時下益々 ご清栄のこと とお慶び申し上げます。

 )
02号 (地口183
日 医発 第10
平成 28年 1月 2 8 日
都道府県医師会長 殿
日本医師会長
横
倉
義
武
有害物ばく露作業報告対象物 (平成28年対象・平成29年報告) につい て
時下益々 ご清栄 のこととお慶び申 し上 げます。
この度、有害物ばく露作業報告対象物(平成28年対象・平成29年報告) に つ いて、
別添のとおり、 厚生労働省労働基準局安全衛生部長より本職宛に、 その周知について協
力依頼がありま した。
労働安全衛生規則第95条の6の規定に基づき、 事業者は労働者に健康障害を生ずる
おそれのある物で厚生労働大臣 が定めるものを製造 し、 または取り扱う作業場において、
労働者を当該物のガス、 蒸気または粉じんにばく露するおそれのある作業に従事させた
ときは、 事業場 ごとに安衛則様式第21号の7の有害物ばく露作業報告書を所轄労働基
準監督署長 に提出することとな っ ておりま す。
今般、 告示の 一 部が下記のとおり改正され、 平成28年1月 1日から12月 31日を
対象期間とする有害物 ばく露作業報告 (報告期間は平成29年1月 1日から3月 3 1 日
ま で) の対象となる物が新たに定められま した。
つき ま しては、 本件の趣旨を ご理解 の上、 貴会関係郡市区医師会等に対する周知方に
つ きま して貴職の特段の ご高配をお願い申 し上げます。
記
1
今 回の 告示の改正 により、 有害物 ばく 露作業の報告の対象となる物は、 別 紙に定め
る と お り で す。
な お、 「炭 化 け い 素 (ウ イ ス カ ー 及 び 繊 維 状 の も の に 限 る。 ) 」 の 「ウ イ ス カ ー」
と は、 幅 (直径) が数 “ m 程度以下の細長い針状の単結晶をいい、 「繊維状」 と は、
概ね長さが5” m 超、 幅が3“ m未満、 長さ が幅の3倍を超 える 繊維をいい ます。
2
事業者は、 平成28年1月 1日から同年12月 31日までの間に − の事業場におい
て製 造 し、 または取り扱 っ た対象物の量が500キロ グラム 以 上になっ た時は、 平成
2 9年1月 1日から同年3月 31日までの間に 所轄労働基準監督署長に報告書を
、
提出 しなけれ ばなりませ ん。
◎
基 安 発 1225 第1号
平 成 27 年 12月 25 日
公益社団法人日本医師会会長 殿
厚 生労働 省 労働 基 準 局 安 全衛 生部 長
(公 印 省 略)
8年対象・平成29年報告)について
有害物 ばく露作業報告対象物(平成2
化学物質対策に係る行 政の推進につきましては、日頃から格 段の御支援、御協力
をいただき厚く御礼申し上げます。
2号。以下「安術則」という
労働安 全衛生規則(昭和47年労働省令第3
。)第95条
の6の規定に基 づく報告(以下「有害物 ばく露作業報告」という。)は、事業場における
労働 者の有害物へ のばく露の状況を把握し、その結果、ばく霧による健康 障害が発
生 するおそ れがある場 合 には、 必要な措 置 を講じていくことを目 的としたものであり、
8年から行われ
今後、有害物対策を効果的に進めていく上で必要な報告として平成1
ていま
−
。
有害物 ばく露作 業報告の対象となる物については、「労働安全衛 生規則第九十五
8 年厚生労働省告示第
条の六の規 定に基 づき厚生労働大臣が定める物等」(平成 1
25 号。 以 下「告 示」という。)により定められています が、 本 日、 告 示 の 一 部 が 改正さ
1日を対象期間とする有害物 ばく露作
れ、 下記のとおり平 成28年1月1日から12月 3
1日まで)の対象となる物が新たに定
業報告(報告期間 は平成29年1月1日から3月3
められたところです。
つきましては、本制度の趣 旨を御理解の上、本制度が円滑に運用されるよう貴団体
の傘下事業場等 に対して下記の事項につ いて周 知いただき、有害物 ぱく露作業報
告の対象となる事業場 において適正に有害物 ばく露作業報 告がなされるよう御協力
をお願いします。
記
1
制度の概要
安術則 第95条の6の規 定に基づき、事業者は、労働者に健康障害を生ずるおそ
れのある物で厚 生労働大臣が定めるものを製造し、又は取り扱う作業場において、
労働者を当該物のガス、蒸気又は粉じんにばく露するおそれのある作業に従事さ
せたときは、事業場ごとに安衛則様式第 21 号の7の有害物 ばく露作業報告書(以
下「報告書」という。)を所轄労働基準監督署長に提出しなければならないこと。
2 有害物ばく露作業報告の対象となる物
今般の告示の一 部改正において新たに有害物ばく露作業報告の対象となる物
は、次の表の中欄に掲げる物(以下「対象物」という。)及び対象物を含有する製剤
その他の物 (含有量が同表の右欄に掲げる値であるものを除く。) であること。
な お、 「炭 化 けい素 (ウイ スカ ー 及 び繊維状 のも のに 限る。) 」 の 「ウイ ス
カ ー」 と は、 幅 (直径) が数 “m程度 以下の細長 い針 状 の 単結晶をいい、 「繊
3倍 を超 え る
維 状」 と は、 概 ね長 さが 5 “m 超、 幅 が 3“m 未満、 長 さが 幅の・
繊 維 をい うこ と。
含有量
(重量%)
物
コ ード
215
ア セ トン シアノ ヒ ドリ ン
216
1‐一アリ ルオキ シー 2, 3−エ ポ キ シ プ ロ パ ン
21 7
エチリデンノルボルネン
21 8
4 −ク ロ ロー オル ト−−フ ェ ニ レンジア ミ ン
21 9
2−ク ロロ ニ トロ ベ ン ゼ ン
220
2− (ジエ チルア ミノ) エタ ノ ー ル
2 21
2, 4 ー ジ ク ロ ロ フ ェ ノ キ シ 酢 酸
2 2 2
2,
1
%未満
6 一 ジータ ー シ ャ リ ー プチ ルー−4 一ク レゾ
0
.1%未満
0
.1%未満
0
.1%未 満
0
.1%未満
1
%未満
0
.1%未満
0
.1%未満
ール
22 3
ジ チ オ リ ん酸 ○, 0
ジメ チ ルー S − 1, 2 −
0
.1%未満
ビ ス (エ トキ シカ ル ポ ニ ル) エ チ ル 偏り名 マ ラ
チオン)
224
炭化けい素 (ウイ スカ ー及び繊維状のものに限
0
.1%未 満
225
る。)
チ オ リ ん酸 0, C
0
.1%未 満
ジエ チ ル−−○− (2−イ ン
プ ロ ピル ー6ーメ チル
4ー ピリ ミ ジ ニル) 御j
名 ダイ ア ジノン)
226
′
′
テ ト ラ ナ トリ ウ ム = 3, 3 − [(3, 3 − ジ メ
0
.1%未満
ト キ シ r 4, 4 − ビ フ ェ ニ リ レ ン) ビス (ア ゾ)]
ビ ス [5 − ア ミ ノ ー 4 ー ヒ ドロ キ シ ー 2 7 −
,
ナフ タ レンジス ルホナ ー ト] 御J名 C工 ダイ レク
ト ブ ル ー 15)
227
2, 4, 6−−トリ ク ロ ロ フ ェ ノ ー ル
228
N − ニ トロ ソ フ ェ ニ ル ヒ ドロ キ シル アミ ンア ン
0
.1%未満
0
,1%未満
モニウム塩
229
ヒ ドロ キノ ン
230
N − (ホ ス ホ ノメ チル) − グリ シ ン 偏り名 グリ
0
.1%未満
0
,1%未満
ホ サ ー ト)
231
メ タ ク リ ル酸 2, 3−エ ポキ シ プ ロ ピ ル
232
硫酸 ジイ ソプロ ピル
2
0
.1%未満
0
.1%未満
3 報告の期間等
事 業者 は、 平成 28 年1月1日から同年 12月 31 日までの間に−の事 業 場におい
て製造し、又 は取り扱った対象物の量が 500 キログラム以 上になったときは、 平成
29年1月1日から同年3月 3
1日までの間に、所轄労働基準監督署長に報 告書を提
出しなければならないこと。
3