平成 27 年度（第 59 回）船員労働安全衛生月間の実施概況について今年度の船員労働安全衛生月間は、９月１日から 30 日までの１カ月間、「ケガなく事故なく病気なく無事に帰るぞ僕らの港」をスローガンに掲げ、船舶所有者および船員が一丸となって、全国各地で積極的に活動を展開しました。今回は、その実施概況についてお伝えします。（１）安全衛生に関する訪船指導海中転落や転倒・はさまれなど、作業基準などの順守を怠ったことにより発生する死傷災害の防止、若年船員に対する安全衛生に係る指導を実施しました。訪船指導した港… ２９８港（２９１港）指導日数…延べ６６７日（延べ６４７日）指導隻数…１、６２９隻（１、６０６隻）（２）大会、講演会、展示会などの開催船員災害防止大会、海中転落防止対策や作業用救命衣の着用の励行および船員の健康管理対策など、開催地域における船員災害の実態などを考慮した安全衛生講演会や講習会、保護具などの展示会、膨脹式救命いかだの展脹などの実技訓練を伴うサバイバルトレーニングを実施しました。船員災害防止大会…１８カ所１、３９１人（１８カ所１、２６５人）講演会、講習会、展示会、サバイバルトレーニング …６７カ所３、５６８人（６３カ所２、８２３人）（３）船員無料健康相談所の開設および訪船診療の実施（一社）日本海員掖済会、（一財）船員保険会、（独）地域医療機能推進機構、地方運輸局長などが指定した医師の協力を得て、健康相談および訪船診療を実施しました。船員無料健康相談所…１１４カ所６８６人訪船診療………７隻１４８人（１１１カ所６８５人）（９隻１４０人）（４）船内飲用水の水質検査検疫所および保健所などの協力を得て、水質検査を実施しました。検査隻数………………１６０隻（１６３隻）検査隻数のうち不適なもの… ※（１）～（４）中の（５隻（７隻））内は昨年度の実績です。船員労働安全衛生月間は終了しましたが、引き続き「労働災害ゼロ」を目指し、船員の労働災害防止に向けて取り組んでいただきますよう、お願いします。 -1-