管理する。
③
市 が 行 う 災 害 応 急 対 策 に 必 要 な 災 害 情 報 の う ち 、 自 ら 収 集 で き な い 情 報に
ついて、その情報源及び収集方法等を明らかにしておく。
コ
市 本 部 長 ( 消 防 機 関 の 長 を 含 む ) は 、 地 震 に よ り 火 災 が 同 時 多 発 し 、 或 いは
多 く の 死 傷 者 が 発 生 し 、 消 防 機 関 へ の 通 報 が 殺 到 し た 場 合 に は 、 最 も 迅 速な
方法により直ちに県本部及び消防庁に報告する。
サ
市 本 部 長 は 、必 要 に 応 じ 、関 係 地 方 公 共 団 体 、防 災 関 係 機 関 等 に 対 し 、資 料・
情報の提供等の協力を求める。
- 694 -
(2)
防災関係機関
防 災 関 係 機 関 は 、 そ の 所 有 す る 災 害 情 報 の 収 集 、 報 告 に 係 る 責 任 者 を 定 め 、災
害が発生した場合には、関係機関に対して、迅速かつ正確に報告、通報する。
2
災害情報収集の優先順位
【本編・第3章・第4節・第3・2
3
災害情報の報告要領
【本編・第3章・第4節・第3・3
4
参照】
参照】
災害情報通信の確保
(1)
災害情報通信のための電話の指定
市 そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 災 害 時 に お け る 情 報 連 絡 系 統 を 明 ら か に す る とと
も に 、 そ の ふ く そ う を 避 け る た め 、 災 害 情 報 通 信 に 使 用 す る 指 定 有 線 電 話 ( 以下
「 指 定 電 話 」 と い う 。) を 定 め る 。
(2)
災害情報通信に使用する通信施設
災 害 情 報 の 収 集 、 報 告 又 は 通 報 を 行 う 場 合 に 使 用 す る 通 信 施 設 に つ い て は 、次
のいずれかによる。
ア
市と県本部及び支部との場合
防 災 行 政 情 報 通 信 ネ ッ ト ワ ー ク 衛 星 系 、 県 情 報 通 信 基 盤 ( い わ て 情 報 ハ イウ
ェ イ )、 指 定 電 話 、 消 防 無 線 ( 一 部 有 線 電 話 使 用 )、 電 報 、 非 常 通 信
イ
市本部と他の防災関係機関との場合
インターネット、指定電話、電報、非常通信
(3)
伝達手段の確保
ア
災 害 情 報 の 収 集 伝 達 は 、 自 ら 有 す る 有 線 、 無 線 通 信 施 設 を 利 用 し 、 最 も 迅速
かつ的確な手段をもって行う。
イ
有 線 、 無 線 通 信 施 設 が 地 震 に よ り 損 壊 し た 場 合 に お い て は 、 第 3 節 「 通 信情
報計画」の定める他の通信手段により、災害情報の収集伝達を行う。
ウ
す べ て の 通 信 が ふ つ う の 場 合 に お い て は 、 通 信 可 能 な 地 域 ま で 伝 令 を 派 遣す
るなど、あらゆる手段をつくして、災害情報の収集伝達に努める。
- 695 -
第5節
第1
1
広報広聴計画
基本方針
震 災 時 に お け る 人 心 の 安 定 を 図 る と と も に 、 災 害 救 助 に 対 す る 協 力 及 び 復 興 への
意欲を喚起し、災害応急対策を推進するために、広報広聴活動を実施する。
2
防 災 関 係 機 関 が 広 報 活 動 を 行 う に 当 た っ て は 、 関 係 機 関 と の 密 接 な 連 携 協 力 のも
とに行い、情報の混乱や誤報、遅延等の防止に努める。
3
報 道 機 関 は 、 各 防 災 関 係 機 関 か ら の 災 害 広 報 の 要 請 に 対 し て 、 積 極 的 に 協 力 し、
防 災 機 関 に お い て も 、 報 道 機 関 に 対 し て 、 資 料 の 提 供 及 び 災 害 報 道 の た め の 取 材活
動について積極的に協力する。
4
広 報 活 動 に 当 た っ て は 、 あ ら か じ め 、 被 災 者 の 必 要 と す る 情 報 を 選 定 の 上 、 その
優先順位を定める。その際、特に災害時要援護者への配慮をする。
5
広 報 活 動 に 当 た っ て は 、 被 災 者 の 相 談 、 要 望 等 を 広 く 聴 取 す る 。 そ の 際 、 特 に災
害時要援護者への配慮をする。
第2
実施機関(責任者)
実施機関
市本部長
広
報
広
聴
活
動
の
内
容
1
災害の発生状況
2
気象予警報等及び災害発生時の注意事項
3
避難勧告、指示
4
避難所の開設状況
5
救護所の開設状況
6
道路及び交通状況
7
各災害応急対策の実施状況
8
災害応急復旧の見通し
9
人心安定のために必要な事項
10
安否情報
11
相談窓口及び臨時災害相談所の開設状況
東北地方整備局
1
水害予報等及び災害発生時の注意事項
(岩手河川国道事務所)
2
水防に係る指示
東日本電信電話㈱岩手支店
1
気象予警報等の伝達
2
通信の途絶及び利用制限の状況
3
災害応急復旧の状況
4
利用者に協力をお願いする事項
- 696 -
日本赤十字社岩手県支部
1
救援物資の配給
(北上市赤十字奉仕団)
2
義援金品等の募集
義援物資及び義援金の募集及び受付情報
日本放送協会盛岡放送局
東日本高速道路㈱北上管理事務所
東日本旅客鉄道㈱盛岡支社北上駅
東北電力㈱北上営業所
㈱岩手日報社
1
気象予警報等の伝達
2
緊急警報放送
3
災害の発生状況及び被害状況
4
各災害応急対策の実施状況
1
高速道路の被災状況及び交通規制の状況
2
災害応急復旧の状況
3
利用者への迂回路等の情報
1
鉄道施設の被災状況
2
災害応急復旧の状況
3
利用者への代替輸送等の情報
1
電力関係施設の被災状況
2
災害応急復旧の状況
3
利用者への電力供給等の情報
1
災害情報及び災害対策についての報道に関するこ
㈱朝日新聞社盛岡支局
㈱毎日新聞社盛岡支局
と。
2
㈱読売新聞社盛岡支局
県知事からの要請に基づく災害報道に関するこ
と。
㈱河北新報社盛岡支社
㈱産業経済新聞社盛岡支局
㈱日本経済新聞社盛岡支局
㈱岩手日日新聞社
㈱デーリー東北新聞社盛岡支局
全国新聞情報農業協同組合連合会
東北支部
共同通信社盛岡支局
㈱時事通信社盛岡支局
岩手県バス協会
1
バス路線の復旧状況
岩手県交通㈱北上営業所
2
利用者等への情報提供
岩手県高圧ガス保安協会北上支部
1
ガス関係施設の被災状況
2
災害応急復旧の状況
3
利用者へのガス供給等の情報
〔市本部の担当〕
- 697 -
【本編第3章第5節第2〔市本部の担当〕参照】
第3
1
実施要領
広報活動
【本編・第3章・第5節・第3・1
2
広聴活動
【本編・第3章・第5節・第3・2
3
参照】
参照】
企画部消防班広報・広聴活動
【本編・第3章・第5節・第3・3
参照】
- 698 -
第6節
第1
1
交通確保・輸送計画
基本方針
災 害 時 に お い て 、 各 道 路 管 理 者 及 び 関 係 機 関 は 相 互 に 協 力 し て 、 適 切 な 交 通 規制
及び円滑な応急復旧作業を行い、交通の確保を図る。
2
市 本 部 長 は 、 災 害 応 急 活 動 を 迅 速 か つ 効 果 的 に 実 施 す る た め 、 あ ら か じ め 、 緊急
輸 送 道 路 を 指 定 し 、 防 災 性 の 向 上 に 努 め る と と も に 、 災 害 が 発 生 し た 場 合 に は 、優
先的に交通の確保を図る。
3
市 そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 係 る 要 員 及 び 物 資 等 を 迅 速に
輸 送 す る た め 、 あ ら か じ め 、 そ の 保 有 す る 車 両 等 の 動 員 計 画 を 定 め る と と も に 、運
送関係事業者等の保有する車両等を調達し、緊急輸送体制を確保する。
4
緊 急 輸 送 の 実 施 に 当 た っ て は 、 陸 上 輸 送 及 び 航 空 輸 送 の 有 機 的 な 連 携 に 十 分 考慮
する。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章・ 第 6 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
交通確保
情報連絡体制の確立
【本編・第3章・第6節・第3・1
2
防災拠点等の指定
【本編・第3章・第6節・第3・2
3
1
緊急輸送の対象
参照】
航空輸送
【本編・第3章・第6節・第4・3
4
参照】
陸上輸送
【本編・第3章・第6節・第4・2
3
参照】
緊急輸送
【本編・第3章・第6節・第4・1
2
参照】
交通規制
【本編・第3章・第6節・第3・5
第4
参照】
応急復旧道路啓開等
【本編・第3章・第6節・第3・4
5
参照】
緊急輸送道路の指定
【本編・第3章・第6節・第3・3
4
参照】
参照】
輸送関係従事命令等
【本編・第3章・第6節・第4・4
参照】
- 699 -
5
整備すべき書類
【本編・第3章・第6節・第4・5
参照】
- 700 -
第7節
第1
1
消防活動計画
基本方針
地 震 に よ る 大 規 模 火 災 発 生 時 に お い て は 、消 防 機 関 は 防 災 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り、
火災防ぎょ活動等を行う。
2
市 は 、 同 時 多 発 火 災 に よ る 被 害 を 軽 減 す る た め 、 あ ら か じ め 、 大 規 模 火 災 防 ぎょ
計画を定めておく。
3
震 災 時 の 消 防 活 動 に つ い て は 、 断 水 に よ る 消 火 栓 の 使 用 不 能 、 道 路 の 損 壊 に よる
通 行 不 能 及 び 電 話 の 断 線 や 輻 輳 に よ る 119 番 通 報 の 機 能 麻 痺 等 の 消 防 活 動 の 阻 害要
因を考慮する。
4
市 は 、 消 防 部 隊 の 応 援 要 請 を 行 う 必 要 が 生 じ た 場 合 に お い て は 「 消 防 相 互 応 援に
関 す る 協 定 及 び 「 岩 手 県 消 防 広 域 応 援 基 本 計 画 」 に 定 め る と こ ろ に よ り 消 防 相 互応
援を行う。
5
本 計 画 に 定 め の な い 事 項 に つ い て は 、 消 防 組 織 法 に 基 づ く 「 消 防 計 画 」 の 定 める
ところによる。
第2
実施機関(責任者)
【本編・第3章・第7節・第2
第3
1
参照】
実施要領
市本部長の措置
【本編・第3章・第7節・第3・1
2
消防機関の長の措置
【本編・第3章・第7節・第3・2
3
参照】
参照】
緊急消防援助隊
【本編・第3章・第7章・第3・3
参照】
- 701 -
第8節
第1
1
県、市町村相互応援協力計画
基本方針
市 は 「 大 規 模 災 害 時 に お け る 岩 手 県 市 町 村 相 互 応 援 に 関 す る 協 定 」 等 に 基 づ き、
災 害 時 に お け る 応 援 協 力 を 行 う 。 こ の 場 合 に お い て 、 県 は 、 市 町 村 の 相 互 応 援 が円
滑に進むよう配慮する。
2
市 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 そ の 所 管 事 務 に 関 係 す る 民 間 団 体 と 応 援 協 定を
締 結 す る な ど 、 応 援 協 定 の 締 結 を 進 め 、 ま た 、 あ ら か じ め 応 援 部 隊 の 活 動 拠 点 を確
保 し 、 訓 練 を 実 施 す る な ど 、 日 頃 か ら 、 災 害 時 に お い て 協 力 が 得 ら れ る よ う 、 協力
体制の整備に努める。
4
県 、 市 そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 そ の 所 管 事 務 に 関 係 す る 団 体 等 と 応 援 協 定 の締
結を進め、また、あらかじめ応援部隊の活動拠点を確保し、訓練を実施するなど、
日頃から、災害時において、協力を得られる体制の整備に努める。
な お 、 応 援 協 定 の 締 結 に 当 た っ て は 、 近 隣 の み な ら ず 、 遠 方 の 地 方 公 共 団 体 や関
係機関との協定締結も考慮する。
5
県 、 市 は 、 大 規 模 な 災 害 の 発 生 を 覚 知 し た 時 は 、 あ ら か じ め 締 結 し た 応 援 協 定に
基づき、速やかに応援体制を構築する。
6
県 、 市 そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 は 、 応 援 計 画 や 受 援 計 画 を 定 め る よ う 努 め 、 ま た、
応援・受援に関する連絡・要請方法の確認や応援部隊の活動拠点の確保等を図り、
訓 練 を 実 施 す る な ど 、 日 頃 か ら 、 災 害 時 に お い て 、 協 力 を 得 ら れ る 体 制 の 整 備 に努
める。
第2
実施機関
【本編・第3章・第9節・第2
第3
1
参照】
実施要領
市町村の相互協力
【本編・第3章・第9節・第3・1
2
防災関係機関の相互協力
【本編・第3章・第9節・第3・2
3
参照】
経費の負担方法
【本編・第3章・第9節・第3・5
6
参照】
消防活動に係る相互協力
【本編・第3章・第9節・第3・4
5
参照】
団体等の協力
【本編・第3章・第9節・第3・3
4
参照】
参照】
国内外からの義援物資、義捐金の受け入れ【本編・第3章・第9節・第3・6
- 702 -
参照】
第9節
第1
1
自衛隊災害派遣要請計画
基本方針
陸 上 自 衛 隊 岩 手 駐 屯 地 部 隊 等 は 、 本 県 に お け る 災 害 の 発 生 に 当 た っ て 、 速 や かに
災害情報の収集に努めるとともに、県知事等からの災害派遣要請を受けて、又は、
一 定 の 条 件 下 に お い て は 自 主 的 に 人 命 救 助 を 第 一 義 と す る 緊 急 救 援 活 動 を 行 い 、引
き続き、組織的救護活動を行う。
2
県 本 部 長 は 、 災 害 派 遣 を 決 定 し た 場 合 は 、 市 本 部 長 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機 関の
長 に そ の 受 入 れ 体 制 を 整 備 さ せ る と と も に 、 災 害 派 遣 の 活 動 に 係 る 連 絡 調 整 に 当た
る。
ま た 、 緊 急 時 に 円 滑 な 派 遣 活 動 が 実 施 さ れ る よ う 、 防 災 関 係 機 関 を 通 じ 、 自 衛隊
との連絡強化を図るものとする。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
災害派遣の基準
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3 ・ 1
2
災害派遣命令者
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
自衛隊の自主派遣
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3 ・ 6
7
参照】
災害派遣部隊の受入れ
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3 ・ 5
6
参照】
災害派遣の要請手続き
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
災害派遣に実施する救援活動
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照】
災害派遣に伴う経費の負担
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 10 節 ・ 第 3 ・ 7
参照】
- 703 -
第 10 節
第1
防災ボランティア活動計画
基本方針
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 1
第2
参照】
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
ボランティア・リーダー等の養成
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 1
2
ボランティアの登録
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 2
3
防災ボランティアに対する協力要請
【 本 編 第 3 章 第 11 節 第 3 第 1 項 参 照 】
2
防災ボランティアの受入れ
【 本 編 第 3 章 第 11 節 第 3 第 2 項 参 照 】
3
参照】
ボランティア等に対する補償制度
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 8
1
参照】
関係団体等の活用
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 7
8
参照】
ボランティアの活動内容
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 6
7
参照】
ボランティアの受入れ
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 5
6
参照】
ボランティアに対する協力要請
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
ボランティアの受入れ体制の整備
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 11 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
防災ボランティアの活動内容
【 本 編 第 3 章 第 11 節 第 3 第 3 項 参 照 】
- 704 -
参照】
第 11 節
第1
義援物資、義援金等の受付・配分計画
基本方針
災 害 時 に お い て 、 被 災 者 に 対 し 市 内 外 か ら 寄 せ ら れ る 義 援 物 資 及 び 義 援 金 につ
い て 、 そ の 受 入 れ 態 勢 及 び 配 分 方 法 等 を 定 め 、 確 実 、 迅 速 な 被 災 者 へ の 配 分 を実
施する。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 第 3 章 第 12節 第 2 参 照 】
第3
実施要領
【 本 編 第 3 章 第 12節 第 3 参 照 】
- 705 -
第 1112 節
第1
1
災害救助法の適用計画
基本方針
市 本 部 長 は 、震 害 に よ る 住 家 の 滅 失 が 一 定 規 模 以 上 と な っ た 場 合 、災 害 救 助 法(以
下 、 本 節 中 「 法 」 と い う 。) の 適 用 を 県 本 部 長 に 要 請 す る 。
2
法 に 基 づ く 救 助 は 、 県 が 実 施 機 関 と な り 、 市 は そ の 補 助 機 関 と し て 活 動 に 当 たる
が 、 県 本 部 長 は 救 助 を 迅 速 に 行 う 必 要 が あ る 場 合 は 、 個 別 の 災 害 ご と に 救 助 に 関す
る事務の一部を市本部長に委任する。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 12 節 ・ 第 2
第3
1
実施要領
法適用の基準
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 12 節 ・ 第 3
2
(1)
参照】
参照】
法適用の手続き
市 本 部 長 は 、 そ の 区 域 に お け る 災 害 に よ る 被 害 が 、 法 の 適 用 基 準 の い ず れ かに
該 当 し 、 又 は 該 当 す る 恐 れ が 生 じ た 場 合 に お い て は 、 直 ち に そ の 旨 を 地 方 支 部福
祉班長を通じて県本部長に情報提供する。
(2)
法 の 適 用 基 準 と な る 被 害 世 帯 数 に つ い て は 、 第 4 節 「 情 報 の 収 集 ・ 伝 達 計 画」
に 定 め る 被 害 判 定 基 準 に よ る も の と し 、被 害状 況 を 取 り ま と め の 上 、
「人的及び住
家 被 害 報 告 」( 被 害 報 告 様 式 2 ) に よ り 、 県 本 部 長 に 情 報 提 供 す る 。
(3)
市 本 部 長 は 、 地 震 に よ る 被 害 規 模 が 大 き く 、 被 害 状 況 を 早 急 に 取 り ま と め るこ
とが困難な場合においては、被害の概要を報告するものとする。
第4
救助の種類、程度、機関等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 12 節 ・ 第 4
参照】
- 706 -
第 1213 節
第1
1
避難・救出計画
基本方針
震 災 発 生 時 に お い て 、 住 民 等 の 生 命 、 身 体 の 安 全 を 確 保 す る た め 、 迅 速 か つ 的確
に 避 難 勧 告 及 び 指 示 並 び に 屋 内 で の 退 避 等 の 安 全 確 保 措 置 の 指 示( 以 下 、本 節 中「避
難 勧 告 等 」と い う 。)を 行 う と と も に 、避 難 支 援 従 事 者 の 安 全 を 確 保 し な が ら 、避 難
誘導を行う。
2
救 出 救 助 活 動 を 行 う 防 災 関 係 機 関 は 、 災 害 発 生 当 初 に お け る 救 出 救 助 活 動 の 重要
性 を 十 分 に 認 識 し 、救 出 救 助 活 動 に 必 要 な 人 的・物 的 資 源 を 優 先 的 に 配 分 す る な ど 、
救出救助体制を整備し、倒壊家屋の下敷きになった者等の早急な救出活動を行う。
3
被 災 者 の 避 難 生 活 の 場 を 確 保 す る た め 、 避 難 所 を 迅 速 に 開 設 す る と と も に 、 その
適正な運営を図る。
第2
1
実施機関(責任者)
避難勧告等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 13 節 ・ 第 2 ・ 1
2
参照】
警戒区域の設定
【 本 編 ・ 第 3 章・ 第 13 節 ・ 第 2 ・ 2
3
参照】
救出
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 13 節 ・ 第 2 ・ 3
4
参照】
避難所の設置、運営
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 13 節 ・ 第 2 ・ 4
第3
1
参照】
実施要領
避難勧告等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 13 節 ・ 第 3 ・ 1
2
参照】
警戒区域の設定
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 13 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
救出
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 13 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
避難所の設置、運営
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 13 節 ・ 第 3 ・ 4
ア
参照】
震災時の収容避難所を次のとおり区分する。
区分
開設順
第一次収容避難所
災 害 発 生 時 等 に お い て 第 1次 に 開 設 す る 避 難 所
第2次収容避難所
第 1 次 収 容 避 難 所 に 収 容 し き れ な い 場 合 等 に お い て 、第 2 次 に 開 設 す る 避 難 所
イ
震災時の第 1 次収容避難所の開設基準を次のとおりとする。
- 707 -
震度
開設体制
避難所担当職員配置体制
震度5弱
開 設 は 行 わ な い が 、い つ で も 開 設 で き
避難所に参集できる体制で職場又は自
以下
る体制で準備を行う。
宅待機
震度5強
避難者がいる場合開設を行う。
震度6弱
災 害 発 生 後 、避 難 者 が あ る か な い か に
避難所に参集し、いつでも開設できる
体制で避難所に待機
避難所に参集し開設を行う。
かかわらず避難所の開設を行う。
(3)避難所の運営
【 本 編 ・ 第 3 章 第 13 節 ・ 第 3 ・ 4 ・( 3 ) 参 照 】
(4)災害救助法を適用した場合の避難所設置
【 本 編 ・ 第 3 章 第 13 節 ・ 第 3 ・ 4 ・( 4 ) 参 照 】
5
帰宅困難者対策
【 本 編 第 3 章 第 14 節 第 3 第 5 項 参 照 】
6
避難所以外の生活困難者の把握
【 本 編 第 3 章 第 14 節 第 3 第 6 項 参 照 】
7
広域一時滞在
【 本 編 第 3 章 第 14 節 第 3 第 7 項 参 照
- 708 -
第 1314 節
第1
1
医療・保健計画
基本方針
救 急 ・ 救 助 の 初 動 体 制 を 確 立 し 、 県 内 の 災 害 派 遣 医 療 チ ー ム ( 以 下 、 本 節 中 「岩
手 D M A T 」 と い う 。)、 関 係 医 療 機 関 及 び そ の 他 の 防 災 関 係 機 関 と の 密 接 な 連 携の
下に、迅速かつ適切な医療活動を行う。
2
水 道 、 電 気 、 ガ ス 等 ラ イ フ ラ イ ン の 機 能 停 止 、 医 療 施 設 自 体 の 被 災 に よ る 機 能低
下 等 に 対 応 す る た め 、 災 害 時 に お け る 地 域 医 療 の 拠 点 と な る 災 害 拠 点 病 院 を 整 備す
る。
多 数 の 傷 病 者 に 対 応 す る た め 、 被 災 地 内 外 にお け る 災 害 拠 点 病 院 を 中 心 と し た 後
方医療体制の確保を図る。
3
効 果 的 な 医 療 活 動 を 行 う た め 、 迅 速 ・ 正 確 な 情 報 の 伝 達 及 び 傷 病 者 の 搬 送 体 制の
確立を図る。
4
被 災 者 の 心 身 両 面 に わ た る 健 康 を 維 持 す る た め 、 保 健 指 導 及 び メ ン タ ル ケ ア ここ
ろのケアを実施する。
5
動 物 愛 護 の 観 点 か ら 、 被 災 し た 愛 玩 動 物 の 救 護 対 策 を 、 関 係 機 関 ・ 団 体 と の 連携
の下に、迅速かつ適切に講じる。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
初動医療体制
医療班の編成
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 3 ・ 1
2
救護所の設置
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 3 ・ 2
3
岩手DMATの派遣等
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 1 第 1 項 参 照 】
2
医療救護班・歯科医療救護班の編成
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 3 第 1 項 参 照 】
3
参照】
広域災害・救助医療情報システムの整備
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 3 ・ 5
1
参照】
医療品及び医療資機材の調達
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
医療班の活動
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
救護所の設置
- 709 -
参照】
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 3 第 2 項 参 照 】
4
岩手DMAT及び医療救護班の活動
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 3 第 3 項 参 照 】】
5
医薬品及び医療資機材の調達
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 3 第 4 項 参 照 】
6
広域災害・救急医療情報システムの整備
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 3 第 5 項 参 照 】】
第4
1
後方医療体制
災害拠点病院の指定
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 4 ・ 1
参照】
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 4 第 1 項 参 照 】
2
医療機関の防災能力の向上
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 4 ・ 2
2
参照】
災害拠点病院以外の医療機関の活動
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 4 第 2 項 参 照 】
第5
1
傷病者の搬送体制
傷病者運送の手続
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 5 ・ 1
2
傷病者の搬送の整備
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 5 ・ 2
第6
1
人工透析
参照】
難病等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 6 ・ 2
第7
参照】
個別疾患体制
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 6 ・ 1
2
参照】
参照】
保健活動の実施災害中長期における医療体制
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 7
参照】
【 本 編 第 3 章 第 15 節 第 7 参 照 】】
第8
災害救助法を適用した場合の医療・助産
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 8
第9
参照】
愛玩動物の救護対策
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 14 節 ・ 第 1
参照】
- 710 -
第 1415 節
第1
1
食料・生活必需品供給計画
基本方針
災 害 時 に お い て 、 被 災 者 に 対 す る 食 料 、 被 服 、 寝 具 そ の 他 の 等 の 生 活 必 需 品 及び
避 難 所 生 活 に 必 要 な 物 資( 以 下 、本 節 中「 物資 」と い う 。)を 迅 速か つ 円 滑 に 供 給 で
き る よ う 、 関 係 業 者 ・ 団 体 等 の 協 力 が 得 ら れ る 体 制 の 整 備 等 に よ り 、 物 資 の 調 達を
図る。
2
災 害 時 に お け る 物 資 の 需 要 と 供 給 の バ ラ ン ス を 確 保 す る た め 、 情 報 及 び 調 達 ・配
分窓口の一元化を図る。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
物資の支給対象者
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 1
2
支給物資の種類
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
物資の需給調整
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 7
8
参照】
住民等への協力要請
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 6
7
参照】
物資の支給等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 5
6
参照】
物資の輸送及び保管
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
物資の確保
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照】
災害救助法を適用した場合の物資の供給又は貸与
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 15 節 ・ 第 3 ・ 8
- 711 -
参照】
第 15 節
第1
1
食料供給計画
基本方針
災 害 時 に お い て 、 被 災 者 等 に 対 す る 食 料 を 迅 速 か つ 円 滑 に 供 給 で き る よ う 、 関係
業者・団体等の協力が得られる体制の整備等により、食料の調達を図る。
2
災 害 時 に お け る 食 料 の 需 要 と 供 給 の バ ラ ン ス を 確 保 す る た め 、 情 報 及 び 調 達 ・配
分窓口の一元化を図る。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
食料の供与対象者
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 3 ・ 1
2
供給食料の種類等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
食料の需給調整
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 3 ・ 6
7
参照】
食料の供給等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 3 ・ 5
6
参照】
食料の輸送及び保管
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
食料の確保
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参 照 】」
災害救助法の適用した場合の炊出しその他の食品供与
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 16 節 ・ 第 3 ・ 8
- 712 -
参照】
第 16 節
第1
給水計画
基本方針
災 害 時 に お い て 、 被 災 者 に 対 す る 給 水 を 迅 速 か つ 円 滑 に 実 施 で き る よ う 、 水道
施 設 の 復 旧 及 び 応 急 給 水 施 設 の 確 保 を 図 る と と も に 、 関 係 業 者 、 団 体 等 の 協 力が
得られる体制を整備する。
第2
実施機関(責任)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 17 節 ・ 第 3 ・ 1
第3
1
実施要領
給水
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 17 節 ・ 第 2
2
参照】
応急給水用資機材の調達
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 17 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
水道施設被害汚染対策
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 17 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
給水の方法
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 17 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照】
災害救助法を適用した場合の飲料水の供給
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 17 節 ・ 第 3 ・ 5
参照】
- 713 -
第 17 節
第1
1
応急仮説住宅の建設等及び応急修理計画
基本方針
災 害 に よ り 住 家 が 消 失 し 、 居 住 す る 住 家 が な い 者 で あ っ て 、 自 ら の 資 力 で は 住宅
を得ることができない者の生活の場を確保するため、応急仮説住宅を供与する。
2
災 害 に よ り 住 家 が 被 災 し 、 自 ら の 資 力 で は 応 急 修 理 を 行 う こ と が で き な い 者 の日
常生活に欠くことのできない住宅部分について、最小限度必要な応急修理を行う。
3
災 害 に よ り 住 宅 が 滅 失 し 、 住 宅 に 困 窮 し た 者 に 対 し て 公 営 住 宅 等 の あ っ せ ん を行
う。
第2
実施機関(責任者)
実施機関
市
本
担
部
長
当
業
務
被災住宅の応急修理及び公営住宅等の入居あっせん及び県本
部長の委任による応急仮設住宅の管理運営
県
本
部
長
応急仮説住宅の供与及び公営住宅等の入居あっせん供与・管
理運営、公営住宅の入居あっせん及び活用可能な民間住宅の情
報提供
〔市本部の担当〕
部
企
画
班
部
総務班
担
1
消防防災部
当
業
務
県及び他の都道府県等に対する応急仮説住宅建設に係
る技術職員の派遣要請
2
県及び他の都道府県等に対する被災者の一時収容のた
めの施設の提供及びあっせん要請
建設部
建築班
都市整備部
都市整
備班
1
災害救助法による応急仮説住宅の供与及び被災住宅の
応急修理に係る事務総括
2
応急仮説住宅に係る設計、施工、管理
3
応急仮説住宅の供与・管理運営及び被災住宅の応急修
理に係る木材の確保
4
第3
1
公営住宅等の入居あっせん
実施要領
応急仮説住宅の供与
【 本 編 ・ 第 3 ・ 第 18 節 ・ 第 3 章 ・ 1
2
住宅の応急修理
【 本 編 ・ 第 3 ・ 第 18 節 ・ 第 3 章 ・ 2
3
参照】
参照】
公営住宅等への入居のあっせん
【 本 編 ・ 第 3 ・ 第 18 節 ・ 第 3 章 ・ 3
参照】
- 714 -
4
被害者に対する住宅情報の提供
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 18 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
被災宅地の危険度判定
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 18 節 ・ 第 3 ・ 5
参照】
- 715 -
第 18 節
第1
防疫感染症予防計画
基本方針
1
被災地域における感染症の発生を未熟に防止するため、防疫措置を実施する。
2
災 害 に よ り 、 被 害 が 発 生 し 、 生 活 環 境 の 悪 化 、 羅 病 者 の 病 原 菌 に 対 す る 抵 抗 力の
低下等が生じた場合は、県の協力を得て、防疫措置を実施する。
被 災 地 域 に お け る 感 染 症 の 発 生 を 未 然 に 防 止 す る と と も に 、 感 染 症 の ま ん 延 を 防止
するため、関係機関との連携の下に、必要な措置を講じる。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 19 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
防疫感染症予防活動の実施体制
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 19 節 ・ 第 3 ・ 1
2
防疫感染症予防用の資機材の調達
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 19 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照]
防疫措置感染症予防活動の指示等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 19 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
防疫感染症措置の指示等
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 19 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照]
実施方法
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 19 節 ・ 第 3 ・ 5
参照】
- 716 -
第 19 節
第1
1
廃棄物処理・障害物除去計画
基本方針
災 害 に よ っ て 一 時 的 に 発 生 す る 大 量 の 廃 棄 物 及 び 災 害 後 に 被 災 地 域 か ら 恒 常 的に
発 生 す る 廃 棄 物 を 、迅 速 か つ 円 滑 に 処 理 し 、被 災 地 に お け る 環 境 衛 生 の 確 保 を 図 る 。
2
ご み 処 理 施 設 、 し 尿 処 理 施 設 等 が 損 壊 し た 場 合 に お け る 処 理 に つ い て 、 他 の 自治
体等との連携による広域的な処理体制の確立及び廃棄物処理業者団体等との連携
を図る。
3
被 災 住 民 の 日 常 生 活 に 直 接 障 害 と な っ て い る 障 害 物 及 び 道 路 、 河 川 、 港 湾 、 空港
等 の 利 用 の 障 害 と な っ て い る 障 害 物 を 、 迅 速 か つ 円 滑 に 除 去 し 、 被 災 者 の 保 護 、交
通の確保を図る。
4
廃 棄 物 の 処 理 及 び 障 害 物 の 除 去 を 実 施 す る 機 関 は 、 当 該 処 理 及 び 除 去 を 迅 速 かつ
円滑に実施することができるよう、各機関間の連携を図る。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 20 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
廃棄物処理
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 20 節 ・ 第 3 ・ 1
2
し尿処理
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 20 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
障害物除去
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 20 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照】
災害救助法を適用した場合の障害物除去
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 20 節 ・ 第 3 ・ 4
参照】
- 717 -
第 20 節
行方不明者等の捜索及び遺体の処理
・埋葬計画
第1
基本方針
各 実 施 機 関 相 互 の 協 力 体 制 の も と に 、 災 害 に よ る 行 方 不 明 者 の 捜 索 及 び 遺 体の
処理・埋葬を迅速かつ円滑に行う。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 21 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
行方不明者及び遺体の捜査
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 21 節 ・ 第 3 ・ 1
2
遺体の収容
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 21 節 ・ 第 3 ・ 2
3
(1)
参照】
遺体の処理
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 21 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照】
遺体埋葬の広域調整
市 本 部 長 は 、 遺 体 の 埋 葬 量 が 自 ら の 火 葬 能 力 を 上 回 る こ と 等 に よ り 、 自 ら 火葬
で き な い 場 合 に あ っ て は 、 地 方 支 部 保 健 環 境 班 長 を 通 じ て 県 本 部 長 に 広 域 火 葬を
要請する。
(2)
県 本 部 長 は 、 要 請 を 受 け た 場 合 は 、 葬 祭 業 協 同 組 合 の 協 力 を 得 て 、 調 達 又 はあ
っせんを行う。
45
災害救済法を適用した場合の捜査、処理及び埋葬
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 21 節 ・ 第 3 ・ 4
参照】
- 718 -
第 21 節
第1
応急対策要員確保計画
基本方針
災 害 応 急 対 策 を 迅 速 か つ 円 滑 に 実 施 す る た め 、 必 要 な 応 急 対 策 要 員 ( 以 下 、本
節 中 「 要 員 」 と い う 。) の 確 保 を 図 る 。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 22 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
要員の確保
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 22 節 ・ 第 3 ・ 1
2
参照】
確保の方法
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 22 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
要員の従事命令
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 22 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
災害救助法を適用した場合の要員の確保
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 22 節 ・ 第 3 ・ 4
参照】
災害応急対策における労務機材等の供給に関する協定書
北 上 市 ( 以 下 「 甲 」 と い う ) と 岩 手 県 建 設 業 協 会 北 上 市 部 ( 以 下 「 乙 」 と い う )と
は 、 北 上 市 に 災 害 が 発 生 し た 場 合 に お け る 北 上 市 地 域 防 災 計 画 に 基 づ く 応 急 対 策 業務
の 用 に 供 す る た め の 労 務 、機 械 、機 材 及 び 資材 等( 以 下「 労 務 機 材等 」と い う 。)の供
給について、次のとおり協定する。
記
第1
乙 の 所 管 す る 労 務 機 材 等 の 供 給 に つ い て は 、 甲 の 要 請 が あ っ た 場 合 は 、 乙 はそ
の所管する労務機材等の範囲内において、これを供給するものとする。
第2
甲 の 乙 に 対 す る 労 務 機 材 等 の 供 給 の 要 請 は 、 労 務 機 材 等 供 給 要 請 書 を 提 出 して
行うものとする。
第3
従 事 業 務 の 方 法 は 、 請 負 を 原 則 と し 、 代 金 及 び 支 払 い の 方 法 等 に つ い て は 、そ
の業務終了後、甲乙協議のうえ決定する。
第4
その他必要な事項については、甲乙協議のうえ決定する。
甲
北上市長
印
乙
岩手県建設業協会北上支部長
印
- 719 -
第 22 節
第1
1
文教対策計画
基本方針
災 害 に よ り 通 常 の 学 校 教 育 を 実 施 す る こ と が 困 難 と な っ た 場 合 に お い て も 、 教育
施設及び教員を確保の上、応急教育を実施する。
2
災 害 に よ り 教 科 書 、学 用 品 等( 以 下、本節 中「 学 用 品 等 」と いう 。)を 喪 失 又 は 棄
損 し た 児 童 、 生 徒 に 対 し て 、 就 学 上 の 支 障 を き た さ な い よ う 、 学 用 品 な ど の 給 与を
行う。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 2
第3
1
参照】
実施要領
学校施設の確保対策
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 1
2
教職員の確保
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
その他文教関係の対策
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 8
9
参照】
学校保健安全対策
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 7
8
参照】
学校給食の応急対策
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 6
7
参照】
授業料等の減免、育英資金の貸与
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 5
6
参照】
学用品等の給与
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
応急職員の留意事項
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照】
被災児童、生徒の受入れ
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 23 節 ・ 第 3 ・ 9
- 720 -
参照】
第 23 節
第1
1
公共土木施設・鉄道施設等応急対策計画
公共土木施設
基本方針
公 共 の 福 祉 と 円 滑 な 応 急 対 策 の 実 施 を 確 保 す る た め 、 被 災 し た 道 路 施 設 、 河 川管
理施設、砂防等施設等について、速やかに応急措置及び応急復旧を実施する。
2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 25 節 ・ 第 1 ・ 2
3
参照】
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 25 節 ・ 第 1 ・ 3
第2
1
参照】
工業用水道施設
基本方針
工 業 用 水 の 供 給 を 確 保 す る た め 、 被 災 し た 工 業 用 水 道 施 設 に つ い て 、 速 や か に応
急措置及び応急復旧を実施する。
2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 25 章 ・ 第 2 ・ 2
3
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 25 節 ・ 第 2 ・ 3
第3
1
参照】
参照】
鉄道施設
基本方針
乗 客 の 安 全 と 交 通 を 確 保 す る た め 、 被 害 状 況 を 的 確 に 把 握 す る と と も に 、 旅 客の
避難誘導及び被害箇所の早期復旧を実施する。
2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 25 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 25 節 ・ 第 3 ・ 3
参照】
- 721 -
第 24 節
第1
ライフライン施設応急対策計画
基本方針
1
電 力 、 ガ ス 、 上 下 水 道 、 電 気 通 信 施 設 等 の ラ イ フ ラ イ ン 施 設 の 事 業 者 又 は管
理 者 及 び 石 油 等 燃 料 の 供 給 事 業 者 は 、 災 害 時 に お け る 活 動 体 制 を 確 立 す る とと
も に 、 相 互 に 連 携 を 図 り な が ら 、 応 急 対 策 を 実 施 し 、 ラ イ フ ラ イ ン 及 び 必 要な
燃料の確保を図る。
2
県 本 部 長 は 、 停 電 そ の 他 の 事 由 に よ り ラ イ フ ラ イ ン 施 設 等 の 稼 働 の 継 続 や県
民 の 生 活 の 維 持 の た め 燃 料 の 確 保 が 必 要 な 場 合 は 、 岩 手 県 石 油 商 業 協 同 組 合そ
の 他 の 業 界 団 体 等 に 対 し 、 そ の 供 給 を 要 請 し 、 必 要 に 応 じ て 、 東 北 経 済 産 業局
長にその確保を要請する等により、燃料の確保ができるよう調整に努める。
3
電 力 、 ガ ス 、 上 下 水 道 、 電 気 通 信 施 設 等 の ラ イ フ ラ イ ン 施 設 の 事 業 者 は 、他
都 道 府 県 で 発 生 し た 災 害 に お け る 応 急 対 策 に 関 し 、 必 要 に 応 じ 、 応 援 を 実 施す
ることができるよう、広域的応援体制の整備に努める。
4
県 及 び 市 は 、そ の 収 集 し た 航 空 写 真 等 に つ い て 、被 害 状 況 の 早 期 把 握 の た め、
ライフライン施設の事業者等の要望に応じて、情報提供に努める。
第2
1
実施機関(責任者)
電力施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 2 ・ 1
2
ガス施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 2 ・ 2
3
1
電力施設
参照】
下水道施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
上水道施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
ガス施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 3 ・ 1
2
参照】
電気通信施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 2 ・ 4
第3
参照】
上下水道施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 2 ・ 3
4
参照】
参照】
電気通信施設
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 26 節 ・ 第 3 ・ 5
参照】
- 722 -
第 25 節
第1
1
危険物施設等応急対策計画
基本方針
火 災 及 び そ の 他 の 災 害 発 生 時 に お け る 危 険 物 に よ る 被 害 の 発 生 防 止 又 は 拡 大 防止
を図るため、危険物施設等について、速やかに応急措置を実施する。
2
自 衛 隊 の 所 有 す る 資 機 材 等 に よ り 、 危 険 物 の 保 安 措 置 及 び 除 去 が 可 能 で あ る 場合
は、自衛隊の災害派遣を要請する。
第2
1
石油類等危険物
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 2 ・ 1
2
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 2 ・ 2
第3
1
実施機関(責任者)
1
実施機関(責任者)
1
参照】
毒物・劇物
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 5 ・ 1
2
参照】
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 4 ・ 2
第5
参照】
高圧ガス
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 4 ・ 1
2
参照】
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 3 ・ 2
第4
参照】
火薬類
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 3 ・ 1
2
参照】
参照】
実施要領
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 27 節 ・ 第 5 ・ 2
参照】
- 723 -
第 26 節
第1
防災ヘリコプター活動計画
基本方針
災 害 時 に お い て 、 広 域 的 か つ 機 動 的 な 対 応 を 図 る た め 、 防 災 ヘ リ コ プ タ ー によ
る災害応急対策活動を実施する。
第2
実施機関(責任者)
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 29 節 ・ 第 2
参照】
【 本 編 第 3 章 第 29 節 第 2 参 照 】
第3
1
実施要領
活動体制
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 29 節 ・ 第 3 ・ 1
2
活動要件
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 29 節 ・ 第 3 ・ 2
3
参照】
応援要請
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 29 節 ・ 第 3 ・ 4
5
参照】
活動内容
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 29 節 ・ 第 3 ・ 3
4
参照】
参照】
受入体制
【 本 編 ・ 第 3 章 ・ 第 29 節 ・ 第 3 ・ 5
参照】
【 本 編 第 3 章 第 29 節 第 3 参 照 】
- 724 -
第4章
災害復旧・復興計画
- 725 -
第4章
第1節
第1
災害復旧・復興計画
公共施設等の災害復旧計画
基本方針
被 災 し た 施 設 の 管 理 者 は 、 施 設 の 原 形 復 旧 に 加 え 、 再 度 の 被 害 発 生 防 止 を 考慮
に 入 れ 、 必 要 な 施 設 の 新 設 、 改 良 復 旧 、 耐 火 、 不 燃 堅 牢 化 に つ い て 配 慮 し た 計画
を樹立し、早期に復旧を図る。
第2
災害復旧事業計画
【本編・第4章・第1節・第2
第3
激甚災害の指定
【本編・第4章・第1節・第3
第4
参照】
緊急災害査定の促進
【本編・第4章・第1節・第4
第5
参照】
参照】
緊急融資等の確保
【本編・第4章・第1節・第5
参照】
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第2節
第1
生活の安定確保計画
基本方針
災 害 に よ り 被 害 を 受 け た 市 民 が 、 被 災 か ら 速 や か に 再 起 で き る よ う 、 被 災 者に
対 す る 生 活 相 談 、 義 援 金 ・ 救 援 物 資 、 災 害 弔 慰 金 の 支 給 、 生 活 福 祉 資 金 の 貸 付、
失 業 者 ( 休 業 者 ) の 生 活 安 定 対 策 等 、 市 民 の 自 力 復 興 を 促 進 す る た め の 各 種 対策
を講じ、早期の生活安定を図る。
第2
被災者の生活確保
【本編・第4章・第2節・第2
第3
中小企業への融資
【本編・第4章・第2節・第3
第4
参照】
通貨の救急の確保及び非常金融措置
【本編・第4章・第2節・第5
第6
参照】
農林漁業者への融資
【本編・第4章・第2節・第4
第5
参照】
参照】
日本郵政公社郵便事業株式会社の業務に係る災害特別事務取扱及び援護対策
【本編・第4章・第2節・第6
参照】
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第3節
第1
復興計画の作成
基本方針
県 及 び 市 は 、 大 規 模 な 災 害 に よ り 甚 大 な 被 害 を 受 け た 地 域 に つ い て 、 復 興 計画
を 作 成 す る と と も に 、 推 進 体 制 を 整 備 し 、 連 携 を 図 り な が ら 、 計 画 的 な 復 興 を図
る。
第2
復興方針・計画の作成
【本編・第4章・第3節・第2
第3
復興事業の実施
【 本編 ・ 第 4 章・ 第 3 節 ・ 第 3
第4
参照】
参照】
災害記録編纂計画
市 等 は 、 防 災 対 策 の 向 上 の た め 、 災 害 等 の 状 況 や 被 害 、 そ れ に 伴 う 防 災 対 応に
ついて、正確に記録を残し、とりまとめる。
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