160 号 - NPO法人自然観察指導員埼玉

和光の緑と湧き水だより 会報 Verda160 号
NPO 法人
NPO 法人 和光・緑と湧き水の会
会報 2016 年 1 月号
代表理事 高橋絹世
(462-9912)
2015 年度の身近な自然をしらべ、保全し、地域に活かす活動
和光市は都市化としての発展が続いています。地形的には武蔵野台地末端部に位置し、
荒川・新河岸川の低地の間に、特徴的な湧
和光・緑と湧き水の会
水斜面林が残されています。当会は、15 年
前からこの身近な自然としての湧水環境
身近な自然を知り、守り、活かす活動
を調査し、守り、活かす活動を続けていま
す。2014 年度には、
「和光市湧水環境調査」
活かす:理解増進
知る:調査
を行い、フォーラムを開催し、報告書を作
成しました。和光市の自然環境の貴重な資
守る:保全
料となっています。特に白子湧水群の中心
日常的な観察
の富澤湧水では、地権者の了解のもとに湧
身近な自然の大切さ
を伝え、体験する場
水の保全を進めています。その富澤湧水
26年度協働事業
28年度・環境マップ作り
が、2015 年 12 月に都市緑地法により「白
和光市湧水環境調査
子宿特別緑地保全地区」に指定され、保全
の第一歩が築き上げられました。また、富澤湧水や大坂ふれあいの森でのボランティア
体験事業が、今年度緑の埼玉づくり県民提案事業に取り入れられ、「環境ボランティア
体験会」及び観察会を開催し、小中学生や市民に、都市部の湧水環境の重要性を伝え保
全に参加してもらうことが出来ました。会の基本的な保全活動(白子湧水群、和光樹林
公園、新倉ふれあいの森)に加えて、下記に示した観察会やフォーラム事業を今年度行
いました。自然の保全活動には、延べ 200 名、観察会(和光市民祭りも含む)やフォー
ラムには延べ 800 名が当会の活動に参加しました。今年度はボランティア体験など環境
保全活動に広がりが得られました。次年度は、湧水環境調査を活用して「和光市環境マ
ップ」を作成する予定です。
2015 年 観察会、ボランティア体験会及びフォーラム事業
湧き水環境フォーラム・和光
1 月 29 日
和光市白子・参加者 80 名
カタクリと二輪草を訪ねるエコツアー
4月4日
和光市市内・参加者 40 名
林間学校のプレ自然観察体験
6 月 25 日 7 月 4 日
第 4、第 3 小学校・参加 150 名
お茶の水女子大学地理巡検湧き水を訪ね
る
6月4日
成増から和光市白子・参加者 40 名
白子湧き水生き物観察会
9月4日
白子 2 丁目湧水群・参加者 30 名
和光の宝 白子湧水群の保全ボランティア
体験会
7 月 24 日 10 月 25 日
親子和光湧き水散歩
11 月 28 日
つつじ祭り・白子宿湧き水めぐり
4 月 29 日
白子地域湧水群・参加者 30 名
新倉ふれあいの森・春の野草観察とタケノ
コ掘り
4 月 27 日
新倉地域・参加者 50 名
樹林公園・昆虫さがし森あそび
11 月 7 日
和光樹林公園・参加者 30 名
富沢湧水と大坂ふれあいの森
・参加 50 名
中央公民館から白子湧水群
・参加 30 名